自然となかよしおじさんの“ごった煮記”

「風を聴き,水に触れ,土を匂う」。知的好奇心無限大のおじさん日記。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

意外な出合い,アサギマダラ(続)

ところが,ところが,びっくりすることが重なっておきたのです。 同じ日(10月30日)の午後,アゲハの庭園傍の畑で作業をしているとき,アサギマダラが飛来したのです。風に乗って,ひらっひらっと庭園上空を優雅に舞いました。大急ぎで捕虫網を取り出し…

意外な出合い,アサギマダラ

我が家で直に確認したアサギマダラは,これで3回目。といっても,今回はシュウさんが今朝(10月30日)早々,我が家に持ち込んで来られた個体です。 シュウさんは田の耕作に忙しい方で,早朝から田に出かけて管理・耕作に勤しんでおられます。そのとき,…

サツマイモの花!(8)

胚珠を観察したくて,子房を解剖することにしました。 まず,萼と花弁を除いて子房の膨らみを確認しました。オレンジ色の部分は蜜腺ではないでしょうか。オシベの根もとにあるもじゃもじゃの毛は,蕊を保護するとか,蜜が簡単にとられないようにとか,なんら…

サツマイモの花!(7)

花粉が付かない場合,柱頭にどんな変化があるのでしょうか。24時間後,褐色に変わるのかどうか。その他の変化が見られるのか。48時間後はどうか。それを調べてみました。 開花している時点での柱頭の様子です。 上写真を撮ったときから,6時間が経過。…

葉菜を食べる幼虫,アオムシ

野菜を栽培していると,厄介なのは虫退治。 我が家の今の被害状況は,ホウレンソウ,ミズナ,ダイコン,カブ,……。家族が食べる食材なので,極力農薬を使いたくありません。適当に放っておくと,どんどん食べられます。ミズナは完全にレースみたいになってい…

サツマイモの花!(6)

サツマイモの花を訪れる昆虫のことが気になって,改めてその畑を訪れることに。新しい道具はルーペ。 花を調べ始めて,すぐ目に入ったのはアリです。 花の奥はどうなっているのだろうと,いつもの好奇心が湧いてきました。さっそくルーペで覗いてみると……。…

サツマイモの花!(5)

今度は,柱頭に花粉を付けて付けて観察することにしました。人工授粉の要領です。白い柱頭に、白い花粉を付けるのですから,なんとも輪郭がはっきりしない光景が開けます。それで,光を横から当ててみました。 花粉がどっさり付きました。柱頭の大きさと比べ…

サツマイモの花!(4)

今度は,花弁を取り去って蕊の様子をかんさつすることにしました。撮影にあたっては,蕊に立体感をもたせるために横方向から光をあてました。 花の咲き始めでは,オシベがメシベをしっかり包むようにしています。このとき,メシベは受粉可能な態勢なのでしょ…

サツマイモの花!(3)

持ち帰った花を調べました。初歩的ながら解剖学的な手法でしくみを探るのです。 外から見たメシベ。“サツマイモならでは”の特異な柱頭です。ぼこぼこっとした形状は,もちろん,花粉を受け取りやすいはず。 花を縦方向に切って,断面を観察しました。メシベ…

サツマイモの花!(2)

近寄って花の写真を撮りました。ヒルガオ科の花らしい姿が,きれいな曲線を描いて開いています。 花の奥は色が極端に濃くなっていて,ちょうど中心部にめしべがニョッキと頭を覗かせています。花に「どうしてそこは濃い色なの?」と尋ね,答えてくれるとすれ…

スダチの一枝にホソヒラタアブの幼虫(続)

ホソヒラタアブの幼虫がいるスダチは,ガレージのすぐ前にあります。毎日そこを通るので,思い出しさえすれば,様子を確かめることはなんでもありません。 数日後のこと。「幼虫はどうしているかな」と思い,見てみました。すると,葉柄の部分にからだをくっ…

サツマイモの花!(1)

つい先日のこと。マイカーで市内を走っていて,交差点に差しかかり,赤信号で停まったときの話。 ふと脇の畑が目に入りました。瞬間,サツマイモの花が目に飛び込んできたのです。「びっくりしたなあ! もう!」。ピンクがかっていて,アサガオの小さな花を…

キンエノコロ紙!

秋は野草たちにとっても実りの季節。充実した種子が穂先に付くイネ科植物が目に付きます。キンエノコロもそうです。穂が金色に輝いて,それらがかたまってすっくと伸びているのを見ると,秋だなあとほんとうに思います。夕方にでもなって,その先に赤トンボ…

コスモスの花弁から紙が!

秋はコスモスが似合います。見聞きする情報からは,各地のコスモスの話題が伝わってきます。 我が家のすぐ隣りにも,コスモスが咲き誇る畑があります。 畑の持ち主が,いろんなものを栽培してたのしみたいというおもしろい発想の方で,集落でもこの一角だけ…

スダチの一枝にホソヒラタアブの幼虫

我が家のスダチの木は,古木といってもよさそうです。相当に古く,毎年のようにしっかり実を付けます。今年もどっさり実っています。一個一個の実が大きいなあという感じがします。 そして,ふだんはそこにアゲハが飛来したり,産卵したり,はたまたそれを食…

虫の目写真,展示中

今凝っているのが虫の目写真。これは,虫の目になった気分で虫やら虫周辺の環境やらを見るというジャンルで,写真としては比較的新しい世界だといえます。撮影に使うレンズは『虫の目レンズ』と名づけられたとくべつなものです。わたしが愛用しているレンズ…

キチョウの群れ

ウォーキング中に見かけたのが,キチョウの群れ。ある畑のうえを群れて舞っていました。ざっと見たところでは10頭ぐらいはいたでしょう。盛んに舞っているので,「なにかあるのかも」と思い,畝を見ました。そこには野菜苗が植えられ,化成肥料が置かれて…

アカタテハの蛹,ひさしぶりの出合い

ひさしぶりといっても,アカタテハの成虫は時には見かけているものの,蛹は久し振りです。そんなわけで,今日10月15日(木),昼休みのウォーキングで見かけた話題を一つ。 昨年も同じ時期に同じ場所で見ているので,「今年も同じように見るだろうな」と…

野草紙づくりの取材訪問

10月13日(火)。晴れ。 東京からお客様(雑誌編集者/Kさん)をお迎えしました。野草紙づくりを取材するために,はるばる来られたのです。 取材は紙づくりの工程,漉き道具づくり,作品群についての聞き取り等,時間をかけて行われました。野草紙づく…

トウモロコシの葉紙

一本のトウモロコシには大きな葉が何枚か付いています。この葉で太陽の光をたっぷり受けて光合成を行います。光合成によってつくったでんぷんを本体の成長に使うとともに,種子を充実させるために使います。 大きな葉を支えているのは,もちろんそれなりに丈…

アゲハの庭園にて(3)

10月7日(水)。ビニル袋作戦が大当たりして,蛹化が随所で見られます。随所といっても,袋の中なので大助かりです。袋を外して写真に収めました。 終齢幼虫,前蛹,蛹が一場面で見られます。あちこちの葉には糞がたくさん残されています。 朝日を浴びて…

ベニシジミの産卵

10月9日(金)。観察のタイミングがよくて,偶然印象的な場面が目撃できることを“観察運がよい”と言い表すことができるとすれば,今日の例もその一つに入るでしょう。 勤務中に施設周辺で整理作業をしているとき,敷地の片隅に生えたスイバの傍を通りかか…

庭のレモンの木では今(1)

アゲハの庭園にあるレモンの木。大して背は高くなく,今年やっと実が一つ生った若木です。それに,アゲハの仲間が結構訪れて卵を産付していきます。今秋はスゴイ状況です。アゲハ,クロアゲハ,カラスアゲハが一堂に会しているといったふうなのです。全部で…

昆虫観察会

10月10日(土)午前10時。科学館から依頼があって,昆虫観察会に出かけました。科学館周辺の草むらで昆虫写真を撮っているという事情から,情報提供者として協力しました。 ふつうなら昆虫がたくさん見られる草むらは,すっかり草が刈り払われていて,…

ダイコン紙

ダイコンが育っています。わたしの場合,播種時,数粒を一カ所にまとめて蒔くので生育が始まるとどうしても間引かなくてはなりません。この間引き菜は,食卓の味覚としてなかなか魅力があります。わたしの場合,ピリッと刺激があるところがなんともいえず食…

ミズナ紙

ミズナは,葉を食べる野菜です。葉菜は,品種改良が重ねられて,おいしさと消化のよさが評価されている野菜だといえます。 ミズナを見ると,葉柄が束になったように大きな株を形成しています。これを食べると,いかにも植物繊維があるなあという歯応えを感じ…

ジャコウアゲハ観察記(その349)

10月6日(火)。夕方のこと。国勢調査員で担当区域を回っているときに,ヨッさんに出会いました。 「あんなあ,ジャコウアゲハの幼虫のことやけど,変な虫にようけたかられて食べられてしもうたんやな。それを写真に写しとるさかい,見てえな」。そういっ…

ススキ紙!

ススキは秋の七草の一つ。この草ほど,日本人に馴染みのある野草はないといっていいほどよく知られた野草です。 このススキを素材にして紙をつくるのはとても魅力あることです。というのは,イネ科植物なので良質の紙がつくれる期待が持てますし,実際扱いが…

ルリタテハの蛹化場面

アゲハの庭園で地面付近の前蛹を採集。ほんとうはそのままの場所で観察したかったのですが,位置や蛹化時間帯やらがあって,室内に持ち込んだのです。そうである限り,きちんと見届けなくちゃ。そんな思いで観察を続けました。 観察をしているうちに,蛹化が…

チカラシバ紙!

秋,道端や畦にはイネ科植物チカラシバがたくさん生えてきます。チカラシバを漢字で書くと“力芝”。名の通り,この株を力を込めて抜こうとしてもけっして抜くことはできません。それだけ根が土を抱いて,地中に張り巡らされているのです。 地上部の茎も相当に…