高市の不用意な発言が中国を怒らせ、日中関係に深刻な影響を与えている。新聞やテレビなどのメディアはとにかく中国が全面的に悪いという印象を視聴者に植え付けようと必死なようだ。韓国と揉めたときも同じ。とにかく日本が正しくて、いつも悪いのは相手の方だということにする。実際は日本の方に問題があったとしても。そして視聴者の多くもそれを信じる。
大本営発表って決して過去のことではないな、と最近思う。日本は報道規制されていなくて自由だと多くの人が思っているみたいだけど、普通に圧力だってあるし、圧力をかけられてもいないのに自分から権力に擦り寄ってしまうメディアもあるし。
戦前の大本営発表がどれだけひどかったか、という歴史を知っていても現在の日本メディアの状況と重なる部分は一つも見出さず、逆に中国だけが大本営発表をしていて日本は正しく事実を報道している、という認識の人が多いようで残念だ。歴史から何も学んでいない。もっとすごい人になると、日本のメディアは左寄りで売国的で、日本に都合の悪いことばかり報道しているという認識になるみたいだけど。
そして日本はアメリカの属国なので、アメリカに都合の良い情報が流されがち。アメリカの意向に従ってイスラム教徒をテロリスト予備軍扱いしてみたり、アメリカと仲の悪いロシアと中国をワンセットにして必要以上に悪魔化したり。
最近では、朝日新聞がマリア・マチャドを持ち上げていてゲンナリ。マチャドは平和とは程遠い極右の媚米シオニストで、この人がノーベル平和賞を受賞したことのおかしさについて論じるべきなのに、朝日新聞は美化するばかり。
「リベラル」(≠左翼)の多くは自国への警戒心はある程度あるけど欧米(特に西欧と北欧)のことは過大評価していて、報道の西側バイアスに鈍感だと思っている。「リベラル」の多くは中国を見下しているか敵視している感じがするけど、中国が果たして日本や西側諸国の報道で言われるほどのディストピアなのか、少し割り引いて考える必要があるとは思わないのだろうか。イスラエルに対する西側メディアの報道の偏りに気付いたなら、そこから想像を広げられないだろうか。