北海道美術ネット新館

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2005-01-01から1年間の記事一覧

構造社展その4。気になった作品

しつこいようですが、「構造社 昭和初期彫刻の鬼才たち」展(1月15日まで。ただし12月29日-1月3日休み)で、筆者が気になった作品について書きます。 斎藤素巌「泉」 石膏着彩とは思えぬボリューム感豊かなレリーフ。裸婦と田園というモティーフもあわせ、…

構造社展その3。なぜ忘れられたのかを考えてみた

札幌芸術の森美術館で1月15日まで開かれている「構造社 昭和初期彫刻の鬼才たち」展の第3回は、どうしてこの展覧会がいまはあんまり知られてないの? ということを考えてみます。というのは、実際に出品されている作品を見ると、けっこう良いのが多いと思…

「構造社展」その2。「在野の団体」ってナニ?

札幌芸術の森美術館で1月15日まで開かれている「構造社 昭和初期彫刻の鬼才たち」展の続きです。 「構造社」が何なのかについては、チラシやポスターですでにご存知の方もあるでしょうが、モノクロの地味な印刷のため、見逃している方もいらっしゃることと…

企画者の意地を感じた「構造社 昭和初期彫刻の鬼才たち」展

いまはほとんど知られていない戦前の彫刻団体をテーマにした地味な展覧会ですが、埋もれた歴史に光を当てようという宇都宮美術館をはじめとする企画者の熱意を強く感じました。 日本中から、現存する作品を探し出し、作品の残ってない作家については資料で補…

國松明日香展

すでに「北海道新聞」で紹介されたり、会場のギャラリーどらーるのサイトの掲示板などで議論されたりしているので、筆者ごときがつけくわえることも大してないような気もしますが、今回は國松さんとしてはめずらしく、彫刻と、平面の両方からなる個展です。…

来年3月廃止になる駅

ちょっと古い話題で、しかも美術とまったく関係ないので恐縮ですが、23日の北海道新聞に、来年3月のJRのダイヤ改正のニュースが出ていて、その末尾に次のように付け加えられていました。 (以下引用)利用が1日1人未満と極端に少ない7駅を廃止するこ…

クリスマス

見に行って、感想を書こうと思ってまだアップできていないのが、國松明日香展、芸森の「構造社」展。 どうもばたばたしており、つぎの更新がいつになるか、なんともいえません。

クリスマスはなつかしい

名高い「陰影礼讃」などが収録されている「谷崎潤一郎随筆集」を読んでこまったのは、そこでとりあげられている日本の家屋とか義太夫節とかが、どういうものなのか皆目見当が付かないことだった。 これで本州や四国、九州地方の人ならば、生活習慣の西洋化が…

東京美術倶楽部の前社長と元社長が死去

読売新聞(当地では23日朝刊)におふたりの訃報が出ていましたが、こういうことってあるもんでしょうか。ちょっとびっくりです。 村越伸氏(むらこし・のぶる=前東京美術倶楽部社長)17日、心不全で死去。83歳。 三谷敬三氏(みたに・けいぞう=元東京美…

クリスマスは芸術の森工芸館へ

札幌芸術の森工芸館の「クリスマス展」は25日まで。 しずかで、心があたたまるクリスマスをすごしたい人におすすめします。 詳細はのちほど。

ウリュウさんおめでとう

芸術文化月間「さっぽろアートステージ」のアトラクション「アートトレイン」の作品として札幌の地下鉄南北線車内に掲示された、ウリュウユウキさんの写真作品「You are in Sapporo.」が、準グランプリを受賞したそうです。 アートステージは、なにせ札幌に…

「祈り」を感じた宮崎むつ展

おびただしい点のあつまりが、祈りと、宇宙の鼓動のようなものを感じさせてくれたように思います。 正直なところ、前回の「札幌の美術」のときにはそれほど感動しなかったのですが、今回は胸にしみるものがありました。 民家を改造したギャラリーミヤシタの1…

道都大中島ゼミ展特集です

中島先生のお墨付きを得て写真をバシバシ撮ったのですが、あれっ、どうして大きさが違うんだろう。 深い意味はないので、ゆるしてください。 在学生・OB31人のグループ展で、このうち5人(森迫暁夫さん、兼平浩一郎さん、三上いずみさん、神田真俊さん、橘内…

第2回 風展

すっかり書くのがおそくなってしまいましたが、札幌在住の日本画家笹山峻弘、伴百合野、北山寛明、中島涼沙の4氏による、スカイホール企画展が、11月30日から12月5日まで、同ホール(中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階)でひらかれました。 毎年のようにイ…

疎隔

きょうは長文を書く気力なし。 すべてのものが、まるで望遠鏡を反対側からのぞいたみたいに、遠くに見える。 あるいは、長く退屈な夢からさめたばかりのように、よそよそしいというか。 なんだか、まずいですねえ。

第25回存在派展( MEX25)

札幌の金子辰哉さんが主宰する現代美術のグループ展「存在派」が、今回で四半世紀を迎えました。 金子さんは、赤が鮮烈な抽象画の連作。下地に黄色などの色を塗り、上から重ねた赤を削り取って制作したようです。 平松和芳さんは、ブリキを用いた壁掛け型オ…

冬のモエレ沼公園

人に仕事させてあそびまわっているようで、なんだか気が引けるのだけど、15日にモエレ沼公園に行ってきました。 東豊線の環状通東駅で下りると、東69番のバスがあったので乗りました。 ラッキー。 モエレ沼公園入り口まで行くバスは1時間に2本程度です。 そ…

エスエア アジア 滞在成果展

エスエアは、アーティスト・イン・レジデンス(美術などの作家に一定期間滞在してもらい、作品をつくってもらうこと)などにとりくんでいます。 昨年は欧州からふたりのアーティストをまねいたそうですが、ことしはアジアに的をしぼって作家を選出。10月から…

道都大中島ゼミ展へ急ごう

札幌市民ギャラリー(中央区南2東6 地図G)でひらかれている道都大中島ゼミ展は、学生とOBらによる、版画(シルクスクリーン)と染色の大規模なグループ展です。若さとエネルギーに圧倒されます。18日(日)までなので、まだの人は要チェック。 詳細は後ほどア…

北海道美術ネット5周年、ありがとうございます!

このブログの「本館」にあたるウェブサイト「北海道美術ネット」が、12月で開設5周年をむかえました。 いろいろ不備な点はのこっていますが、なにはともあれ、ここまでつづけてこられたのは、作家や読者、情報を送ってくださる関係者のみなさまのおかげです…

think gardenがオープンしました

すでに北海道美術ブログのほうでお伝えしてあるとおり、美術書の私設図書館にしてカフェ「think garden」が10日、移転オープンしました。 3カ所目となる場所は、札幌市中央区南2西7、エムズスペースビル2階。 シアターキノを、狸小路のほうから出て、電車通…

油展。さすが教育大、うまいです

「ゆてん」の副題は 「北海道教育大学札幌校芸術文化課程美術コース油彩研究室展」(長い!)。 なんだかんだ言っても、道内の美術家を最も多く輩出してきた学校ですから、さすがにみなさんうまいですわ。とくに今年は、ケータリングのピザの空き箱を巨大にして…

紙という素材の存在感をかんじた「美水円小品展」

札幌の美水円(よしみず・まどか)さんの個展を見に行きましたが、手漉きの紙の物質感というか、存在感があって、なかなか良かったです。 「小品展」というと、売り絵っぽいイメージをもった人もいるかもしれませんが、いつものインスタレーションなどにくら…

黒田晃弘さんインタビューが聞ける

ことしの横浜トリエンナーレ2005に「似顔絵描き」としてエントリーしている札幌の黒田晃弘さんのインタビューが、トリエンナーレ応援特別企画「Take ART Eazy!! Roll wiz’it!」で、ポッドキャスティングとリアルプレイヤーで聞けます。 http://portside-stat…

札幌。アリオの丸善。その他

事情があって12日夜から札幌に来ている。 仕事をおっぽり出して遊んでいるようで、どうにも心苦しい。 13日は、南2西1のバス停から「ファクトリー線」に乗って、先ごろオープンしたばかりのイトーヨーカドーのショッピングセンター「アリオ札幌」に行ってき…

「心の記憶 一期一会」古橋馨写真展

いわゆるネイチャーフォトの展覧会ですが、何点か、はっとするほど美しい作品がありました。 カラーばかり43点。すべて道内各地の風景や自然をとらえたもの。 逆光にきらきら反射する雪原とか、トラクターと牧草ロールとか、わりとよくあるタイプの写真もあ…

真砂雅喜展は三岸好太郎美術館で

札幌の公立美術館が若手アーティストの個展に門戸を開いた、記念すべき展覧会。三岸好太郎美術館では、これまでも常設展以外に「北海道の水彩画」などの企画展を開いてきましたが、三岸の作品がならぶ一角を区切って、他の作家の個展としたのはとても珍しい…

波田浩司展。「現代」の絵画

まだ11月に見た展覧会の紹介がのこっており、どうもすいません。波田さんは、2002年の全道展で協会賞(最高賞)を受賞、独立美術でも2003年、04年に連続して新人賞を受けるなど、上げ潮の若手画家です。 今回の個展では、近年取り組んでいるシリーズ「羽の舞う…

第3回学生STEP

大学、高専、専門学校の枠を超えて、学生たちが自分たちで運営、企画する展覧会も3回目。 いやー、たいした行動力だと思います。 第1回はさっぽろテレビ塔、第2回は豊水小学校ときて、今回は、札幌駅北口から徒歩5分の北九条小学校が会場です。 会場の人に聞…

下沢トシヤ陶展、造形も器もありました

札幌の陶芸家下沢トシヤさんとしては、道内ではこれまでで最も規模が大きいというか、器から大きな造形作品までいろいろそろった個展といえるように思いました。 次の写真は、4個の塔が並ぶ大作インスタレーション「riverse」。 黒っぽく見えるのは、鉄の粉…