茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

一月の相談

茨城不安定労働組合では月2回、第二第四水曜に労働相談を行っています。
解雇された、給料が払われない、休みがとれない、嫌がらせをされている、入ってみたら条件が違う、と言った労働相談から、解雇されて金がなくなり家賃が払えない、既に部屋を出されている、生活費がないと言った生活相談まで、正社員、アルバイトなどを問わず受け付けます。自営業、管理職でも大丈夫です。まずはご相談を。

 

1月の相談会は下記の通りです。

第一回相談会 1月14日 水曜日 20:00〜22:00

第二回相談会 1月28日 水曜日    20:00〜22:00

相談電話番号 090-8441-1457(加藤)

 

二十一年四月から当分の間、組合事務所での相談を中止し、電話相談そのものは上記の携帯電話でこれまでと同じ第二第四水曜日の20-22時の時間帯で継続します。(携帯電話への相談はいつでも受けつけています。お急ぎの時は労働相談日を待たずに電話してください。) 電話料金を気にしている方にはこちらから電話します。とにかく一度電話をしてみてください。 電子メールでの相談も随時受け付けています。

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方)『ナイトフラワー』にくらう (607)

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方)『ナイトフラワー』にくらう (607)
加藤匡通
十二月××日(火)
『火星人地球大襲撃』は大当たりだった。地下鉄工事の現場で人類の祖先の化石が何種類も見つかり、さらに一切傷付けることのできない物体が発見され、その場所は過去数百年幽霊屋敷として恐れられていて、物体の中から巨大な蝗のような死体が発見される。話はどんどん拡がって、終盤はロンドンがぶち壊される。火星人の怨霊凄いわ。あれだけ盛大にやらかすと物理的な実体がないから乗れない、なんていう気もなくなる。原作のラジオドラマも含めたナイジェル・ニールの脚本集の翻訳とか・・・出ないな。
 ハマープロ素晴らしいな。ピーター・カッシングクリストファー・リーを使ったホラー映画を作り続けたイギリスの映画会社だが、世代的に劇場では間に合わなかった。七十年代末には映画の製作をほぼやめていたと思う。小学生の頃はテレビでよくやってたので何本も見ている。だが、今回も含めて劇場で見たのは五本しかない。『吸血鬼ドラキュラ』はまた見たいし、『原子人間』や『クォータマスⅡ』も映画館で見たい。こうしたイベントでない限り上映は難しいんだろうな。生きている間は気長に待つか。
 オールナイトもどうにか耐えられた。さすがに最後の『ミイラ怪人の呪い』は最初の方でうつらうつらしたもののどうにか見れたし、体調も崩さず済んだ。とは言え前後に仕事とか入っていたら無理だ。
 昨日今日とこの間入っている現場だった。普段は常駐が二人にスポットで一人の三人だが、常駐の二人は年末年始の休みに入っている。なのでこのところ入っている僕が職長になった。
 昨日の帰り「明日は壁の水洗い。加藤さんには養生剝がした三、四階の部屋の掃き掃除をお願いします。」と言われて二日とも入っているベテランに合羽と長靴を持ってきてもらい、僕は市販のマスクを用意していたら、水洗いは別の会社に振られ、僕は掃き掃除とは違う仕事に回された。この現場、こんなばっかりだな。言われた仕事の用意をしていくと別の仕事に回される。
 なんだかんだで時間目一杯作業を振られて、それでもどうにか五時に現場を出た。今年の仕事はこれで終わりだ。三十日まで働いている年の方が珍しい。働きたくとも現場はたいてい二十九日までだ。
ダーク・スター』を見るつもりだったが仕事が終わってから確認したら座席は埋まっていた。以前は座席が埋まっても入場できたが最近は消防法でうるさいのか、座席分が売れてしまえばもう入れない。『ジャグラー/ニューヨーク25時』と二本立てのつもりだったが諦めよう。
 茨城に戻って『ナイトフラワー』を見た。今年最後の映画である。
 シングルマザーがドラッグの売人になる話だ。これが予想以上に僕にはきつかった。序盤で仕事をいくつも掛け持ちしながら二人の子どもを育てる姿が描かれるが、これがとても辛そうで、料金が払えずガスが止まっていた場面を正面からくらってしまった。
 貧困から犯罪に手を染めて悲劇的な結末を迎える映画なんていくらでも見ている。子どもが絡むものも見ている。なのになんで今回こんなに打撃を受けたのか自分でもよくわからない。
 小学生から中学生にかけて、料金未納で自宅の電話が止まっていたことはよくあった、と以前に書いている。ガスも止まったことはあったと思う。支払いに行くのは僕の役割だった。母はよく質屋にラジカセを持って行った。今は僕が公共料金を払っているが、これも綱渡りでどうにか止まらないに過ぎない。あの場面でそんなことがよぎったのだろうか。だが、そんな場面はこれまで映画館で何度も見ているはずだ。
 年齢なのだろうか。この前見た『愚か者の身分』も、どう考えても幸せな結末は待っていない登場人物たちのことを、まるでちゃんと怖いホラー映画でも見ているかのように緊張して見ていた。暴力描写も含めて、以前よりこうした映画への耐性が弱まって来ている。
 ところで、この映画には田中麗奈が出ている。しかし最初の登場場面で首を傾げた。蛇女に見える。ここで言っている蛇女とは六十六年の英国映画『蛇女の脅怖』の蛇女である。小学生の時に立ち読みした『世界の妖怪図鑑』みたいな、映画の怪物がたくさん載っていた本があってそれに出ていた。この顔が人と蛇を見事に混ぜた実に怖い顔で、立ち読みしていて震え上がった。その後この顔の写真は『宇宙船』などで何度も見かけることになるが、動いている姿はまだ見たことがない。田中麗奈の顔が蛇女に近い訳ではないので、これはそういうメイク、演出である。見ていると、あの顔にした理由もわかる。
 ちなみに、『蛇女の脅怖』もハマープロの作品である。ハマーに引きずられて田中麗奈を蛇女と思ったのではない、はずである。

 

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方) (606)現場に行くには借金をしなければならない

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方) (606)現場に行くには借金をしなければならない
加藤匡通
十二月××日(土)
 この前、久し振りでかなり早上がりの現場に入った。
 クリーニング、それもガラスクリーニングと聞いていてどよーんとしながら現場に向かったが、既存の建物の改修工事、詰所はあるが早くに行くと誰もいない。八時半の開始時間になっても業者は警備員と僕たちだけ、監督と合わせても五人しかいない。養生・クリーニング屋と思しき行った先には職長しかいない。随分こじんまりしてるなあ。
 中性洗剤を入れたバケツとウエスを持って作業場所に行くと、天井からガラスが二枚垂れ下がっている。これを拭いてくれ、と。五十センチ×三メートルくらいのものが二枚だ。馬に乗って拭く。職長は他の作業をしている。何度か拭いて水垢や曇りを取って、監督に確認してもらってオッケーが出て、職長の作業が終わって以上終わり。詰め所に戻ったら十時だった。
 日雇い派遣だった頃はぽつぽつあったものの、最近これはあまりない。書類の不備で昼まで詰所にいたが、ずっと本を読んでいた。おかげで『極右インターナショナリズムの時代』は捗った。
 見損ねると思っていた有楽町で上映中の「昭和ガメラ映画祭」の最終日に飛び込んで三本見た。『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』『大怪獣ガメラ』の三本は以前なら三本立てだが今は一本ずつの興行だ。『ガメラ対バルゴン』は、同時期の円谷特撮に全く引けを取らない特撮といいガメラとは思えない全く子どもが絡まない物語といい、シリーズ全体を通して最高傑作じゃないのか?
 最近はほぼ同じ現場に入り続けている。六月に一度入った新築のマンションだ。あの時は詰所もないごちゃごちゃとした現場だったが、今ではかなり整理されている。この現場では雑工として片付け清掃がメインだ。
 工期に余裕がなく年末年始も現場は動くと聞いていた。だが、母の通院で一日休んだ翌日は仕事が薄いと休みになった。てっきりそこに入ると思っていたのだ。二十九、三十と出るとは言ったが、これは年末回って来ないか。まあ、回って来ない方が嬉しいかもしれない。
 土曜が休みになったので昼はゆっくり寝て夜のオールナイトに備えた。池袋の新・文芸坐で「血みどろオールナイト」というのがあって『火星人地球大襲撃』が上映されるのだ!小五から見たかった、しかしテレビ放送のみの映画で映画館にかかる機会なんてないと思っていた映画である。これは何としても行かなければ。『C.H.U.D』『サマーキャンプ・インフェルノ』『ミイラ怪人の呪い』のどれも未見で、特に『火星人地球大襲撃』と同じハマープロの『ミイラ怪人の呪い』には期待が大きいがなんと言っても『火星人地球大襲撃』である。題名だけでわくわしてくる。ああ、火星人の怨霊にとうとう会える!正直オールナイトは体力的に持たないと思っていて、もう十年以上行っていないのだが、今回は別だ。次の機会は多分ない。
 浮かれていたら会社からメールが来た。二十九、三十の両日とも通っていた現場があって、そこに振られていた。
 会社は年末は土曜まで、給料の支払いは金曜まで、それ以降の分はすべて年明け五日に払われる。二日分の交通費は四千円を越える。回って来ない方が嬉しい理由はここである。公共料金だの払うものを払ったら、もう金は残っていない。現場に行くには借金をしなければならないのだ。自分でも何やってんだ、と思う。
 映画なんか見てる場合か?確かに。明日で五十七歳になる。

労働としてのケアを考える~千葉児童相談所裁判が問うこと~

日時 2025年12月21日(日)14時~16時半

会場 生存書房(茨城県土浦市川口2-2-12)https://seizonshobo.com

講師 飯島章太さん(元千葉県児童相談所職員、千葉児童相談所裁判原告)

参加費無料(投げ銭にご協力下さい)

主催 茨城不安定労働組合

 

*席数が限られるのでできれば事前予約をお願いします。

連絡先・予約先 [email protected](茨城不安定労働組合

      または050-1808-8525(生存書房)

      またはhttps://x.gd/eXKGnから

      またはQRコードから 

2022年、元千葉県児童相談所職員の飯島章太さんは、千葉県を相手に未払賃金の支払いと過酷な労働環境が原因で心身に不調をきたしたことへの賠償を求める裁判を起こした。裁判を通じて、児童相談所の労働環境改善と人員不足解消を促し、児童相談所職員が子ども一人一人と向き合える環境が実現されることを願ってのことだった。勝訴といえる2025年3月の地裁判決に対し、千葉県は控訴した。近々高裁判決が出る。今回の企画では、現在はライターとして活動する飯島さんをお招きして、裁判のこと、児童相談所の実態、そして飯島さんが問題意識として持つ「ケアする人のケア」についてお話いただき、労働としてのケアはどうあるべきか、みなで考えたい。
   

 

『新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉』 読書会と労働生活相談会

『新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉』 読書会と労働生活相談会
日時 2025年12月14日(日)13時半-16時半
場所 生存書房(土浦市川口2-2-12 JR土浦駅徒歩5分 ) https://seizonshobo.com
13時半-15時 読書会 
15時15分-16時半 労働生活相談会(別室にて)
主催 茨城不安定労働組合
連絡先 090-8441-1457(加藤)   [email protected]
*読書会テキストは橋本健二『新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉』(講談社現代新書 2025年)です。
*参加は相談会だけでも読書会だけでも構いません。

『新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉』
 安倍晋三の後継者が首相となった。
 英国のことを階級社会といっても反発されることはないが、私たちがいるこの国を階級社会といえば反発されることがある。階級社会という言葉には同意しても、労働者と資本家の二つの階級しか認めなかったり、アンダークラスは労働者からも搾取されていると言えば搾取するのは資本家であって労働者は搾取しないという人もいる。
 わたしたちはどんな階級社会に生きているのかを考えるために『新しい階級社会』を読む。著者はアンダークラス分析の第一人者だが、近年では格差の拡大は社会を分断するとしてその対策のため、政治意識に基づく政党再編を提示してまでいる。七月の参院選により賛成等が躍進し、極右政権が返り咲いた今、その分析と提言は私たちにどう映るだろうか。

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方) (605)「労災隠しは犯罪です」

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方) (605)「労災隠しは犯罪です」
加藤匡通
十二月×日(木)
 何度も仕事で怪我をしてはいるが、ここに書いたことはほぼない。当たり前だ。労災隠しは犯罪と言われても、労災を申告して歓迎する現場など存在しない。これまでの経験では労災申請を拒む現場が圧倒的だった。
 日雇派遣で一緒に働いていた同じ派遣会社の仲間がカッターで手を切ったことがある。同じ派遣会社の人間が職長で、職長はカッターは使わないので持って行かないでいい、と指示していたが怪我をした当人は腰袋にカッターを入れたままにしていて、道具を取ろうと腰袋に手を突っ込んで指先を切った。
 職長は怒りまくり、当人をケチョンケチョンに言っていた。みんなに迷惑がかかる、仕事が終わってから周知会なんだぞ。軽そうとは言え、怪我に対する心配の気配は皆無だ。
 周知会は、事故の後に事故を起こした業者が再発防止のために開く集まりだ。事故の規模が、つまり被害が大きければ現場全体で行われることもある。事故の経緯、怪我の程度、再発防止策なとが話される。就業時間中に行うか時間外に行うかは現場による。
 同じような職長の台詞は何度か、別々の職長の口から聞いた。痛い思いをするのは本人だし、わざと事故を起こす者なぞいない。怪我は身体だけではなく多分本人の誇りも傷付ける。その上に職長の言葉なので心が折れても不思議はない。事故を期に来なくなる者もいる。
 この時は元請けの監督の知るところに当然なっていたので医者に行っている。出血がその場で治まるならともかく、血が出たと元請けが知れば、少なくとも今のスーパーゼネコンは労災として医者に連れて行く。
 ちなみに怪我をした当人とは後日別の現場で一緒になった。職長から滅茶苦茶に言われていた記憶しかなかったが、働いてみたら別におかしなところなどない普通の雑工、どころかその作業では重要な戦力になった。つまりあの怪我は誰でも起こす可能性のあるものだったと言うことだ。
 僕自身、カッターで手を切ったことはある。日雇派遣で設備屋に入っていた時に、空調機器の養生をしていて指先を切った。誤魔化しようのないくらい血が出てきたので設備の監督に申告すると、元請けに見つからないようにして今日は帰っていいと言われた。午後の作業だったからだと思う。絆創膏を貼っておけば治る傷だ。医者に行く気もない。翌日には僕も監督も知らん顔をして現場に戻っている。
 元請けがスーパーゼネコンではなかったのでこれで済んだとも言える。この現場は事故が続いていて、僕も墜落事故の第一発見者になったことがある。幸い脚の骨折だけで済んあ、誰だお前は!入力の邪魔をするな。あ、止め

12月の労働相談

茨城不安定労働組合では月2回、第二第四水曜に労働相談を行っています。
解雇された、給料が払われない、休みがとれない、嫌がらせをされている、入ってみたら条件が違う、と言った労働相談から、解雇されて金がなくなり家賃が払えない、既に部屋を出されている、生活費がないと言った生活相談まで、正社員、アルバイトなどを問わず受け付けます。自営業、管理職でも大丈夫です。まずはご相談を。

 

12月の相談会は下記の通りです。

第一回相談会 12月10日 水曜日 20:00〜22:00

第二回相談会 12月24日 水曜日    20:00〜22:00

相談電話番号 090-8441-1457(加藤)

 

二十一年四月から当分の間、組合事務所での相談を中止し、電話相談そのものは上記の携帯電話でこれまでと同じ第二第四水曜日の20-22時の時間帯で継続します。(携帯電話への相談はいつでも受けつけています。お急ぎの時は労働相談日を待たずに電話してください。) 電話料金を気にしている方にはこちらから電話します。とにかく一度電話をしてみてください。 電子メールでの相談も随時受け付けています。