2018年 08月 19日
ホロヴィッツ☆ベートーヴェン(月光)

一音一音の粒立ちが実に美しいながらも、力強いタッチは音楽を明確に届けてくれる。
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調Op27-2「月光」 第1楽章のアダージョ 3連音は幻想的・夢想的につぶやくことはなく、明解にくっきりとピアノを鳴らしきっている。だからと言って「月光」のイメージが壊されたのではなく、この曲の本質を聴かされているような気がする。
そしてB面のピアノ・ソナタ第21番 ハ長調Op53「ワルトシュタイン」 第3楽章のアレグレットも実に迫力のある打鍵で圧倒される。強く硬い音の代名詞では「エミール・ギレリス」が有名で<鋼鉄の腕を持つ男>などと云われているが、ホロヴィッツのそれは、また違ったニュアンスの力強さである。
by GRFmemory
| 2018-08-19 09:07
| ベートーヴェン
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