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by civaka

国際成人力調査がひどい

橘玲の『もっと言ってはいけない』の前書きで、
日本人の3分の1は、日本語が読めないと嘆いている。
その根拠が国際成人力調査(PIAAC)の結果なのだけれど、
この調査、よくよく見てみると、おかしい。
読解力、数的思考力を問う問題だというのだけれど、
この問題で、そもそも正解を出すには、ごくごく初歩だけれど、
PCを普段使っていないと解けないのである。

国際教育政策研究所←問題はここで見て。

どうも、PC画面で、すべての問題は表示され、回答もPCでしなければならないらしい。
つまり、普段の生活や仕事で、PCを使っていなければ、問題文の意味が分かっていても、
正解を出すことはできない。
けれど、問題の解答をした受験者はどれほど、ふだん、PCを使っているのだうろ。

私の兄嫁は、学力は普通だけれど、PCを一切使っていない。
兄は、PCが趣味なくらいの人のなのに、である。
やらない理由を聞いたら、
「私が使うと、カーソルがどっかいっちゃうのよ」
なのである。
やらない言い訳としてあり得ない。
一応短大は出ているのである。
夫の兄嫁も、PCはやらない。

だいたい40代50代以上には、PCをやらない人たちが結構いる。
機械に苦手意識があったり、
触ったら壊れるんじゃないかと思っていたり、
必要を感じないから、
普段必要ないから、
仕事で必要ないからなど、が理由である。

決して、学力や学歴が低くなくても、PCに触らない人たちが結構いるのである。
そういう人たちをよんできて、この問題を解かせても、正解は出せない。
問題を解かせる人材を選ぶ時、PCを使える人間をきちんと選んだのだろうか。
こんな雑な調査で、3割が読解もできないなんて言っても、仕方ないと思う。

実際、各国の調査の結果表では、ITレベルの問題の調査拒否をしている国もあるのだから、
きちんとPCを使える人材をそろえて試験しているわけではないのである。
ふつうのペーパーテストであれば、結果はぜんぜん違うのではないかと思う。
読解のできない、問題文の理解できない人間が3割なんて、嘘である。

ようするに、この調査は、各国のPCの普及率の調査なのである。

日本では、PCは手軽に買えるし、メンテナンスもいいほうだと思う。
街中には、初歩のPC教室もある。
家においておけば、子供たちは、知らないうちに使いこなしている。
しかし、外国の場合は、どうなのか。
なにしろ、この調査結果では、外国は、3割どころか、
5割が読解問題ができないとされているのだから。

たぶん、問題を作った人たちは、PCなんてみんな普通にやっている。
この手の問題で、こんな初歩のPCの使い方なんて、誰でも知っているはず。
第一、結果の集計には、PCのほうが便利なのだから、
PCを使った問題を作ったほうがいい。

という思い込みを前提にして、作った問題なんだろう。

そもそも国際比較なんて、それぞれの国ごとに調査対象の人材の集め方が違うのだから、
本当にあてにならない。

こんなデータをもとに、本を書いている橘玲氏も、どうかと思う。


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by civaka | 2019-04-28 21:06 | 社会のあり方を考える | Comments(2)
Commented by 匿名 at 2024-10-05 09:06
5年前のブログにコメント申し訳ないのですが、PIAACの調査概要には以下の記載があり紙調査も行っているようです。
今年(2024年)、2回目の調査結果が公表されるようなので1回目の妥当性も含め楽しみにしています。

○調査は、原則として、パソコンを使用したコンピュータ調査により実施。コンピュータの操作テストに合格しなかった場合や、紙での調査を希望した場合等には、紙での調査を実施。
※紙での調査では、ITを活用した問題解決能力の調査は行われない。
Commented by civaka at 2024-10-29 11:03
気が付くのが遅くなってすみません。
そもそもこの成人力調査って何なのでしょうか。
不思議ですね。
問題の質によっても結果は異なりますし、難しすぎれば正答率も落ちますし、テストってそもそも難易度の調整自体も難しいですよね。
しかも5年ぶりですか。
あんまり本気でやっていなさそう。
確かにちょっと結果が楽しみですね。
コメントありがとうございます。