展覧会の紹介-写真
(承前) バスが終点の新札幌バスターミナルに着いたころには吹雪はおさまっていました。筆者はこの時点で、帰宅するつもりでしたが、JR新札幌駅のプラットホームにかけ上がると雪のため数分遅れていた快速エアポートがちょうど入線してきました。列車はあっと…
2年ぶりの個展。カラー写真19点のうち15点が札幌の街角を切り取ったものです。レンズの向けかたにより、街の景観がかくも幾何学的な様相を見せるとは、今回も驚きでした。 上の画像の右は出身地のブラジル・サンパウロで撮った1枚。まるでプリントの上にマー…
「2025みどりの日記大賞」の作品募集については知っていましたが、審査員の名が見当たらないので、ギャラリー主の山本和龍美さんにちょっとしゃべろうと思ってのぞいてみたら、和龍美さんから紙を3枚渡されました。来場者が番号を書いて投票し、その数で大賞…
(承前) 1950年代に登場して世界の、とりわけ日本の写真界に大きな影響を与えた米国のウィリアム・クラインとロバート・フランクの作品各2点を東京国立近代美術館から借り、それに釧路芸術館のコレクション30点を加えた展示。無料です。 会場内の撮影は自由で…
札幌市北区の「写真とアートのギャラリーみどりの日記」で穂苅久美子さんと Rie Taguchi さんが写真の2人展を開いています。対照的な写真で、メリハリのついた構成となっています。 この会場のスタッフのひとりとしておいしいコーヒーをいれてくれる(1杯500…
(承前) 9時18分に帯広駅に到着し、荷物をコインロッカーに預けてから、タクシーで美術館へ直行します。 このブログの読者はご存じの方も多いと思いますが、北海道は広大なため、札幌以外に旭川、函館、帯広、釧路にも美術館があります(釧路は芸術館と称する)…
札幌を拠点に活動する写真サークルの写真展。新加入者が多く、今年は21人が出品しました。 神成邦夫さんのシリーズ「北海道図鑑」はvol.9 になりました。 北海道各地で撮影した空、というのは前回と同じですが、神成さん、今回は自分で、絵の具で薄青を塗っ…
堀内つつみさんは、いわゆるストレートフォトではなく、いろいろな試みを通して写真表現の可能性を広げようとしてきました。今回の個展は、新作はなく、過去10年間に、札幌や福岡、韓国などでのグループ展で発表した作品を再構成したものだそうです。 入って…
年末恒例の茶廊法邑公募写真展で、昨年、来場者の人気投票で上位3人に選ばれた石塚佳子・山田稔・山本純一の3氏と、社友である岩永雅弘・及川文・セオノリエ・竹原知幸・安田敏彦の5氏による写真展。星景写真がおおくて、個人的にはツボでした。 山本純一さ…
(承前) 10月21日、旭川に突然行ったのは、旭川市博物館で企画展「移りゆく街・旭川」を見るためでした。 350円を現金で払い、まずは常設展を見ることにしました。 ところが、アイヌ民族の伝統的な(おもに10~11世紀頃)暮らしぶりを紹介するコーナーに始まり、…
十勝管内中札内村に住み、となりの更別にアトリエを持つ鈴木隆さんの個展。木彫が主軸にコンセプチュアルな作品が多く、次に何を発表するか分からない作風の多彩さについては、十勝はもちろん北海道内でも屈指の作家である。 十勝管内新得町にあるダム湖のほ…
新刊案内を見ていたら、気になる本がありました。『リミナルスペース』という書物です(フィルムアート社)。紹介文は次のような文で始まっていました。 人の気配のない出入り口や階段、長い廊下、古びたホテルのロビー、寂れたショッピングモール、無機質な…
ジェルプリントという手法を用い、街景の写真を独自の味わいある版画にしている札幌の畑江俊明さんの個展です。 畑江さんはグラフィックデザイナーとしてセンスの良いイラストレーションや金属の立体などを手がけ、盛んに個展やグループ展で発表してきました…
数年前、札幌から神奈川県鎌倉市に転居した竹本英樹さんの個展。8ミリフィルムを用いスチルカメラで撮影した写真を展示しています。 会場には竹本さんが鎌倉で撮った光が流れ、セミが鳴いている音が聞こえてきます。ちょうどギャラリー創の営業時間にあわせ…
江別市在住のプロ写真家の個展。会場やそのサイトに次のテキストがありました。 スタジオを飛び出しロケーションポートレートを撮り発表すると、度々「人がいる風景写真」と評されてきた。 ポートレートは「人がいる」写真ではなく、人が主役でなければなら…
昼飯のそばをゆでてから出発しました。 地下鉄南北線を北34条駅で降りて、写真とアートのギャラリーみどりの日記へ。 藤田万理子・宮原佳子 写真ふたり展「空と雫とまほうの木」を見ました。 藤田さんは6点を出品。 このうち5点が富良野・美瑛地方で撮影した…
旭川のとなりにある上川管内東川町は1985年に「写真の町」を宣言し、さまざまな事業に取り組んできました。 大きく分けると ・国内外の5人に贈られる「写真の町」東川賞 ・夏の2日間(今年は8月2、3日)をメインに写真展、レビュー、レクチャー、ワークショッ…
ファインダーをのぞかずピントも合わせずにシャッターを切り、とらえられた画像を作品化している札幌の山岸靖司さんが、写真の町東川町で個展を開いた。 ファインダーをのぞかず、ピント合わせもしない。シャッターを押して、撮れていた画像は、お祭りの様子…
分類して名前を付ければわかった気になってしまうのも問題だが、ここではあえて分類することで、札幌の皆さんに来場を促したい。「コンストラクテッド・フォトグラフィ」と言って差し支えないと思う。その実物を見ることができる、道内ではほとんどない機会…
長く札幌在住で、徳島県への帰郷を経て現在は東京を拠点に活動する写真家の露口啓二さんが昨年、写真集「移住」(赤々舎)を出したのを機に、札幌の zolin gallery (ゾウリンギャラリー)が週3日のみ開いている写真展。 露口さんはこの写真集で今年の日本写真協…
小樽の旧手宮線沿いにある古い石の蔵を改装したジャズ喫茶 Free-Lance(フリーランス) が1985年に開店して40周年になるのを記念して写真展が開かれています。47人と小樽商大写真部OBが参加しており、お店の壁にびっしりと貼られた新旧の小樽の写真が圧巻で、…
道内の美しい自然を撮る写真家鎌田光彦さんの4年ぶりの個展が三越札幌店のギャラリーで開かれています。 もとの写真も美しいのですが、今回は阿波手漉き和紙の「現代の名工」表具師とタッグを組み、現代の水墨画とでもいいたくなるような質感の屏風作品に仕…
札幌市北24条かいわいの画廊喫茶チャオ(Facebook→ https://www.facebook.com/ciaocafe1993/?locale=ja_JP )に集まる写真愛好家が毎年開いているのが「チャオ・フォト・フォーカス」。ことしは46人が出品し、風景、ネイチャー、ポートレート、コスプレなど何…
これまではもっぱらZIN(冊子)で自作を発表してきたという札幌の野澤尚也さんの初個展。 ウェブサイトによると野澤さんは東京工芸大学の写真学科卒業。会場は二つあり、和室のほうは3日間だけの開催で、卒業制作も展示してありました。 「みんなのギャラリー…
23日に2万歩近く歩き回ってギャラリー巡りをしたことがかなり後まで響きました。 24日にくたびれていたのはまだ良いとして、25日も疲れがとれないままで、自分の老化を実感しました。 27日(火)、十字館で青舎又猫個展「Blue」を見ました。これは別項で。 h-a…
いまさらですが、自分のうかつさを反省しています。 恥を忍んで正直に書くと、孫田さんのスキャナーによる植物の作品について、わりと手軽なものだと誤解していたのです。よく考えると、これはかなりたいへんな作業ではないかということに気がついたのです。…
(承前) 手短に紹介するようなことを言っておいて4本目の記事になってしまいました。これで完結とします。 なお、以下に載せる画像には、女性のヌードが数点あります。かなり引いた場所から撮っているのでほとんどそれと分からないのではないかと思いますが、…
(承前) 前項が予想外にくわしい紹介になったので「その2」からは少し先を急ぎます。 2階の葛西美稀個展「TOGENKYO」。 手にイチゴをすくいとった写真を、空や水族館、木々の緑などの写真と合成したプリント400枚以上を、壁にびっしりと貼り巡らせました。 作…
2025年のゴールデンウィークの4連休、かつて専門学校として使われていた校舎を舞台に、数多くの写真展やアート展からなる「The art apartment for unique artists」が開かれました。 それぞれ個別にフライヤーを作ったりSNS(ソーシャルネットワークサービス)…
札幌の写真家、前澤良彰さんの個展。 デジタルカメラ・インクジェットプリンターの組み合わせによるとは思えないほど、諧調豊かで高精細な風景の写真。 13枚のうち2枚がカラーで、残りはモノクロです。 前回の記事でも書いていますが、横長の作品は、複数の…