スズメを追いかけて

スズメを追いかけて麦畑へ通っている。水田の広がる中にぽつんと孤島のように在るその麦畑はスズメたちの格好の餌場。この麦畑に気になる事がある。それは麦の背丈よりも高くヨモギの葎が猛々しく繁茂していることだ。

湖国でもかなりの麦畑があるがこんな麦畑はかつて見たことがない。コンバインが入るのも大変だろうな、本気で営農してるんだろうか。どんな人の麦畑なんだろうか。子供の頃の田舎の風景等など、いろんなことを思い出しながら眺めていた。

今日撮った中から飛翔体を切り出す。

キジ撮りのフィールドは暫くの間ご無沙汰だ、梅雨の晴れ間に訪ねてみなくてはなるまい。

スズメのエサ探し

琵琶湖に流れ込む小さな用水路沿の農道でスズメたちがエサ探しをしているのを見つけ、三脚を立てた。

麦畑にもかなりの数のスズメがいるも残念ながら麦畑の深みだ。飛び出してくるヤツを狙ってシャッターを切るも空打ちばかり。フイルム時代だったら破産していただろなと思うほどの枚数だった。

帰り道寄り道した和邇川で投網をしている親子を見た。

琵琶湖から遡上してくる稚鮎を狙っているのだろう。何度も何度も投網を打つていたが収穫はゼロだった。

本日好天。

麦畑でキジを見た

麦の実を啄みに来る群れスズメを先日来追いかけている。今日は草刈りをする人が目的の場所近くに二人ほどいた所為で、スズメの姿は見かけずだった。小さな用水路の向こう側の畑へ避難しているのだ。畑にはかなり大きな集団がいるようだ。面白いシーンも期待できそうなのに、残念ながら600mmにズームアップしても如何ともならずの遠さ。そこへ近づくには用水路沿いの農道をぐるりと1.5kmほどの道のり、炎天下を歩くことを老爺は渋っていた。

スズメは撮れずだったが麦畑の中のキジが撮れた。

麦畑のキジに出会ったのは初めて。いろんなシーンが欲しかったが草刈りの人を警戒してか麦畑の中から出てくることは無かった。

草刈りの人が引き上げた後にスズメたちが帰ってくることを期待し、農事小屋の日陰でしばらく待ったが群雀の到来は無かった。

 

我も老い彼も老い

まるで梅雨の日のような一日、陽が射さない日は何とも気の滅入ることよ。

先日、老農夫(名前を存じ上げないのでQさんとする)の小さな菜園を1ショットした。こまめに管理していた菜園が荒れていたのに驚いて撮ったのだ。夏草は成長が早いとはいえこれまでの菜園の様子と様変わりしているのだ。

これまでは隣との境界畔の草刈りなども丹念に行われていたし、菜園の雑草取りにも怠りがなかったのに。何処か躰の調子が悪いのだろうか、それとも私のように老いが一段と進み畑仕事が億劫になっているのだろうか、そんなことをふと思った。

ある日のQさんのスナップ。

Qさんの元々の田んぼはSの字を上下に引っ張り伸ばしたような、長さ約70m、幅は広いところで8m狭いところで3M弱という奇妙な形の田んぼ。この田んぼを2つに分け、大き方は米作り、小さい方は菜園としていたが、4・5年前から田植えは中止していた。

荒れた菜園のショットを見ながら、我も老い彼も老い、万事これ無常、そんなことを感じていた。晴撮雨読だ、宮城谷昌光の「三国志名臣列伝」を読んでいる。

スズメの小集団を見た

早苗も青々とし始めた田んぼの中にぽつんと孤島のように麦の熟れた田がある。その田んぼへスズメの小集団が舞い降りるのを見かけて車を停めた。行き交う事のできる道幅の田んぼ道だったのを幸いに、カメラと三脚を持ち出し目的地へ急いぐ。

小集団がいるのは5~60mほど向うの麦畑、600mmにズームアップしてもやっとの距離、近づきたいが老爺には思うに任せぬ畦道なのだ。

スズメの数は随分減少していると言う。確かに少年の頃のように数百羽という大きな集団を見掛けることはない。これもスズメが暮らす環境が大きく変化した故だろう。稲や麦が手刈りで収穫されていた頃は田んぼや畑に落ち穂やモミが落ちていたが、コンバインなどの普及で餌となるこれらがほぼ皆無になっているのだ。それに農薬使用によりエサになる昆虫が激減している。家屋の建て方の変化から営巣場所にも困っているだろう。住みづらい環境になってしまっているのだ。

スズメの小集団を眺めながら子供の頃の田舎の風景や農作業のことなどを思い返していた。80年近くも前の故郷の風景はもう何処にも残ってはいないだろうな。

畔にいたキジ

5月初旬に出会ったキジの一家は一人娘だった。この娘はすでに親離れしていったようだ。5月も終わりになったこの頃は一家3羽でいるところを見ることはない。今日も昼下がりの田んぼの畔を渡っていくキジを見かけたが2羽だけだった。仲睦まじいというシーンを1ショットした。

メスが草むらに姿を隠した後、コヤツは甲高い声を上げ母衣打ちをし草むらに入っていった。


 刻々と雉子歩むただ青の中     中村草田男






オオヨシキリが撮れた

ヨシ原の中では今日も、ゲゲッチゲゲッチ、チチチチッと甲高い声でオオヨシキリが鳴いている。複数羽いるオオヨシキリはいずれもがヨシ原の深み。姿を見せてくれないのだ。そんな声を目当てに畦道を歩いていて、田んぼ2区画向うの枯れたヨシに姿を現したヤツを見つけ1ショット。

あっという間に飛び立たれてしまう。

真っ赤な口を開けて囀るヤツが欲しいが梃子摺っている。

フィールドでキジを見掛けることは無かった。野良仕事を撮る。

トビの巣でもヒナの頭が僅かに見えるだけで動きは全く無かった。