3Dプリンター用の収納ケース(エンクロージャー / 筐体)が欲しい!
ケースが欲しい理由
念願の!3Dプリンター(Bambu Lab A1 mini)を手に入れたはいいが、デスクに直置き!!
コンパクトなので、邪魔ではないが、埃がたまるので、ケースが欲しい!!
市販品はイマイチ
探してみましたさー。ググったり、Amazon見たり、enclosureで海外のサイトとかも探しましたさ。。。
でもイマイチ〜市販のものは高い!!しかも布製!!リビングに合わない!!(リビングに置くなよ)
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IKEAの棚をDIYしてたりしてますが、そこまで大きいものはいらない〜。
あと家のデザイン的に圧迫感のない白いケースがいいんだよね〜。
いいのがないな〜。
ケースを自作することに
ということで、3Dプリンター用のケースを3Dプリンターで作っちゃえ!!
そして見つけました、Enclosure for A1 Mini!!こんなの作れるの?!素晴らしい!!かっくいい!!
※すべてを3Dプリンターで作るわけではありません。側面などのパネルは自分で購入等して用意する必要があります。
手順
3Dプリンターで部品を印刷するだけでなく、パネルなどの調達、組み立てが必要そうです。でもかっこいいかんなー!がんばってやるか!!
実際やってみた手順はこちら!
- 3DプリンターでEnclosure for A1 Miniの各部品を印刷する
- 印刷した1の部品を接着剤で組み立てる
- 側面などのパネルや部品を購入する
- (必要に応じて)パネルをカットする
- 組み立てた2と3、4をさらに接着剤で組み立てる
- 完成!
道のりが。。。道のりが遠い。。。
1. 3DプリンターでEnclosure for A1 Miniの各部品を印刷する
とりあえず部品を3Dプリンターで印刷します。
Enclosure for A1 Miniのモデルは以下のような感じで、全11プレートあります。全部印刷しないといけません。多い!!
しかも「print * times」と記載があるプレートは複数回印刷する必要があります。
これらを地道に印刷していきます。全部で大体60時間ぐらいかな?かかっていると思います。
ちなみにフィラメントはPETGがいいのかもしれませんが、家にあったPLA Matteを使っています。全部印刷するとフィラメント1kgぐらいを丸々使いました。(最後にコスト計算しますー)

Enclosure for A1 Miniのモデルを印刷
2. 印刷した1の部品を接着剤で組み立てる
組み立ては公式のこのへんの画像を参考に組み立てます。

組み立てたのがこちら。それっぽくなってきた!

前面ドアの蝶番(というか棚ダボ)用の穴(上下2箇所)の位置を間違えずに組み立てる必要があります。これ以外はそんなに難しくないです。

接着剤はプラスチック用ならなんでもいいと思いますが、これ使いました。Can Doで買いました。(塗ってからちょっと放置してからくっつける必要がありましたので注意)
※後日追加でアクリル接着剤を購入しています(反省点②参照)
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3. 側面などのパネルや部品を購入する
これが地味に大変。必要なパネルや部品はこちら。
- 前面パネル(360mm*530mm*3mm から前面扉用パネル分をくり抜き)
- 前面扉用パネル(320mm*440mm*3mm 直径12mmの円をくり抜き)
- ※公式のこのサイズでは大きすぎます。組み立てた骨組みをちゃんと測って、それに合う寸法にする必要がある(反省点①参照)
- 側面パネル×2(440mm*530mm*3mm 直径65mmの円をくり抜き)
- 背面パネル(360mm*530mm*3mm)
- 上面パネル(400mm*482mm*3mm 角R21mm)
- 棚ダボ(5mm*16mm)
- 円形磁石(直径10mm*厚さ3mm)
パネル
まずはパネルをどの素材にするか検討。
- 前面と上面は透明がいい(フィラメントを確認しやすい)
- 側面は白ければなんでもいい
- コストを抑えたい
- あんまり難しいことはしたくない
この前提でアクリル板、塩ビ板、PP板、プラダン、アルミ複合板(公式)を検討しました。
アクリル板、塩ビ板、PP板は3mmという時点で、カットまで業者に頼む必要がありそうでした。そして透明アクリル板以外は意外と高い。。。
プラダン(プラスチック段ボール)は加工が容易ですが、ダサい。
アルミ複合板は、アルミ複合板ってなんぞや?からでした。看板とかに使われるらしいですね。公式や公式のレビューではアルミ複合板がよく使われていそうでした。
ここで候補はアクリル板とアルミ複合板になりました。
全面透明なアクリルも考えたのですが、透明なので接着面の接着剤が見えてしまうんじゃないかと懸念して断念。
前面と上面以外を白いアクリルにする手も考えましたが、コストが跳ね上がったので断念。
前面と上面の透明な部分はアクリル板、側面はアルミ複合板にすることにしました。
ちなみに前面と上面は穴あけや角の丸めなど、加工が必要なので、加工込みで業者に依頼できるアクリル板がいいですね。
アクリル板の発注
アクリルは、こちらからネット注文。
必要なサイズでのカットはもちろんのこと、上面の角のラウンドカットも、前面の取っ手の円形切り抜きもできます!アクリルを自分でカットするは厳しいので便利!!
前面は、取手用の穴を開ける必要があるので、その加工も込みで。
直径12mmで依頼しましたが、入らなかったので、13mmがいいかも。(ちなみにはいらなくても、印刷した取手の方を92%ぐらいに縮小して再度印刷すれば入ります。)
※アクリル板のサイズ、ミスりました。公式通りにしましたが組み立てた骨組みより大きいので、ドアが開きませんでした。骨組みをきちんと測って、寸法を出してください。

上面は角に丸みが必要です。公式のお言葉にしたがって、1mm大きめのR21mmで依頼しました。

アルミ複合板の発注
アルミ複合板は、自分でカットすることにしました。パネル4枚分を切り抜けるサイズのものを購入して、家で段ボールを敷いて、カッターでカットしました。
W910mmH1220mmで十分足りました。
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部品の発注
棚ダボと磁石は以下を購入しました。(磁石は1mmを購入してしましたが、2~3mmがいいです)
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4. (必要に応じて)パネルをカットする
アルミ複合板は、家で段ボールを敷いて、カッターでカットしました。
W910mmH1220mmで十分足りました。
前面パネルの面扉用パネル分をくり抜きは、アクリル板が届いてから、アクリル板よりちょっと大きめに切り抜きます。
背面パネルには、電源コード用の穴をあける必要があるので、カッターで頑張ります。パーツがちょうど直径65mmぐらいなので、+1mmぐらい大きめに切り抜くといいです。
カットした断面はガビガビで危険なので、やすりでやすります。めんどくせー。
準備できたパネル
サイズに従って揃えたパネルがこちら。
水色のパネルが、自分でカットしたアルミ複合板です。(保護シール貼ったままなので水色です)
茶色のパネルは、はざいやさんから届いたアクリル板です。(やっぱりプロの加工きれー!!)
正直アルミ複合板、もう加工したくない。。。はざいやさんで高くても白のアクリル頼んだ方が良かったかなー。

5. 組み立てた2と3、4をさらに接着剤で組み立てる
さて、部品が揃ったのであとは組み立てるだけ!!やっほい!!
背面パネルの電源コードを通す部品をくり抜いた穴にはめます。接着剤もつけます。水色の保護フィルムも剥がします。


あとは骨組みにパネルを接着剤で貼り付けていきます。
電源コードの上下とか間違えないように気をつけて!!

前面のアクリル扉は、前面パネル取り付け後に、アクリル板をはめてから、そこに対して扉部品を接着します。
こうしないとアクリル扉がうまくはまらない可能性があります。


※ここでハプニング!!
前面のアクリル扉が開かない!骨組みより大きいから!3mmの前面パネルに合っていれば問題ないかと思ってましたが、扉を開いた時に骨組み内に扉が入らないので、開かない!!

急遽前面パネルのサイズまで削る必要が。。。削る範囲が大きいので、なんとか横着できないかと、ヘアアイロンで溶かすことに!(自己責任!)

キッチンペーパーでくるんで、200℃で溶かす。なかなか溶けないのでもう直で。(ヘアアイロンについたフィラメント中々取れないっす。大丈夫かな。。。)

溶けはしたけどヘアアイロンでやったから溶けちゃいけないとこも溶けた。。。まぁドンマイ。。。

デザインナイフで削ってちょっと整えて、なんとかアクリル扉を開くときにが干渉しない程度にはなりました。めっちゃ削った。。。写真外でも削ってます。

※さらにハプニング!!
アクリルに部品が接着しない!!すぐ取れる。。。
ガムみたいな感じで、ガムテープで取れば綺麗になるのでやり直し。
プラスチック用接着剤をやめて、アクリル接着剤にしました。PLAもちゃんとくっ付きます。先に購入しておいて、すべての接着はこれにすると良いと思う。
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最後に取手と、ケース側に磁石を接着します。取手はアクリル板の穴に接着します。
これもアクリル接着剤でつけました。

6. 完成!
ババンと完成!!!!いや長かった!!!
うん、まぁかっこいいんでない?!

ちなみに上面のアクリル板は接着していません。フィラメント交換等ではずせた方がいいかなと。もし外さなくても良さそうだったらそのとき接着します。
(↓何もないように見えますが、アクリル天板があります)

反省点
反省点①:前面扉のアクリル板をもう少し小さくオーダーすべき
公式にも骨組み(3Dプリンターでの印刷物)を組み立ててから、パネルのサイズ測ってねとあったけど、自分で測っても319mm*439mm(公式:320mm*440mm)だったから公式のでいいやと思ったけど、1mmの差はでかい!!
なんならスムーズな開閉のために4mmずつ小さくてもいいかも。(316mm*436mm)
自分でアクリルや骨組みを簡単に削れるならギリギリを狙ってもいいかもですが。。。
私も頑張って骨組みの方を削って一応完成はしたけど、扉はスムーズには開かないです。。。悲しい。。。
反省点②:最初からアクリル接着剤を買っておくべき
アクリル板に部品を接着する時はアクリル接着剤じゃないと取れます。それなら最初から買っておいて、骨組みの組み立てにも使えばよかったです。
アクリル接着剤はアクリルやPLAを溶かして接着するので、強固です。
見えるところは失敗できないという難点はありますが、これ以外ではくっつかないので、買うべきでした。
反省点③:お金があるなら、全パネルカットオーダーすべき
アルミ複合板の方が数千円安かったので、自分で切ることを選択しましたが、めっちゃ疲れました。あとこのサイズの定規がないので、真っ直ぐカットできたかは疑わしい。。。
あと反省点①のせいで、組み立て後に色々削っていたのですが、その際、パネルに固いものがあたってしまって、凹みました。こういうのが嫌であれば、白いアクリルをオーダーで依頼するのが良いかと思います。
↓わかりにくいけど傷が入った。結構簡単に凹む。。。

気になるコスト計算
さてさて、安く、かっこいいケースを作りたいと思っていましたが、それが果たして達成できたのか?!
かっこいいはかっこよかった!!さてコストはいかに?!
フィラメント約1kg:約2,000円
アクリル板(前面):1,197円
アクリル板(上面):1,799円
アルミ複合板:4,241円
棚ダボ+磁石:約800円
接着剤:約300円
合計:10,337円
おしい!微妙に1万円は切らなかったかー。でも棚ダボとか磁石は全部使わないし、もしかしたらコーナンとかで個別に買った方が安いかな?
1万円にしてはかっこよいのでは?!
疲れたけど大満足!!!!
お疲れやで!!!!!!自分!!!!!!