乳房再建手術体験記④です。ちょっと長いですが、体験記はこれでラストです。
①、②、③はこちらのリンクからどうぞ。
乳房再建手術体験記①手術 - もくの日暮らし
乳房再建手術体験記②手術後の一夜 - もくの日暮らし
乳房再建手術体験記③一夜明け - もくの日暮らし
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11/19(術後2日目)
朝、恐る恐る左足を動かしてみたところ、膝が上がりました!よかった…!やはり背中からの痛み止めが原因だったようです。
午前中、若手の医師3名に見守られながら、歩行器でトイレ付近まで歩いて帰ってこられました。
体を反るのは絶対にNGと事前に注意を受けたことと、手術後初めて体を起こすのでかなり慎重に動きました。腰を起点に体をほぼ90度くらいに曲げて歩行器につかまって歩きます。正直、前を見る余裕がないので足元を見ながらの歩行。体が傷を受けて弱っているので、びっくりするくらいゆーっくりとしか動けませんでした。この日はこれ以上はやめておこうということで、尿道カテーテルや足のポンプは外れずでした。
この日は、術後初の歯ブラシと歯磨きペーストを使っての歯磨きをしました。かなりスッキリさっぱりして気持ちがいい!(それまでは歯を磨くスポンジ?が用意されていたので、それで磨いていました)。
11/20(術後3日目)
尿道カテーテルと足ポンプが外れました。看護師の付き添いが必要なものの、歩行器でトイレに行けるようになりました。
この日は、術後初めて顔に化粧水をつけました。あー、お肌が生き返ります…!贅沢な気持ちです。
11/21(術後4日目)
首の痛みが一番辛い。逆にお腹の傷の痛みがなさすぎて、少し拍子抜け。でも、痛みが少ないのはよいことです!確かこの辺りで背中の痛み止めカテーテルを抜いたような…すでに記憶が曖昧です。
あと、胸の傷から2本、お腹の傷から2本、体液を外に排出するためのドレーンという管と袋が付いていたのですが、そのうち胸の一本が抜けました(体液を外に排出すると、治りが早いそう)。
この日、看護師の付き添いなしに行動できるようになりました。そして、術後初めての下半身シャワーをしましたが、左腕が思うように動かない中、傷を濡らさないように洗うのはかなり大変でした。お腹の傷に負荷がかからないようずっと中腰で屈んだままなので、腰の痛みがピークだったのもこの頃です。あまりの痛みに湿布を処方してもらい、腰と首周りに貼ってもらいました。
11/22(術後5日目)
差額ベッド代無料の部屋に移動。
術後初めて、洗面所で歯磨きができました。
胸とお腹のドレーンが一本ずつ抜け、残すはお腹のドレーン一本のみです。ちなみにドレーンは体の外に出ている管を強めに引っ張ることで抜ける仕組み。傷跡は0.5mmくらいで2〜3日で塞がります。
11/23(術後6日目)
明け方、隣の方の「助けてー!」「誰か来てー!」という声で目が覚め、代わりにナースコールをしました。お隣のおばあさん?、ちょっとボケているみたいで、ナースコールが押せない?様子。看護師に「また強く呼ぶようなら呼んでください」的なを言われ、なんだか責任を感じてしまいました…。
体を少し立てられるようになったので、歩くのがかなり楽に。ただ、動けるようになった分、傷が少し痛みます。ちなみに背中からの痛み止め供給が無くなってからは、退院まで朝昼晩ロキソニンを飲んでいました。
夜中、やっぱり隣の方がナースコールを押せない?状態で、「助けてー!」「誰か来てー!」と訴え、純粋にうるさいのともうダメだ責任持てないと思い、堪らなくなったので、看護師にその旨を伝えたところ、私をベッドごと別室に移動させてもらえることになりました。精神的にかなりキツかったのと眠れなかったので、よかった…。その後、看護師と相談し、退院まで別室で過ごさせてもらいました。
11/24(術後7日目)
休みの日でしたが、主治医が来てくれました(先生いつ休んでるのかな?)。経過は極めて順調で最速ペース。もう直立で立ってもよいとのことでした。胸に移植した組織も壊死の心配はほぼほぼ無いそうで一安心。ただ、術後1ヶ月は左腕を90°以上上げないようにとのことでした。そして、術後初めて歩行器なしで歩けました!
11/25(術後8日目)
朝、デイルームで採血がありました。
私は普段採血は太い血管が多い右腕でやってもらうのですが、右腕はケモ(化学療法)で血管が硬くなり使えるところがなかったので、左腕で。ただ、私の左腕は血管がどれも細いらしく、最終的に左手の甲の血管で採血することになりました。ちなみに腕より手の甲の方が痛みを感じやすいので、積み重なるとやはりストレスを感じますね。
午前中、若手の医師2名が来て抜糸を行い、最後のドレーンも抜いてくれました。採血の結果も問題なかったので明日退院してよいとのこと。
11/26(術後9日目)
入院して11日目。退院の日。
入院中、夜の連続睡眠時間が短かったので、眠気がすごいです。家で日常生活が送れるのか結構不安でしたが、これでやっと自分の寝床で眠れます。
さて、病院から家に帰り着くまでは、バス→電車→徒歩15分で合計約1時間半の道のり。左腕は上げられない力が入らない、そしてゆーっくり少し屈みながら歩くのがやっとな状態だったので、タクシーで帰宅しました。
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こぼれ話。
ちなみに、退院時迎えに来てくれた夫は風邪を引いていたのですが、これがなかなか治らず。
5日目に、夫は「熱はないよ」と言っていたのですが、念の為体温を測らせてみたら38.5℃。
もく「え…、これはインフルでは…?」
夫「違うでしょ」
この日は日曜だったので次の日病院へ行かせたところ、やはりインフルエンザA型でした。夫は熱を感じにくい人間のようです。
今回は、幸い私には移りませんでしたが、手術したてで体の抵抗力も落ちているであろう時だったので、結構な恐怖体験でした。
これにて、乳房再建手術体験記は終わりです。
皆様もどうかインフルエンザにはお気を付けて…!