教員ヘタレ日記

教員やってた頃の日記と日頃思う事柄だよ

職員会議が変わった

とおーい,むかーし,むかしのお話だよ〜

学校は自らの生命力を失った

校長の権限が法的に保障された

職員会議では活発な発言が交わされて,ベテランも若手も積極的に参加してた.
職員は持ち回りで議長や書記が割当たり,採決で決まったことを校長がひっくり返すことはほとんどなかったよ.

そのころの学校は,教員一人ひとりの判断で動ける部分も多く,しかし一方では教員同士の助け合いも随所に見られて「みんなで学校をつくっていく」っという意識が強かった.

そんな中,2000年に「学校教育法施行規則」の一部が改悪,いやいや「改正」されたよ.

校長の学校に対する管理運営の権限が保障されたんだ.

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakko-hyogiin/05111801/002.pdf
文部科学省

  • 校長の職務の円滑な執行に資するため、職員会議を置くことができる
  • 職員会議は、校長が主宰する

職員会議は学校の管理運営に関する校長の権限と責任により,「校長の職務の円滑な執行を補助する機関」となった.
職員会議が「校長の補助機関」になったんだ.

その結果,

  • 「議長」は「司会」へ
  • 「書記」は「記録」へ
  • 採決なしないし,校長決裁もない

と変わった.
そして,職員会議の前に主任会議を開いてし,職員会議にかける議題を精査することになったよ.
これで,職員会議では何も採決する必要がなくなり,事前に主任会議で決まったことを説明する・説明を聞く場に変貌した.

本音や正論は言わない雰囲気ができて,形式的な会議も増えてきた.

学校は自らの生命力を失った

ところが,職員会議が学校全体のものから校長のものになったおかげで,質問する人はいるが,発言する人は減った.
採決がなく,決定事項を伝達するだけの場だから意見しても何の意味もないよ.

これは,職員会議以外にも影響を及ぼした.
普段の業務で助け合いの精神が失われた.
毎日が職員同士の競争になった.
若い世代を中心に従順な教員が増えた.
いや,従順な者しか採用されない.

教員は単なる駒になり,学校は自らの生命力を失い,外部からの栄養で養われる機関に変貌した.