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雨の匂い

  • 2025/09/01 07:27
  • カテゴリー:その他

ヨーロッパの空模様の変化は激変が多いです。快晴から土砂降りへの変化は夏の雷雨が多く、入道雲の通り雨なので、晴れから雨、雨から晴れへと短時間で変化するのが常です。


とくに海まで特急10時間移動などという内陸部は海が遠く、気化熱による気温差の抑制が起きにくいことから、陽が当たれば気温の急上昇、陽が陰れば気温の急下降となるようです。

地表の気温の急上昇が収まらなければ、強い上昇気流、強風で積乱雲が形成され、面積よりも高さのある積乱雲が強風で移動することから、短ければ5分程度、気温上昇が激しければ積乱雲の規模も大きくなりゲリラ豪雨や線状降水帯となって数時間の雷雨となることもあります。

雷雨は通過すると快晴に戻るのが常ですから、夏のウィーン観光に雨宿りは付きものです。なお、猛暑の夏に地表気温の下降が少ないときは繰り返されるときもよくあります。

人口密度の低いヨーロッパでは、マンハッタンのような摩天楼よりも、田園風景の広く大きな空が普通だですから、夏の雷雨の晴れ間に太陽を背にすると、虹が見えることも多いです。

 

日本では天気の激変は一度だけのときが多く、晴れから雨になると雨が続くのはご存知の通りです。

 

雨が降ると「雨の匂い」に気付きます。

多くの場合は都市生活よりも自然の中で感じられることが多いです。都市生活で雨の匂いが感じられるときは、地表に土が多いか、風上方向に降雨があり、そこに自然環境があることが多いようです。

雨の匂いはオゾンの匂いも幾分含まれるようですが、主に2つの匂いが指摘されています。

  1. 植物由来の油成分ペトリコールは植物の表面だけでなく乾燥した土壌や岩石に付着しており、雨粒の衝突で雨粒がこれらの表面に衝突することにより、小さな気泡(エアロゾル)が発生し、空気中に放出されるエアゾールにペトリコール含まれるのが雨の匂い。

    ペトリコールは「石のエッセンス」の意。ギリシャ語の「petra」(石)と「ichor」(石の体液)を組み合わせた単語。

    キリスト教の新約聖書に出てくる「ペテロ」という使徒名もイエスが彼を「ケファ」(アラム語で「岩」の意味)と呼び、そのギリシア語訳「ペトロス」が広まって現在の「ペテロ」となりました。ペテロの本名はシモンです。

    ペトログラフやペトログリフも「石」に刻まれた模様や文字で、ペトログラフ(Petrograph):ギリシア語「Petro(岩石)」と英語の「graph(図)」。 ペトログリフ(Petroglyph):「petro」と「glyph(彫刻)」
     
     
  2. 同じく雨によって土中バクテリアが生成する成分ジオスミン(別読み:ゲオスミン)が空気中に放出されます。ジオスミンは土中の特定のバクテリアが生成する物質で、土っぽい香りやカビ臭さとして感じられるそうです。

    雨により地面から拡散され雨上がりに蒸発する際に強まることから「雨上がりの匂い」と感じられることもあります。

    Geosminはギリシャ語の「geo(地球の)」と「osme(におい)」に由来し。少量でも強い匂いを発することが知られてます。

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