北海道美術ネット新館

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展覧会の紹介-工芸、クラフト

■第6回ホープ展 金工展 (2025年10月6日~11月3日、岩見沢)

たいへん遅くなってしまいましたが、昨年アップできなかった展覧会の紹介です。「ホープ展」とは、毎年この会場(岩見沢市絵画ホール松島正幸記念館)で開かれている、北海道教育大学岩見沢校の卒業生をフィーチャーした企画展です。 今回は、金工を専攻して、…

■林雅治展 (2025年12月10~15日、札幌)

京都生まれで、後志管内俱知安町の旧寒別小学校で羊を飼いながら陶芸に携わる林雅治さんが札幌で個展を開いています。 最近、本来は彫刻というちゃんとした名前があるのに、なんでもかんでも「オブジェ」と呼ぶ人がいます。新聞記者も分かってない人が多いで…

訂正あり■アイヌの美―彩りと輝き(2025年11月1日~12月14日、釧路/26年1月31日~3月19日、京都)●晩秋、道東に(14)

(承前) 前項で書いた、この日(11月8日)開催のプレミアムトークの聴講者には割引券が配られるとのことだったので、トークの後に見ました。道立近代美術館を退職された学芸員の五十嵐聡美さんが美術史家の肩書で企画委員会代表を務め、図録を編集し巻頭論文を…

■身につける作品展 2025 (11月4~15日、札幌)

北区あいの里にある「アトリエSachi」に7年半ぶりにおじゃましました。 うつわのお店で、道内の作家による陶やガラス、木の食器、染織の品なども取りそろえています。コーヒー豆や和菓子なども置いてあります。お客さんから「アクセサリーはないの?」と問わ…

■第13回伝統工芸北海道展―日本工芸会東日本支部北海道研究会の作家による (2025年11月5~10日、札幌)

この展覧会については、すでに概要を告知済みです。 h-art.hatenablog.com 札幌三越を会場に38回にわたって開かれてきた「伝統工芸新作展」「東日本伝統工芸展」が2009年を最後に幕を閉じ、道内から日本伝統工芸展に出品してきた工芸家が2011年から毎年開い…

■風光る陶 II 西村文子作陶展 (2025年11月4~10日、札幌)

江別に弥生窯を開いている西村文子さん。とくに師匠につかずもっぱら独学で陶芸を続けてきました。2005年ぐらいから始め、江別市セラミックアートセンターに週4回通って技術を習得したそうで、今回は回顧展ふうの個展になっています。 手前は「鉄赤釉壺」。20…

■月のかけら 雲のかけら―キシモトユキオ×篠木正幸 (2025年11月1~9日、札幌)

木工家具工房 zoo factory を主宰するキシモトユキオさんと、シンプルな染色作品を手がける篠木正幸さんの2人展が開かれています。意外な組み合わせですが、今回のキーワードはレジン。キシモトさんの1点を除く全点にレジンが施され、透明樹脂感マシマシな会…

■井川ゆきな陶展「うまれくるかたちー素(あり)のまま IVー」(2025年10月26日~11月9日、札幌)

札幌から盛岡に転居しても、札幌で定期的に個展を開いている井川ゆきなさん。今回もオブジェの展示で、うつわはありません。 「生命の根源をテーマに、いのちの強さや優しさ、儚さを表現できればと思い制作してきました。制作している中で”祈り”という言葉が…

■札幌美術展 下沢敏也 origin-土の命脈 (2025年9月13日~11月3日、札幌)

「用の美」から離れた土による造形の表現を追究してきた、北海道では数少ない陶芸家の下沢敏也さん(札幌)。昨秋の釧路芸術館とは異なる会場構成で、圧巻の展示を繰り広げている。鯉江良二や川上力三ら戦後の前衛陶芸を担った作家たちを札幌に招いてグループ…

■Fluid Landscapes 〜流れる風景〜 Natalie Tien × Aobato & students (2025年10月8~16日、札幌)

ネタばれを避けるため、あえて会期終了後にアップします。さまざまな現代アートの展覧会などが開かれてきた吹き抜けの空間を、ここまでフルに生かした展示は、これまでになかったように思います。 ナタリー・ティエンさんは台湾・台北の出身。米国の美大を卒…

■西村和 作陶展 (2025年10月8~13日、札幌)

毎年秋に三越ギャラリーで個展を開いている札幌の陶芸家西村和にしむらなぎさん。漆を塗って焼成する独自の「陶胎七宝」など、精緻せい ち な技法にますますみがきがかかっています。 「有線菊文角組皿」。 西村さんの七宝を組み込んだ作品は、七宝の初心者…

■森収吾・由美 陶芸展 (2025年9月22~24、29日~10月1日、北広島)

札幌で「工房コチカ」を開いている森収吾・由美夫妻が北広島の「黒い森美術館」で陶芸展を開いています。森という名のギャラリーで森さんが展示、というだけで、なんだか面白そうな気がします。 森収吾さんのオブジェは、下記のリンク先ですでに書いていると…

■北尾久美子個展「鳥のいる風景」Kitao Kumiko Bird Carving Exhibition (2025年9月6~28日、上川管内東川町)―9月13日その8

(承前) 札幌のバードカービング作家、北尾久美子さんが「これまでの集大成」という個展を開いています。これは、よけいな修飾のことばはいらないでしょう。誰もが「 本物そっくり! 生きてるみたい!」と、すぐにわかるからです。 おなじ作品を、羽根の内側…

追記あり■守屋由紀さんのガラス作品は森の中にあった●大雪祭・上川管内上川町の江差牛山―2025年9月13日その5

(承前) ※16日夕追記。守屋さんのインスタグラムによると、会期が23日までに延長になりました! 「大雪祭」のうち、公式サイトにしか書いておらず、しかも12日から14日までの3日間のみという会場が「江差牛 エ サ ウシ山」です。フライヤーには記載がありませ…

2025年8月31日、札幌市中央区を西へ東へ

30日は自宅で休養。最近は3日間動きまわるとかなり疲れてしまいます。ブログ執筆もなかなかはかどりません。 31日は、筆者の知らない展示が或る人の Facebook にいくつも載っていたことに驚き、新道展のアーティストトークのついでに外出することにしました…

■日本工芸会東日本支部所属作家による新作陶芸展 (2025年8月19~25日、札幌)

日本工芸会は、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を中心に伝統工芸の作り手らがつくる団体で、毎年「日本伝統工芸展」を開いています。 札幌三越でも以前は毎年、伝統工芸新作展や東日本伝統工芸展を開いてきましたが、近年はあまり開催されなくなり、…

■北海道陶芸会展 (2025年8月19~24日、札幌)

(テキストは追ってアップします) 2025年8月19日(火)~24日(日)午前10時~午後6時(最終日~5時) ギャラリー大通美術館(札幌市中央区大通西5 大五ビルヂング) 北海道陶芸会サイト : https://hokkaido-pottery-society.jimdofree.com/ 過去の関連記事へのリンク…

■森本めぐみ「食い残したち」 アボカド非食部による染色画 (2025年8月15、16日、札幌)

わずか2日間の個展だが、森本めぐみさんなので行かないわけにはいかない。 音楽のコンサートや舞台発表などと違い美術展は日程に融通がきくことも、筆者がアートを好むひそかな理由だ。ただし、最近は開いている時間帯が短いギャラリーが増えたり、会期が短…

■第45回記念 千美展 (2025年7月1~6日、千歳)

千歳美術協会の展覧会が開かれています。 一般応募は10人が出品。記念協会賞は雨宮節子さんの織「朱夏」。180×180センチの大作です。雨宮さんは「陽光」も出品しました。 奨励賞は3点。廣瀬結乃「WTR-0068 私の行動パターン」(F50)。 竹津昇会長によると、高…

訂正あり、画像追加■朝日章・林雅治展 (2025年6月24~29日、札幌)

朝日章さんは札幌の画家、林雅治さんは後志管内俱知安町の陶芸家。 林さんは京都出身で、俱知安町郊外の小学校跡にFAF工房を開いています。器も作りますが、以前からオブジェを手がけており、1990年代から2010年代にかけては札幌でもずいぶん精力的に発表し…

■第22回中村裕 作陶展―海氷の世界 (2025年6月24~30日、札幌)

札幌に「草の窯」を開いている、北海道陶芸会会長、日本工芸会正会員の中村裕さんが、三越札幌店で個展を開いています。 中村裕さんはオホーツク管内美幌町生まれということもあり、流氷など、オホーツクや北海道の冬の意匠を取り入れるわざにますます磨きが…

2025年6月22、23日

22日午前、2カ月ぶりに、札幌市南区簾舞ミスマイにある「うどん 山菜 塩屋」へ。 2階では、北海道陶芸会の会員である小甲楠緒子 こかぶ なおこさんが「夫々の二人展」と題して、書をたしなむ夫と展覧会を開いています。 小甲さんは、藻岩窯の谷内丞さんに師…

■前田育子展ーあの日、あの時、あの笑顔、私の博物誌 (2025年6月16~25日、北広島)

一般的な食器や、大漁旗をリサイクルした布の小物づくりなどを手がける一方、陶の在り方を深く問うようなラディカルなオブジェを作ってきた前田育子さん(胆振管内白老町)。北広島で開いている今回の個展は、そういう先鋭さよりも、自らの家族と土地の記憶を…

■AiDocka 第5回創作人形展 (2025年6月17~22日、札幌)

北海道創作人形作家グループ AiDocka(アイドッカ)は隔年で札幌で展覧会を開いてきました。球体関節、フェルトなど多様な作品を、オホーツクや十勝、札幌、千歳の計8人が出品しています。 第4回は2022年秋で、道新ぎゃらりーでした。 道新ぎゃらりーがなくな…

■コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより (2025年4月19日~6月22日、札幌)

コスチュームジュエリーとは、以前からあった貴金属のジュエリー(宝石)とは異なり、ガラスやビーズ、鉄などさまざまな素材を用いたアクセサリーのこと。 歴史は意外と新しく、20世紀初めにポール・ポワレが先鞭をつけたあと、ファッションの歴史に残るデザイ…

■大石俊久展「層ー芽―」 (2025年5月10~25日、札幌)

札幌の陶芸家大石俊久さんというと、ギャラリー門馬アネックス(現存せず)の細長い空間や、野外展「ハルカヤマ藝術要塞」で発表していた大作インスタレーションを思い出しますが、ギャラリー創での個展は初めてだそうです。 ギャラリーの文章には次のようにあ…

■石神照美展 -うつし身の刻- 野焼き (2025年5月14~18日、札幌)

東京・阿佐ヶ谷と札幌・山鼻のギャラリーですてきな展示を企画しつつ、近年は自らも独自の陶芸作品を手がける石神照美さん。 伊達の陶芸家加地学さんの協力を得て野焼きに取り組んでいましたが、今回はその成果です。 「古い物が並ぶ十一月の中で展示したか…

■なな窯土裕陶房 2025 絵付のうつわ展「草花のうつわ」(2025年5月13~18日、札幌)

江別の陶芸家、新林裕子しんばやしゆうこさんが今年も、札幌のギャラリー大通美術館の一角で個展を開いています。ライラックまつりが開かれる時季の恒例になりました。 案内はがきには「おおきなうつわ ちいさなうつわ…」という文字が印刷されていましたが、…

■未来展vol.17 春のがまぐち In みんなのいえ (2025年5月8~10日、札幌)

およそ20年前から「studio 未来」のブランド名でがまぐちを作っている清水未来さんが、個展を開いています。 個展は、閉館する直前の「石の蔵ぎゃらりぃはやし」で開いて以来、5年ぶりとのことです。 がまぐちは一点ずつデザインが異なり、シマエナガやハク…

■柴田睦子「むつ子の器」 (2025年4月1~30日、札幌)

なんと7年ぶりに、南区簾舞みすまいにあるうどん屋の「塩屋」に行きました。 この2階にギャラリーがあり、札幌の陶芸家で、北海道陶芸会、美工展の会員でもある柴田睦子さんの陶芸展が開かれています。 今回は、北海道陶芸会などに出品した竜の置物や壺など…