こんにちは、ハルノカゼです。
「小さな気付きから始まる幸せカタログ」にようこそ。
わが家では毎年、
年末に親戚みんなが集まって餅つきをします。
朝早くからワイワイと始まるその時間には、
不思議と「今の暮らしに必要なこと」が
ぎゅっと詰まっている気がします。
今日は、
そんな年末の餅つきから感じたことを、
綴ってみたいと思います。
親戚が集まる、年に一度の大仕事
私の家族では、
お正月に向けて年末に餅つきをします。
今回の年末は、12月27日が餅つきの日。
まだ年の瀬の慌ただしさが残る頃でした。
毎年つく餅の量は、
なんと20臼以上。
これだけの量になると、
一人や二人ではとても追いつきません。
つき手(男)も、返し手(女)も、
それなりの人数が必要になります。
そのため、
自然と親戚一同が集まります。
朝早くから、
「おはよう」
「今年もよろしく」
そんな挨拶が飛び交いながら、
臼や杵の準備が始まります。
この空気感だけで、
「ああ、年末だな」と感じます。
慣れないうちは、力が入りすぎる
餅つきでよくあるのが、
慣れないうちは
杵を持つ手にムダな力が入ってしまうこと。
最初は張り切って振り下ろすのですが、
これだと、すぐに疲れてしまいます。
腕はパンパン、
息も上がる。
「まだそんなに餅米が残ってるの?」と
準備しているお米の量を横目で見ながら
恨めしくさえ思えてきます。
でも、不思議なもので、
何回かやっているうちに、
力の抜きどころが分かってくる。
すると、
長い時間やっていても、
案外大丈夫になってくるのです。
実は大事な「小突き」という工程
餅つきというと、
杵で「つく」場面ばかりが
目に浮かびますよね?
でも実は、
その前に欠かせない作業があります。
それが「小突き」という作業。
蒸し上がった餅米を臼に入れたら、
いきなりつくのではなく、
ある程度、米粒を潰して
まとまりのある状態にしておく。
これをしておかないと、
ついた瞬間に餅米が飛び散ってしまうのです。
この「小突き」が、
実はなかなか難しい。
杵を「グッと」握り込んで
足腰の力を使って餅米を練り込んでいきます。
この力加減が難しくて、
力を入れすぎてもダメだし、
弱すぎても米粒が残る。
しかも早くこの工程を終わらせないと
臼の中の餅米が冷めてしまいます。
そのため、
手早く「小突き」を完了しなければならない。
「つく」作業と違って、
この作業は派手さがありません。
でも、この工程があるかどうかで、
餅のできあがり具合が変わる。
ですから、大切な段取りなんです。
小突きから、
つく、返す、またつく。
この一連の作業を
流れるようにこなせるようになるまでには、
それなりの経験が必要なんです。
教わって、真似て、少しずつ覚える
餅つきは、
見ているだけなら簡単そうに見えます。
でも、
実際にやってみると分かる。
最初から上手にできる人なんて、
ほとんどいません。
「ここは、こうやって腰を入れるんだよ」
「返し手と息を合わせないと危ないぞ」
そんな声を聞きながら、
見よう見まねでやってみる。
そうして少しずつ、
体で覚えていく。
これって、
どんなことにも似ているな、って思うんです。
何事でも
「守・破・離」が基本だと言われます。
「守」とは、
先生・師匠の教えを忠実に守る。
「破」とは、
ちゃんと守れるようになったところから
自分がやりやすいように少しずつ「型を破る」。
「離」とは、
ここまでの結果として、
先生・師匠からの教えから離れて
自分独自の手法を編み出していく。
餅つきも同じで、
先輩のやり方を真似てみて
それを自分がやりやすいように工夫して
自分の型をつくり出す。
そうすると「ラク」だけど、
美味しい餅がつけるようになってきます。
何をするにも最初って大変なんですけど
基本をしっかり身につけると
ラクをしながらも
「結果」が出せるようになるんですよね。
生活にも仕事にも
この考え方を基本にするのって大切だと思います。

ワイワイやるから、続いていく
餅つきの時間が楽しいのは、
作業そのものだけではありません。
合間に交わされる、
何気ない会話。
近況報告や、昔話。
ワイワイ話しながらも、
みんなの手は自然と動いている。
もしこれが、
黙々と一人でやる作業だったら、
きっと続かないですね。
人が集まるから、
行事になる。
行事になるから、
記憶に残る。
ずっと残していきたい我が家の風習です。
つきたてのお餅は、やっぱり特別
すべて終わったあとには、
つきたての「生餅」を親戚みんなで食べます。
これがまた、
めちゃめちゃ柔らかくて格別!
きな粉、大根おろし、納豆、小豆と
いろいろな味を用意して食べると、
無限に食べられると思えるほど美味しいんです。
「やっぱり、全然違うね」
そんな言葉が、
毎年のように聞こえてきます。
この瞬間があるから、
また来年もやろう、と思えるのかもしれません。
餅つきから感じた、いくつかのこと
この年末の餅つきを通して、
改めて感じたことがあります。
親戚が集まるイベントは、
やっぱり大切だということ。
慣れないことでも、
教わって、真似て、
経験を積めばできるようになるということ。
そして、
何かをするには
順番や段取りがとても大切だということ。
いきなり「つく」ことはできない。
「小突き」という段取りがとても大事なんです。
昔からの行事が、今を支えている
昔から続いている行事や文化には、
ちゃんと理由があるのだと思います。
効率だけを考えたら、
お店で買った方が早い。
それでも、
続けていく価値がある。
それは、その時間の中に、
人とのつながりや、
学びや、
受け継がれていく感覚があるから。
できることならこうした行事を、
これからも大切にして、
次の世代にも伝えていきたい。
そんなことを思いながら、
お餅を頬張ってきました。
今年のお餅も、美味しかったです!!
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
皆さんにお読みいただけることが、何よりの励みになっています。
いつも、ありがとうございます!!