北海道美術ネット新館

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2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

楢原武正展 今年もパワフル!(3月5日まで)

巨大なインスタレーションで見る者を圧倒してきた札幌の楢原武正さんが、ことしも「大地/開墾」と題した個展を、ギャラリー大通美術館の全室をつかって開いています。ここ数年は、くぎを集めてつくった塔をメーンに据えるなど、造形への意思が感じられたよ…

寒昴展(28日まで)

道内では数少ない企画専門ギャラリーとして、月がわりで、道内の画家の個展をひらいてきているギャラリーどらーる(中央区北4西17、ホテルDORAL)が、昨年から若手支援の企画としてスタートした「寒昴(すばる)展」。2回目のことしは、版画の山田恭代美さん、…

札幌回顧-洋館のある街-(続き)

(承前) 「街の中心部」 大江正美「札幌風景」(34年ごろ)。左には旧大通郵便局と、豊平館(ほうへいかん)附近の緑が、右手には札幌のランドマークだった消防の望楼と、今もある石造りの教会が見えている。制作年が34年ごろとなっているのは、同題の絵が35年…

札幌回顧-洋館のある街-

「札幌のピューリタニズム、小樽のリアリズム、函館のロマンティシズム」という亀井勝一郎のことばがある由だが、かつての札幌は、洋館が立ち並び、異国情緒ただよう街だったらしい。 らしい、というのは、筆者はリアルタイムでその時代を知らないからで、か…

2月25、26日

25日、仕事はやすみ。 1週間のつかれがたまってほとんど寝ていた。 26日、雨。 ギャラリーどらーる、三岸好太郎美術館、アーティストギャラリーに寄った後、会社で仕事。 小樽版を組む。 原稿がちょうどいい間隔で着てくれたのでたすかった。 帰宅20時。 写…

山本雄基絵画展(28日まで)

筆者は初めて入るアーティストギャラリーですが、昨年の10月からオープンしていたそうです。 札幌とサンフランシスコを往復して制作している大井敏恭さんらが中心となって運営しています。 若手を中心とした作品の展示販売のほか、レンタルも行っています。…

浮世絵美人画の魅力 国貞・国芳・英泉(3)

前回の続きです。なにが幸せかというと、図録の横に「江戸名所図会」の文庫本を置き、江戸の地名が登場する絵を見ながら、関聯(かんれん)する項目を読むのが楽しいんですよ。 とくに、こま絵(上のほうに、窓のようにはまっている小さな絵)にさまざまな場所…

22-24日の札幌のギャラリー回り・続

ギャラリーまわりの続き。 内海真治個展=さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階) うつわもありますが、無国籍風の独特の陶板画やオブジェが目を引く内海さんは、砂川在住で、札幌でもよく個展をひらいています。 「今回は絵付けにこだわってみ…

22-24日の札幌のギャラリー回り

22日からはわりあい淡々と仕事。 24日はトリノオリンピックのスケート女子フィギュアを見るため午前5時起床。さすがにねむい。 仕事の合間を見ては会社の近くのギャラリーと札幌芸術の森美術館をまわった。 同館の展覧会と、横山宏写真展、酒井嘉也自選展に…

白菊荘の謎

先日、札幌の東屯田通を歩いていたら、白菊荘というアパートがあった。 小樽の稲穂にも白菊荘がある。 共通点は「古い」ということ。 なぜ、白菊荘は古いのか。 (他愛のないエントリーです。もし、住民の方などで心象を害された方がいらしたら、どうも申し訳…

酒井嘉也自選展(26日まで)

後志管内倶知安町在住のベテラン画家(三軌会会員)酒井嘉也さん(82)が、戦中の「船見坂」からことしの新作「緑雨」まで大小の油彩約75点によるかなり大がかりな、見ごたえのある回顧展をひらいています。 酒井さんは、道内画壇の大御所だった故國松登さん…

「アフリカン・マスク」を見てつらつら考えた

どうしても客足の鈍る北海道の冬は、美術館も、派手な企画展は行わず、所蔵品展を開くことが多いようです。 札幌芸術の森美術館(略してゲーモリ)のこの冬は、所蔵品のうち、アフリカの美術品に的をしぼった展覧会をひらいています。これはこれで、割り切って…

北の創造者たち展-虚実皮膜・・その後 鈴木涼子展

2003年に芸術の森美術館で開かれ、道内中堅の現代美術作家の水準の高さを見せた記念すべき展覧会となった「北の創造者たち 虚実皮膜」展。その出品者のうち、4人の「その後」を紹介する展覧会が、同館で開催中です。すでに、坂巻正美さんと上遠野(かとおの…

浮世絵美人画の魅力 国貞・国芳・英泉(2)

前回のエントリから1週間が過ぎてしまったわけですが、あれからなにをしていたかといえば、寝る前になると、この展覧会の図録をじっくり読んでいるのです。うーん、幸せ。 「読んでいる」 というのは、文字通り解説を読んでいるというのもありますが、浮世絵…

デジタルの実力見せた「横山宏のNATURE SCENE」

尾岱沼、阿寒など道東の美しい自然を撮影した29点。いずれも、キヤノンEOS5Dという高級1眼レフで撮ったもの。 とくに、オンネトーの氷は、どういう現象かわかりませんが、宝石箱をひっくり返したかのような美しさ。 尾岱沼の夕日、紅葉も鮮烈です。 ほか…

詩人の遺志

詩人の茨木のり子さんが亡くなった。きのう21日の朝刊社会面の下に、こんな短い記事が出ていた。 故茨木のり子さん(詩人)の葬儀・告別式 故人の遺志で行わない。喪主は置かない。 うまくいえないけど、詩人なんだなあ、と思う。 世間に対する、小さいかもし…

いそがしかった2月21日

というわけで、前夜は3時半過ぎまで起きていたのだったが、21日朝はしっかり7時に目がさめた。 北海道新聞を見ると、1面に 「堀江メール」は偽物 民主幹部が認める という大きな見出しが躍っている。 ほかの新聞やテレビはまだ「果たして本物か」なんてや…

テレ朝さーん

ジャンプ団体もいいけどさー、カーリング中継してくんないかなあ。 こんな時間まで起きてるんだからさー。

アートあけぼの冬のプログラム02 小林麻美

あけぼの開明舎(旧札幌市立曙小)で活動している札幌の4人のアーティストと、エスエアのまねきで札幌でレジデンスを行う1人とが、連続して個展を行う「冬のプログラム」の第2弾は、「札幌の美術2004」「絵画の場合」など活発に発表をつづけている若手画家、小…

道教大岩見沢校美術研究室卒業作品展(20日終了)

おもしろかったけれど、最終日。 遠藤いくみ「SKY」 すかし模様の入った立方体が宙に浮かんでる。軽さとマッスを両立させた、ありそうでない「彫刻」。 村上渉「枯朽(こきゅう)」 抽象画。平坦な塗りの部分と、古い壁のようなマティエールの部分とがあり、…

萩原洋子写真展 うつろう季

萩原さんは、1995年ごろからカメラを始め、NPM(北海道ネイチャー・フォト・マスターズ)のメンバーとしてグループ展に参加しています。略歴を見る限りでは、今回が初個展のようです。 カラー20点。いずれも、道内の自然に題材を得たものです。 特別目を見張る…

2月19日

あたたかい日がつづく。 休みだけど、職場の送別会のため外出。 澄川駅行きのバスの停留所につづく道が、排雪作業のため通れないので、都心に直通のバスに乗る。 NHKギャラリーで和紙ちぎり絵のグループ展を見る。和紙ちぎり絵はへたな水彩よりも安心して見…

札幌大学写真部卒業展(19日終了)

最終日になってしまったけれど、札幌大学写真部の卒業記念写真展を見に行く。 坂井菜穂子さんの連作「end-all 新しい始まりのための終わり」にひかれる。 ファイルにおさめられた旧作「lost in the city」「walking dream」などを、あらためてレンズ付きフィ…

齋藤周「かかわり」

「アートあけぼの2005 冬のプログラム」と題し、あけぼの開明舎(旧曙小学校 )で活動している札幌のアーティスト4人と、レジデンスプログラムで札幌に滞在するクロアチア人アーティスト1人が、連続して展覧会をひらくというので、その第1弾の、齋藤周さんの…

なぜモエレ沼公園に行ったかというと

前のエントリーを読んだ人から、 「この真冬にどうしてわざわざモエレ沼公園に行ったのか」 と問われたのですが、そういえば、何を見に行ったのかを書いていませんでした。 米国出身のアーティスト、ウィリアム・デニスクさんが公開制作していたインスタレー…

モエレ沼公園のバカヤロー!

札幌市東区にあり、世界的な彫刻家イサム・ノグチがグランドデザインしたことで名高い「モエレ沼公園」が、公共交通機関の利用者に対していかに冷淡で、自動車ばかりを優遇しているかということについては、すでに美術雑誌「エルアール・リターンズ」05号で…

建畠覚造さん死去

17日の北海道新聞などによると、戦後の抽象彫刻をリードした建畠覚造(たてはた・かくぞう)さんが16日死去しました。86歳でした。 建畠さんは1919年東京生まれ。東京美術学校彫刻科在学中に文展特選となります。 戦後は、行動美術協会彫刻部の創設に参画(19…

教育大の卒業制作展

ことしは油彩と金工が抜群におもしろい。 とくに、油彩の笠見康大さん、松尾道行さんは、もう自分なりの世界をつくっている。しかも、ちょっと見たことのない絵画世界である。 映像は、大村君とか近藤君とかすごい先輩たちのことを思うと、いささかさびしい…

佐野妙子 富樫はるか 2人展

道教大でおなじ学年だった若手ふたりによる絵画展。 昨年、マチでばったり会って、この展覧会をやろうと決めたそうです。 佐野さんの絵を見るのは、一昨年の個展以来です。 そのときは、イメージが絵の具の飛沫に解けてしまったような、やや抽象的な絵が多か…

日記

朝7時54分のバスと地下鉄で会社へ。 夕刊日高面とおふたいむ1面の作業。昼食は弁当。 毎日、パソコンの新聞組版システムと格闘していると、トシのせいか肩がこる。 オリンピックでページが増えているので、そのぶん使えるパソコンの台数が減っており、空いて…