2026年(令和8年)東京都の初日の出|時刻の目安と「ビル」の魔法
日本の首都・東京都は、東側に東京湾が広がっているため、関東地方の中でも比較的早く初日の出が見られるエリアです。
しかし、高層ビルが林立する都心部ならではの事情により、「計算上の時刻」と「実際に見える時刻」にズレが生じやすいのが特徴です。
主要エリア(千代田区・お台場・八王子・小笠原)の日の出時間一覧
東京都内の主要スポットにおける、2026年元旦の日の出時刻(目安)は以下の通りです。
| エリア | スポット名 | 日の出時刻(目安) |
|---|---|---|
| 島嶼部 | 小笠原村(母島) | 6:20頃 |
| 多摩(山岳) | 八王子市(高尾山山頂) | 6:48頃 |
| ベイエリア | 港区(お台場海浜公園) | 6:50頃 |
| 都心 | 千代田区(東京駅周辺) | 6:51頃 |
| 23区西部 | 新宿区(都庁) | 6:51頃 |
東京都で一番早いのは、遥か南にある小笠原諸島です。
本土(23区・多摩地域)では、おおよそ午前6時50分前後に日の出を迎えます。
「ビルから昇る」か「海から昇る」かで時間は変わる
東京で初日の出を見る際、場所の選び方で「見え方」が大きく変わります。
- ベイエリア(お台場・葛西など):
対岸の千葉県房総半島や東京湾から昇るため、ほぼ暦通りの時刻に太陽が見えます。視界が広く、開放感があります。 - 都心部(ビル・地上):
東側にビルやマンションがある場合、太陽がそれらの建物を越えて顔を出すまでに時間がかかります。予定時刻より5〜10分遅れて見えることも珍しくありません。「ビルの谷間から昇る朝日」は東京ならではの絶景です。
なお、東京スカイツリーなどの「超高層展望台」では、地上よりも早く朝日が届くため、地上の日の出時刻より数分早く見ることができます。
【定番】東京都の初日の出おすすめスポットランキングTOP5
東京都の初日の出は、大自然の中で厳かに迎えるものから、近代的なビル群のシルエットを楽しむものまで多種多様です。
「東京のシンボル」と共に新年を迎えられる、人気・実力ともにトップクラスのスポットを紹介します。
1. 高尾山(八王子市)|都内一の霊山から見るご来光と富士山
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三ツ星を獲得した高尾山は、都内屈指の初日の出スポットです。
山頂の展望台からは、東側の都心方面から昇るご来光と、西側にそびえる朝焼けに染まる富士山(紅富士)を同時に楽しむことができます。
薬王院での初詣も兼ねられるため非常に人気があり、大晦日の夜から登山客で賑わいます。
ただし、混雑緩和のため山頂への入場規制が行われる場合があるため、早めの行動が必須です。
2. 葛西臨海公園(江戸川区)|ダイヤと花の大観覧車と東京湾
東京湾に面した広大な都立公園です。
東側には東京ディズニーリゾートがあり、シンデレラ城やプロメテウス火山のシルエット越しに昇る初日の出は、ファンにはたまらない絶景です。
敷地が非常に広いため、場所取りのストレスが比較的少ないのも魅力。
園内の「ダイヤと花の大観覧車」と朝日のコラボレーションも美しく、家族連れやカップルにおすすめの開放的なスポットです。
3. 東京スカイツリー(墨田区)|日本一の高さから見る関東平野
高さ634mを誇る東京スカイツリー。
元旦は「初日の出特別営業」が行われ、地上350mの天望デッキや450mの天望回廊から、関東平野を見渡す究極のパノラマを楽しめます。
気象条件が良ければ、遥か彼方の地平線から太陽が昇り、東京の街がオレンジ色に染まっていく様子は圧巻の一言。
ただし、入場チケットは高倍率のインターネット抽選販売となるため、運と早めの申し込みが必要です。
4. お台場海浜公園(港区)|レインボーブリッジと自由の女神
東京のベイエリアを象徴するお台場海浜公園。
ここからは、対岸の房総半島方面から昇る朝日と、レインボーブリッジや東京タワーなどの「東京らしい建造物」をセットで見ることができます。
砂浜やデッキから観賞できるため、視界を遮るものもありません。
都会的なビル群のシルエットが朝日に浮かび上がる様子は非常にスタイリッシュで、デートスポットとしても最高のロケーションです。
5. 豊洲ぐるり公園(江東区)|レインボーブリッジと東京タワーを一望
豊洲市場の周りをぐるりと囲むように整備された、全長約4.5kmの公園です。
お台場よりも視界が開けており、レインボーブリッジ、東京タワー、そして東京湾を行き交う船などを大パノラマで一望できます。
比較的新しいスポットであるため、お台場海浜公園ほどの大混雑にはなりにくい穴場的要素もあります。
遊歩道が広いため、初日の出ランニング(走り初め)をしながら朝日を浴びたいランナーにも人気のスポットです。
【注意】展望台は「事前予約・抽選」が必須!主要スポット情報
東京の屋内展望台は、寒さをしのげるため非常に人気ですが、元旦に限っては「当日ふらっと行っても入れない」ケースがほとんどです。
主要なランドマークは「完全予約制」または「事前抽選制」を採用しています。知らずに行くと門前払いされてしまうため、必ず事前にシステムを確認しましょう。
サンシャイン60・六本木ヒルズ・東京タワーの予約時期
各施設とも、例年10月〜12月頃にチケット販売や抽選の受付が開始されます。
情報は毎年更新されるため、11月に入ったら各公式サイトを毎週チェックすることをおすすめします。
- 東京スカイツリー:
最も倍率が高いです。例年11月頃にインターネットでの抽選申し込みが始まります。 - 東京タワー:
トップデッキ(高い方)とメインデッキで販売方法が異なりますが、12月上旬頃から先着販売されることが多いです。即完売の可能性があります。 - 六本木ヒルズ(東京シティビュー):
屋内展望台のチケットは、11月〜12月に抽選または先行販売が行われます。 - サンシャイン60展望台(てんぼうパーク):
池袋の人気スポット。11月下旬〜12月上旬頃に前売りチケットが販売されます。
抽選に外れても諦めない!周辺の穴場ビルやホテル
もし展望台のチケットが取れなかった場合、次に検討すべきは「高層階のホテル」や「レストラン」です。
都内の高層ホテルでは、宿泊者限定で初日の出を見られるプランを用意しているところが多くあります。
また、文京シビックセンターなどの「無料展望台」は、元旦は早朝営業を行わないか、あるいは厳格なハガキ抽選(都庁展望室など)になることが一般的です。
屋内の抽選にすべて外れてしまった場合は、気持ちを切り替えて、この記事で紹介している「公園」や「河川敷」などの屋外スポットへ向かう準備を整えましょう。
【穴場】予約なし&無料!混雑を避けて見られるスポット3選
「展望台の抽選に外れてしまった」「思いつきで初日の出を見に行きたい」という場合でも大丈夫です。
東京都内には、「予約不要・入場無料」で、素晴らしい絶景を楽しめる公園や施設が充実しています。
若洲海浜公園(江東区)|東京ゲートブリッジと朝日
東京湾の埋立地にある若洲(わかす)海浜公園。
ここの見どころは、恐竜が向き合っているような形状の巨大な橋「東京ゲートブリッジ」越しに昇る初日の出です。
橋の独特なシルエットと、海面を照らす朝日のコントラストは非常にフォトジェニック。
海沿いの岩場や遊歩道から観賞できるため、スペースにも余裕があります。都心から少し離れているため、車でのアクセスが便利です。
多摩川・荒川の河川敷(大田区・足立区など)|広い空を独り占め
高いビルが立ち並ぶ東京において、最も空が広い場所といえば「河川敷」です。
特に多摩川(六郷土手周辺など)や荒川(足立区・江戸川区エリア)の土手は、視界を遮るものが何もない「地平線からの日の出」が見られる貴重なスポットです。
特定の展望台ではないため、入場制限や閉鎖の心配はゼロ。
どこまでも続く土手の中からお気に入りの場所を見つけ、誰にも邪魔されずにコーヒーを飲みながら日の出を待つ、そんな贅沢な時間が過ごせます。
羽田空港 第2ターミナル(大田区)|飛行機の離発着と朝日
羽田空港の「第2ターミナル(海側)」にある展望デッキは、例年早朝(5:00頃〜)から開放されており、誰でも無料で入場できます。
目の前には東京湾が広がり、海から昇る朝日と、大空へ飛び立つ飛行機を同時に見ることができます。
エンジンの轟音と共に迎える新年の幕開けは、ドラマチックで迫力満点。
屋内エリアやカフェも近くにあるため、寒くなったらすぐに避難できるのも大きなメリットです。
※混雑状況によっては入場規制がかかる場合があるため、余裕を持って到着しましょう。
激混みの高尾山!山頂での初日の出を見るための攻略法
ミシュラン三ツ星の絶景を求めて、元旦の高尾山には凄まじい数の人が押し寄せます。
「ちょっと早起きして行けば見られる」という甘い考えは通用しません。事前の作戦と覚悟が必要です。
山頂は入場規制あり!徹夜組か早朝登山か
高尾山頂の「大見晴台」はスペースに限りがあるため、混雑状況に応じて「入場規制」が実施されます。
例年、日の出の1時間前(5時半〜6時頃)には定員に達し、山頂エリアへの立ち入りが禁止されます。
確実に山頂でご来光を拝むためには、以下のいずれかの行動が必要です。
- 徹夜組:大晦日の夜から登山し、山頂で寒さに耐えながら場所取りをする。
- 深夜組:終夜運転の電車を利用し、午前3時〜4時頃には山頂に到着しておく。
もし規制に間に合わなかった場合は、無理に進まず、中腹の「薬王院」境内や、ケーブルカー駅周辺から木々の間より昇る太陽を拝むことになります。
ケーブルカー・リフトの運行状況と冬の装備
ケーブルカーとリフトは例年、大晦日から元旦にかけて終夜運転を行いますが、乗車待ちの列が最大で1〜2時間になることもあります。
寒空の下で並ぶよりは、舗装された「1号路」を徒歩で登る方が早いケースも多いですが、その場合は真っ暗な山道を歩くため「ヘッドライト(懐中電灯)」が必須です。
また、標高約600mとはいえ、冬の夜明け前の山頂は氷点下です。
汗をかいた状態で山頂で長時間待機すると、低体温症のリスクがあります。
厚手のダウンジャケットはもちろん、汗冷えしないインナーや、着替えの用意、温かい飲み物を持参するなど、本格的な冬山装備で挑んでください。
まとめ:大都会の絶景初日の出で2026年の最高のスタートを
本記事では、世界的なランドマークである東京スカイツリーや東京タワー、自然豊かな高尾山、そしてベイエリアの公園など、東京都内のおすすめ初日の出スポットを紹介しました。
東京の初日の出の魅力は、「都会のビル群」「海」「山」という全く異なるシチュエーションから、自分の好みに合わせて選べる多様性にあります。
洗練された都市の朝焼けを見るか、自然の中で厳かに迎えるか。その選択自体が、新しい一年のスタイルを決める第一歩となるでしょう。
屋内展望台を狙う方は抽選予約のチェックを忘れずに、屋外スポットへ行く方は万全の防寒対策をしてお出かけください。
エネルギッシュな東京の初日の出が、あなたにとって2026年を飛躍させる最高のスタートとなることを心から願っています。
