数日前、目の前の景色に虹が現れた。
虹といっても、空に浮かぶ虹ではない。
メンタルが限界に達した時に、現れる現象で、デジタルのいくつかの原色がギラギラと染色体のように少しうねりをきかせながら、断片が現れる。
視界に少しばかり現れ始めると、それは止むことなく増えていき、目の前の景色を覆おうとする。
そうなると、横になって目をつぶり、それが過ぎ去るのを待つしかない。
目を閉じても、その景色はまぶたの裏側で続いている。
この前久しぶりにその虹がやってきた。
いつも通りに横になって目をつぶった。
虹は広がりを増していき、
「もうどうにでもなれ。」と私の中の何かが言った。
すると、虹は消え去っていた。
心身というのは、こんなにもつながっているものなんだと、改めてそう感じた。
その日からだったか、その翌日からだったか、私の中に現実的な自分が現れた。
私の体の中、胴体の中心にしっかりと立っている。
この半年間の苦労、それは自分の直感に傾きすぎた日々だったのかもしれない。
そして世間の目、自分がよく思われたいという願望、人から下に見られたくないというプライド、
翻弄されたのだろう。
創造性のある自分、直感に従うことを優先してきた自分、これでやってこれた。
この半年間の出来事は、それをもろくも崩れさせ、一掃せざるを得ない、こんな苦しい日々があっただろうか。
虹の後に現れた現実的な自分。
もうどうにでもなるんだ。