廃屈な日々〜旅と廃墟の回顧録〜

静岡県を中心にちょっと違った旅の記憶と記録。

2025年を振り返ろう 下半期編

プレイバック2025下半期

あけましておめでとうございます。

さて、1年を振り返ってみたわけだが昨年の2月後半から3月前半までのRAWデータが見当たらないのです・・・。jpgのバックアップがあったから良かったものの、喪失感に苛まれる年の瀬となってしまった。以前、SSDが壊れて痛い目にあったのに相も変わらず雑な自分が嫌になる。どこかに残っていませんかね?

 

7月

主な訪問先

高知県(東から西まで)

愛媛県宇和島市八幡浜市

広島県大久野島大崎上島

・長野県(諏訪市大町市など)

山梨県甲府市

・神奈川県(横浜市大和市

 

記事化できた場所

高知県(玉水新地、稲荷新地、宿毛町など)

愛媛県(無し)

広島県(木江遊郭

・長野県(無し)

山梨県(無し)

・神奈川県(浜マーケット)

 

感想など

 

7月は高知遠征に全振りしたかのような印象。初めての高知県はとても刺激的だった。昨年から四国という土地に魅了されっぱなしである。多くが記事化できているのも良き。四国の難点はアクセスの悪さでとにかく時間が掛かる。車で行くと期待の膨らむ行きは問題ないが、用事の済んだ帰りは気が遠くなってしまう。最近は高速道路だと3時間を過ぎて残りが半分以上あると発狂してしまうことが多々…。新名神の滋賀−三重県辺りで叫んでいる人を見かけたら多分私だと思います。

 

価値観が一変すると聞かされていた高知県で食べる鰹のタタキ。正直な感想としてはそこまでではなかった。これについては期待値が大きすぎたかな。それでもニンニクマヨネーズとの相性は目からウロコ。今では鰹のタタキには欠かせない薬味になった。

 

 

大久野島のウサギ

毒ガス島こと大久野島。時間の関係でウサギは無視すると決め込んでいたが無視できなかった。望遠レンズを持っていかなかったため、今度はウサギをメインに行きたいな。

 

8月

主な訪問先

・福岡県(北九州市

山口県下関市宇部市周南市柳井市

広島県三次市呉市福山市尾道市

岡山県倉敷市

 

記事化できた場所

・福岡県(無し)

山口県(無し)

広島県(無し)

岡山県(無し)

 

感想など

 

記事化した場所無し!

三泊四日で北九州市から青春18きっぷを使って倉敷市まで電車移動の旅。改悪された18きっぷも3日間フルで使えばお得かなと思ったが計算してみるとそうでも無かった。片道だと3300円のラインは距離に加えて乗り降りも頻繁にしないと大きく越えませんねぇ。メインは北九州市に残る市場系商店街巡り。そこから電車で兵庫県まで行くはずが疲れ果てて岡山市でギブアップ。最終日の朝イチに尾道へ寄ったのが失敗だった。夏の日の坂道はキツすぎるって!

 

かみちゅ!から20年という現実が受け入れられない…。

 

9月

主な訪問先

新潟県新潟市新発田市三条市

岐阜県柳ケ瀬通商店街)

富山県富山市魚津市南砺市

・石川県(金沢市

京都府福知山市

鳥取県鳥取市米子市境港市

島根県松江市出雲市

・東京都(練馬区

・茨木県(水戸市美浦村

 

記事化できた場所

新潟県(無し)

岐阜県(無し)

富山県(無し)

・石川県(無し)

京都府(無し)

鳥取県(無し)

島根県(無し)

・東京都(無し)

・茨木県(無し)

 

感想など

 

9月も記事にできていない・・・。

私の中で毎年恒例となっている8月30-31日の有給休暇旅行。今年は土日だったため9月へずらして新潟県へ。それとは別で京都府鳥取県島根県岐阜県富山県、石川県と我ながら狂気じみた移動距離。おまけに水戸市まで行ってるし。水戸市はアーケードが撤去されるとニュースを聞きつけ急遽決定。てっきり宮前銀座のことだと思っていたら全然違う場所で拍子抜け。しかも宮前銀座は25年春に撤去済みということでした。合掌。

 

岐阜県柳ケ瀬通り商店街も一部が撤去されるということだったが既に工事は進んでいた。残念。

 

 

 

10月

主な訪問先

広島県広島市福山市呉市竹原市

静岡県島田市

 

記事化できた場所

広島県(無し)

静岡県(無し)

 


感想など

 

3か月続いて訪問先が記事にできていない・・・。

9月末に呉市の吉浦本町商店街のアーケードが10月中旬に撤去という情報をキャッチ。急いで訪問した次第。呉市には8月に行ったばかりだったのだが、時間の関係で吉浦本町商店街はスルーしていた。8月は時間の関係で不完全燃焼だったから近いうちに再訪したいと思ってはいたが、まさかこんな早くになるとは…。

そして、急いで向かったのは良いが、何の因果か当日はお祭り。できれば普段の姿が見たかったなァ。それでもアーケードのある最後の祭りの日と考えれば貴重な風景を残すことができたと思う。

 

静岡県内では5年ぶりに笹間渡にある発電所廃墟に行った。この場所はアクセスに難があり、川を歩いて横断しなければ辿り着けない。夏場に2回くらい挑戦してみたが川の状態から断念していたから季節が巡る前に何とか間に合った形だ。

 

 

 

11月

主な訪問先

・長野県(須坂市

群馬県前橋市富岡市

岐阜市郡上市

滋賀県豊郷小学校旧校舎群、旧鎌掛小学校)

 

記事化できた場所

・長野県(無し)

群馬県四万温泉

岐阜市(無し)

滋賀県(無し)

 

感想など

 

11月中旬まで1か月以上どこにも出かけなかった。山梨県へ買い物に行ったりはしていたが街歩きや写真の活動からは離れていた。11月中旬に重い腰を上げて、長野県、群馬県岐阜県滋賀県と4つの県へ出かけた。それが良いリハビリとなり、徐々にモチベーションも回復していったそんな一か月。…行く場所に困ったら合法的に入れる廃校へ行けばいいんすよ。

 

茨城県で見つけた世界一可愛いトンネル

 

12月

主な訪問先

茨城県笠間市大子町

・栃木県(宇都宮市

・千葉県(佐原市成田市

・埼玉県(川越市

・神奈川県(相模湖)

 

記事化できた場所

茨城県(無し)

・栃木県(無し)

・千葉県(無し)

・埼玉県(無し)

・神奈川県(無し)

 

感想など

 

12月はまとまった時間が確保できず、泊まりで遠征できたのは1回のみ。今年は過去1で茨城県へ行った気がする。おかげ様で圏央道の乗り換えもスムーズにできるようになったものだ。撮り納めは川越市と相模湖だった。カメラの話ができる唯一の友人とほぼ毎年行くのだが、腕前でははるか先へ行ってしまわれたようで・・・。私の方が倍くらいカメラ歴は長いのに不思議なもんだなぁ。

 

ついでに現在進行形の悩みをひとつ。Windowsが勝手にアップデートされてからAdobeのアプリが起動できなくなって困りもんでございます。治るまではメモリ8GBのmacbookさんに頑張ってもらいましょうか。

 

 

将太の寿司マニアとして”笹寿司”と聞くとつい体が反応してしまう・・・。

 

 

下半期ベストショット

 

 

以上、2025年を振り返ろう下半期編。

昨年は1年を通してまだ見ぬ地を求めて西へ東へ大移動の年だった。それもこれもアーケード商店街や赤線跡の寿命が間近にあるためだ。今行かなければ失われてしまう風景がそこにはある。しかしながら、地方については粗方行きつくしてしまった感が否めない。この旅も終わりが近づいてきていることも考えなければならなくなった。残すは九州、沖縄、北海道といった所か。そして東京、京都、大阪、兵庫の大都市とも向き合わなければならない。・・・人混みが嫌だなぁ。

 

ここまで読んでくれてありがとう。

今年もマイペースに頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

2025年を振り返ろう 上半期編

プレイバック2025上半期

あすなろう、あすなろう・・・

毎年やろうやろうと思ってできなかった1年を振り返る記事。

ブログを開設して5年が経とうとする今、ついにやったります。

 

1月

主な訪問先

和歌山県和歌山市海南市田辺市那智勝浦町

三重県四日市市

・愛知県(刈谷市半田市

滋賀県彦根市

 

記事化できた場所

和歌山県(天王新地、西新地、船尾市場など)

三重県(無し)

・愛知県(亀豊園)

滋賀県(無し)

 

感想など

車移動が基本の私にとって厳冬期は行く場所が限られてしまう時期でもある。そんな中でよほどの事が無い限り安心な三重県北勢から和歌山県へ結ぶルートは冬の定番コース。果てしなく長い道のりとなるのだが、四日市とか那智勝浦とか好きなのでそこまで苦ではなかったりする。滋賀県彦根へ愛知県から電車で行った。撮れ高的には申し分ない反面、膨大な数の写真から選定するのが億劫になり未だに記事化できず。

 

 

2月

主に訪問した都道府県

・千葉県(木更津市、富津市、館山市鴨川市

・神奈川県(横浜市

宮城県仙台市

山形県山形市天童市

 

記事化できた場所

・千葉県(ランクル隧道)

・神奈川県(無し)

宮城県(仙台銀座、いろは横丁、文化横丁など)

山形県(なし)

 

感想

キュンパスで冬の旅行に革命が起きた・・・!

平日限定1万円でJR東日本管内の新幹線を含めた全ての路線が乗り放題になる魔法の切符。東京駅始発に間に合わせるため2時に車で小田原へ向かう狂気の旅程。色々と落とし穴もあるけれど何だか東北が身近に感じるようになった。何より1万円で青森日帰りのできる喜びといったら他にない。ネット記事で識者が”東京駅からキュンパス青森日帰りは往復7時間掛かるから移動時間で時間が潰れるよ”的な発言をしていたが、始発掴めれば10時間くらい滞在できますぜ。キュンパス自体は2024年からあったみたいだが情弱ゆえに知らなかった自分が憎い。

 

 

3月

主な訪問先

宮城県仙台市

青森県青森市弘前市八戸市三戸町

岩手県盛岡市

秋田県秋田市

三重県松阪市伊勢市鳥羽市

 

記事化できた場所

宮城県(仙台浅草)

青森県(第三新興街、桐萩遊郭など)

岩手県(無し)

秋田県(無し)

三重県(無し)

 

感想

キュンパスの勢いは止まらない!

2月と合わせて1日券2回と2日券1回を利用した。そして、その内の1回は東北新幹線の連結事故の日に当たってしまった・・・。いわゆるJRのお得な切符はこの手の事故に滅法弱いのが玉に瑕。普通の切符なら保障される部分も自己責任とされてしまうのだ。幸いにも事故発生は青森県到着後であったため旅程は問題なくこなせた。

 

・・・こなせたのだが、帰りの指定席を取ったダイヤが不幸にも消滅。立ち席で仙台まで行き、自由席のあるやまびこ号で東京に戻るのを余儀無くされた。何とか終電で小田原駅まで行ける計算だったのだが、救済措置のため各駅停車になったり通過待ちが頻出して終電に間に合わず。東京駅でも救済措置として平塚駅まで臨時便があり、深夜1時にレンタサイクルで約20km先の小田原駅へ向かう羽目となった。

 

そして、青空フリーパス使用で鳥羽へ行ったのだが、帰りに信号トラブルに巻き込まれるという鉄道運の無い1ヶ月となってしまった。

 

 

4月

主な訪問先

香川県(さぬき市、高松市丸亀市綾川町琴平町

兵庫県(淡路島)

 

記事化できた場所

香川県(GBポスト、いもんた、ヤドン公園など)

兵庫県(無し)

 

感想

昨年末に訪れた香川県へ半年と待たず再訪。前回は足早に過ぎ去ったため行きたい場所へじっくりと周ることにした。やはり印象に残っているのは片原町界隈。全国でも最大規模のアーケード要する高松の中心市街地なだけあり奥深いスポットばかり。丸亀市の本島や淡路島なんかも良かったのだが、路地裏を嗜む者として理想とも言える魅力を持つ町だ。パラダイス通りにある順子の部屋の猫ちゃんも元気そうで良かった。

 

 

5月

主な訪問先

大阪府大阪市

奈良県生駒市

・長野県(長野市白馬村

新潟県上越市糸魚川市

福井県越前市鯖江市、武生町、敦賀市

 

記事化できた場所

大阪府(愛染小路、トンネル横丁、布施新地ほか)

奈良県(無し)

・長野県(大嶺城跡、青鬼集落)

新潟県(無し)

福井県(越前恵比寿神社

 

感想

4月は遠出がほとんどできなかった反動で色々行った1か月となった。この月も記事化ができている場所が少ない。遠出すればするほど編集に割く時間が少なくなってしまうジレンマ。あすなろうと真逆な性格な故、今日は編集がんばるぞと決めた日も無為に過ごしてしまうことが続いた。

 

6月

主な訪問先

茨城県美浦村笠岡市土浦市つくば市桜川市

・栃木県(日光市足尾町

群馬県みどり市高崎市

・長野県(佐久市上田市長野市松本市諏訪市山ノ内町

山梨県甲府市

三重県尾鷲市、津市、熊野市)

和歌山県田辺市白浜町那智勝浦町

 

記事化できた場所

茨城県(ブラックマンションズ)

・栃木県(無し)

群馬県(無し)

・長野県(西堀赤線)

山梨県(無し)

三重県(無し)

和歌山県(無し)

 

感想

先月に引き続き結構な距離を移動している。もちろん記事化はほとんどされていない。私は時間を無為に過ごす喜びを知っている。編集のため快活クラブへ寄って漫画だけ読んで帰ってきた記憶ばかり残る。長野県へ行った辺りから写真が思う様に撮れずスランプに陥った記憶がある。しかしながら見返してみると苦戦してた頃の方が印象的な写真も多いから困る。スマホのXiaomi14ultraを導入したのもこの月から。こいつも中々の曲者でイメージ通りに撮れるまで苦戦した。買った月は購入を後悔したものの、現在は飛び道具として馬車馬の活躍をしてくれている。

 

 

Xiaomi14ultra作例

条件さえ良ければ私がカメラで撮って編集するより綺麗に撮れる。

これだけ写ってくれれば、わざわざ一眼レフで撮らなくてもと思う反面、せっかくならRAWで残したい気持ちは変わらなかった。

 

今年2回目の那智勝浦。駅前ロータリーが好きすぎて困る。普通に文化財レベルだと思う。

 

 

上半期ベストショット

以上、2025年上半期の振り返り。

思った以上に長文となってしまった・・・。

相変わらず文章をまとめるのが苦手でずらずらと書き綴ってしまうブログだが、来年もマイペースに続けて行ければと思う。

四万温泉 群馬三名湯の温泉街

秋の温泉街を征く

以前より歩いてみたいと思っていた四万温泉

群馬県吾妻郡中之条町に所在する草津温泉ほどではないものの、かなり山奥にある温泉街。道路状況が厳しくなる冬の前に何とか訪問することができた。前から目星を付けていたスマートボール屋のある路地を目指して行く。

 

奥四万湖

まずは名所から。

標高770メートルに位置する奥四万湖。四万川ダムによって形成された人口の湖。

紅葉シーズンの最盛期は過ぎてしまったが澄み切った空を反射する湖面が青々しく美しい。

 

ダムから車で下ること数分。

標高650メートルの所に四万温泉がある。

 

11月となると日没の時間がとても早い。さらに山間に囲まれていることもあり、15時前でもすっかり陽が陰っていた。

 

それでは温泉街を歩いていきましょうか。

 

こちらが小規模な旅館や土産店が並ぶメインの通り。秋のシーズンとあって人出はそこそこ感じられた。

 

通りの端には観光案内所的な温泉協会の事務所があった。

 

軒先の看板が旅情を刺激する。

 

通りには観光客を相手する店もあれば地元住民向けの店も並んでいた。

 

通りにあった飲泉所。

四万温泉は昔から入浴すれば肌に良く、飲めば胃腸に良いとされこうした飲泉所が数か所あるということだ。

 

飲んでみると思ったよりまろやかなお味!

塩の湯なんて書いてあるからもっと塩味が強いかなと思いきやほんのり塩味で大変飲みやしゅうございました。

 

なにこれ可愛い。

 

こっちも可愛い。

 

それでもこういう歴史ある温泉街だとこういう方が良いかな。

 

この日は平日の昼下がりで温泉街はシャッターが降りたままの店も多数。見た感じ営業はしていそうだから休日はもう少し活気がありそうな予感がする。

 


風に飛ばされた落ち葉が冬の訪れを感じさせてくれた。

 

温泉街を進むと大型の旅館やホテルが立ち並ぶエリア。

四万温泉を訪れるほとんどの人の目的となる穂善館はここを進んだ場所にある。

 

河原には無料の共同浴場

残念ながら15時までの営業ということで間に合わず。

 

近くにはバスの停留所もあり人出活気ともに四万温泉でナンバー1。

 

小梅太夫みたいな人形に目が行きがちだが、右手の看板に「おいらん」の文字があるのも見逃してはいけない。

 

素敵な渡り廊下。

 

渋すぎる土産店。たまらん。

 

ここのスペースもたまんねえなぁおい。この日は寝坊して行くのを躊躇しかけたけど来て良かった・・・。

 

CD

DOHGA

KARAOKE

今となっては当たり前に享受している技術も少し前までは最新だったのだと教えてくれる。

 

豆タイルもオシャレ。

 

こちらが四万温泉の名所と化している積善館。

日帰り入浴も受け付けている旅館で千と千尋の神隠し湯屋のモデルになったとか何とか。田舎を旅しているとこの手の話はよく聞くがどこまで本当なんすかね?

 

ちなみに四万温泉へ向かう国道353号線にはいつも何度でものメロディーラインが敷かれており、行政もがっつり乗っかっている感じで逆にうさん臭く見えてしまうのは私だけだろうか。

 

その向かいにある落合通りが今回の旅の目的地。

 

あの光る看板は間違いない!

 

積善館へ行きたい旅行者と同じ熱量で所望していた光景が目の前に。

こちらがこの秋のベストショット。

 

鑑札類は特になし。

 

このレトロ感は文化遺産にすべき。

 

こういう後付けのホーロー看板はノイズ。

 

とりあえず満足!

 

こちらの通りも積善館から流れてくる観光客でそれなりに賑わいあり。途切れた時間を狙っての撮影となった。

試しに生成AIで軽トラを削除してみたら謎の車が生まれた(笑)

 

以上、四万温泉の温泉街。

 

猫ちゃん好きであろう店も可愛かった。

 

ちょうど帰り際に積善館の人だかりが途切れていたので撮影。

 

とはいえ、人が途切れるのは一瞬で路線バスが来るタイミングであっという間に人だかりができていた。

 

こういうところに泊まったら楽しいのだろうなと思いつつ、宿泊料金は極力ケチりたい性分は年を重ねても変わりませんねぇ。

 

日帰り温泉だけでも満足満足。

次はどこで千と千尋の神隠しのモデルを称する場所に出会えるのだろう。

宿毛町遊郭 赤線跡を歩く 高知県宿毛市

宿毛市の歓楽街

宿毛市関連の記事はこれで3つ目だが、時系列的にはこちら側を最初に歩いた。

写真にあるExif情報を見ると17時53分と日没が迫る中で1時間程度と短い訪問だった。

 

記事執筆時である12月では考えられない時間帯である。これも夏の日に許された特権。短いながら濃密な時間となった。

 

歓楽街のある中心市街地へ向かう最中、さっそくやられた物件。

電飾がギラギラとしているパチンコ店。この段階で勝ちを確信したのは言うまでもない。

 

どこを見ても昭和で時が止まったような店ばかりで興味をそそられる。

そして、それは中心市街地へ近づくにつれて押し寄せてきた。

ビジネス吉の家は真丁商店街の喫茶セリーヌが入っている物件。歓楽街は商店街の隣とその周辺に形成されていた。

 

ピンク色の外観が特徴的な廃墟も飲食店だった形跡がある。

入口付近はだいぶモンジャラ

 

隣には地蔵尊

 

どこもかしこもシャッターだらけ。

 

オレンジ色のラウンジからは陽気な音楽が聞こえてきた。

 

左に見える物件が名店街。

 

名店街周辺は夜の店が特に多く宿毛市の歓楽街の中心だと思われる。

 


アパートと隣接する店舗の隙間にひっそりと佇む巨大ネオン。

 

ただし、千花という名前は見当たらず。

 

これを歓楽街と言って良いのか迷う規模感ではある。

それは赤線時代も同様で全国遊郭案内によれば貸座敷は2軒で娼妓は10名程度と細々としたものであったらしい。

 

そんでもって宿毛の赤線事情は謎が多く、どのあたりだったのかもはっきりと分かっていない。全国遊郭案内には”宿毛町新地に在って”と記述あり。電柱チェックやっとけば良かった・・・。

 

所々に旅館や旅館だったと思われる場所もあり歩いてみても確信は得られなかったが、神社前のこの雰囲気とかどうでしょう?

 

スナックもカフェー調の店から新しめのものまで様々。

 

時間があれば図書館や資料館などで漁ってみたかったが私ごときの知識では立ち行かなかっただろう。それでも見るのは好きよ。

 

ナイトの隣には・・・

にゃいと!

 

ここからは周辺の商店など。

 

文化財レベルの真心を売る店こと高橋文化堂。

そういえば少し前に新世紀エヴァンゲリオン劇場版まごころを君にAirが再上映されていたので観に行ってきた。そんで当時小学3年生で姉と観に行って上映後ポカーンとした記憶が呼び起されました。そして2年後の99年にウテナ劇場版で同じ目にあった。

 

商店街以外も生鮮食品や日用品販売店は壊滅レベルだったが居酒屋は元気な街。

半身がキテいますが提灯はでている。

 

情報量の多いクリーニング店。

 

隣はこんなんだし・・・。

 

かなり年季が入っていそうな谷坂醸造さん。
口コミを見ると遠方から買いに来る方もいるそうで。先に知っていれば買って帰りたかった。

 

 

渋すぎる理容店2コンボ。

 

手書きです。

 

こちらの理容店を撮影していた時に自転車で通りがかった顔の赤いオジサマから「おーい、こっちも撮りなー」と道路を挟んだ先から声を掛けられたのがこちら。

理容店の裏側にある精米所。分かってるじゃない。

オジサマは声を掛けるだけでさっそうと先へペダルを回していた。こういう大人になりたいものです。

 

以上、宿毛市の赤線跡とその周辺。

全3回の宿毛市編もこれで終わり。今振り返ってもいい街だったなぁとしみじみと感じる。今度は土佐清水市と合わせてゆっくりと堪能したいものだ。

真丁商店街 高知県宿毛市

かつてアーケードのあった商店街

名店街の南側にある真丁商店街。

ここはかつて全蓋式のアーケードのあった通りになる。

 

真丁商店街の歴史は古く、宿毛市が城下町だったことに由来する。

武家屋敷→町庄屋→商人の町といった形で発展を遂げ、真丁は商人の町に該当。

宿毛市中心市街地であるこの場所は土佐くろしお鉄道終点の宿毛駅ひとつ手前の東宿毛駅が最寄り。

 

アーケードは2016年頃に撤去され新しく街灯が設置されたということ。宿毛市の場所がアクセス困難なだけに当時の訪問記のようなブログは少なく、往年の全貌は確認できない。数枚であるが市のHPで様子は伺える。かなり高めの立派なアーケードがあったみたいだ。

www.city.sukumo.kochi.jp

 

現在の真丁商店街はというとシャッターの降りた店が大半を占め、昭和で時代の止まった姿を存分に味わうことができる。

 

ますや家具店は現役の店。

たぶんいつ行ってもセールの貼り紙がある系の店。これも商店街には欠かせないスパイスだ。

 

三者三様な看板のフォント。みんな違ってみんないい。

 

若干すかいらーく感のあるまるふく。

 

名店街のフォントも最高の一言。

今だったら狙いすぎなレトロ感だが、ここは天然100%。

 

右手に見える米屋旅館は現役。

楽天トラベルでは☆4.6と高評価の旅館。料金も朝夕食付で7000円前後とリーズナブル。かつては客室からアーケードを見下ろすことができたみたいだ。

 

アーケードの高さに沿って作られたであろうファサード

 

宿毛市に展開するスーパーマーケットのサングリーン。

 

ロゴの周辺に絡まった蔦の葉が素敵。

 

アーケードの老朽化と維持費用の捻出は地方の商店街では付きまとう課題のひとつ。今年だけで何か所のアーケードが消えていったことか・・・。

 

ここまで寂しい現状ばかりであったが居酒屋やスナックなど夜の店は活気が残る。メインの歓楽街と隣接しており商店街にも数軒の店があった。

 

せーの、ZIP!

うーーん、アウトーーー!!

 

渋めのTHE純喫茶なラセーヌ。

 

その片隅に町庄屋跡の石碑があった。

 

そしてこちらが真丁商店街の大物、宿毛ストアー跡。

 

トタンに残る宿毛ストアーの文字が印象的。2024年頃までは文字が立体の看板だったが撤去されてしまった模様。

 

この1年で四国の色々な場所を巡り、その先々にあるレトロな風景に驚きっぱなしであったがここ宿毛はその中でも格別だ。

 

最近は大きいカメラをぶら下げて歩いていると住民の方々からの反応は概ね悪く心苦しい時間となることも少なくないが、宿毛の方々はとても暖かったのも印象に残っている。アーケードのことを色々と教えてくださった御夫人にここを撮れと教えてくれた自転車に乗った顔の赤いおっちゃん、どれもいい思い出だ。

 

さて、終点を迎えてしまったが最後に周辺にも個性的な店が多くあったため軽く紹介をしよう。

 

この日は7月とあって19時近くでも散策に困らない程度の明るさだった。

 

それにしても日用品を買う店はどこも閉まっている。郊外へ行けばチェーン店がたくさんあるのかもしれない。

以上が真丁商店街と周辺の店。

宿毛市中心市街地としては寂しい限りだが昭和で時間の止まった街並みは一見の価値あり。特急を使えば高知市から2時間半弱で行けますぞ!

名店街 高知県宿毛市

終末アーケード商店街

高知県の西南端に位置する宿毛市

かつては全蓋式アーケード商店街を有していたが現在は撤去されており、その姿を臨むことはできない。そんな中で置き去りの如く残っているのが名店街と掲げられた一画。

 

一歩足を踏み込めばダークネス・・・

廃墟然としたアーケード街の世界が広がっていた。

 

うむむむ。

 

これは凄い・・・!

事前調査の段階で凄みは感じていたが目の前にすると想像以上だ。今年最強のノスタルジー、あまりの衝撃に長旅の疲れが一瞬で吹き飛んでいった。

 

飲食店から日用品店まで様々な店が並ぶ。

悲しいことに現役の店は見当たらなかった。

 

ショーウィンドウはあの日のまま。

 

物悲しく荒れ果てた店舗。

 

曲がり道だ。

 

レトロな町にありがちな月星靴の看板。

現在のムーンスター。老舗の国産靴メーカー。以前よりも若者向けのオシャレな靴が増えている印象がある。

 

こちらも外に繋がっている。

 

名店街は建物の道路に面した部分にも店舗が並んでいる。

 

内部とは違い現役っぽい店がちらほら。

中へ戻ろう。

 

こんな狭い中にパチンコ店があったなんて。

今や絶滅危惧種の個人経営のパチンコ店。その儚さゆえのノスタルジアか、不思議と琴線に触れる。

 

幼児用の自転車が良いアクセント。

 

齢を重ねたアーケード商店街の侘びと寂び。

 

こっちからの方がフォトジェニック。

 

縦構図も良き。

 

ここだけで何枚撮ったか分からん。

 

どこの看板も素敵すぎるぞ・・・。

 

名店街の店舗はどこも日用品と喫茶軽食が中心で生鮮食品など取り扱う店は無さそう。伝わるか分からないがイオンの2階的な専門店という感じか。

 

こちらにあるハンバーガーショップ「キリンハウス」は宿毛ソウルフードとも称される有名店。残念なことに2025年8月に突然の閉店を迎えた。この日は7月の訪問であったが店は開いておらず。もはやどんなに望んでも味わうことができない・・・。

 

キリンハウスが閉店を迎え、ついにアーケード内部で営業する店が消滅した名店街。この圧倒的ノスタルジー空間がいつまでも残ることを願う。

 

以上、名店街。

全国的にも貴重になったタイプの商店街。高知県の最深部で出会えたことに感謝したい。宿毛市は名店街だけでなくレトロでノスタルジーな景色の宝庫。次回もそんな街の様子をお届けしたい。

 

今回の記事ですが、一度投稿した後に一部修正したところ慣れないスマホアプリで確認したのが災いし本文のほとんどが書きかけの状態に戻ってしまいました。復元しましたってなんすかね、ありがた迷惑すぎるよ・・・。そのため当初の本文とかなり違っております。良かったら二度目もよろしくね。かしこ。

 

四万十市中村のスナック街 赤線だった岩崎新地

土佐の小京都の遊郭

天神橋商店街を歩いていた時から感じていたスナック街の気配。

ここ四万十市の旧中村市には赤線があったらしい。

 

いうて土佐の小京都ですからね!

遊郭くらいありましたよ・・・って旧中村市の歴史をちょいと調べてみると室町時代から京都と繋がりがあり、碁盤の目状の街づくりや京都にまつわる地名だったり大文字の送り火といった文化的な名残が今も残る大変由緒正しき小京都だったんすね。

 

今まで小京都と聞いても食傷気味で「ふんっ」としか思わずいたけど、何事も斜に構えていると物事の本質を捉えられないなぁと反省します。

 

詳しくはこちら。

小京都中村の歴史 | 一般社団法人 四万十市観光協会

 

 

それでも私が求めているのはいつだってセピア色の景色。

岩崎新地は戦後すぐに南海地震にて遊郭の類は壊滅し、戦後の復興とともに赤線地帯として復活した歴史を持つ。

 

ある意味では残念なことだが、逆にリアルな昭和ワールドが広い範囲で見られるのは喜ばしいことでもある。

 

見てくださいよ、この向かい合った二軒のスナックなんてまるで双子コーデのようで大変素晴らしいではありませんか。

 

スナックビルを見るのももちろん楽しいけれど、こういう名残を感じる物件に思いを馳せるのも赤線歩きの醍醐味だと思う。

 

ホテル四万十さん。

私の年齢的にはこういうホテルくらい宿泊する余裕が求められているのだろうけど、いつまで経ってもビジネスホテルや車中泊など貧乏旅から抜け出せられないのが悩みの種。だって泊まるだけだぜ、勿体ない!

 

愛くるしい猫ちゃんワンちゃんに混ざってバッファローマン

しかもキン肉マンとの死闘の果てにサタンを裏切った制裁を受けて鉄杭で貫かれたシーン。

 

仕出しの文字を見ると赤線を連想してしまうのは我ながら狂っているなと思う。

 

天神橋商店街を挟んで反対側のエリアへ向かおう。

 

こちらの方が盛り場としての規模も大きく本命の場所。

 

石畳に小京都としての情緒を感じる。

 

憧れのアンダルシアは土佐中村にあり。

 

この辺りは盛り場の外れの方でまだまだ序の口。

 

石畳とスナックの看板が絵になる街並み。

 

扉にカタカナでサヨ。

 

うっすらと残るホワイトキャッスルの文字。さっきの仕出し屋さんと同じ系列か?

 

場末のスナックは個性的な名前の宝庫。

 

鳥居の前にこの日最大のオーラ反応を確認。

 

いい感じじゃないですか。

そんな風に思いながら路地に目を向ける。

 

!?

素晴らしい景色・・・。

矢木に電流走るのエフェクトが脳裏に浮かぶ!

 

落ち着こうか。まずはメインディッシュの前に周囲から攻めよう。

 

ちょうど石畳の切れ端。アスファルトが懐かしい。

 

さっきの路地を見た後ではどうしても物足りない・・・。

 

ネオン管とかいい味出てますけど。

 

それではメインディッシュへ・・・!

 

素晴らしいでございます。

どうしてだろう、昼間の静かな盛り場が琴線に触れまくるのは。

 

これで奥の鳥居が中央に収まっていたら歴代でも最高の場所になっていたかも。構図を工夫すればどうにかなった可能性は否めない・・・。

 

カラフルな色使い。

 

カフェ調の物件が多数あり。赤線の匂いが残る。

 

この看板もセンスあるなー。

 

高知県と言えば皿鉢!

「おまんらは高知の”皿鉢”知らんやろね

 一回高知来て食ってみたらあまりのうまさにひっくり返るで!!」

・・・と名作寿司漫画「将太の寿司全国大会編」で叶崎さんが語っていた。しかし今回の旅程では食べれなかった。

 

以上が四万十市土佐中村の赤線跡。

土佐の小京都は良くも悪くも昔の面影が垣間見える街並みだった。四国はこういう場所が大量にあり本当に飽きない土地だ。