京福平令手記

不定期更新です、ご了承ください。

我が家にやってきた新たな「H」

新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

久々の9連休でかなり正月ボケしてるなと感じる今日この頃。

突然ではあるが我が家に新たな車がやってきた。

早速車両の紹介…と行く前に、その経緯についてを記そうかなと。

。。。

。。。。。。

。。。。。。。。。

これまで81スイフトZ33の二台体制でなんの不満もなく生活を送っていた私だが事件というのは予兆なくやってくるもの。

11月の末、走行会を翌日に控えた私は主催ということもあって各準備ややり取りを再確認したのち、最後の準備である携行缶に走行会用の燃料を補給した帰りであった。

金曜日の帰宅ラッシュ時間。

私は走行車線を走行していたのだが、すぐ隣にいる白いSUVが急ブレーキで減速したと思った瞬間ミサイルのように対向車線から黒いセダン車が横から飛んできたのである。

一瞬の出来事だったが、その際ブレーキでは間に合わないと判断したのか(うろ覚え)白いSUVとセダンの間にある隙間を狙って車体を投げて距離を作ってブレーキ。

しかし流れに乗った40~50km/hと通常の速度であったため片側1車線分の制動距離で車体が止まれるわけもなく………

という形で事故が起こったのである。

不幸中の幸いか、怪我は体の鞭打ちと顎付近を数針縫う程度で済んだ。その代わりに81スイフトが廃車になった。

詳細は省くが、ドラレコのおかげでこの事件はそのセダンミサイルに乗った70歳の男性が医療費や慰謝料含めて全て賠償する形で収まり、私は治療をしつつ日々を過ごしているわけだ。

聞くところによるとその高齢者はこちらの車線沿いにある店に入りたかったようで横着して急いで飛び込もうとしたんだそうな。

老害ミサイル許すまじ。当然報復として搾り取るが。

。。。。。。。。。

。。。。。。

。。。

さてさて、このままでは辛気臭い雰囲気になるので本題に戻るが、こうなった以上次の車が必要である。

起こってしまったものは仕方がない。

しかしさーすがに我が家のZ、わりとハードに手を入れられている車両なので、その1台で生活をしていくとなるときついものがあるわけだ。

取り急ぎ何か81の代理をこなしてくれる車はないのか…?ということで新しい車探しが始まったわけだ。これが12月初旬くらい。

私は去年結婚したのだが家族ぐるみの付き合いが増えた今、今後の事を考えるとどうしてもどこかで様々な用途で融通が利く車を用意したいな~という小さな悩みがあった。

そのたびにカーシェアを使えば~なんて思ったりもしていたものだが、この機会にその要望を満たすことのできる1台を探してはどうか?という考えに至った。

 

それを踏まえて今回の車探しのポイントは

・5人+荷物というシチュエーションを問題無くこなせる

・ドアは4枚以上

・当然、走って楽しい素性を持つ車両

・ある程度の経済性アリ

・故障に悩まないタフさ(できればNA)

・安全面から軽でなく普通車

これらの点を念頭に置いて探す流れとなった。

そして、様々な候補車から最終的に選ばれたのが

みんなのミニバン? ホンダ ストリーム RSZ (後期)というわけだ。

たかがミニバンされどミニバン。

実際に乗って走り回ればわかると思うがこのストリームは一般的な家族サービスの為だけの車ではないという印象がある。

"家族サービスも可能な"遊び車、というべきかもしれない。

 

エンジンは普通。R18A、140psのトルク17.7kgf/m、数値は至って平均的なスペックで1.8Lの5AT。

グレードがRSZなので本革ステア+赤ステッチとなりギア固定型のSモードが装備されパドルシフトが付く。このSモードはレブまで回すと自動で変速するものでなく自分でシフトチェンジしなければ普通にレブってしまう固定型。

逆に言えばギアや回転数を意識して走る必要があるがこれが結構楽しい上にパドルの反応も十分な反応速度。

CVT仕様は2.0Lだが遊びに使うことを考えると熱ダレや故障の恐れが出てくるのでATしか選択肢になかった。

車体はホンダお得意の低床パッケージで重心やロールセンターが低く、全高自体も1545mm。これはフィットやN-ONEと同じ全高であるのだから驚き。

 

足回りは後期のRSZになるとよりスポーツ方面に熟成された味付けになっておりこれらの相乗効果でコーナリングが非常に楽しい。このナリからは想像できない安定感と速度でコーナリングができる。

タイヤグリップのみに依存しない、シャーシ剛性と低重心によるメカニカルグリップが確保されている余裕のある感じ。

ブレーキは7人乗車時を想定している為か非常に心強いストッピングパワー。このままフルード変えてミニサーキットくらいならいけそう。

あと100kg軽いか、+20PSほどあれば最高なのだが、そのへんはできる限りの手を加えて足掻いてみようと思う。

 

エンジンはi-VTEC、所謂ワンカムVTECなので過去車であるDC2のようにはいかないが思った以上にレスポンスが良く、それでいてレギュラー仕様というのも嬉しい点。

年式的にもサイズ的にも衝突安全性はこれまでのスイフトよりはあるだろう。

安全性って、大事。(直近の経験から)

後席は将来的なチャイルドシートやベビーカー、祖父母のシルバーカーまで積むことができるし、2列目3列目全て左右独立型のシート。左右どちらかだけ倒して使用することもできるしフルフラットにもなる。

大型の荷物や自転車だって積める。勿論車中泊も快適にこなせる。先日家にあったNAロードスター用のサイドステップを持ち込み発送するために使用したが余裕で載るので大変ありがたみを感じた。

走行会でZのアタックをするならこのストリームにタイヤ数セットをぶち込んでガレージジャッキや他の機材をまるごと積み込むことも可能で願ったり叶ったりだ。

 

各部を見れば見るほど確実にドライバーズカーであるなという印象。

日常ユースのことも考えて快適に仕立てているのに家族には一切不要な"走り"を磨いて運転手メインの車作りをしてる時点でこの頃のホンダは好感度が高い。でも下品には作っていない。

そういうところは製品としてのクオリティが高いと素直に思えるし個人的にお得感がある。

そんなところで新たな我が家の1台としてこのストリームには存分に楽しませてもらいつつ81スイフトに代わって大切にしていこうと思う。

2026年度はどんなことが起こるか想像ができないがおそらく今までにない年にはなる予感がする。それがいい意味なのか悪い意味なのかはわからないが楽しみなことに変わりはない。

ではまた。

 

 

このストリーム、これから徐々に手を入れていくわけだがパーツ類や細かなレビュー系統はこのみんカラに投稿していくことにした。イニシエの車好きサイトだが最近また初めてみたくなったのでよければどうぞ。

https://minkara.carview.co.jp/userid/2022744/car/3814109/profile.aspx

 

【レビュー】GR86 を半日乗り回してみた感想

今回は数カ月前の体験談。

6月末。梅雨も落ち着き初夏の空気感が増してきている中、D型のGR86を半日試乗する機会を得た。

言わずもがな売れに売れているこの"86"という車種。私は過去にZN6の初期モデル(TOYOTA86)を運転したこともあるのでその経験も時折比較に織り交ぜつつ新型のレビューをしたいと思う。

私はジャーナリストでもなければ裏にスポンサーがいるわけでもない、山遊びやサーキット遊びが好きなごく普通の一般人なので忖度無しにレビューできるポジション。

それを生かして思ったこと感じたことをこの機に綴ろうと思う。

 

主に走りの面で、街乗りとワインディング、それぞれで違う印象を受けたのでジャンルごとにこの2点を比較していく。

※外観や内装のレビューなどは山ほどあるだろうからそれは別の場所で調べて欲しい。

 

【エンジン】

オルタやオイルフィルターが上部にある最高に整備性がいいエンジンは健在。

ZN6の時から大きく変わったと感じたのは1000rpm~3000rpm付近のトルク

アクセルのツキはワイヤーアクセルに慣れた私からしても思ったより気にならない程度の違和感の少ない味付けに変更されているほか、1500rpm~3000rpmあたりのトルクが非常に太くなっている印象を受けた。

スロットル開度を騙して操作性を向上させるスロコン等では得られないエンジン本体のトルク向上は乗っていて楽であると同時に楽しさも倍増するというもの。

 

このZN6にはないトルク感は街乗りでも差を感じる。端的に言えばズボラなギア選びができるようになっており、例えば交差点でしっかり減速してシフトチェンジをすることなく3速、4速でゆったり曲がるというターボ車のような走り方もできてしまう。

ついでにそこからの再加速でも変なダルさは特に感じず、普通に流れに乗って加速していけるくらいの余裕がある。このあたりの味付けはZC33Sに近いものを感じる。基礎部分の排気量UPの恩恵もさることながら電子制御もハイレベルな物になっている。

 

ワインディングではこのトルクを生かしながら終始気持ちいい運転が可能。

極低回転の1200rpm付近でも息継ぎすることなく加速していける為、シフトチェンジをさぼるような運転でもとりあえずOK。

低~中回転時のトルクがあるNA車はアクセルのオンオフが頻繁に行われる峠道、山道にめっぽう強く、まさにみずすましのようにスイスイと駆け抜けていける気持ちよさがある。

逆に言うと高回転を維持して走る必要性はないのでVTECや2ZZのようなドラマ性は特に無し。強いていうのであれば車内に響くスピーカーからの作られたエキゾーストサウンドか。

消極的な意見も多いが個人的にはこういう演出で車外への騒音はほどほどにドライバーのアドレナリンだけを引き出すことができるのなら結構理にかなっているんじゃないかと思う。

ちなみにレブは7500rpmまであり、守備範囲として頼りにはなるが実のところは6500~7000rpm付近でシフトチェンジするのがBESTかなという感覚だった。高回転まで回してもフィールは特に変わらない。

しかしこういったフラットなトルク特性を持つ車が一番扱いやすく、スポーツ走行時の"引き出し"も多い傾向にあるので実用性という面ではかなり心強いだろう。

 

【足回り】

純正とは思えないほどの締めあげられた足回り。レートはそこそこでショックが締め上げられてる感覚があった。故に街乗りはまぁ~硬い乗り心地。

こんなの市販にしていいのか?ストリート用の車高調入ってる?と錯覚する。勿論少し大きめの段差では自身の体も跳ねる。ちょっと突き出たマンホールにのれば普通に飛ぶ。おそらく浮く場面も出てくる。

組み合わされるタイヤは215/40/18という扁平のミシュランパイロットスポーツ4で、この薄いタイヤもあってかそういう印象になっているのかもしれない。

その代わりと言ってはなんだが、PS4タイヤ+硬い足の組み合わせによりステアリングの応答性はかなり良好。かなり機敏に左右に動くことができる。

最も街乗りでそんな運転はしないだろうけれど。。。

はっきり言うと街乗りに関しては寛大な心かスポ車好きで無いと受け入れにくい。

 

ではワインディングでは?というところだがもうこれは市販状態としては最高レベルだろう。足回りとタイヤのグリップ感のマッチングが絶妙で低速~高速どのステージにもっていってもこのまま楽しめる。全体的に低重心な造りのおかげでロール感は少なく、非常に安心感のあるコーナリングを楽しめる。

ヘアピン進入時におけるハナの入りも良く、コーナー中盤からアクセルを開けていってさらに向きを調整するもよし、そこからステアを切り増して操作するもよし。とにかく自由度が高い。

さらに驚いたのはGがかかり切ってこの辺で音を上げるかな?と察した段階からさらにもう半歩ほど粘りがあったこと。

この最後の一粘りの重要性は遊んでる人であればすぐにわかるだろう。ストリート用の車高調並みに締め上げられた足まわりに扁平のPS4を組み合わせることで生まれる絶妙なコーナーフィールは本当に凄いの一言。おそらくブッシュ硬度も結構硬めなのだろう。

 

そこら辺の多少弄ったスポ車相手ならこのまま十分戦えるレベル。

ブレーキのフィールも剛性感は高め。はじめは遊びが少ないと思っていたが純正パッドの性格もいい。初期制動より踏みしろ調整幅多めのコントローラブルタイプ。

ヒールトゥもブレーキング時を想定した位置にアクセルが配置されているので積極的にスポーツ走行をしたくなる。

 

【車体】

まともな写真を撮っていなかったので友人の撮影した写真を使用。。。(スミマセン)

箱の剛性感はばっちり、正直タワーバーだとかよくある補強に関してはよっぽどのことがない限り必要ないと思う。

私自身過去にE46(BMW)を所有していた時期があるのだがそのときは車高調だけでも十分車体が負けていない感じがあり結局そういった補強パーツを入れることなく仕上げた。

それに近いような高いシャーシ剛性をこのGR86から感じた。故におそらく車高調を入れるとしても吊るし程度のレートならなんの補強パーツもいらないだろう。ハイレートでショートショックな足回りを作る場合に考えたらいいのでは?というほどの出来の良さを感じた。

S字の切り返しに関しても非常に機敏に反応する。ただダルさがない分、一般的な車に慣れた人からすれば少々怖く感じるかもしれない。完全に知ってる人やこれから知りたい人向けの作りこみ方であった。

 

【総合】

走りの面だけで見てもこれは"買い"だと思う。

RCグレードであれば300万~、SZで320万~、RZで350万~購入可能というところだが現代の安全装備や基準によるコスト増加を加味しても正直お得な金額に感じる。

ネガな部分を粗探ししたいところだがどうにも悪い部分が見当たらない。

走りに関してはまさに遊ぶ人の事を考えての車作りをしていると言っていいだろう。限界性能そのものは高いのにピーキーに仕立てず、前作であるZN6から正常進化したこの車は現在のFRスポーツ屈指の仕上がりだと感じる。

しかしまぁ。。。一般人がこれに乗ると急に運転がうまくなったように錯覚するだろうから慢心して車を運転して事故が増えないことを願うばかりである。

 

 

 

 

【考察】HT81S 再考察

付き合い方の形は購入当時と違えどその楽しさと実用性、経済性から手放せていないHT81S。

黄色の他にもう一機、シルバーの81スイフトが我が家にはいるわけだが(写真のもの)現在走行距離は175000km。

この個体のリフレッシュで各部をバラして整備していくうちに不思議に思える部分が多々見つかり、どういうわけか今更になって各構造の意味合いやメーカーの意図をどうしても探りたくなってしまった。

この際なので実物を見たり再度メーカーやカタログの説明を用いたり、はたまた数値を見たり比較対象を用意して細かく考察していきたいと思う。

主たる動機は、単純に自動車として各部の構造が面白かったりTOTALで119万円という売値、見えない部分の拘り等を細かく紐解いていきたくなるという個人的な知的探求心によるものであると断っておく。

よくある&居る「自車をより良く見れるようになりたい!」という親バカ思考は申し訳ないが一切無い。

 

まずは価格から。

HT81Sは新車価格にして119万円というのはまず安すぎる。そもそもベースが79万で格安であるからという論は理解こそできるが、ライバル車種達も同様に安かった。

同年式、2003年前後の「ベースモデル→スポーツモデル」の値上がり幅を当時のライバル車種の価格を用いて表で比較してみる。

  型式 排気量(cc) 新車価格(万) 上昇価格 価格上昇率
スイフト HT51S 1300 79.0 40.0万 50.6%
HT81S 1500 119.0
ヴィッツ SCP10 1000 89.5 46.5万 51.9%
NCP13 1300 136.0
FIT GD1 1300 106.5 51.0万 47.8%
GD3 1500 157.5
マーチ 10b 1000 99.8 54.2万 54.3%
12SR 1200 154.0

ライバル車種も昨今の車価格から思うと相当に安価であるが、スイフトの安さが良くわかる。上昇幅もたった40万円と最も少ない。

ついでにスペックでも比較してみる

  型式 排気量(cc) 馬力(PS) トルク kgf.m(NM) 車重(kg) PWR TWR
スイフト HT51S 1300 88 12.0(117.7) 890.0 10.11 7.56
HT81S 1500 115 14.6(143.2) 930.0 8.09 6.49
ヴィッツ SCP10 1000 70 9.7(95.1) 840.0 12.00 8.83
NCP13 1300 110 14.6(143.2) 940.0 8.55 6.56
FIT GD1 1300 86 12.1(118.7) 1000.0 11.63 8.42
GD3 1500 110 14.6(143.2) 1010.0 9.18 7.05
マーチ 10b 1000 68 9.8(96.1) 920.0 13.53 9.57
12SR 1200 110 13.7(134.4) 960.0 8.73 7.14

PWR(パワーウェイトレシオ)、TWR(トルクウェイトレシオ)も算出した。

数値が小さいほど基本的なパフォーマンスが高いということであるが、どちらもこの結果だ。

さらに細かい判断要素として重心位置や重量バランス、空力やギア比、最大トルク発生回転数、車体寸法等…比較するための要因は多分に存在するのだがまずはこの結果で落ち着かせておく。

しかしこれで40万。。。あくまで新車価格なので実質コストはもう少々安いはずだが、粗利ゼロ+サービス精神100%でメーカーが仕事をしたと仮定してもたった40万円だ。

このコストでベース車両からどれだけの改善を行っているのだろうか。

 

外装について。

自身含めて81スイフトから入った方は考えもしなかっただろうが、そもそもこの車は純正でオーバーフェンダーがついている。

長年使用していると内側にある留め具が割れたり折れたりして外れるアレだ。しかしこの外装についてもベース車との比較をすると見方が少々変わってくる。

ベースの51スイフトとの比較。改めて見比べるとフロントバンパー、サイドスカート、リアバンパー、スポイラーまでフルエアロの専用外装が装着されている。

ただ気になるのはフロントバンパーとリアバンパーはきちんとボルト止めされているのにも関わらずサイドエリアだけプラの留め具で固定されている点。別にここも同じようにボルトで留めることもできたはず。

推測だが、もしボルトで留めるのであれば留める側に固定されたねじ山を用意する必要があり、そうすると新たに溶接個所や加工箇所が増える。これを行うと単純に製造コストが上がる。

というわけで製造費や材料のコストカット、軽量化、FやRに比べて直接風力の影響を受けにくい点から結果としてこういう構造にしたように思える。

左右ドアの下部における2本のプレスラインは無くてもいいはずなのにリアフェンダーからドア前方にかけてワイド化に合わせて違和感ないように専用で作られている。デザイン面では表情が出るかもしれないが、この車でそんなことを気にするとはあまり思えないし。。。ここはなんの理由があるのか(調査中)

 

リアスポイラーはベースのものより大型で形状込みで効率化を図っているらしい。

FF車におけるリアスポの重要性は各メーカーがこぞって唱えている。パフォーマンス、安定性に直接影響する部分なので当然手は抜くべきでないし、市販車故に省燃費性能も犠牲にできないため抵抗になり過ぎないちょうどいい塩梅を目指して製作したのだろう。ここもわりとコストがかかってそう。

 

次はバンパー下部にあるエアダムスカート。アンパネを設けることなく車体下部の空気流速を調整するようだが。

カタログ内にも書いてある通り、確かにアンパネは車体下部の空気の流速を高める反面あからさまな重量物。大物なので当然製造コストもかかる。

コストカットと軽量化は行いつつフロントの空力はどうしても捨てられない。というわけでその代品としてこの部品をエアダムスカートを製作、取り付けるに至ったのだろう。

ちなみにZC31S以降も大きさは違えど微妙に採用されていたりする。そんなところからもスズキのフロント空力対策はこれが一つの答えとなったのだろう。

そしてグリル。

比較画像を用意した。上2つがHT51Sのもので下の1つがHT81Sのもの。

カタログ文章には「ラジエターグリルの仕様変更によって透過空気量をコントロール」とある。

もうお分かりだろうが、空気の流入量はまさかの51が一番多い。すっからかん。

上一枚目のベース仕様で既に空気を大量に入れることができる、一見一番効率のいいデザインなのに何をどう仕様変更したのかという話。

※真ん中のモノはおそらくデザイン重視なので置いておく

 

気になって実物を見て調査してみたところ非常に興味深い形状をしていた。

できるだけ明度調整して中を見てみた。

よく観察すると空気の通過する場所を綺麗にセクション分けするような形状になっていた。ただEG上部エリアとメクラがある時点で単純な空気流入量は51のグリルより少なくなっている。

空気というのは入れれば入れるほどいいというわけではなく、流速や効率をコントロールする(シュラウドを設けて効率を上げたり、抜く方の空気の方が実は大切だったり)のが一番という記事を見たことがあるがまさにその効率化をこうした見えない部分で図っている可能性がある。

おそらくEG上部の不規則な穴のサイズや横ストライプで凹凸を設けていることにも意味があるのだと思う。上がってきた熱気を押し出すために流速を上げているのか…?

効率を求められるスポーツエンジン車のグリルに"追加でメクラを設ける"なんていう一見蛮行にも見えるこの仕様変更。。。確実に意味のあるものなのだろうし効率がいいから採用されたのだろう。

奥が深い。いや、誰がこんなところまで見るねん。地味すぎる。

これは別に今更いうことでもないけれどホイールも剛性に定評のあるエンケイ製の白いアルミホイールが標準採用。昨今の86RCみたいに鉄チンホイールで「お前らなんてすぐホイール変えるやろ!」という塩梅でコスト落とすこともできたろうが、それまでに目立ったスポーツモデルを販売してきてなかったスズキからするとそれはナシな話だったのだろう。

見栄えが悪いし多分売れない(そもそこまで売れていない)というわけでここはあえてコストかけてきてる。

ちなみに裏はアイスの棒程度のサイズで肉抜きされている。

 

構造について。

 

これに関してはこの記事を読んでるような人間には説明不要だろうし割愛。

 

しかし上記のように剛性アップに重量増加はご法度である、という軽量化厨の綴った文を見るからにフロア下部に関しては重量面でメリットのあるガセット追加だとか溶接箇所増やすだとかそういうやり方より効果があったが故に新設計して追加したのだろう。

足回りは流石に手が入ってることくらいわかると思うが、特筆すべきはリアのディスクブレーキ化か。ベース車両のドラムブレーキををキャンセルし、ディスク化している点についてはコストアップは避けられないが、スタビリティUPには欠かせないポイントなのでこれはよくやってくれたなと。

今気が付いたが一応パッドも専用品らしいのでTOTALでチューニングしてある。

寸法の面でも3ドアを採用した意味があると考える。

ラリーというのは直安性云々よりもいかに車体の向きを変えられるかが問われる競技。

足がどうとかタイヤがどうとか以前に、そもそもの車体の基礎構造が大切になるわけで、そうすると今の車で言うGRヤリスのようなショートホイールベース×ワイドボディという方向性が一番理にかなった形となる。

 

トレッドに関してもフロントの方が広くリアが狭め。

フロントをワイドにして横剛性を確保しつつ、アンダーステアになる分をリアのトレッドを狭めて限界を下げることでコントロール性を向上させる。ただしリアが狭めということは直進安定性は多少向上するので、コーナリング優先で少し直安も補正したようなSET。

まぁそれでも全高の高さ故にGを逃がしにくいのだけれども。

 

この81スイフトも3ドアベースを採用することで極力ショートホイールベースにした上でこういったトレッドにしてワイドボディ化しているので確信犯的に作っているのだなと。

なんとなく3ドアのがスポーティだからとかそういう理由でないことは読み取れる。軽自動車に毛が生えたような普通車しか製造してなかった当時のスズキだからこそできた欠点を逆手にとったような、もがいたような車作り。

 

短い車体を選定して、それを無理くたワイドにして軽量化しながら剛性上げて足回りもTOTALで仕上げて

 

鍛造ピストン作ってそれをWPCコーティングして、カム変えてバルブ調整して圧縮上げたエンジン乗せて

※文面にまた重量増加させない旨が記載されてる

 

 

高速道路、快適性まぁまぁ無視のクロスしたギア比のミッション載せて

 

専用内装作ってシートもRECAROと一緒に作って

やれること一通り全部やって、はい119万円!!!

んー、たった40万円でこれだけのブラッシュアップができると思えん。

こうして記事にしてても正直よくわからん。

材料費は?開発費は?追加工数は?納得いく内訳を教えてくれ。

ただ勝つために持っているカードを最大限生かして競技に参戦(当時のJWRC)したろ!という気概はとても好印象。

変な車だ。

 

※何か変なところ発見次第追加で更新予定。

 

 

 

 

【レビュー】古のコーティング剤 イオンコートレジェンド 使ってみた結果。。。

休日の遠出から普段乗り、通勤で使用しているスイフト

雨であろうが雪であろうが酷暑であろうが鞭打ちながら17万キロも走ってもらっているが、内部機関はしっかりメンテナンスしているのでまだまだ元気。

じゃあ外観は?というと正直なところクリアが薄くなってきているのが現状。まぁスズキ車なので多くは求めないし、そもそものクリアの厚みには期待してはいけない。

でもその中でもできるだけ綺麗な風貌にしてやりたく。。。

かと言ってお店でしっかりコーティングしてもらうほどの資金を投入するのもなんだか気が引ける。

そこで手軽に、そして多少マシな綺麗さを今からでも出せないものか?ということで今回手を出したのがこのイオンコート レジェンドと言うわけだ。

今回は施工後2ヶ月観察した結果もつけてレビューしてみる。

 

全く詳しくないのだが一応この製品は35年も続くロングセラー商品なのだとか。いやいや年配のおっちゃんが他の製品を試すこともしないで「これがええねん!」とひたすら宗教的に使ってるような製品なんじゃないの~?パッケージデザインもちょっと古いし。

 

巷では様々なコーティング剤のレビューがネット上に上がっているが、どのレビューも「いい!」というコメントばかりでうんざりする。そりゃお金出して買った手前、悪かったというレビューは残したくないし認めたくもないだろうけど、どういいのかだとかどこが悪いのだとかその辺をもっと教えて欲しいな~と常々思っていた。なので私は

忖度無しに厳しめに評価しようと思う。

別にメーカーの回し者でもなんでもないからね。なんなら小姑のように粗を見つけてやるつもりだ。

 

イオンコートシリーズの概要は公式ホームページから確認していただきたい↓

クリンビュー 

さて、細かい使用方法はサイトに載っているので割愛するが、せっかくなのでパッケージからチェックしていこうと思う。

裏面。一応イオンコートシリーズの中でも最上級のものがこの「レジェンド」になるようだ。13ヶ月の耐久力とあるがさて実際どれほどもつのか。私は正直に言うとこの手の謳い文句はあまり信用していない。

結果が全てなのだから。

信用するのは経過観察含めた検証の後だ。

強いて言うとグラフを元に判断した場合、性能の降下度合いも穏やかなのでこのデータを100%信じるのならば多少期待はできそうに感じるが。。。

横面には本製品の成分が記載されている。

フッ素樹脂、シリコーン、合成ワックス、石油系溶剤、紫外線吸収剤

で構成されていて車体カラー問わず使用できるとのこと。この内容を見ていると固形ワックスとスプレータイプのコーティング剤の中間というイメージが湧く。いいとこ取りなら最高なのだが....

パックの中身はこんな具合。液剤1缶とスポンジが4切という構成だ。

スポンジは2つ1組になってくっついているので使用時はちぎって使用する感じだった。吹き上げようの乾いたタオルが必要になるので施工時は用意しておく。

※一切れ色がくすんでいるのは使用したからなので安心してほしい。

 

というわけでいつも通り洗車して施工の準備は完了。今回は車体の左サイドで実験していく。

・左ドアパネル部は施工無し

・左リアパネルだけ施工

という形で比較していこうと思う。ボンネットに施工している写真をよく見かけるが、私は陰影や映り込みの差がよりはっきり出るサイド側で試してやろうと思った。無駄な写真の加工も一切なし。

液剤をスポンジに塗布してぬりぬりしながら乾燥するのを待つ。独特の匂いがする…

2025/2/12。この日の気温は7℃。気温にもよるだろうが10分~15分程度で乾燥してきて白っぽくなるのでそこまで乾けば頃合い。乾燥したタオルで拭き取ったら完成。

ちゃんと比較しやすいようにしっかり反射するごまかしの効かない角度で写真を撮ってみた。

赤→ ・・・未施工

青→ ・・・施工後

というところで結果はこんな感じ。

いやいやいや、そんなわけないだろうと。にわかに信じがたいレベルでツヤ感増してないか?

手前と比較して明らかにぬるぬるしている。。。

わかりやすいのは中心に反射してる植木の映り方。施工した部分の方がはっきりくっきり映っている。じゃあドアパネル部とリアパネル部の塗装面に差があったかというと事故車も何でもないのでそんなことあるわけがなく劣化度合いは同じ。

そもそも車体のクリアが薄い状態だったからここまでわかりやすくなっているのかもしれないが、一つ言えるのはプラシーボではなくこれがリアルな結果であるということ。

ちなみに触り心地に関しても施工前は指でなぞると多少ザラつきというか、ひっかかりを感じたのだが施工後は滑るような滑らかさだった。

認めざるを得ない。。。。

普通に凄いじゃないか。。。くそ…巷のレビューみたいになるじゃないか…

 

クリンビューすみませんでした。

結構凄いですわこの商品。ひとまずは車体全体に施工してみることにする。

しかしここまで違いが出るとは正直思ってもみなかった。

欠点を挙げるとすると施工後の薬液が乾燥しすぎていると拭き取り時に白い粉が残りやすく、結構圧をかけて拭き取らなければいけない。

ここは華奢な女性や力に自信のない人からすると疲労感を感じる部分だろう。

焦らず施工し、力をそれなりに込めて丁寧に吹き上げできる人にはお勧めと言える。

反対にスプレータイプの気軽さベースで施工できると思っているせっかちさんへはお勧めしない。

 

耐久性はこれから見ていくが、コーティングという点に関してはかなり効果があると言える。ぶっちゃけメインのZにも使ってみたくなった。

 

[2か月後レビュー]

2025/4/18。

2ヶ月経っても効果が続いていることがわかるだろう。

ついでに言うと車体全体に施工したので、以前映り込みに差があったドア部とリア部の映り込みに関しても同じ感じになっているのが分かると思う。

これが結果である。

そしてこの2か月間で気が付いたのは依然と比較して圧倒的に汚れなくなっているということだ。汚れたとしても洗車時にすぐに汚れが取れることに感動した。

しかし本当にツヤ感がグッとupしている。。。

しっかり綺麗になることによる個人的な満足感も上がるが、なにより車好きの友人らから「だいぶ綺麗にして乗ってるな」「状態いいね」と言われたことが一番予想外だった。

 

今後もこういった商品の検証を厳しい目で見て行っていきたい。

ちなみにNET購入の方が断然安かったっていう。。。

 

〇今回の商品はこちら〇

item.rakuten.co.jp

 

 

 

 

 

 

【日記】五感で寒波を楽しむ日

2025年の寒波は2連撃。2月の冷え込みは通年以上のものだったように感じる。

京都という地域だけで言うと2年ぶりか。

今回の寒波は降雪もしっかりとあり、北部の舞鶴~京北エリアは吹雪くようなコンディションの日が何日かあったようだ。

さて、寒波がやってきて積雪が約束されているのであればやることは一つ。

───Let's積雪Drive───

人間というものは本能的に安心や安全を求める反面、時折どこか非日常的なスリルや楽しさも求めるもの。こういうときに刺激を受けたくなってあえて出かけたくなる人も少なくないだろう。

冬の間は気温の寒さ故自宅に籠る時間が長い。

理由がなければ外出する気にもならないそして体は鈍っていく。

そんなときこそ「雪遊び」だ。

 

ちなみに過去、私は数年間東北の福島県に滞在していた経緯がある。

知っての通り福島県の冬場はかなりの積雪があり、腰付近まで雪で埋まることもしばしば。通勤時間に吹雪で1m先が見えない中、目印のポールを見ながら車を走らせる…などということが日常的にあった。

地元の方々にご教授いただいた結果、雪質や路面を見て滑るか滑らないか、進むか引き返すかというところの判断はある程度身に着けることができた。

とは言え過信は禁物。楽しむ気持ちと警戒する心構え両方備えて山へ向かった。

ゴリゴリという氷の感触と音、雪の柔らかい感触がステアリングから伝わってくる。

京北エリアでは写真のような状態。

あたり一面山々に囲まれているこの地域でも景色が白く霞んでしまうようなコンディションは寒波が来ている情報を再度思い出させてくれる。

一般車は流石にいないだろうと思っていたが、この地域に在住の地元の車はちらほら見受けられるし、スタッドレスを履いたランエボ、インプ、ジムニーRX-8等明らかに雪目当てでやってきている方々も見かけた。

 

これくらいでは銀世界、と言うには少々大げさかもしれないが何より綺麗な景色に満足感があった。

個人的に雪景色というものは見ていて落ち着くし雪が音を吸って静かな空間になるので心が落ち着く。これが本当に好きなので五感で癒されつつドライブをしていった。

 

程なくして美山の道の駅へ到着。

こんな日だというのに一部観光客が来ており、売店も通常営業。なんといつも通りアイスまで売っていた。

味が美味しいのは知っているが、こんな寒い中でアイスを購入する人などそういないだろうに。ホットココアや珈琲の方がいいだろう。

....買ってしまった。もはやお約束のようなレベルで普通に買っていた。

でも他のお客さんも普通に購入していく。

何故なのか。。。そんなに寒いのが好きなのか。。。?

 

ソフトクリームには吹雪いてくる雪のトッピング。寒波限定仕様。

このコンディションの中、外でアイスを....とも思ったが1分ともたず。

案の定暖を取りながら車内で食べることになった。

そして車内から景色や訪れる車を眺めていて気が付いたのだが、石川ナンバーの車が2台。

この寒波の中あの豪雪地域からここまできたのか?

なんというタフネスさだろうか。。。北陸の民からすると大したことないレベルなのだろうか。

山奥のエリアは夜になるとさらに降雪が強くなり、少々危険な状況になっていた。勿論視界も10m先が見えないほどだし、ところどころアイスバーンにもなっている。タイヤから伝わる感触も積雪具合も安全かどうか微妙なラインだったので帰ることができなくなる前に引き返すことにした。

しかし年甲斐もなく雪遊びを楽しんだせいか子供のころのように遊び疲れる感覚がある。

そのせいかその日の晩は沈むように眠った。満足度が高い1日だった。

身近な非日常というものはうまく取り入れて楽しむことができればいいリフレッシュになるのかもしれない。

【タイヤの話】ちょっと早めの春支度と KR20A レビュー

三寒四温とまではいかずとも気温の振れ幅が大きい今年の1月~2月。
季節関係なしにくそ寒い山へ足しげく通う↑スイフト乗りもいるようだが私のZはもっぱら近所の徘徊程度。

遠出するにしても路面凍結の可能性を鑑みてほぼスイフト一台で行動している状態だ。

理由はともあれ冬の間ずっとZを放置しているのもなんだか気が引けるし、なによりバッテリーにも車体にも良くないだろうと。

何か今のうちにできることを。。。そんなところで少しずつ春支度を始めることにした。

その中でも現在タイヤの交換時期が迫ってきているので今回はその話。

2023年の7月、納車時に新品導入したKENDA KR20A、リアは1年半でこの状態。フィーリングの問題でエアを高めに設定していたせいかタイヤの中央が摩耗してしまっている。内べりはまぁ許容範囲として最終的にはエアに頼らないセッティングをだしたいところだ。

納車時に初めからZⅢやRE71RS等のハイグリップを採用することもできたわけだが、素性がわからない車にいきなりハイグリップを履かせるのは個人的には避けたく、ついでに価格が安価な方が助かる。

納車後っていうのは何が起こるかわからないし思わぬトラブルによる出費に備えるべきなので。。。

で、車の様子見に適するものは。。。という条件からこのタイヤに行きついた。

 

トータルで1年半使用したのだが、一言で表現すると

"リーズナブルでありつつ街乗りからサーキットまでこれ一本で無難に遊びたい&練習したい"

という欲張りな方にはうってつけのタイヤではないだろうか。

各部分を5つ星で評価してみる。

 

●ドライグリップ:★★★☆☆

星の数は3だが、そこそこのグリップ力を持っていると感じる。

AD09やA052クラスが★5だとして、ZⅢやシバ280あたりが★4という感覚で見てほしい。

個人的にNS2Rに近い性能に感じるがKR20Aの方が縦、横、斜めのバランスが良くて限界が分かりやすく、そういった意味での安心感がある。

きついRのヘアピンなどにハイスピードで侵入した際のヨレ感は595RS-Rっぽさがあり、そこでコンパウンドが溶けて路面をとらえてくれるのであればそのまま砕けながらでもなんとか脱出できるが、KR20Aはタイヤの機嫌を伺いながら姿勢をコントロールする必要がある。

何故かって、溶けない部類のタイヤだから。。。熱を入れて虐めてもタイヤカスはケシカスみたいな質だし。まずドロドロには溶けない。削れる系。

ちなみに滑りだしてからのコントロール性はかなり気に入っている。急激に出るタイプではなくて、ヌルっと出てアクセルコントロールできる点はとても安心できる。

…が、滑り出してから前に進むトラクションは不足気味。ここで前に出てくれるなら使い方次第では強力な武器になるのに。。。

 

逆に考えるとタイヤのグリップ力に依存することなく、潰して喰わせて荷重を操る楽しさを味わう、滑らせる練習やグリップにも使用できる、減りにくい等、練習タイヤというところであれば十分合格ラインの楽しいタイヤだと感じる。

一発のタイムは国産ハイグリップ勢には遠く及ばないが部類としてはぎりぎり"ハイグリップ"というフィールもあるし、練習タイヤやストリートタイヤとして遊ぶための性能は十分ある。

初級~中級者はこういうタイヤをうまく操ってから、のちにベトベトに溶けて喰うタイヤを履いた方がいい結果が出るんじゃないだろうか。

つまるところサーキットのタイムなんてのはタイヤにいくらかけたかで決まるようなもんでもあるので。

 

●ウェットグリップ:★★★☆☆

これはZに履いていた、というのが大前提であるが概ねアジアンの平均レベルの安心感はある印象だった。比較で言うとアレだがシバよりは安心感がある。あれは恐怖だから。。。

KR20Aは雨の日の高速でも大きくブレることなく真っすぐ走ってくれるし、ストリートでもある一定ラインまではドライとあまり変わらないステアフィール。

巷ではウェットは厳しいというレビューも見かけたが、おそらくタイヤの面圧だとか車体の重量によって評価が変わってくるタイプのものだろうと思う。

Z33+KR20Aに関してはそれほど恐怖感は無く、非常に扱いやすいのでおすすめと言える。

ただし、アジアンタイヤは総じてウェット路面に弱いので限界走行はほどほどに。

 

操作性:★★★☆☆

スポーティタイヤ+α程度のレスポンス。

ハイグリップということを念頭に置いてステアを切ると半テンポ遅く反応し、裏切られるので注意。意識して早めにステアを動かすことを忘れずに。

そしてショルダー剛性が足りていないのか斜めと横の踏ん張りが今一つ。

この若干ダルな感じはスポーツ走行ではダイレクト感に欠けるというコメントになってしまうが、街乗りでは適度なダルさのおかげで疲れにくさに一役買っているとも言える。

そういうちょうどいい感じから星は3つとした。

 

快適性:★★★☆☆

ロードノイズは並。酷いとは感じない。

高速走行時も変なバイブレーションはないし、ウォンウォンいうようなやかましさはない。耳障りにならないロードノイズが少し離れたところから聞こえてくるような、そんな感じ。

乗り心地に関しては普通。悪くもなければ良くもない。乗り心地に関してはランフラットの方がよっぽどしんどいだろう。

新品時はわりと深溝だった為か、さらに乗り心地がよかったような気もする。

 

耐久性:★★★★★

胸を張って誇れる★5。400馬力級のZのリアで上記写真の状態。

このタイヤの一番のメリットはこれに尽きる。

先ほどの写真を見てもらうとわかるが総走行距離で12000km、サーキット走行2回と街乗りで1年半使用した状態とは思えない。

フロントに関してはもっと溝が残っている。

走らせ方次第では2年~2年半はもたせることができるかも?

 

以上がKR20Aのレビュー。

どのみち春先にタイヤ交換しなければならないのでどういったタイヤをチョイスするか考えなければ。

アクセレラの651も気になっている。

これもいいレビューと悪いレビュー両方あってTWも100と200の二種類存在する。

価格が非常に安いことと入手のしやすさ、サイズ展開が豊富なので融通が利くのもいいところかなと。

百聞は一見にしかずということで一度試すのもアリか?

価格は少々張るもののまだ全然リーズナブルなシバR31型。
R23型のシバは2回ほど履いたことがあるが非常にまとまった性能だったのでこの新型もかなり気になっている。

国産ハイグリの半額ほどの値段で入手できてそれらに負けないくらいのタイムが出るんだとか。期待してしまうだろう、そんなこと言われると。

 

さてさて....

4月頃には新しいタイヤを選定して履き替えるような段取りで進めることにしよう。

まだ時間はあるのでじっくりと情報収集に勤しむことにする。

 

打って変わって唐突なタンメン失礼。

いやもう寒くて寒くて。そんな日は暖かい食べ物に限るでしょうよ。

山科にあるイワサキタンメンさん、たまに行くのだけれどラーメンのようなしつこさがきついなって時に本当におすすめ。

店内もきれいなので女性でも行ける居心地よさがGOOD。是非どうぞ。

 

 

 

 

【整備】プラグの裏話(お得記事)

いきなりだが新旧のプラグ写真。

溶接部分や各部の構造など同じブランドの同じプラグに見えるが実は違う。いや、厳密にいうと同じなのだが。この意味はここから先の記録を見るとわかると思う。

さて今回はプラグの交換を行った記事。

…ではなくこの度たまたま仕入れた大変お得な小話の回である。

 

我が家のZ33は過給器が装着されていることもあり、純正番手のプラグでなくNGK8番のレーシングプラグを使用していた。

よくあるRXプラグのような長寿命タイプではなく性能重視のプラグで、イリジウムと言えど1万~1.5万キロ程度(推奨)で交換する必要がある。別にさらに引き伸ばしても問題はないだろうが性能のことを考えるとこの距離内に交換しておいた方が無難であることは言うまでもない。

ただ!この推奨距離である…短い。如何せん短い。。。

NGKのプラグは信頼性が高く自身もこれまで様々な愛車に使用してきたが、Zの場合はV6エンジンなので6本必要…!!その価格たるや

2025年現在でこの額である。

そうすると必然的に1万キロごとに上記コストが必要になってくるというわけだ。コンディションの為とは言えなんとか品質を保ちつつコストを抑えられないものか…

と悩んでいたところ、とある筋の先輩より勧められたのがHKSのレーシングプラグだ。

このプラグを勧められた経緯はまさかの

製造元が同じなのに価格が安い

というところなのである。

え…?と思ったが、調べてみると本当に製造元が同じなのである。

以下にそのソースである部分の一部を掲載する。

HKS自らのお知らせ文で、公式サイトにも載っている。

そしてさらにHKSのレーシングプラグ価格は…

まさかの半額!!!!!!

何が違ってここまで差が出るのか…見えないところのコストなのか何なのか…

委託&大量発注故の産物であれば最高なのだが。

細かいことは置いておいておこう、何はともあれ安心の製造元であることが判明した。

という流れでターボやスーチャーなど過給機仕様に適するZ33用サイズのHKS製(もといNGK製)熱価8番レーシングプラグを購入したというわけだ。

ここまで話して疑われても困るのでリンクは一応貼っておく。よかったら確認どうぞ↓

item.rakuten.co.jp

自分よ。次回もここからこれを買え。

ちなみにZ33、NA仕様の方へお伝えしておくと純正熱価は5番である。

サーキットや山珍などスポーツ走行をよく行う方は7~8番でもいいだろう。

 

さて、あとは交換した際の記録写真でも。。。

1.5万キロほど使用したNGKレーシングプラグ。

エンジンを前から見た順番に並べて見ている。完璧ではないがわりと均等に焼けている。

見たくないものを発見してしまった

車内側に近い2つのプラグホールにだけオイルが。。。

他のプラグホールは無事だったのだが…コイルが水没することを避けたいので上部のパッキン隙間に液体ガスケットを塗布して対策。これで多少はホール内を守ることができるだろう。

コイルに異常がないかも確認。

通電の確認がベストだが、検査用の器具を所持していないため清掃、目視で確認後元に戻した。

さて、残るは前回記事のトラブルシューティングだけだ…

hani81s.hatenablog.com

微妙にめんどくさいがやらねばならない部分なのでこれが完了するまではZで出かけるのは控える。

わからない部分や普段見えない部分がわかってきてさらに楽しくなってきた気がする。このテンションが続いているうちに作業を終わらせたいものだ。