私は結構モテる(つもり)。
そんな私の前回の長々とした記事を読んで頂いた方、誠にありがとうございます。
実はこの話はかなり前から下書きとしてほぼ完成しており、公開するかどうか凄く迷った。迷ったというか、公開するのは駄目だと思っていた。だって中年男の古臭い恋愛話。誰も興味無いし迷惑だろう。でも色んな事が重なって公開する事にした。
公開に至った理由は3つ。
①
文章の中に、ある漫画の一文を使わせて貰った。書くかどうか迷った内容だったのだが、その一文を引用しようと書斎の本棚から記憶を頼りにその漫画の12巻を出した。するとP212にその一文はあった。冗談抜きで一発で見付けたのだ。単純だが、何かを感じたのが一つ目の理由。
②
悪い女だったのかもしれないが、自分の中でプラスの出来事だったと考える事が出来る様になった事。何年掛かってるんだよって話だが・・・
勿論歳上の悪い女に弄ばれた感は否めないが、一度は本気で好きになった女を心底憎む事は悲しい事だ。自分の心の中で勝手にイイ女に美化させただけかもしれないが、自分もそんな風に考える事が出来る様になったんだと、遅過ぎるけど成長は出来たんだと解釈した事が二つ目の理由。
③
はてなブログのお陰。
購読させて頂いている方のブログに影響を受けた。
その方は既婚者で、私より10歳程上の男性。過去の女性の事を、何というか美しい文章にしているのだ。都合良く美化している訳では無いし、過去の女性との事を自慢気に書いている訳でもない。下ネタ染みた事も一切書かない。ただ当時の恋人との関係を美しい文章にしているのだ。残念ながら一緒になる事は叶わなかった恋人の事が本気で好きじゃないと、あんな文章は書けないと思う。別れた男女のルールを守り、奥さんの事を大事にしている事は、旅行に行った話や普段の生活の記事の中から感じ取れる。一部引用させて頂くと、
精神的二股をしている訳じゃない。
奥さんと一緒に歳を取って生きて行く。その事に対しての迷いは微塵も無い。
沙知絵姉さんに本気だった過去は、友人のゴリも哲も全て知っている。仮に思い出話として話せるのは彼ら二人だけだ。きっと二人なら聞いてくれる筈だが、大昔の恋愛の事を話されても迷惑なだけだろう。しかも彼らが散々忠告した女だ。
誰にも話す事が出来ないって辛い事だ。ブログに書く事も憚られたのだが、その人のブログを読んで「ああ、ブログってこういう事を書いてもいいんだ。」と影響を受けて公開させて貰う事になった。
「私のブログなんだから、私の好きに書かせろよ」
なんて乱暴な事を言うつもりは無い。言葉を間違わなければそういう事を書いても良いんだって話だ。
「私の事は忘れて。」って言われた事もある。こんなに好きになった女をどうやって忘れるんだよって当時は思った。今なら分かる。存在を忘れるんじゃなくて好きだった気持ちを忘れればいい。これも何年掛かってるんだよって話だが。
私も一応既婚者。過去の女なんて全て忘れろよって人も当然いるだろう。でも私の考えは少し違う。過去、別の女性との恋愛で育てて貰ったからこそ今の恋人、奥さんを大切にする事が出来るんじゃないのか。過去の女性に優しく出来なかった後悔、自分勝手だった後悔、言葉が足りなかった後悔。そんな後悔を忘れずにって事は悪い事じゃないと思うのだ。
今や誰にも話す事の無い過去の事を書けて良かった。
読んでくれた方々に感謝します。
影響を与えてくれたブログの主さんに感謝します。
私はこうしてモテて行く。