駅前糸脈

後期高齢の内科臨床医

2014-01-01から1年間の記事一覧

職員が仕事納めの挨拶

いつの頃からか、仕事納めの日には職員が揃って「今年一年お世話になりありがとうございました。来年も宜しくお願いします。」と挨拶してくれるようになった。当院では受付主任や看護師長といった役職を置いて居ないのだが、自然発生的に組織的に動くように…

クレイジーワールドを持つ男達

このところ天気が落ち着き、年末らしい冬空の元今年最後の診療のため出勤してきた。最後の日は例年さほど込まないので、落ち着いた診察が出来るだろう。 定年退職になる方によく何かご趣味はと聞く、以外に**が趣味でと言われる方は少ない。照れくさいと…

早いインフルエンザの流行

今年は十二月に入ってからぽつぽつとインフルエンザ(A型)に罹った患者さんが受診され、十五日過ぎからは毎日五、六人受診されるから現在流行していると言ってよいと思う。例年は年明けの一月か二月に流行ることが多く、十二月や三月に流行することは少な…

秘密の味

MR(製薬メーカーの情報提供係)にはグルメ?で通っているようで、美味しい店を教えて下さいとよく聞かれる。贔屓にしている店をいくつか教えるのだが、教えない店も数軒ある。それは妥当な値段でとびきり美味しく、落ち着いて食事が出来る店だ。 別に意地悪…

減ったカレンダー

出し抜けのしらけ選挙に寒波で、なんだこれはという年末になっている。患者さんが懐も寒いですからと苦笑いをする。 毎年、この時期になると薬品メーカーがどっさりとカレンダーや手帳を持ってきてくれた。昨年やや少ない印象があったのだが、今年はめっきり…

翼を持ちたい

未だ薄暗いのに、新聞を取りに庭に出ると小鳥のさえずりが聞こえた。彼等の出勤時間は早いらしい。 赤い鳥の「翼を下さい」は歌い継がれて行く名曲だ。誰しも翼が欲しいと思う時があるしあったと思う。 確かに人には翼のある鳥が自由に飛んでいるように見え…

百聞は一見に如かずでもない

今朝も寒い、幸い風がないので体感温度はさほどでもなく、手袋をして早足で駅までやってきた。いつもスカートのお姉さんが今日はスラックスでホームに立っていた。今年の仕事もあと五日、光陰矢のごとし。一年が早いねえと何度も聞く毎日だ。 最近とみに疲れ…

きら星の中で

映画は洋画が好きだ。おそらく、子供の頃母親の好みで洋画を見ることが多かったせいだろう。吹き替えは嫌いで、必ず字幕で見る。最近は年に十本くらい見ている。 女優と言えば美人で魅力的な人が多いわけだが、余り有名でない飾らない感じの人が好きだ。最近…

天体観測と患者観測

今ではコンピュータを使った補正がされるので天体観測のずれは問題にならなくなっているようだが、半世紀以上前は天体観測にも観測者による誤差があり、その誤差には観測者の癖というか個性が出ていたようだ。 医療界では未だ個々の患者さんの予後を予測する…

未だ進歩したい

今朝も寒い寒い。手袋をして出てきた。クリスマス前の厳しい寒波、冬将軍のメッセージかも知れない。これからも今まで通りとはいかんぞ。 同年配のE先生、落語と語学が趣味。 最近の落語家じゃあ誰?、「西の文珍、東の小朝ですね」。 「小朝って、そんなに…

春はまだ遠い

十二月半ばに春は遠いとはとぼけたことをと思われるかも知れない。しかし忘年会で町に出て感ずるのは妙な淋しさだ。この印象には冷たく寒々とした印象を与える青色発光ダイオードや師走選挙で出足の悪かった夜の客足の影響もあるだろう。 しかし根本的には財…

印象派は好みだけれども

マネもいいがモネが好みで、印象派を愛でてきた。どうもこの印象という言葉がこの一群の絵画に相応しいかどうか難しいところだ。意味のある言葉に落としてしまうとそれに引っ張られてしまうので、場所や時代あるいは代表的な作者の名前を組み合わせた呼称の…

責任は国民に

寒い日が続き、寒さが身に凍みるが口から出そうなのは、言うまいと思えど冬の寒さかなではなく政の危うさかなだ。フライングスタートで逃げ切り、後出しじゃんけんで白紙委任を持ち出してくる。アベノミクスを問うたはずで信任を得たのはアベノミクスだけ、…

小さいけれども、変化はあった

今朝は気持ちの良い朝だが、そうでない政治家も多いと思われる。 国民の選挙への関心は薄く、代わるべき政党が見当たらなかったか、変化を選ばなかった。唯一、真の野党を自任する共産党が議席を増やした。これは国民の声を反映したものだと思う。選択され…

寒い朝、水面に映る影

寒い朝、覆されたゴミ箱の脇に佇む黒いカラス。近づく足音に漸く飛び去る。雀が減り、カラスはしぶとく生き延びているようだ。 盛り上がらない選挙はそのまま投票日を迎えた。唯一の発言の機会が、忘れられている気配がある。国民には投票以外に発言の機会は…

忘れられる本人の意思

元気な時に意思表示をされていたごく少数の患者さんを除いて、終末期を迎えた患者さんの治療は家族の意向に沿って行われることが多い。 よくあって戸惑うパターンは遠方からの電話や駆けつけた親族の意向だ。嫌な思い出もいくつかある。三十年くらい前、総合…

過ぎると冷気が凍み入る

昨日講演会の前に二十分ほど時間があったので、少し伸びた髪を切って貰おうと早い安いの整髪屋に入った。きちんとした床屋と整髪屋を交互に使い分けているのだが、早い安いの整髪屋は職人が十人くらいローテーションしていて、なかなか馴染みに慣れないのが…

パタゴニアの絶壁を登る男達

「クライマー パタゴニアの彼方へ」という映画を見た。パタゴニアにセロ・トーレという3012mの、難攻不落の岩山がある。頂上までの数百メートルは殆ど垂直の岩壁で、しかもパタゴニア独特の風速60m以上の強風がいつ何時吹き始めるか分からない場所に…

君知るや安倍の国

今朝は少々眠い、真夜中に患者さんが亡くなり2-4AM眠りを中断された。年寄りのせいか一端起きてしまえば、なんとか一日働けそうだ。 国民と野党には思いがけぬ師走選挙、自民党の圧勝と報じられている。野党があまりにもお粗末とはいえ、安倍政権にお墨…

なるほど、「ゆかいな仏教」

本屋で目に止まったのでつい買ってしまった「ゆかいな仏教」サンガ新書60は、「不思議なキリスト教」よりも面白かった。橋爪大三郎さんと大澤真幸さんの対話議論によって、仏教が解説されて行く。キリスト教の時は、お二人の興味主体な部分を、やや批判的…

コンピューターには分からないだろう勝負の綾

昨日のNHK杯は囲碁将棋共に大熱戦で面白かった。私の様な下手の横好き、ヘボザルには解説者が重要である。 将棋の解説は中村太地六段。将棋だけでなく常識のある優秀な好青年で、感じの良いわかりやすい解説をしてくれた。 佐々木勇気五段は関東の若手有…

何処吹く風

保守的な若者と言えば半世紀前なら形容矛盾のように感じられただろう。その頃は二十歳で革新的だったが五十歳で管理職になって保守的になるのが、自然な変化と思われていた。考え方を麻疹や高血圧症といった病気の好発年齢のように捉えるのには異論もあるだ…

ノー婆さん

初診では風邪のようでも一通り食習慣家族歴などまで聞く。それこそ寿限無寿限無と同じで、言い慣れているのでどんどん定型質問が口から出てくる。 喉が痛くて鼻水が出るという女性が来られた。初診である。七十七才だからまあ、婆さんと呼んでもよいお年頃、…

患者の質問にどう答える

患者さんとありとあらゆる話をするのだが、肝心要は病気の事で生活習慣の指導や治療方針など、できるだけ最良となるようにお話ししている。素直な方が多いのだが、難しい患者さんも居られる。難しい患者さんも色々あって、理解力の乏しい方、我が儘な人、自…

隙間のつむじ風

昨日、介護保険審査の帰りに、又本屋に寄ってしまった。我慢して二冊しか買わなかったのだが平積みを一覧、棚を一瞥してきた。 なんだこれはというのは自称?名医の医者の悪口本の多さだ。悪名高い?近藤誠氏はともかく、どうして我も我もと不確かなことを不…

塩胡椒で旨い肉には

昨日は内科役員の忘年会で評判の焼き肉を食べた。韓国式と鉄板焼きの中間の方式で何種類かの肉を焼いて戴いた。肉そのものが良質で確かに旨い。塩胡椒山葵にタレの四種類の薬味が用意されている。 私よりも若い人ばかりのせいか、しょっちゅうあちこちで焼き…

肯きおじさん達に一言

突然の冷たい北風が吹き荒れている。まるで不意打ち選挙の公示日に合わせているかのようだ。 フライングスタートを切って、足並みの乱れる野党を尻目に逃げ切ろうとする安陪首相肝いりの師走衆議院選挙が今日公示される。 アベノミクスを争点と掲げる絡繰り…

医学の難しさ

医学部に入学するのは相変わらず難しいようだ。進学校ではお前は成績がいいから医学部へ行けなどと言うところもあるらしい。残念というか遺憾というか、臨床医に最高の学業成績は要らない。勿論、優秀な頭脳の持ち主であることは必要であるが、進学校で一番…

今其処にある危機

私のような内科医臨床医でさえ、日本経済の病気が重症なのはわかる。それは医師でない、一般人でも重症の病人を見れば、なんだか病気がありそう、医者に診て貰った方がいいと思うのに似ている。 ただ日本経済の病気は個人商店と違い、図体が大きく検査データ…

過ぎたるは手に余る

今日も雨、それも本降りだ。十一月にこんなに雨が降るのは珍しい。田畑に恵みの雨とはいうが、これでは多過ぎる。干ばつの地域に送ることはできないものか。火星に人を送ろうという計画がある時代でも、まだ難しいようだ。 「お忙しいですか」とよく患者さん…