虫が苦手な方はご注意ください!
緑緑した立派な幼虫さんが出て参ります♪
さてさて、お写真の前にちょっと前置きを。
今まで自宅で毎年ナミアゲハさんをはじめとした
アゲハアパートの管理人をしてきました。
(その為にレモンの苗木を購入しました
)
そこでは、ナミアゲハ、クロアゲハが中心にやってきていました。
(ナミアゲハは沢山巣立ち、クロアゲハの巣立ちは確認できず...)
そんな管理人ですが、
今回は野良アゲハの幼虫さんを見つけ、
ちょこちょこ覗かせていただいています(現在進行形)
つい先日まで
クロアゲハの幼虫か~
と思っていたところ...
あれ?何だか緑の時期...長くない...?
というのがこちら↓↓

どうみても終齢じゃないのに緑
そして、終齢脱皮前、でもないのにしっかり緑
これはクロアゲハじゃない...!!!
ということで直ぐに調べました。
そして
ナガサキアゲハ
が濃厚になりました。
え、長崎?
南の子?
と最初びっくり。
実際には長崎周辺だけの固有種という訳ではなく、
シーボルトが長崎で最初に採集したことに由来するとされているそうです。
そしてナガサキアゲハは日本最大級の蝶の一種!!
成虫は前翅長60~80mmというのでびっくり
これは成虫が観たかった...(野良さんなので難しい)
そして、元々は西の方での分布でしたが、
2000年以降に関東でも目撃されるようになったとのこと。
ちょっと温暖化を感じますね...
(現在も分布は北上中)
折角なので調べたものを備忘録に纏めます。
まず発見したのはこんな研究結果。
チョウの分布域北上現象と温暖化の関係
https://cger.nies.go.jp/publications/news/series/watch/6-14.pdf
※こちらの研究で引用されている論文はこちら
↓ダウンロードして読めます(全12ページ)↓
この論文はあちこちに引用されています。
ナガサキアゲハの過去分布図が出てきたら、
恐らく元データはこの論文だと思われます。
さて、これだと既に25年、四半世紀前のデータになってしまうということで
最近の情報も探してみました。
こちらでは2023年に調査結果が纏められています。
https://ccbio.jp/wp/wp-content/uploads/2023/03/7521a3cdca79b18f3b03e758e441a9a6.pdf
この5ページ目にナガサキアゲハの調査結果が纏められているのですが、
2020年では東京までだった分布が栃木、茨城まで広がっているようです。
そこから2年、恐らく東北辺りにも分布が広がっていそうですね。

さてさて、そんなナガサキアゲハですが、
私は最初クロアゲハと勘違い...
しかも野良で途中から写真を撮っていたので、手持ちの情報が少ない...
ということで、こちらにクロアゲハとナガサキアゲハの違いを詳しくまとめてくださっているページがあったのでご紹介します。
今回ナガサキアゲハと分かった決定打は四齢の時。
20~30mm
ナガサキアゲハはヨモギ色になり、背中に青い点々が現れます。
そうなんです、青い点があったのです!!
ちょっと見づらいですが、こちらの写真でも上半身(胸部)に4つの青い点
そして下半身(腹部)にも4つの青い点があります。

そんな子も、無事終齢に脱皮。

幸運なことに、自宅のアゲハアパートの住人さんではないのに
脱皮後に出会うことができました!
この後もぐもぐ自分の皮を食べていました。
食べ終わって元の態勢に戻ろうとする終齢さん。

葉の下の方には脱皮前に足がかりとして張った糸の絨毯が。
関東はかなり涼しくなってきて(最高気温20℃とかもちらほら)、
幼虫にとっても大変な時期に入っていますが、越冬に向けて頑張って...!!
と願わずにはいられない...!!
脱皮から3日後の青虫さん

触りたい衝動に駆られるほどの立派な青虫さんになりました♪
お外の子なので蛹になるところを見ることはできないですが、
無事越冬してほしいものです
因みにナガサキアゲハは、他のアゲハ蝶と違って、雄と雌の模様が全く違うという性的二形!!
羽化も見てみたかったです...!!
来年、当アパートにもナガサキアゲハさん来てくれないでしょうか
新しい出会いは勉強になります!!