■はじめに
元電気電子エンジニアが定年で第二種電気工事士を目指すわけ
学科挑戦のブログに記載しましたので、興味のある方は、こちらを参照ください。
■試験概要の理解
こちらも学科同様、レギュレーションの理解には、正確性がいるので、以下のページを参照するのが、一番確実で早いです。
第二種電気工事士試験トップページ
第二種電気工事士試験 | 電気工事士 | 一般財団法人 電気技術者試験センター
第二種電気工事士試験概要
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■候補問題
第二種電気工事士の技能試験の候補問題 | 第二種電気工事士試験 | 電気工事士 | 一般財団法人 電気技術者試験センター
・毎回地域ごと13問の候補問題から1問が出題されます
・候補問題は、毎年、大きくは代わりませんが、24年上期で、No.3、No.13が、接地極付きコンセントに変更になっています(電設材購入時古い中古品を買うと入ってないですがホームセンターで手配できます)。
・各県の過去の出題経歴はこちらのWebサイトにありました。
【無料公開】2018年〜2025年上期までの第二種電気工事士 技能試験 過去出題データ(都道府県別)|m@情報の雑貨屋
■工具の調達
先ずは、工具の調達です。あれこれ、安く済ませられないかを考えて、ホームセンターやプロショップを探しましたが、結局Hozanさんの以下のセットが、無難という結論。テキストや、動画サイトも用意されていて、先ずは、こちらで工具の使い方を、覚えました。価格は、12500円~13000円の幅くらいであれば、私が購入当時の、最安値に近いと思います。
合格マルチツールと合格クリップは、結局買い足しました。合格ツールは、練習中の線外し作業と 試験中の失敗対応 2.0線2本+1.6線1本のEスリーブの押し込み等で必須。合格クリップは、差込の場合無いほうが早い、2~3本のかしめだと 使た方が時間がかかるケースもあります。私の場合、線数の多いかしめで、線の弾性によりかしめ位置が定まらない時には重宝しました。5個くらいはあるとよいかなという感想です。
上記に加え、目の衰えと、指の乾燥で細かいものを上手くつまめない60歳に必須と思ったのはVVFストリッパーですね。線の太さを気にせず、一握りで、被覆のカットから剥き取りができ、圧倒的にスピードアップします。スピードアップの工夫は後程。
もう一つ、VVRの問題の対策で功を奏したのが、こちらです。2.0線は軽く握って回転、1.6線は強めに握って回転させるとちょうどよい切れ込みになるよう、幅を調整しておくと、電工ナイフは不要になります。本番(No.10の問題)での出番はありませんでしたが、こちらも、1分程度の短縮と、VVRの外装被覆剥きの失敗防止には大変役立ちます。
あとは、工具差し(後述)、VVRの介在物を切る用の はさみ、マスキングテープ を準備しました。
複線図を書くのに、最初は、三菱鉛筆のアーテレーズという消せる色鉛筆やPilotの4色フリクションボールペンなど、色々試しながら練習を始めました。色鉛筆は線が太すぎ、4色ボールペンは色を変えるのに細かい操作が要るので時間がかかるのと、0.5mmは細くて施工時見にくいので、単色の0.7mmのPilotのフリクションボールペン、黒・赤・青・緑を準備。急いで書いてちょっとしたミスも消せるので、施工時、自分の書き間違いに翻弄されることがなく、これがベスト解でした(黒は替えインクも買っておかないと練習途中でなくなります)。
緑は、グリーンの0.7mm本体が見つけられず、ライトグリーンの本体を買って、緑の替え芯を東急ハンズで調達。(To:パイロットコーポレーションさん、グリーンの0.7mm電気工事試験用に本体も作ってください。)
定規は、問題用紙に複線図を書く場合、紙の大きさから、17cmの直定規がベストです。
■電設材料・電線の調達
各問題に必要な電設材、電線を表にまとめてみました。
店頭売りは、愛知県では、ホダカというプロショップが一番品ぞろえがあったと思います。(表中の”店頭売”列は、ホダカかDCMにあったものを”有”としています。)





※1:本試験では必要部のみ打抜き済みのもの支給(練習では、不要部にマスキングテープでカバーし使用)
※2:ゴムブッシングのカットは比較的簡単なので、練習開始時1回、試験直前1回の練習で問題なし。
※3:連用枠は3枚で2周の練習可でした。折れたらホームセンターやプロショップで購入。
※4:リングスリーブは、廃材を利用してある程度練習をしたほうが良いので、記載の3倍くらいは必要。
自分の場合は、オークションで、2021年度版のHOZANの中古電材セットに売り手の方が、使ってしまった電線1回練習分を調達して付けてくれたものを、13000円で購入。
・24年から追加になった15A125V接地極付きコンセント
・切れ込みが入ってしまっていたゴムブッシュ小・中
・練習用のEスリーブ小100個、中20個
・打抜き前のジョイントボックス(これは不要でした)
・3端子の端子台
をホームセンターやプロショップで買い足しました。
(ホダカ一宮店(愛知県では比較的多いDCM系のプロショップ)とホームセンターDCMで買うことが多かったですが、品ぞろえは、ホダカのほうが良かったと思います。)
冷静に考えると、そこで、3000円強使っているので、最初から、以下のようなセットを買ってもあまり変わらず、時間を無駄にした気がします。
(工具をHozanでそろえた場合、テキスト等はそちらに付くので、端子台は6端子のみですし、シールと合格クリップ5つは付きますが、この値段差ですと、HOZANさんは割高感があります。)
■先ずはやれなきゃいけないことを理解する
技能試験全般の理解
こちらは、HOZANの工具セットを購入した際に、案内される、ホームページやアプリでビデオを見て理解するのがお勧めです。
工具の使い方
P-958
自分の場合、最終的には、電線のカット作業 と ランプレセクタブルや露出型コンセントへの取付で必要な「のの字曲げ」作業 のみでP-958を使い、あとは、VVFストリッパーで外装、絶縁被覆とも剥くことにしたのですが、ちょっとした手直し等に向けては、P-958の使い方もマスターしておいたほうが良いかと思います。
圧着工具
次に、Eリング圧着ですが、こちらも、HOZANさんのホームページでやり方を理解できます。合格クリップは、HOZANさんのビデオでは、全ての接続に使うという解説をされていますが、やってみた感覚では、電線の弾性で高さが、指では揃えにくいときのみに使うほうが、効率が良いという結論でした(本番でも1か所のみ使いました)。なので、合格クリップの使い方も、覚えておいたほうが良いとは思います。
合格マルチツール
あとは、埋込連用機器はの配線失敗時の手直しや Eスリーブに2.0線2本と1.6線1本を押し込む際に、合格マルチツールは役立つので、そちらもマスターしておくのはお勧めです(ビデオ中のゴムブッシングの穴あけは電工ナイフ、連用枠のかしめはマイナスドライバーの方がきれいにでき速いと思います)。
VVFストリッパー
基本的な使い方は、HOZANさんのビデオ通りです。
ただ、このP-929を使うかどうかは、途中まで迷いました。線の長さを測る機構がないので、P-928とどちらが効率が良いか、微妙に感じていたからです。
Google等でうまい使い方の紹介がないか探していたところ、ある方が、マスキングテープを10cmのところに貼るという書き込みをされているのが、ヒントになり、外装剥き、絶縁被覆剥きに必要な、10mm、12mm、15mm、20mm、30mm、40mm、50mm、100mmをツール上に、目印としてつけてしまおうというアイディアを思いつきました。実際のツール画像は、以下のとおり(黒い部分には白の色鉛筆、クロームメッキ部分には黒マジックで線引き。10mm・12mmは線幅の左右で合うようにしています)。

この工夫により、圧倒的に、スピードが上がりました(HOZANさん、これ作って)。結果は後述。
自分の解釈として、欠陥にならず、一番、扱いやすいと思った、外装・絶縁被覆の剥き幅を、以下に記載します。

■複線図の書き方
複線図の書き方に関しましては、HOZANさんの推奨は、あまり、合わなかったので、優先してつなぐ線や、問題の読み方は、HOZANさんの解説を参考に、速く書けて、後工程で見やすい、表現を検討した結果、自分の場合は、
白の接地線 →青のフリクションボールペン
黒の非接地線→黒のフリクションボールペン
赤の非接地線→赤のフリクションボールペン
緑のアース線→緑のフリクションボールペン
で書くというルールにすることで、ちょい間違えても消せるため、見やすい、複線図が書けるという結論に至りました(消せる色鉛筆 三菱 アーテレーゼ も試しましたが、芯折れリスクもありやめました)。
で、実技の練習と並行し、複線図作成だけの練習を4周しています。最初、2周試行錯誤でやってみて、上記結論に至り、一旦、手本になる複線図を書いて、試験2日前のトライアルでは、
No.1 4:20
No.2 4:20
No.3 4:00
No.4 4:40
No.5 4:39
No.6 3:15
No.7 4:40
No.8 4:30
No.9 4:30
No.10 3:38
No.11 4:52
No.12 4:35
No.13 3:32
と、どの、問題でも、5分で、複線図を書けるところまで追い込みました。

■実技練習開始
いざ、練習開始です。
まずは、基本作業の練習
前述の通り、HOZANさんのビデオを見て、「のの字曲げ」を練習。
P-958にて、各線材を少しずつ剝いてみて、剥きにくさ・剥きやすさを理解。
購入線材の中では、長さに余裕があり、ホームセンターで買い足しが容易な、1.6-2C線にて、かしめを中スリーブ、小スリーブそれぞれ数回練習。1日で基礎練習を終えました。
過去問に挑戦
先ずは、No.6から開始、40分に対し、1分オーバー。
No.13では、端子台の2極に2本の線をつなぐことが、最初りかいできず、無駄に時間を食ってしまいました。そこで、またもや、困った時の、HOZANさんだよりということで、一通り、倍速で、模範演技のビデオを見ることに。
13問をおおむね理解したうえで、1周目の練習を進めましたが、全問、基本40分前後はかかります。これでは受かるわけないので、課題を、時間がかかる印象があった、
①かしめのコツをつかむこと
②複線図おとしの訓練をすること
③段取りを毎回考える時間を減らすこと
④工具の取り出しやすさの改善
と設定。
ネットサーフィンの末、
①に対しては、
①-1.線数3本以上は、線の弾性で位置合わせ
困難の場合のみ合格クリップ使用
(全箇所クリップ使用は自分に合わず)
①-2.差込コネクタ側を先に処理し、作品
全体を安定させる
①-3.接地線(白)→非接地線の電源直結分
(黒)→その他 の順
と決めて、練習することで、迷いがなくなり手が動くように
②の複線図落としに対しては、
②-1.作図手順は、機器を先に配置。配置の
際、配線のしやすさを意識
・スイッチ位置 ・わたり線の位置
・埋込連用は表から透過の配線図
②-2.アース線(緑線)は、機器配置と同時
に、長さまで記載してしまう
②-3.配線は、接地線(白)を全て結線→
電源直の非接地線(黒)→他の順
上述の通り、ひたすら練習し、ほぼ覚えてしまうことで、全て5分以内に
③に対しては、基本HOZANさんおのビデオの順としつつ、アレンジとして
③-1.ジャンクションボックスがある場合
は、最初に組み立て
③-2.連用枠がある場合は、その次に組み
立て
(連用枠に対しては表面のメーカや定格
の刻印が上下逆さにならないよう注意)
③-3.端子台がある問題は、関連部品を先
に作り、端子台にセット
③-4.各パーツ(ランプレセクタブルや引っ
かけシーリング)に配線したパーツ作成
③-5.結線は、差込コネクタ→かしめ の順
③-6.準備として布スケールと保護版・ゴミ
袋は、マスキングテープで机固定
③-7.欠陥規定で候補13問に関するものだけ
を頭に叩き込み(前日に重点復習)
作業スペースが狭く、配られる保護盤のサイズ(50x36)内で練習した方が良いという記事を見つけ、百均を探すも、同じサイズのものはなく、ちょっと小さめのボール紙にコピー紙張り合わせで自作。練習が終わるころには、ボロボロに。

技能試験に係る欠陥の判断基準等について
技能試験に係る欠陥の判断基準等について | 第二種電気工事士試験 | 電気工事士 | 一般財団法人 電気技術者試験センター
④-1.こちらは、電気工事屋さんが良く使っている、工具差しで、試験中机の上に自立しそうなものを使う作戦とし、探しまくりました。結局、カインズというホームセンターさんのノーブランド商品で安くてよいものが見つかり購入。いろいろ探しましたが、ジャストサイズで、価格も安く、これ一択でした。その後、楽天さんで、カインズさんよりも安く買えるものを見つけたので、以下に掲載します。
- 価格: 1789 円
- 楽天で詳細を見る
4周以上の練習をする中で、1回目の電線は、絶縁被覆を向いた部分は切り落とし、外装は差し戻して、再利用しましたが、それでも、電線が不足することと、試験直前は新品で練習した方が本番に近いイメージが持てるということで、線材のみのセットを再度購入。以下のリンクの九州電気さんと電材王さんが、価格で競っていましたが、自分が購入した際は、電材王さんが最安値でした。
rakuten:akihabara-kyushudenki:10001428:detail
2周目の練習を終えた時点で、概ね、35分ごとにはなったものの、まだ、合格を確信できるレベルではありません。
そこで、最終的に、VVFストリッパP-959の登場です。上記のように、剥き幅を刻んだ、P959の投入で、どれも、3~4分短縮できました。 さらに練習を重ね、全問、25分以下を目指しましたが、最後まで、No.7は、25分を達成できず、試験当日となりました。

■いざ本番
開場時間
そして、ついに、いざ本番です。当日は、雨。それでも、会場に早めに入り、13問1周の作図トレーニングでもしようと、1.5h前に会場入り(65分で1周できるはずなので)。
ところが、、、会場(中京大学豊田校舎の21号館)へは、30分前まで入れないとのこと。雨は降るし、休憩室的なところもなく、これは誤算でした。
案内状でもわからないので、会場を知る知り合いがいたら、事前に会場に休憩室等があるかとか、過去、どんな感じだったか聞いておくとよいと思います。
作業スペース
30分前に、やっと開場し、入室。
机のサイズは横3人掛けの左右。受験番号が机の通路側に貼られ、固定席。奥行は保護盤プラスわずかで、工具や筆記用具は、保護盤左右にしか置けません。いつも、工具を左側に置いて作業練習をしていたので、右席が有利な気がしますが、残念ながら左席。
それならば、真ん中の席の中央までは自分の場所と思い、工具を工具差しに入れ左側、筆記用具を右側に置いて、練習時同様のポジションを確保。
真ん中の席の椅子を下げて、腕が当たらないようにと試みましたが、試験管から戻せと言われ、それに従うことに。こうなると、筆記用具右置きの、左側席の方が良かったというのが結論に。
試験問題配布
試験問題が配られ、電設材のリストを見ると、No.10の問題だと理解。ラッキー。一番簡単な奴だ。。。
その後、材料の入った箱とゴミ袋が配られます。
ここで一つ誤算が、、、
保護版と布スケール・ゴミ袋の机固定は、試験開始以降しかやっちゃダメ。
(最難関のNo.7なら、若干焦ったかもしれませんが、No.10なら、余裕だ。。。)
続いて、材料の確認が始まります。この段階で、4周以上の施工練習と十周を超える複線図落としの成果か、だいたいの段取りは頭の中にイメージできます。
試験開始
いざ、試験開始ですが、イメージ通り、すいすい進み、なんと、20分で完了。
欠陥確認も前日の復讐成果ですぐに完了。ネームタグに受験番号と氏名を書いて固定。
25分経過。そのあと、配線を電気が通るイメージで、何度も見直すくらいしかやることがなく、おそらく、受かったと思いますが、試験発表がありましたら、また、こちらに結果を公表します。













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