自然となかよしおじさんの“ごった煮記”

「風を聴き,水に触れ,土を匂う」。知的好奇心無限大のおじさん日記。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

クモヘリカメムシとエノコログサ

庭に生えたエノコログサの穂に,クモヘリカメムシがいっぱい。イネやイネ科植物の汁を吸うことで知られています。これが水田に発生すると,大きな被害を受けることに。 口を突き刺して吸汁しています。 なかには,複数の個体がいる穂も。 これは四匹。 上か…

大発生,ホオズキカメムシとその卵

今,カメムシが地域で大量発生しています。病虫害防除所から病害虫発生予察注意報という,いかめしい名の付いたお知らせが出ています。 我が家の畑では,ジャガイモに続いてピーマン類にホオズキカメムシがわんさか付いています。おまけにニジュウヤホシテン…

ショウリョウバッタモドキの幼虫?

自宅の畑にて。 ナスの葉に見慣れないバッタがとまってじっとしていました。はじめはオンブバッタかなと思ったのですが,背部に赤い色が帯状に伸びていて,まだ幼虫であることから,そうではないと判断。調べると,決定的なことはいえないものの,どうやらシ…

アゲハの卵に産卵するキイロタマゴバチ

アゲハのなかまたちにとってキイロタマゴバチは困った天敵です。キイロタマゴバチにとってアゲハの卵は格好の繁殖場所です。「よくもマア,こんな小さな卵を見つけて産卵することよ」。そんなふうに思いますが,タマゴバチの体長と比べると,卵は2倍。2倍…

夏! 虫の目写真シリーズ(6) ~オオカマキリの幼虫~

早朝の畑にて。 ナスの株で,カメムシとニジュウヤホシテントウなど害虫を捕っていたらいたら,オオカマキリの幼虫がいました。ここでどんな獲物を待っているのかわかりませんが,わたしが退治したい害虫なら大歓迎。 そんなことを思いつつ,虫の目で記録し…

ミナミヒメヒラタアブの産卵行動

マキの木でミナミヒメヒラタアブが数匹産卵行動をしていました。この木にはアブラムシがあちこちたくさんいて,アリも登ってきています。 見ていると,産卵する姿が何度もありました。 めったにトリミングはしないのですが,今回は特別に卵の様子をご覧いた…

夏! 虫の目写真シリーズ(5) ~続々 ヤブキリ~

庭のマキの葉を見ると,ヤブキリのオスがいました。成虫なので,葉に溶け込む体色をしているもののかなり目立ちます。我が家はどうもヤブキリに縁がありそうです。 驚かさないように注意深くレンズを向けました。夏の陽射しを浴びて,気持ちよさそう。空の雲…

学校と除草剤

ある小学校前を自動車で通りかかったとき,そこの斜面が妙に褐色になっていました。自動車が近づいたとき,それは斜面を覆う草々であることがわかりました。ここの直接の管理者,つまり管理職が除草を簡単に済ませようと散布剤を撒いたのでしょう。 とても印…

ヒメクロオトシブミの観察 ~続々 幼虫~

梅雨で雨が続きます。雨が上がっているとき,コナラで再びヒメクロオトシブミのゆりかごを発見。二つです。雨で湿っています。 それを持ち帰って,一つだけ割ってみました。どれぐらい成長しているのか,確認するためです。もう一つはそのまま置いておくこと…

モンキチョウ,卵どっさり,孵化たっぷり(続々々)

本シリーズの締めくくりです。誕生直前の卵の内部をご紹介します。もちろん,外から卵殻をとおして見える様子です。意外とリアルな姿が迫ってきます。 薄い皮の向こうに顎がくっきり。それに,機械感覚毛と根元のソケットも。 頭部の側単眼,顎,そしてから…

シロコブゾウムシの食欲

ゾウムシということばからは,硬い口吻を突き刺して果実から汁を吸い取ったり,実に穴を開けて卵を産み付けたりといったイメージが広がりがちです。じっさい,ビワやカリンの実の食害といったらとにかくスゴイですから。いったいどこからやって来て,どうし…

初めまして,アカシジミ

朝,仕事場で掃除をしていると,見慣れないチョウが床にじっとしていました。なんだか寝ぼけているみたいな感じです。赤っぽいシジミチョウで,初めて見る姿なのです。 調べてみると,名はアカシジミとわかりました。翅を広げないので,これでは表側の様子は…

(続) シロコブゾウムシの産付卵

シロコブゾウムシの孵化及び幼虫について,ネット検索してみると卵が数例ヒットするだけです。孵化と幼虫については皆無です。そのような特定昆虫にこだわって観察する人はないようです。 ということは,わたしの観察心には希少価値があるのかもしれません。…

モンキチョウ,卵どっさり,孵化たっぷり(続々)

結局,モンキチョウの孵化が本番を迎え,わんさか続きました。同じ日に産み付けられたか,同一個体が産み付けたか,いずれかでしょう。観察には申し分のない機会に恵まれました。 そのうち,2例を画像でご紹介します。 前方向からの撮影がいちばん。頭をぐ…

シロコブゾウムシの産付卵

さて,数日経って葉を点検してみると,意外にもそれらしいものが見当たりません。もっともっと見てみると,一枚の葉の一部が折られたようにくっ付いたのがありました。恐る恐る開いてみると,アッター! 卵があったのです。それも5個! 長細くて,1mmと…

セスジスズメ,カラスビシャクで孵化

セスジスズメの卵と幼虫があちこちで見つかる時期になりました。 畑で除草作業をしていると,カラスビシャクが葉を広げていました。裏返してみると,孵化間もない幼虫が何匹も。その中で,まだ孵化していない卵がありました。それらはきょうだい。ということ…

夏! 虫の目写真シリーズ(4) ~続 ヤブキリ~

同じ日,日が昇ってからもう一度見に行くと,ヤブキリは同じ葉にいました。幸い表側だったので,「光をうまく利用すればよい構図がものにできるかもしれない」と思いました。それで,再び虫の目でとらえることに。 日差しは左からすこしばかり。昆虫は目がい…

ジャガイモ栽培記(9)

蕾にネットを被せた結果をお知らせします。繰り返しになりますが,この実験観察,虫媒花なら結実に昆虫がかかわっているはずで,ネットで覆えば昆虫が入れなくなるために実を結べないだろうという予想にもとづいています。 茎先に付いた蕾群に付けたネット数…

夏! 虫の目写真シリーズ(3) ~ヤブキリ~

日が昇る前,早朝の畑にて。 早起きをして,たまたま自宅脇にある畑に行きました。すると,ナスの葉に大きなヤブキリがとまってじっとしていました。もう成虫になっています。その見事な大きさと堂々としたスタイルに圧倒され,虫レンズで覗くことに。 葉に…

ジャガイモ栽培記(8)

この程,ジャガイモを収穫しました。収穫前に実の様子を撮影しましたので,ご紹介します。なお,はりまるは今年はなぜか花がまったく咲かないままに終わりました。開花・結実に関してはなかなか気難しい品種なのかもしれません。以下の写真はホッカイコガネ…

モンキチョウ,卵どっさり,孵化たっぷり(続)

卵を採取した当日,運よく三つの卵が孵化しました。その様子を写真二枚ずつご紹介します。 その1。誕生の瞬間です。触角をつかさどる機械感覚毛が光っています。 ぐっと身を乗り出しました。 その2。頭を出してからすぐに出る場合,ゆっくり出る場合,いろ…

ヒメウラナミジャノメ,再び採卵から(2)

5月31日(日)。色が薄くなってきました。 6月3日(水)。褐色っぽくなってきました。 6月4日(木)。早朝。確実に孵化が近づいています。 その他の卵の様子を見ると,色の濃い部分があります。それらは目と口です。からだが形成されつつあるのがよくわ…

モンキチョウ,卵どっさり,孵化たっぷり

畑仕事をしていると,たまたまモンキチョウがシロツメクサ群落で産卵中なのを目撃。目で追っていると,たしかに近くで集中的に産み付けています。今度はあとを追ってみることに。 産卵姿勢に入ったときの葉を覚えておいて,すぐ葉を採集。産卵するごとに採集…

シロツメクサにあるこの卵,なあに(3)

セスジスズメの幼虫はさっそく卵殻を食べ始めました。このときの体長は,葉下の目盛りで見ると4mmほどです。 とにかくよく食べます。 休むことなく食べ続けます。 顎がくっきり。 おしまいまで食べ尽くします。 もう驚きの一言に尽きます。 幼虫は,我が家…

ジャガイモ栽培記(7)

これはまた別の花で見たコハナバチです。 葯をかじって花粉を食べているのでしょうか。 花から花へ。そこでも葯を噛んでいるようです。 送受粉にどれほどかかわっているかわかりませんが,ジャガイモの花を巡る物語は確実に展開されているのです。

シロツメクサにあるこの卵,なあに(2)

採取日翌日の早朝。普段以上に早く目覚めました。それで,もう孵化済みだろうなと思いながら卵を見ると,なんとまだ! ほっ。 さらによく見ると,口の辺りが動いて孵化寸前の様子です。なんだか,虫の知らせのような。ほんとうに孵化が始まりました。口の動…

ジャガイモ栽培記(6)

蕊先でなにやらごそごそやっているのはコハナバチのなかまです。 よほどお気に入りの様子です。 近づいてみました。からだに付いた粉は花粉でしょうか。 おやおや,おしっこをしました。 これなら受粉して当たり前という格好です。 これはまた別の花。コハナ…

シロツメクサにあるこの卵,なあに(1)

シロツメクサ群落でモンキチョウの卵を探していたときのこと。葉の裏に妙な卵が付いているのが目に飛び込んできました。「こんな卵があるわけがないけど……」と思いながら撮影しておきました。卵の中にはもう口が薄っすら。 この姿を見て浮かんだのがセスジス…

ジャガイモ栽培記(5)

キリギリスがのんびり。花弁でも食しているのでしょうか。 相変わらずツマグロキンバエが動き回っています。 ニジュウヤホシテントウはジャガイモの大敵です。これが発生すると葉が相当に傷みます。葯がこんなに窪んでいるのもテントウムシのせいでしょう。…

ジャガイモ栽培記(4)

今シーズン,ジャガイモの花を巡る昆虫たちの話題には触れないままでいました。これは他の話題がたくさんあり,取り上げるゆとりがなくなったためでした。ここで,ジャガイモの花と生き物たちの物語を振り返ります。 この甲虫はいったいなにを探しているのや…