晴れた 美空に鈴が鳴る

日々の記録です。

先生、ありがとう。

ミソラ















お世話になった医師の病院が

閉業してる事を知った。



多分、お歳で引退したんだろうな。


1年前に書いたブログに、


写真が残ってた。




淋しい。











リブログに書いてるけど、


娘の出産後

直腸膣瘻を発症した。




経膣分娩の場合

一万人に1人の確率で

発症すると言われる、

珍しい病態。




私は経膣分娩で

会陰裂傷ⅳ度の傷を負った。


何らかの原因で

縫った傷口が開いた。



膣と直腸の間に瘻孔ができた。

言わば、2つの腔を繋ぐ

トンネルが、できちゃったのね。




膣から

排ガス(おなら)が出たり

便が出てくる。




私の場合、

瘻孔が小さくて


産院では気のせいだと言われたのよ。


不安になりながらも

諦めず産院の先生に訴え続け

地元の大きい病院での検査にこぎつけた。


大腸ファイバーで

直腸膣瘻が発覚。




この、地元の検査を受けた先生にも

大変お世話になり


その先生が、

タイトルの医師へと

繋いでくれた。





まだ産後1年未満の話なので、

執刀医との出会いに至るまでも


ブログ一つ分書けるくらい

色んな方に

娘共々

お世話になったんだけど

これは次の機会に。




で、私の直腸膣瘻を

治す手術をしてくれた先生は


京都の長岡京で

ひっそりと個人医院を営んでいて


手術は

近くの設備揃った病院を借りて

行っていた。





実は、直腸膣瘻を発症した時に

ネットを探しまくって

この先生を見つけたけど



素人には、受診しても

大丈夫な先生なのか

判断つかなかったの。




(それを繋いでくれたのが

検査を受けて

診断してくれた地元の先生







長岡京の先生、

私が初来院の時

ビックリしていた。





当時、

先生を訪ねる直腸膣瘻の患者さんは


皆他院で手術を受け

再発し、手術繰り返しという方ばかりで



「あんたみたいに、

初回で来た人は今までいない。」




と言ってた。








ネットで見た、

他院の治療方法は、


瘻孔を手術で塞ぎ

その部分がくっつくまでは


肛門からの排便を避けるため



人工肛門を増設し

1ヶ月絶食・入院するという


壮絶な内容だった。




おそらく、絶食中は

中心静脈栄養で繋ぐんだろう。


何軒かの病院見たけど

そんな治療方だった。



穴を塞ぐだけのために


人工肛門や、中心静脈栄養⋯

もう色んな合併症の

リスクが大きすぎる。



退院して

人工肛門閉鎖しても、

一生、排便コントロールしないといけなくて、

再発リスクも付き纏うという。









当時、

ネットの情報に

絶望しかなかったね。



当事者のブログには、

治療と並行して

子育て中の苦悩も書かれていた。


本当⋯

子育てしながら

入院、手術、その後の生活

大変な様子に

気持ちが沈んだわ。





そして

身体の部位や

排便、排ガス等々⋯



人様にはとても話せない

センシティブな病態であり


実際、最初は母親にしか

相談できなかった。


また、

命に関わる事態ではなく

自分だけが我慢すれば⋯

と思いがちになる


そんな病態なんだよね

直腸膣瘻。



治療しても

しなくても




QOLが

一生下ったまま。











それを救ってくれたのが

長岡京の先生だった。






しかも、その先生


父方の祖母が長年お世話になった

主治医の同級生で


その縁で

祖母がお世話になった病院に

月イチで

診察に来てたらしい。





もうね、

この話聞いた時、


死んだばあちゃんが

引き合わせてくれたとしか

思えなかった。


先生と出会う1年前くらいに

父方の祖母は亡くなったので。

(この祖母も、過去にブログに書いてる。)




こんな奇跡あるかなと。





そして、

人工肛門なし、

入院期間は一週間

根本治療を考えた術式。



この治療に、速い段階で

繋がれた事が何より奇跡でした。



(元々、先生は

小児の先天的な器質異常を

治療するための手術をしており、

その術式を応用したと

言ってました。

かなりニッチな分野で

医師でも中々熟知した人はいないそう。)




手術して10年




再発もなく、

日常生活に何の支障もなく



現在に至ります。









もし、この先生に出会えて無かったら



今みたいに

まあまあ波瀾万丈で

でも平穏で

仕事の文句言いながら

子育てして

絵描いて⋯



こんな生活は叶わなかったと

思ってる。










ネットで閉業って文字を見て

悲しくなったけど、





手術を受けた病院は

ちゃんと営業してて、



先生の確立した方法が

受け継がれて


直腸膣瘻の治療を

現在も行っている。





ちゃんと専用ページも作られていた。




10年前より

断然、情報にアクセスしやすくなってて

嬉しい。













考えてみたら


10年前の今頃


手術したんだった。





10年、早い⋯

長岡京に通った日々が

懐かしい。










先生、

本当にありがとうございました。


お元気で

過ごしていらっしゃると

いいな。