未来社会の道しるべ

新しい社会を切り開く視点の提供

江戸時代の識字率は低かった

江戸時代の日本は寺子屋が普及しており、識字率も7割と世界最高でした。この教育力の高さこそ、非西洋国で日本だけが帝国主義国の仲間入りできた理由です。 上記の説は、1970年代頃から誕生した俗説だと知っている日本人は、2025年だと、まだ少数派ではない…

フェミニストだから女性に嫌われる

「母恋い放浪記」(西村滋著、主婦の友社)という著者の少年時代の自伝を読んでいて同情してしまうのは、西村は女性に優しいくせに、女性から嫌われていることです。西村は当時としては偏差値100を越えている、現在でも偏差値70を越えていると思うほど、フェ…

人の心を持たない弁護士や裁判官

信頼できる弁護士を探すため、初対面の弁護士と私の会話です。 私「パワハラ冤罪にしろ、離婚裁判にしろ、弁護士の書く文章が、人間の書いたものと思えません。相手への思いやりが微塵も感じられません。私の書く文章には、相手側と泥試合をするつもりはない…

お金の問題はお金だけの問題ではない

「法律上の結婚必勝法・男編」からの一連の記事で書き散らした不正義な裁判について多くの人と語り合い、いろいろ分かったことがあります。 「おまえ、金の問題と言いながら、さっきから、金以外の不満ばかり言っていることに気づいているか?」という弟の言…

The doctors are taught by patients.

I talked with my little brother at a cafe last week, and people sitting around us changed seats and stayed away. The reason was simple. I continued to explain for 5 hours why I have to kill those evil people. 5 hours on one topic? The doct…

境界知能で精神病院に40年間住む女性

その女性患者さんは、私が初めて会った時は60代半ばでしたが、見た目は70代半ばくらいに見えました。ただし、かつては美人だったのだろう、という面影はありました。 主病名は双極性障害(躁うつ病)となって、長年、バルプロ酸という気分安定薬(躁うつ病の…

精神病院の女性長期入院患者さん

私は精神科医なので、精神病院で30年や40年以上も過ごしている患者さんに100名くらいは会っています。なお、日本以外の国では、1960年代以降、人権的および財政的な観点から10年以上の長期入院をほぼ認めていません。 長期入院患者のほとんどは統合失調症で…

倫(徳、善、愛、悪)、知(理、正)、心(欲、金、愛、嫌)、法(政)、力(兵、義)、食(老、病、死)

現代社会で、人を動かすものは倫、知、心、法、力、食の順だと考えます。人が動かざるを得ない順と言ってもいいかもしれません。同時に、人として大切なものの順とも言えます。 ( )内にはほぼ同じ意味の漢字も付け加えています。「倫と悪が同じ」とは意味不…

僕はキミに殺されたかった

前回の記事の続きです。 (世の中から理不尽な扱いばかり受けたせいで自殺する人は毎年日本に1万人以上いるのに、なぜその人たちのほとんどは誰かを殺して、世の中に復讐した後に自殺しないんだろう) 私だったら、そうします。むしろ、そうでないと私は自殺…

葬式よりもするべきこと

私が生まれてから現在まで理解できないの一つです。 (なぜ自分の葬式代を残して死ぬ人がいるのか。その葬式代は残された者に使ってもらい、葬式はしないでほしい、と伝えるべきではないのか) 自分の死後に行われる葬式は、自分にとってはどうでもいい問題…

先生、殺してください

精神科なので「死にたい」と言う患者さんは毎日のように来ます。しかし、「殺してください」と言った患者さんは10名もいません。安楽死を希望しているわけです。 その患者さんは4年間毎週診察して、「殺してください」を100回くらい言ってきました。1回の診…

死ぬべき理由はなくても死にたい気持ちはある

自分の人生を振り返ってみる。 医学部に入ってからで考えれば今回は最大の挫折だが、医学部に入る前までと比べたら、大した挫折ではない。あの頃だって自殺しなかったんだから、今、自殺するのはおかしい。 患者さんたちを考えてみる。 精神科医になってから…

完乱と十牛図

悟りを開く10段階を表した十牛図です。解釈は「禅画を読む」(影山純夫著、淡交社)を引用していします。 1,尋牛。仏性の象徴である牛を見つけようと発心したが、牛は見つからないという状況。 2,見跡。経や教えによって仏性を求めようとするが、分別の…

完乱

一心不乱という言葉があります。全く心が乱れていない状態のことです。 その逆でありながら、同様に素晴らしい状態が「完乱」です。乱れているが、それが完全な状態のことです。 私の造語で、英語にすればperfect chaosであり、意味はこちらが分かりやすいか…

風俗嬢はキャバクラ嬢よりマシである

精神科医である私の患者さんには風俗嬢とキャバクラ嬢(ホステス)もいます。現役もいれば、以前そうだった女性もいます。もちろん、秘密にしている女性も多いでしょうから、患者さんの夜職経験を全て把握しているわけではありません。 ここ3ヶ月ほどで、あ…

なぜ夜職の女性は倫理観が崩壊するのか

金です。私が答えるまでもなく、誰でも知っていることでしょう。 「簡単にお金儲けができてしまう」とは、まともな風俗嬢だったら、全員言います。「風俗嬢が割に合わない」と言う女性は、「医師の仕事が割に合わない」と言うバカより人として終わっているか…

僕は無力だ

男を相手にする職業は一般に夜職(よるしょく)と呼ばれます。昼に働いていても、コンカフェ、ヘルスなども夜職になります。偉そうに断定調で語っていますが、私が夜職という言葉を知ったのは2ヶ月ほど前です。 これは知ってはいましたが、夜職で働く女性の…

見えない他人の悪を見ようとして、見えている自分の悪を見落とした

その患者さんは20才の風俗嬢でした。大学生でもあります。風俗嬢になった後、ホストクラブに通いつめ、1000万円ほどの借金を抱え、自殺未遂をしたので、私の患者さんになっていました。母と一緒に来なくなった後の患者さんによると、風俗嬢になったのは母の…

カントさん、定言命令なんてありませんよ

「人は自分のためにしか生きられない」とほぼ同じ内容です。 カントが多く作った哲学用語の中に、仮言命令と定言命令という二つの言葉があります。 仮言命令とは「AのためにBする」というものです。たとえば「金持ちになるために医者になる」などです。 一方…

未来視カント

カントの「実践理性批判」は、道徳法則について書かれています。もっとくだけていえば、「人はどう生きるべきか」について書かれています。 カントによると、道徳法則とは「格率(するべき行為)」に従うことです。もっとも、「するべき行為」は明確ではあり…

神は実在するから神は実在しない

「神と自分を並べる思考」の謎がようやく明確になりました。 デカルトの「我思う、ゆえに我あり」は「神と自分を並べる思考」の根源でした。この西洋人の思考様式とデカルト哲学の両方を僕は知っていましたが、それを明確につなげていませんでした。 つなげ…

明るい所をより明るくするのではく、暗い所を明るくすべきである

先月、荒戸完がMORNING BOOOOOOSTで、こんな愚痴を言っていた。 「なるほど。ご主人がそんなこと言っていたのね。あ、今、『ご主人』と言っちゃダメなんだっけ。『夫』と言わなきゃいけないんだっけ。でも、本人がメールでそう書いていても、ダメなの? 俺が…

元妻との離婚問題の現状

弁護士、検事、裁判官の方は私のブログを読むと、だいたい事情は分かるようですが、それ以外の方だと私のブログを読んでも本質をなかなか理解できないようです。 ここで私の離婚に関する事件を時系列で説明しておきます。 2023年秋頃 ある事件がきっかけで元…

脳回路修正療法・身体表現性障害編

前回までの記事に書いている通り、身体表現性障害(心気症や心身症などとも呼ばれる)は、「他の科では診断がつかなかった(検査などで異常が発見されなかった)が、本人が症状を訴えている」場合に精神科だけで診断されます。 言うまでもなく、そんな精神疾…

脳回路修正療法・会心の一撃編

前回までの記事の続きです。 「こころの臨床a・la・carte本当に困った症例集【心療内科編】」(久保木富房著、星和書店)に載っている症例です。 生まれてから一度も虫歯の治療ができない20才くらいの男性です。歯の治療をしようと歯科器具を口の中に入れる…

脳回路修正療法・行動療法編

前回の記事の続きです。 精神科には「特定の恐怖症」という疾患があります。高所恐怖症、閉所恐怖症、赤面恐怖症、ゴキブリ恐怖症、ジェットコースター恐怖症(私はこれです)などです。 特定の恐怖症に、薬物療法は原則無効です。もしかしたら抗うつ薬を出…

脳回路修正療法・一般論

私の精神療法は、既存の精神療法と異なると考えています。そのため、私は自身の精神療法を脳回路修正療法と呼んでいます。もっとも、そう呼ぶようになったのは先月からですが。 新しい精神療法の発表なので、この記事は本来、論文として発表すべき内容です。…

医師は法律より正しくあるべき

この記事は私の尊敬する医師の話です。 私が尊敬する医師はほぼ全員、総合診療医です。残念ながら、尊敬する精神科医に会ったことは一度もありません。強いていえば、会ってはいませんが、バザーリアは尊敬しています。 私は医学部時代にプライマリケア連合…

自分の立場で考える、相手の立場で考える、社会全体の立場で考える

卒業以来、9年ぶりに名大医学部卒のある方に連絡して勤務先を聞くと、次のような失礼な返信が届きました。 相手「ご無沙汰しております。すみません、ちょっと個人情報をラインで送るのは抵抗があります。昨今なりすまし等もありますので悪しからず」 私「〇…

石丸伸二が首相になるには第二の小沢一郎が必要である

「なぜ能力と意思も高い石丸伸二が日本の総理大臣になれないのか?」と私が聞かれたら、「日本では自民党が強すぎるから」あるいは「日本では自民党の長期独裁政権が続きすぎて、保守的な日本でそれを崩すことは不可能に近いから」と答えます。 そんなことを…