2025-01-01から1年間の記事一覧
2025年ももうあと3時間ほどになり今年を振り返ってみます。 1月は殆ど萩尾望都作品を読んでいたのですが1月1日2日は手塚治虫の『シュマリ』を読んでいたのでした。 3日から萩尾望都『ごめんあそばせ!』になりずっと萩尾作品を追いかけています。 31日は『…
ネタバレします。 第十一話 芸者生活もすっかり板についてきたツル。 時代は国策のため食事の米が制限されている。 そんな暑い夏、ツルは付き人の仕込っ子お春を伴って汁粉屋へ入り白玉を食べたのだが支払いになって財布を落としたと気づく。 そこへ隣席の夫…
下巻。 芸者になったおツル。 ネタバレします。 第九話 ついに芸者となったおツル。 昭和十四年、梅雨の晴れ間の一夜であった。 お披露目に多額の費用がかかる。 それには「旦那」を持たなければとても払えない。 女将は旦那捜しに奔走し選んだのは軍需工場…
本作のせいで『レ・ミゼラブル』読み直しています。 ネタバレします。 第五話 ツルが置屋に売られた値段は三十円。 それは足袋の値段と同じだった。 その足袋をツルは生まれてから一度もはいていない。 同じ仕込っ子のお米ちゃんはどうしてもご飯を盗む癖が…
1974(昭和49年)年12/25号~80年2/10号「ビッグコミック」 ネタバレします。 30円で松乃屋に売られてきた仕込みっ子の少女は、故郷で子守りをしていた時からの癖で、凍えた足を温めるために鶴のようにいつも片足で立っていることから「つる」と呼ばれていた…
ネタバレします。 「にごりえの頃」 もう「安楽椅子探偵」でもなくなって本格的に探偵する一葉。 警視庁勤めだった亡き父の部下によって現場検証を許される。 しかし一葉の推理に反し売春婦のお力が自白したと知らされ疑念を持つ。 一葉はお力に会ったことが…
1984(昭和59年)年12/8号、85年4/8号、7/8号「ビッグゴールド」 樋口一葉をまったく読んでいない。名前はさすがに知っているが。 だけど楽しみだ。 ネタバレします。 「たけくらべの頃」 その一葉の家で習字をしている少年正太の目を通して描かれる一葉は雑…
1982年(昭和57年)「COMICモーニング」 わずか31ページで密偵の少女と山頭火を描く。 ネタバレします。 なんとも不思議な作品である。 少女は美校生だが官憲である父親の密偵として左翼男を騙して関係を持ったところを逮捕させていた。 愛する心もなく…
1983(昭和58年)年9月号~84年9月号「小説王」 上村一夫晩年(亡くなる三年前)の作品である。 昨日の『同棲時代』と逆で当たり前に次巻があると思ったら一巻で終わってしまったので驚く。 いやもっと読みたかった。 ネタバレします。 竹久夢二が恋人のお葉…
1972年(昭和47年)3/2号~73年11/8号「漫画アクション」 想像していたよりすごい作品だった。 これは確かに名作であった。 ネタバレします。 実を言うと今日子が錯乱して入院したところで終わったと思い込み、どう感想書こうかと考えていたらまだ続きがある…
1980(昭和55年)年4/25号~82年5/25号「ビッグコミック」 新左翼集団「天の声」の生き残りである美冴は、静岡県沼津に渡り、素性を隠して中学校の教師として働き始める。ところが受け持ったクラスは問題児ばかり。彼らを指導していくうちに、次第に教師とし…
1973(昭和48年)年12/13号~74年10/17号「漫画アクション」 葛飾北斎の弟子と名乗る捨八を中心として北斎の娘お栄、捨八の女房となる二代目八百屋お七、さらに蔦谷重三郎、曲亭馬琴などが総出演する。 ネタバレします。 上に貼った表紙絵の男・捨八のキャラ…
読了しました。 SF風味の不思議なお話でした。 相変わらず女性キャラの魅力は凄まじいです。 ネタバレします。 かなりおもしろかったのだが何が面白いのかそして何かが足りない気もするのは何故なのか、まだよくわかっていない。 この作品は自分が絶賛する『…
1977(昭和52年)年9/8号~78年11/23号「漫画アクション」 なんか、これ以降のいろいろなマンガ作品に影響を与えていそうな気がします。 ネタバレします。 岩手県の実家の農業を「継ぎたくないため」上京し劇画家になろうとしている健二はボロアパートの隣(…
1977(昭和52年)年7/23号~78年1/23号「Apache」 今回の「上村一夫読書」を始める前に読んでいた三作品のうちでもっとも感動した作品でありすべてのマンガ歴史に残すべき作品だと思っています。 ネタバレします。 ここまで上村作品を読んでくると本作が原作…
1976(昭和51年)年1/1・15号~77年7/21号「漫画エロトピア」 『淫花伝』四巻 1・2巻は「阿部定」3巻は「高橋お伝」4巻は「本牧お浜」を主人公にしている。 正直、「阿部定」「高橋お伝」と読みすすめて今回は記事にせずにおこうかと思ったが、4巻「本牧お浜…
「乳房」という言葉がタイトルにあるとなにやら恐ろしい感じがするので読むまいとしていたが昨日の「怨霊十三夜」シリーズだったので読む羽目になる。 ネタバレします。 1976(昭和51)年9/10号~'77年6/24号「漫画TIMES」 『おきせの乳房』――怨霊十三夜 そ…
1976(昭和51)年9/10号~'77年6/24号「漫画TIMES」 1976年に発表された怨霊十三夜シリーズのうちの一作 と書かれているがシリーズの他作品の本がよくわからない。 どこかに隠れているのだろうか。少しずつまぎれこんでいるのか? この本には本作の後に一作…
1979(昭和54年)年4/6号~80年6/27号「別冊漫画アクション」 上村一夫作品ここまででもっとも「どう読んでいいのかわからない」作品でした。 上の画像を見てまたもや戦後時代の設定かと思いきやそうではなかったことにも戸惑いました。 ネタバレします。 ど…
ネタバレします。 第七章「盗作」 深草あき子は富裕な夫とふたりの子に恵まれながら「小説家になりたかった」という夢を見続けている。 その思いは様々な小説が自分の作品の盗作だと疑うことにさせていた。 そして昔の仲間だった伊丹緑郎が直木賞を取った受…
1974(昭和49年)年5/8号~12/11号「ヤングコミック」 ここまで読んできた上村一夫とはちょっと違うSFテイストでありました。 が、ねっとりとした食感は変わらない不思議世界です。 ネタバレします。 そもそもアリスという名は(一部音楽関係を除いて)不思…
1976(昭和51年)3/4号~5/13号「週刊漫画ジョー」 昨日後、上村一夫作品をいくつか目を通し、さすがにすべて感想を書くほどではないかと思っていたのですがこの作品は特別に気になったのでとりあげます。 ネタバレします。 映画界のおぞましい暗部をエログ…
1972(昭和47年)年2/29号~73年3/6号「週刊プレイボーイ」 日本明治時代。東京監獄八王子分監で女囚が産み落とした女子には「雪」という名がつけられた。 母親は恨みがありその恨みをはらしてくれることだけを望んで子を孕み生んだのだ。 母は難産で死ぬが…
ネタバレします。 ついでに『羊たちの沈黙』についてもネタバレします。 前回の記事で 以前気づいていたかどうか思い出せないけど、ジュディたちがヒツジ新市長ドーン・ベルウェザーに捕まる場面は『羊たちの沈黙』だったのがおかしくて笑った。 と書いたの…
2016年「ディズニー」 『ズートピア2』があまりに評判よく騒がれているので無性に観たくなり再鑑賞してしまいました。 つまり以前に観てはいたのですが引き込まれて夢中で観てしまいました。 昨日まで読んでいた『ゆーとぴあ』とは関係なく偶然によるもので…
なにも考えずここまで読んでいたのでいきなりマンガが終わり小説形式になったので最初は意味が解らず「なにか上村氏の心変わりがあって描くのをやめたのか?」などと考えていました。 なぜならその寸前まで描線は美しく確かなものでありまさかここで病気のた…
ネタバレします。 昨日も書いたけどこの作品、「夜のお店」というカテゴリとして限らず「戦隊(バトル)もの」として読んでとても勉強になるのでは、と思ったりする。 上の表紙を飾るのはクラブ「ゆーとぴあ」の門番的存在”銀さん”である。 一見優男風の老紳…
1982(昭和57年)年6/10号~85年12/10号「ビッグコミック」 表紙絵を見てさらに少し読んで「いやこれおもしろいのかなあ」と思いはしました。 しかしまあもう少し読んで嫌になったらやめようとずるずる読み続けています。 82年から85年にかけての作品です。…
1979年10月10日号~1980年9月24日号「ヤングコミック」 こうして上村世界を見ていくと人生を深く考えるのは意味がないような気がしてくる。 ヒロインは常にひとところ、そしてひとりの男に留まることなく流れ続け変身していくのだから。 ネタバレします。 と…
1973(昭和48年)年2/14号~74年4/10号「ヤングコミック」 上村一夫の批評をするのならまず絵の上手さ美しさを讃えるべきなのだろうけどここまでほとんど書いてない。 なのでまず書いておく。この表紙絵を見るだけでも卓越したものだとわかる。 すばらしい。…