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■国松希根太展「HORIZON」 (9月28日まで)


 
 非常に精力的な発表を続けている若手彫刻家の国松希根太さんであるが、今回のようなタイプの作品を発表し始めたのは、ことしに入ってからである。
 個人的な好みでいえば、このタイプのが断然いいと思う。
 胆振管内白老町のアトリエの近くから見える風景を木彫で表現しているのだが、
単なる写実でも、盤景でもない。
 自然から得た感動を、いったんじぶんのなかにとらえ返し、あらためてシンプルな造形に置き直すという過程の存在がはっきりと感じられるのだ。
 しかも、その行為を、力みかえって取り組むのではなく、材料の木が本来持っている勢いにさからわないでやっている。




 これが富士山などであれば、ちょっと題詠的にすぎるだろう。樽前山でも、置物になってしまうおそれがある。
 あまり有名ではない、アイヌ語の名の山だからこそ、北海道という風土の持つ伸びやかさと呪術性みたいなものが、作品の中に共存できるのではないだろうか。

 上海での国際展への参加、「the IMAGICAL」やマジカルキャンプでの活躍につづき、10月3日には自らのアトリエがある白老町飛生(とびう)で「飛生芸術祭」を行うなど、多忙のなかで、制作も続けている姿勢にも、感服する。

 9月26日、アーティストトークの予定。

 出品作は次の通り。
ホロホロ山 1150×2470×400mm(h、w、dの順)。朱里桜=冒頭画像の奥の作品
雲の山脈  280×3620×420mm。桂=2枚目の画像の、床置きの作品
空の庭   1640×1830×610MM。栓木
GLACIER   850×440×170mm。桂=冒頭画像の右側の作品
HORIZON   920×1820mm。板にアクリル、ジェッソ=2枚目画像の平面作品
HORIZON   920×1520mm。板にアクリル、ジェッソ


2009年9月5日(土)-28日(月)10:00-18:00、火曜休み
ギャラリー創(中央区南9西6 地図F)



・市電「山鼻9条」徒歩1分
・地下鉄南北線中島公園」から徒歩5分
じょうてつバス「南7西11」から徒歩7分
・中央バス「中島公園入口」から徒歩9分
(ト・オン・カフェからだと徒歩6分ほど)

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