
重森三玲庭園美術館
<六日目 11月7日(木)続き 晴れ>京都に戻りました
「ROKU KYOTO、LXR Hotels&Resorts」
上の地図で右上 ヒルトン系列 京都における最上級ホテルの1つです
唯一の欠点は交通の便が悪いこと タクシー利用が常識になっています
地図上で 一番北に楕円で示されている京都市バス道に出るにはどこを
通ればいいのですかと女性の従業員に尋ねるも 即座に回答得られず!
ようやく回答を得たものの18:00までに時間が無いと不満をぶつけ
ゴルフカートで通れる限界である 赤線の途中まで送ってもらえました


青豆のムースからスタートです
レストラン「ボルドー」も本日が3回目で コース概要は知っています
妻はスマホに夢中 料理の内容を聞き 忘れないうちに入力しています


左:ズワイガニとジロール茸 赤ピーマンのソース
右:白ワインで調理した帆立と野菜のラタトゥイユ


左:フォアグラのテリーヌと赤ワインのジュレ 右:牛蒡のスープ


左:オマール海老にオレンジのソースとかぼちゃのピューレ
右:牛ヒレ肉と赤ワインのソース


左:羊とクリームチーズ 右:ライチのソルベとフランボワーズのムース
最後のデザートは ワゴンで運ばれて来て「どれでもどうぞ」と
妻は「少しずつ全種類を」と 私も同じと・・・コース名物です
少しずつのサーブ後 丸い円が欠けますがどうするのでしょう?


想定以上に分厚く切られサーブされ 満腹をさらに超えました
ワインはグラスワインで一杯ずつ注文しました 美味しかった





一日疲れました お休みなさい
<七日目 11月8日(金)晴れ>京都の重森三玲作品を巡ります


朝食は7:00から 一番乗りを目指します



朝食会場全景です(一番乗りだから全景が写せるのです)


外が見える席を確保


ビュッフェでの選択とは別に 特別なジャパニーズコースも注文可能
食後に薬を服用するため 水を依頼すると 右の白湯が出されました


ホテルから金閣寺前バス停まで20分歩きます タクシー道でした
(私が早朝5:30から 道順とバス停を事前調査しておきました)
本日は地下鉄・バス一日券を使い バスを乗り継ぎ松尾大社に到着




今回の京都では 重森三玲氏の作庭寺社を 可能な限り巡ります
今まで来ていなかった松尾大社も氏の代表作品の一つであり訪問


3本で500円 構えはいいのに樽の中に命中できず 全部はずれ


「お酒の神様」として名高く 全国の酒造会社から酒樽が奉納されます
酒造りの始まりは 酒造りを得意にしていた秦氏が当地に住み始めたから
大社の奥に「亀の井」という霊泉あり「この水でお酒を醸すと腐らない」
といことから 室町時代以降 松尾大社は「日本第一酒造神」と呼ばれて
全国の酒造家からの信仰を集めるようになりました

「醸造祖神」と記載がありますね


松尾大社からはバスを乗換え 祇園で下車「いづ重」が目的地です




以前の訪問時と比べ 店構えも店内も大幅リフォームされていました
朝に沢山食べ 今10:30 食事するほどではなくテイクアウトに
目的としていた ぐじ姿寿司が5,573円もするので断念しました
稲荷&巻き寿司1,161円と上箱寿司2,333円を購入しました


八坂神社と円山公園の「いもぼう」 人気店で本日空き無し


以前は眼前に広がる男坂にビビリ 三門から上は行きませんでした
今回は 横の女坂から上り 特別公開の方丈と庭園を見学しました
(参考までに 男坂の一段の高さ24㎝ 女坂は8㎝だそうです)
御影堂前に建てられている7mの柱には「南無阿弥陀仏 法然上人
浄土宗改宗八百五十年慶讃念佛結縁寶塔」と書かれている この柱
から延びる綱は 御影堂の中の法然上人の像の御手に繋がれており
この柱に触れることにより 上人と良い縁が結ばれるとのことです


大方丈・小方丈・方丈庭園が今秋に特別公開されました


知恩院の宝物 勿論一級の国宝





知恩院の三門から上までは 無料シャトルバスが常時往復していました


食事場所が無いので 円山公園に戻り いづ重の寿司をいただきました
中国人の団体が男女とも着物を着てポーズを取り まるで写真集を作る
勢いでした この東屋も まるで自分らの専用休憩所のように使用して
いたので その一角を取り返しました


八坂神社前からバスに乗り 京都大学正門前で下車
本日のお目当て 重森三玲庭園美術館に到着しました





重森邸の開門14:00までに1時間あるので 近くの吉田神社へ


本宮から徒歩5分「吉田神社斎場所大元宮」は正月三日間
と節分祭・毎月1日に限って 特別参拝が可能になります
ここは吉田神道の(密教・儒教・陰陽道・道教等諸宗教や諸思想を
統合しようとした)理想を形に表し 全国全ての神々(延喜式内社
全3,132座さらに伊勢二宮)を祀っており 当社に参拝すると
全国の神社に詣でることと同じ効験がある特上パワースポットです









ここは 吉田神社の神官の住まいだった建物を譲り受けた場所であり
重森三玲氏が 茶室や庭園を作庭して新旧融合を成し遂げた社家建築
この書院前庭の特徴は 住まいとしての江戸期の建築と調和しながら
茶を中心にした日々の暮らしに即している点である(との説明あり)
三玲氏の孫が現館長ですが 説明がぶっきらぼう 外人さんに対する
英語が私から見ても下手 何々してはいけませんばかりで 来訪者に
対する感謝の気持ちが全く無い 1人1,200円はさっさと徴収し
見せてあげているんだという上から目線がイヤラシイ ガッカリです
当家の近所の方二人に この美術館へのアクセスを聞きますが?なの
です 知られていないのか この館長が 近所付き合いしていない?
予想を裏切られた気分を切り替えて 鷹峯の「源光庵」を目指します
バスで北大路ターミナルまで 駅ビルのイオンモールに立ち寄ります
実は夕食用にとテイクアウト食品を物色しますが ホテルにレンジは
無いだろう 冷めたままでは・・・とカレーライスをあきらめました
バスに乗り源光庵前到着




悟りの窓:円型に「禅と円通」の心を表わし 円は大宇宙を表現します
迷いの窓:角型に「人間の生涯」を象徴 生老病死の四苦八苦を表わす

桜でもない紅葉でもないシーズン前で 静かなものです

最盛期では・・・「そうだ 京都、行こう。」の名作です
谷村新司さんがモデルになっていますが 雪景色もイイですね


養源院だけでなく ここでも血天井が見られました


「鶴亀の庭」は北山を借景にしている枯山水庭園
ここは全部撮影OKと 気持ちのいい寺院でした


松野醤油店でお気に入りのゆずぽんずと山椒を買って ホテルに・・・


ですが 夕食が手当できていません
ホテルのディナーは一人36,500円と 良かった満席でした
以前近隣を廻ったのですが 鷹峯には手ごろなレストランが無い
北大路のイオンモールまで戻る元気はありません 絶食を決意!
おやすみなさい
<八日目 11月9日(土)晴れ>京都市内周遊


朝です 豪華な朝食が待っています


フロントから玄関を抜けレストランへ・・・



一晩で随分と紅葉が目立ち始めました 鷹峯は市内では北の方なのです
今朝は出発まで時間的に余裕があり 食後に夫婦で朝の散歩をしました
私がグーグルで調べ 実際事前に歩いた細道からバス道に抜ける道です
バス停は「北木ノ畑町」ホテルからは徒歩8分の距離です


昨日夕方には売切れで 今朝再度立ち寄り 7個630円
本日一番のお客様ということで 30円割引で600円也

店の前の御土居(当店が鍵を管理)の紅葉が一晩で色づきましたと
鷹峯のエリアは標高で言うと京都タワーのてっぺんと同じ位だそう


この近隣に適当な食事処が無いんですと話していたら
光悦堂のお孫さん 隣の茶室「ゆうび庵」で料理を始めましたと
また歩いていたら東急ハーヴェストのすぐ横に「おたぎ」という
とても分かりにくい店があり またセブンイレブンもありました
なんだ絶食しなくても良かったんだ 数年で随分変化した鷹峯!


バス通りは静かです 右は昨日予約でいっぱいの「わかどり」です




ホテルの前庭
10:00に予約のタクシーが来て 北大路までは1,800円
地下鉄烏丸線で京都駅へ ロッカーで荷物を預け東福寺へ向かう
東福寺の塔頭巡り 駅と訪問する重森三玲作品がある寺院を赤枠で
以前東福寺の本坊庭園で作品を鑑賞し 気に入ったので今回
特別公開庭園もあることから 見学できる三寺院を回ります
先ずは上の地図の中門から「芬陀院」 一条家の菩提寺です




画聖の雪舟が石で描いた鶴亀の庭 二度の火災で荒廃したが
昭和14年 重森三玲氏により一石の補足も無く復元された
同時に同氏は東庭も新たに手掛けた 寺院は「日本の名園」の一つです




これも昭和44年に復元された茶室「図南亭(となんてい)」
一条家第14代の「茶関白恵観」は後陽成天皇の第九皇子で茶道を
愛好した にじり口の無い貴人好みの茶室が往時の姿をしのばせる
追記:12月に一条家の特集がNHKで放送されますと 必見です
注:後陽成天皇(在位1586~1611)は安土桃山~江戸初期
の豊臣・徳川時代を生き抜いた天皇 第一子が後水尾天皇です
両天皇二代の人生をドラマ化した大河ドラマが見たいものです
注:12月5日放送 歴史探偵は「明治の皇后が挑んだ宮中改革と
豪華ドレスの謎と行方」
明治天皇の皇后 美子(はるこ後の昭憲皇太后)は一条家出身
ということで 一条家菩提寺の芬陀院に移動 幼き日ご愛用の
御机が紹介された・・・と芬陀院ロケはここまで

人一倍好奇心が強く聡明な皇后が 文明開化ー西洋化の武器と
してドレス(大礼服)を欧州に注文 先ずは日本の洋装を皇室
がリードし そして富岡製糸場を見学し 日本製の和洋折衷の
豪華ドレスを仕上げさせた
注:そもそも一条家とは 藤原鎌足・不比等の時代から藤原家分裂
東西南北のうち道長を代表とする藤原北家を経由し 五摂家の
一つとして 邸宅が一条室町にあったため一条家となったそう
日本の華族でも公爵として圧倒的な特権階級であり現在に至る
(五摂家の中で順位一番は近衛家 細川護熙も近衛家である)


障子の裏紙がすごい・・・
ここ すごく気に入りましたが 誰も参拝者が続きませんでした
次いで「光明院」へ向かいますが
門前の石段に中国人数人がどっかと座り込み 写真撮影に夢中で
動こうとしません しばらく睨みつけていましたが 全く動じる
気配無く こちらが最終的に根負け 予約時間の13:00より
50分早いですが 昼食のレストラン「アベスAbbesses」へ移動


快く出迎えていただけました 当店は 私が「ひとさら 一休」で探し
当てた店 果たして食事にウルサイ妻が気に入ってくれるでしょうか?
おしぼりとメニュー 6品コースを予約してあります


妻はコース限定ドリンク ペアリング3種(シャンパン ワイン赤白)
私は黒ビールを注文 各2,800円と1,000円が追加になります
一品目:30種の野菜と魚介のサラダ 魚は舞鶴産のかんぱちです


二品目:ゴボウのポタージュスープ
三品目:鮮魚の藁焼き リゾット添え
魚は舞鶴産のさごし(さわらの小さいときの名称)
四品目:亀岡牛もも肉のロースト(コース比1,500円アップ)
天然キノコのソース



妻のワインです


デザートと小さなデザート(マカロン モンブラン クロワッサン)
あとはコーヒーと紅茶で 計2万円弱でした 妻は大満足でした
参考:食後シェフに色々聞いてみました
アベスという店名は? パリで修業していた地区がアベス駅の近く


パリ18区にあるメトロ12号線の駅 モンマルトルの丘南側の
アベス広場にあるアール・ヌーヴォー様式の地上入口が有名です
我々も以前現地で見ています 映画「アメリ」にも登場しました
京都花見小路で15年営業 一度引退しましたが妻の「もう一度
チャレンジしたら」の言葉で 自宅に近い現地での営業を近年に
再開 昨年9月にリニューアルオープンしました とのことです
右の見慣れない表彰状は 世界のベジタブルレストランBEST
100を発表するベルギー発のガイドブックが 3ラディッシュ
の評価で掲載 現在日本では49店のみ掲載されているそうです
再度「光明院」です 門に変な提灯が・・・







全部の部屋にいます この変なのに共感して若い女性が沢山来ています
ここは 本来重森三玲氏の作庭で有名な寺院なのですが・・・
現状では 三浦大地氏のジョシーに圧倒されてしまっています
「虹の苔寺」の異名を持ち 苔と砂の見事な調和「波心庭」が
これほどまでにコケにされているのは見るに堪えません


本来の姿を掲載しておきます

最盛期
ここも重森三玲氏の庭が有名な「龍(りょう)吟庵」特別公開中です
東福寺塔頭の第一位 方丈は現存最古(応仁の乱以前に建造)の方丈建築
東福寺三名橋の一つ「偃月(えんげつ)橋 弓張月の意 唯一の重文」を
通り抜ければ すぐです 因みに通過料は無料 紅葉時期にはお勧めです




何もないのは無心の境地を表わしている 重森三玲氏晩年の作品です
庭で行事を行うため何も置かないのとか 竹垣に稲妻が施されている

龍が海から顔を出し 黒雲に乗って昇天する様を描く
写真では分かりにくいですが 鞍馬の赤土を砕いたものを使用している


東福寺といえば通天橋(有料)が有名ですが 現在紅葉前の時期
でさえも有料にするのはおかしい! 偃月橋からで十分鑑賞可能
これで今回の奈良・京都旅行は 計画通り無事に遂行できました
自分の頭では いつも通りに計画しましたが 実行するに際して
体力が追いつかない場面もあり やはり年齢を実感した次第です
最後 私の方は 東京行きの新幹線が19:01 あと3時間も
あり途方にくれました 妻を大阪に見送ったあと どこか近隣に
行こうという気力が芽生えません 新幹線のホームの休憩室内で
「赤と青のガウン」(彬子女王著)を読んで過ごしました
東京の自宅に着いたのが22:30 本当に疲れました・・・
私の帰京後に 一日遅れで帰京した妻の万歩計を見てビックリ!
11月3日から11月9日の 一週間の平均が15,578歩と
特に11月8、9両日の京都では 優に2万歩を超えていました
疲れたはず! 75歳と70歳のシニア夫婦には酷な計画でした
と言いますか 京都での有名観光場所はコロナ以降 人の少ない
ことをいいことに 集中的に回っていたので 今回は見過ごした
個所を廻りました 西から東 北から南と 端から端へと移動し
そのため少々疲れたのかも知れません(と言い訳しておきます)

「ご冥福をお祈り申し上げます」と姪っ子からのお花が届きました