自分が読んでいるブログのひとつ【アガサ次郎の推理日記】
そのブログで書かれた【来年も日常系ミステリーを読んでいきたいですね】という文章を読んだ時、大崎梢さんの「配達あかずきん」が頭に浮かびました。
というのも、この本は書店で起きた問題を[書店員の杏子とアルバイトの多絵]が解決するという日常系ミステリーが5本編集されています。
なので、『年始の空いた時間で軽く読むにはちょうどいいかも?』と思って本棚にある「配達あかずきん」を探していたら大崎さんの本がもう1冊出てきたのです。
「晩夏に捧ぐ」・・・あれ?こんな本、買ったけ?
そんな事を思いながら、本を手に取ってペラペラとめくっていると、
少しづつですが、この本を購入した時の事を思い出してきました。
自分が大崎さんの小説を購入したのは今から10数年前の事になります。
当時、30代前半だった自分が『何か軽く読める本ないかな?』と思って書店に行った時に見つけたのが大崎さんの「配達あかずきん」でした。
そして、それを手に取って『書店が舞台のミステリー・・・まあ、読んでみるか』という軽い気持ちで「配達あかずきん」を購入して読んでみたら意外と良かったのです。
なので、また書店に行った時に「配達あかずきん」の主人公たちが登場する中編小説「晩夏に捧ぐ」を購入して読んでみると、『なんか、違う・・・』と感じて途中で読むのをやめてしまったのです。
で、それから10数年後の2026年の元旦。
『そういえば、ちゃんと読んでいなかったな・・・』と思って「晩夏に捧ぐ」を読み始めたら面白かったのです!
ただし、この小説は『トリックがすごい!』とか『犯人は誰だ!』みたいなミステリーではありません。
何故なら、この「晩夏に捧ぐ」は書店に現れた幽霊騒動から始まって、
『もしかして、その幽霊は過去の殺人事件と関係あるのかも?』という話になり、
過去の殺人事件を主人公たちが調べるという【回想の殺人】の形式になっています。
その為、登場人物たちの人物像が簡潔ながら丁寧に書かれており、
ミステリー小説というよりも群像劇に近い感じの小説ともいえるからです。
それにしても、この本を購入した時には全然読む気が起きなかったけど、
『【年齢】や【その時の気分】や【求めているもの】が変わると本の印象が全然変わるだな~』としみじみと思いました。
*【回想の殺人】とはミステリーの手法のひとつで過去に解決された事件、もしくは未解決事件が再調査されて真相が判明するという設定の事。
wakuwaku-mystery.hatenablog.com
*記事で紹介したアガサ次郎さん(id:agatha-jiro)の記事を貼っておきます。
*読んでいただき、ありがとうございます。
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あと、蛇足になりますが、
主人公のひとりである[アルバイトの多絵ちゃん]のあるセリフから何故か強い印象を受けたので、そのセリフを要約した物を以下に書いておきます。
『お利口にしていれば、大人が褒めてくれるから素直に実行するんです。
そして、勉強ができれば周りは優しくて学校の居心地だって悪くは無いから、
それでいいような気がするんですよ。
でも、もともと【いい子】なんていないんです。
いるとすれば【大人にとって都合のいい子】であって、それは立派な欠陥品ですよ』




















