はじめに - 895点って、実際どうなの?
2025年11月、TOEICで895点を取得しました。
正直なところ、自分の中では「895点かぁ...」くらいの感じでした。でも、周りから「すごいよ!」と言われて、少しずつその凄さの実感が湧いてきたんです。
Xを見ていると、800点くらいでも英語のコーチングをしている人がいて、「800点でもそういう仕事ができるんだなぁ」なんて思いました。
僕自身は特に勉強法を発信するつもりはなかったんですが、895点を取るまでにどんなことをしたかという形で、自分の自己紹介を綴ろうと思います。
これは、華々しい成功物語でも、効率的な勉強法の紹介でもありません。
ただの一人の人間が、紆余曲折しながら895点に辿り着くまでのリアルな記録です。
目次
- 高校時代 - 英語力525点からのスタート
- 社会人時代 - 外資系でも英語を使わない日々
- カナダ留学 - 2年間の挑戦と挫折
- フィリピン留学 - スパルタ式の2週間
- 帰国後 - 800点から895点へ
- まとめ - 僕が学んだこと
1. 高校時代 - 英語力525点からのスタート
高専という特殊な環境
僕はとある高専を卒業しています。
高専って、あまり馴染みがない人も多いと思うんですが、主に工業系を5年かけて学ぶ学校です。そのため、英語などの文系科目に力を入れることはありません。
4年生くらいになると、英語は選択科目の一つとして分類されます。
そんな中で、僕はドイツ語や中国語を選び、落単しています。
僕の語学力は、やはりその程度だったんです。
大学受験をしていない弱み
また、大学受験もしていないため、大学受験をした人たちや普通の高校に通っていた人たちに比べて、基礎知識や基礎単語力は低かったと思います。
唯一英語で挙げるとすれば、この時期に映画好きな友達に出会い、ほぼ毎日洋画を見ていたことくらいです。
でもその時は英語のためとかではなく、純粋に映画のために見ていました。
最初のTOEICスコア: 525点
高校時代にTOEICを受けたことがあります。
結果は525点でした。
これが僕の英語力のスタート地点です。
2. 社会人時代 - 外資系でも英語を使わない日々
外資系電気メーカーへの就職
そんなこんなで高専を卒業した僕は、外資系の電気メーカーに就職しました。
「外資系」と聞くと、英語バリバリのイメージがありますよね?
でも実際は、本社が外国なだけのゴリゴリの日系企業でした。
英語なんて一切使いません。また現場職みたいなものだったので、メールなどで海外とやり取りをするなんてことも一切ありませんでした。
それでも英語には触れていた
そのため、ここでの英語力はTOEICを受けてもいないので全くわからないのですが、映画は好きだったので見続けていました。
それと、バスケ部だったこともあり、NBAの情報を欠かさず追っていたかなぁと思います。
当時はそれが英語学習になっているなんて、全く思っていませんでした。
3. カナダ留学 - 2年間の挑戦と挫折
海外勤務への憧れと決断
元々、前職の外資系に入社したのも海外勤務に憧れがあったからでした。
しかし、コロナの影響や、今の会社では海外に行けないということが判明したため、海外留学を決意しました。
行き先はカナダ。約2年間の留学です。
語学学校での3ヶ月
語学学校は3ヶ月だけ通いました。そのあと半年間、専門学校にも行きました。
英語力はここで一気に伸びたかなと思いましたが、やはり日本から来ている人たちは:
- 大学生だったり
- 社会人でも大学時代に留学経験があったり
- 有名な大学を卒業していたり
そんな人が多く、文法力や単語力では引けを感じていました。
また、日本人でもペラペラな人がたくさんいて、自分の発言を控える場面も多くありました。
それでも得られたもの
ただ、海外の友達はたくさんできました。
今でも連絡を取り合うメキシコ人の女の子やコロンビア人の女の子など、英語でのやり取りが多くありました。
ただやはり、リスニング力は上がるけど、自分の話したいことや文法、単語、時制などはいい加減なものでした。よく会話が成立していたなと思うほどです。
また、外国の彼女もできたこともあります。
あまり長続きはしなかったですが、外国の「告白しない文化」があり、本当に付き合っていたのか謎な人もいました。その辺りも成長のきっかけかなとは思います。
ネイティブしかいない職場での挑戦
あとは、労働環境について。
僕はジャパレス(日本レストラン)で働くのは絶対に嫌だったので、そこには応募しませんでした。
代わりに経験したのは:
- 人気ブランチレストランのホスト(受付と机セッティングなどの仕事)
- イタリアンレストランのフードランナー
- カフェと花屋のマーケティング
語学学校を終えたばかりの僕に、ネイティブしかいない環境で働くのは正直厳しかったです。
でも、オーナーも良い人で、サーバーたちも僕の拙い英語を理解しようとしてくれました。
忘れられない言葉
挙げ句の果てには、伝わらなかった時に、こう言ってくれたんです。
「君は第2言語として僕たちと対等に仕事をして、話そうとしている。そんな君の言葉をネイティブの僕たちが理解できない方が問題なんだ」
この言葉には感動しました。今でも覚えています。
そのレストランはオーナーが変わったタイミングで大量なレイオフが行われ、僕もそのうちの1人としてクビになりましたが、いい経験だったと思います。
カナダでのTOEIC: 720点
そんな2年間を過ごし、最後にカナダでTOEICを受けました。
結果は720点。
リスニングが大きく上がっただけで、リーディング部分は以前とあまり変わっていませんでした。
ネイティブに聞いてみた結果...
またカナダで少しTOEICを勉強していて、Part5の穴埋め問題をネイティブに「なんでこれになるの?」と聞いたことがあります。
その答えとしては:
「この選択肢以外、論外だよ。逆になんでわからないの?」
...聞かれた時には、本を閉じたことを今でも覚えています。
4. フィリピン留学 - スパルタ式の2週間
TOEFLへの挑戦を決意
日本に帰国して転職活動を始めようとしましたが、2年間も留学に行っていて何か英語力の証明をしないといけないと焦った僕は、TOEICではなくTOEFLを学ぶことにしました。
TOEFLはTOEICと異なり、オンラインで4技能全てを測るもので、最初は独学で勉強していましたが埒が明かず、また採点などもよくわかりませんでした。
フィリピン行きを即決
日本でTOEFLを教えてもらえるところに行こうと考えましたが、カナダで会った友達が「日本に帰る前にフィリピンで英語を改めて学ぶ」と言っていたことを思い出しました。
調べてみると、TOEFLコースもありました。
即座に行動に移して、その日から10日後にはフィリピンにいました。
スパルタ式の日々
そこではスパルタ式として、基本的に平日の外出は禁止でした。
また、毎日単語テストがあり、5日間の平均得点が赤点になるとその週の土日も外出禁止になるとのことでした。
僕は2週間だけのプランで申し込み、TOEFLを勉強しました。
朝8時から自習時間も含めて夜22時まで勉強漬けの日々でした。
しっかりこの2週間だけは頑張ろうと決めて、自習室にも籠り、学内のカフェでマンゴースムージーやアイスコーヒーを買いながら勉強していました。
フィリピンでの生活について、特に思い出作りに来たわけでもなかったので、先生1人と仲良くなり、IGを交換して、日本に帰っても少しだけ個人の英会話先生として対応してもらっていました。
TOEFL受験のトラブル
そして日本に帰り、TOEFLを申し込みました。
ところが...
受験日に会場に行くと、僕の名前がないと言われました。
色々サイトを見ても申込はできており、お金も払われています。受験票も届いており、写真なども見せましたが、「受けられない」と言われました。
幸いなことにその受験会場は家から近く、急いで帰って再度PCで確認しましたが、やはり問題なく表示されています。
インド人との戦い
急いで本部に電話をかけました。出たのはインド人でした。
インド訛りにやられながらも僕の現状を伝えると、
「お前の名前はちゃんとある。もう一回言ってこい」
と言われ、再度会場に向かい、受付の人に説明すると:
「すいません、名前ありました。いやー、おかしいな。朝印刷した時は名前なかったんですけどね」
などと言われました。
気持ちは焦りが隠せませんでしたが、受けられるならいいかと思い、「じゃあ受けられますか?」と聞いたら:
「今回は受けられません。もう受付時間過ぎていますので」
色々揉めましたが、渋々諦めて帰りました。
そして再度本部に電話をかけてインド人と戦い、なんとか振り替えてもらえました。
ただ転職の日程もあるので、最短の日にすると家の近くではなく隣県まで行かなくてはなりませんでしたが、なんとか受けられました。
TOEFL結果: 72点 / 同時受験TOEIC: 800点!
初めてのTOEFL受験も前途多難でしたが、ギリギリ受けられました。
結果は72点。全然ダメでした。
実はそれと同時にTOEICも受けていました。
TOEFLの勉強に全てを費やしていたため、TOEICの勉強はしていませんでした。
しかし結果は800点でした!
実は1つの転職先のTOEIC必要点が800点でしたので、嬉しく思い応募しましたが...書類審査で落ちました。
TOEICのリスニングはそこまで変化はなかったですが、リーディングが伸びていました。
多分、TOEFLのリーディングはTOEICより長く、またWriting問題もあるため、基礎勉強をし直したわけではないですが、そのあたりで力がついていたのかなと思います。
5. 帰国後 - 800点から895点へ
専門商社への入社
それから、無事専門商社に入社できました。
そこでも留学経験やTOEIC800点が評価されて、「英語頑張ってね」と言われたり、全体で数人しか参加できない特別英会話教室みたいなのに参加できたり、そのあたりの評価は大きくされていました。
そんなことで僕は、自身の年間の取り組みとして**「TOEICのスコアアップ」**という目標を記載しました。
8月受験に向けて: 820点
そんなこともあり、改めて勉強をし直してみようと思い、TOEICを再度申し込みました。
8月に受ける予定として、勉強を7月ごろから始めました。(長期での努力ができないため、短期集中型で行きました)
使用したのは:
- Part5の「出る1000」
- 過去問
とりあえず苦手なPart5, 6をやろうと思い、解きました。本は1周だけできました。
過去問は3つ入っているので、それをReadingをメインでやりました。
結果: 820点
上がっただけで満足でした。
母親の一言で再挑戦
でも、母親から「もう一回だけ受けてみたら?」と言われて、再度受けることにしました。
それが11月に受けて895点だったやつです。
11月受験: 895点達成!
勉強としては、正直あまりしていませんでした。
820点で満足していましたし、仕事も忙しくなってやる気が出なかったのもあります。
さすがにやろうと思い、1週間前から前と同じ勉強をしました。
逆転の発想: Part7から解く
ただ、今回は「これだけ勉強しても上達しないPart5, 6は捨てて、Part7に集中しよう」と思いました。
Readingの時間になった時に、Part7から解き始めました。
結果として解き終わったのが残り20分でした。
「終わった!」と思いました。
が、Part5, 6を解いていないのを忘れており...
直感を信じて
急いでPart5, 6を解きました。
今までならじっくり考えていましたが、今回は考える時間もないので、空欄や適当に埋めるのは避けたかったです。
だから、あまり考え込まず、昔聞いたネイティブの「この選択肢以外ナンセンスだよ」の感覚を自分なりに持って挑みました。
その結果が功を奏してか、Part5は90%取れていました!

僕なりのTOEIC攻略法
ここで、僕が実践していた方法を共有します。
Listening編
Part1の解き方:
- これと思ったところに鉛筆を置いて
- 最後まで他の選択肢を聞いて色を塗る
Part2の解き方:
- Part1と同じ方法
- Why, Howなどで聞いているのに訳わからない返しをしてくる時があるので注意しながら解いていました
Part3, 4の解き方:
- 先に問題文と回答を読んでおくことを意識
- 話し手が前の問題と選択肢を読んでいる時には、次の選択肢・問題を読む
- 最低でも問題は絶対読むようにする
- そのペースを崩さないことを意識していました
練習方法:
- 基本的にAbceedのアプリを使用
- 音声は1.5〜2倍速で聞いていました
まとめ - 僕が学んだこと
スコアの推移
振り返ってみると:
- 高専時代: 525点
- カナダ留学後: 720点
- フィリピン留学後: 800点
- 帰国後1回目: 820点
- 帰国後2回目: 895点
効率的じゃなくても、道はある
正直、僕の英語学習は効率的ではありませんでした。
でも、それでも895点まで来ることができました。
大切だったこと
僕が思う、大切だったことは:
1. 英語に触れ続けたこと
- 洋画を字幕で見ていた
- NBAの情報を追っていた
- 海外の友達と連絡を取り続けた
2. 実際に使う環境に身を置いたこと
- カナダでネイティブしかいない職場で働いた
- 失敗を恐れずに話し続けた
3. 完璧を目指さなかったこと
- いい加減な英語でも会話は成立した
- Part5, 6は「直感」で解いた
- 短期集中でも何とかなった
800点でもできる
冒頭で書いたように、Xでは800点でコーチングをしている人もいます。
895点の僕が言えるのは、「完璧じゃなくてもいい」ということ。
これから英語学習を始める人、TOEICのスコアアップを目指している人の参考に、少しでもなれば嬉しいです。
おわりに
これが、僕がTOEIC895点を取れた方法となります。
華々しい成功物語ではなく、むしろ失敗と試行錯誤の連続でした。
でも、それが僕のリアルな道のりです。
もし質問やコメントがあれば、気軽に書いてください。
一緒に頑張りましょう!
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