2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧
音楽史というとドイツ人が書いたものが多いのだが、英米系から見るとどうなのだろうと思い、イギリス人のマイクル・ハードの書いた「西洋音楽史入門」を読んでみた。 原題は「アウトライン・ヒストリ―・オブ・ヨーロピアン・ミュージック」なので、直訳する…
このところ、きちんと音楽史を押さえておこうと思い、何冊か音楽史を読んでいる。まあ、どれも似たようなものかというと、そうでもなく、それぞれの本で、力点の置き方や説明の仕方が異なっているので、面白い。 ドイツ人の書いた音楽史が続いたので、日本人…
衛星放送でやっていたピーター・ボグダノビッチ監督の「マイ・ファニー・レディ」を観る。原題名は「シーズ・ファニー・ザット・ウェイ」だから、「おかしな彼女」ぐらいの意味か。 コール・ガールをやっていたイモージェン・ブーツが、思わぬ誤解から舞台女…
8月26日(土)のマチネーで、新国立中劇場の「ミカド」を観る。新国立劇場では地域交流の観点から、地域で上演された作品を招聘する制度があるとのことで、今年はびわ湖ホールで8月上旬に上演されたギルバート&サリバンの「ミカド」が招聘された。ギルバー…
河出文庫のパウル・ベッカー著、川上徹太郎訳の「西洋音楽史」を読む。大変古い著作で、解説によると1924-25年にラジオで放送した番組をまとめたものとなっている。ラジオ番組だから大衆的かというと、そうではなく結構哲学的な部分もあり、インテリを対象と…
ジャン=マリ・トマソーの「メロドラマ フランスの大衆文化」を読む。18世紀末から19世紀にかけて流行ったメロドラマについて書いた本がないかと探したら、この本が出てきた。原著は1984年で、クセジュのシリーズなので白水社のシリーズに入ってもよさそうに…
「ハドソン川の奇跡」を観る。2009年に発生したエアバス機のバード・ストライクによるエンジン停止のため、マンハッタンの脇のハドソン川に緊急着陸した事故の映画化である。2016年のクリント・イーストウッド監督の作品で、トム・ハンクスがベテラン機長の…
衛星放送で放映されたので、2017年7月に上演されたバイロイト音楽祭の開幕公演「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を観た。全3幕で4時間半を超える長編なので、体力的に大変だが、冷房をガンガンにかけて一気に観た。 16世紀中ごろのドイツにおける職人…
衛星放送で録画しておいたドニゼッティの「ラ・ファヴォリータ」を観る。2016年11月にミュンヘンのバイエルン国立歌劇場での公演。主演のレオノーラに美貌のエリーナ・ガランチャ、恋人役のフェルナンドにマシュー・ボレンザーニ、恋敵のアルフォンソ王にマ…
ドニゼッティのオペラ・ブッファ「愛の妙薬」を録画で観る。2012年のメトロポリタン歌劇場の公演で、アンナ・ネトレプコ主演。相手役のネモリーノにはマシュー・ボレンザーニ、敵役となる軍の隊長ベルコーレにはマリウシュ・クヴィエチェン。指揮はマウリツ…
ドニゼッティの「連隊の娘」を2008年4月に録画されたメトロポリタン歌劇場版で観る。ドニゼッティはイタリア歌劇の作曲家だが、この「連隊の娘」はパリのオペラ・コミーク座で初演されたので、初演はフランス語で、レチタティーヴォは使わずに地の台詞で語ら…
西洋音楽の流れをもう一度頭に入れておこうと思い、白水社から出ている「わたしたちの音楽史」を読んだ。原著は1959年に書かれたものだが、1962年に白水社から単行本として刊行され、2010年にUブックスとして再刊されている。やはり、判りやすく解説されて…
1998年のアメリカ映画「シティ・オブ・エンジェル」を衛星放送で観る。なぜアメリカ映画とわざわざことわるかというと、ドイツ映画「ベルリン 天使の詩」のリメイクだからだ。 主演はメグ・ライアンとニコラス・ケイジ。ニコラス・ケイジは羽根はないが天使…
衛星放送で録画して、「マリゴールド・ホテル」シリーズを2本観る。最初は2012年の「マリゴールド・ホテルで会いましょう」、そして、その続編となる2015年の「マリゴールド・ホテル 幸せへの第二章」。 話は、いろいろな事情でイギリスの老人がインドのジャ…
わざわざ自分で買ってまで読む本ではないが、題名がちょっと気になったので、「初期オペラの研究」(彩流社)を図書館で借りて読んだ。副題に「総合舞台芸術への学際的なアプローチ」とある。2005年の発行で、早稲田の丸本隆が編者。最初に「刊行によせて」…
衛星放送で、ドニゼッティの「ロベルト・デヴェリュー」を観る。メトロポリタン歌劇場の2015-16年のシーズン作品。デイヴィッド・マクヴィカーの演出で、主演のエリザベス女王にはソンドラ・ラドヴァノフスキー、相手役のタイトル役にはマシュー・ポレンザ…
見逃していたジョン・ヒューストン監督の「王になろうとした男」を観る。1975年の作品。長年ヒューストンが構想を温めていたというだけあり、実に面白かった。原作は「ジャングル・ブック」の作者として有名なキプリングの短編小説。 19世紀のインドで、イン…
「メロドラマ・オペラのヒロインたち」を読む。著者の岡田暁生は音楽が専門で、中公新書で「西洋音楽史」や「オペラの運命」など、音楽関係書を出しているので、この本も音楽関係に詳しいのかなと、思って読み始めたが、予想に反して、オペラに描かれたヒロ…
衛星放送で「鮮血の処女狩り」というホラー映画を見る。製作がハマー・プロダクションとなっていたので、それならば安心してみることができると思って見たわけだ。調べてみると1970年の作品で、劇場未公開だがDVDが発売されている。いかにも変な題名で、…
簡単に読める「スペイン演劇史」というのを探したら、またしても文庫クセジュになってしまった。何もないよりも良いのだが、日本人でこうした本を書く人がいないのがさびしい。 原著の出版年は書かれていないが、日本語訳の出版は1969年と古い。しかし、現代…
フランシス・フォード・コッポラ監督の「ペギー・スーの結婚」を衛星放送の録画で観る。1986年の映画だが、これまで見逃していた。コッポラは、1970年代に「ゴッド・ファーザー」を撮り、1980年代には「コットン・クラブ」などを撮っているが、この「ペギー…
クセジュの「演劇の歴史」の内容が、ほとんど「フランス演劇史」だったので、ほかの国のことも気になり、同じ文庫クセジュの「世界演劇史」を読む。原著は1967年、翻訳は1969年だから、一昔前の本だ。だが、手ごろに読める世界演劇史というのが、あまりない…
文庫クセジュで「演劇の歴史」を読む。著者はアラン・ヴィアラで、大学教授。訳者は高橋信良で大学教授。本の題名は「演劇」の歴史となっているが、内容はほぼフランスの演劇史という内容になっている。原著は2005年で、翻訳は2008年となっているので、比較…
太陽王として知られるフランスのルイ14世を描いた映画を観る。ルイ14世はバレエ好きで、自らも踊り、後のバレエの基礎を作ったことで知られるが、王宮バレエの中で太陽の役を演じたことから「太陽王」としても知られている。ルイ14世が太陽王に扮して踊る姿…