ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

「ピコグリル」もどきながら実力は本物!! 「solotourのチタン製軽量焚き火台」

 前回のブログで新しい焚き火台をポチってしまったことを書いた。

 その焚き火台が早速届いた。Amazonプライム脅威の配送システムに感服してしまう。

 今回購入したのは「solotourのチタン製軽量焚き火台」。

 現在保有している焚き火台は、いずれも頑丈な造りで結構重いため、軽量なものを探していた。この形状の焚き火台の本家・定番は「ピコグリル」という商品なのだが、価格が17000円近くする。これに似た「もどき」商品が3000円台で売られている現状では、これの購入は躊躇してしまう。「本家」と「もどき」の決定的な違いは、「重さ」である。ピコグリルの本体重量はたったの365g。「もどき」の方の多くは1kg弱。あまり違いはないようにも感じるが、ザックに入れて持ち運ぶとなればこの小さな違いも大きな意味を持ってくる。今回購入した焚き火台は、「もどき」の中では群を抜く軽さで本体重量430g。そして価格は本家の1/3。迷いなど生じることなくこれに決めた。

 届いた商品を箱から出し、開封する。チタンの輝きがいい。実際に手に取るとその軽さを実感する。商品レビューを見ると、組み立てが厄介だというものが散見していて気になっていたが、何度か組み立てを繰り返すうちにコツもわかってくる。とにかく軽い。しかし耐荷重は8kgとあり、華奢ながらなかなかの実力を持つ。その姿も美しい。早速火入れをしてみたくなる。

 その翌日、焚き火をしに行くことにする。世の中は、多くの職場が仕事納めをし、街の雰囲気もいよいよ年末モードに突入している。途中でスーパーに寄り買い出しを行うが、年末商戦まっさかりでたくさんのお客さんで賑わっていた。いつものようにカップ麺とおにぎりセットを購入。ついでにおやつも数点購入。

 向かうのは海。前回が山間の小川だったので、今回は海にした。岩場で釣り人がちらほらいる程度の人気のない海岸である。今日は日差しが柔らかく、風もない。気持ちよく焚き火が楽しめそうである。到着し荷物を運ぶ。予想通り人がいない。いつもの通りチェアーをセットし、快適空間をつくる。そして焚き火台をセットし、いよいよ点火となる。この焚き火台の火床はチタンである。チタンは高温によりブルーに変色するという特性を持っている。綺麗な色目をつけるために少々気を使う。炎を小から大へと少しずつ大きくしていく。

 岩場の海岸には打ち上げられた流木が無数にある。薪に困ることはない。徐々にくべる薪の量を増やしていく。乾燥している流木はよく燃える。焚き火台と炎のバランスがいい感じである。クッカーに水を入れ沸かす。瞬く間に湯気がたちのぼる。目の前には海が広がり、陽に照らされた波がキラキラ光っている。こんなシチュエーションで食べるカップ麺は最高に美味い。この後は、ゆったりと焚き火を楽しんだ。薪をくべて燃やすだけなのだが、結構これで遊べる。しかも面白い。途中コーヒーブレイクでおやつともなれば幸せ度はさらに高まっていく。

 陽が傾き始めると吹く風もだんだん冷たさを増してくる。

 焚き火もやり尽くしたので片付けを行う。炭と灰の処理に気を使う。いつもの如くスチールの缶に入れ持ち帰ることにする。薪がしっかりと燃えてくれたので炭の量が少ない。釣り人が近くを通ったので釣果を聞いたが、坊主だったとのこと。釣りもいいなぁと思う。次来る時は釣竿も持ってこよう。

 さて、自宅に帰りつき、汚れた焚き火台を洗う。煤を落とすとブルーの色目が出てきた。チタンについたブルーの色合いがなかなか綺麗である。

この焚き火台、かなり気に入ってしまった。次はバイクに積んで出掛けていきたいと思う。

ディキャンで焚き火を楽しんだ!!

 いよいよ今年も後わずかになってきた。いろいろあった1年だったと感じているが、今年の残り数日も意義ある1日として過ごしていきたい。既に年末大掃除的なことはやり終えている。外は雲もなく、柔らかな日差しが「家の中から外に出なさい」と呼びかけているかのようである。午前中で、やるべきことはことは終えた。お昼近い時間から何をすべきか‥‥。

 そこで考えた。いつもだったらバイクで出動となりそうだが、今回は「焚き火」を楽しむことにした。いわゆるデイキャン。我がホームタウンの無料オートキャンプ場で、焚き火をし、それで湯を沸かし、いつもの昼食をとり、その後は車中泊仕様の愛車の中で、リクライニングベットをセットし、そこに寝転んでタブレットにダウンロードした映画を観るというのが今回の計画となる。想像しただけでワクワクしてしまう。

 準備を整えいざ出発。目的地はまでは、途中食材などの購入のためにスーパーに寄ったりしたが1時間足らずで到着した。

 が、しかし‥‥。キャンプ場入り口に赤い大きな文字で「現在閉鎖中」の看板があるではないか。その横に「現在渇水のため一時閉鎖をしています」と書かれてある。ただキャンプ場内には入ることができてはいる。しかも閉鎖の理由は渇水のためである。必要な水は持参しており、「場を借りるだけなら少しの間だけでも使わしてもらってもいいのではないか」という悪魔の囁きが聞こえてきたが、「いや、それはダメでしょ!!」という神様の声の方が大きく、ここの利用は断念した。

 しかし、焚き火はしたい。キャンプ場の近くには川が流れており広くはないが河原もある。キャンプ場を出で、少し走った場所に駐車場があり、そこに車を停め、道路下の河原まで降りる。風もない。安全確保もでき、人に迷惑をかけることなく焚き火を楽しめそうな場所が見つかった。

 早速焚き火台をセットする。自然へのダメージは与えてはいけない。当初予定していたソファーベットに寝っ転がるスタイルはできなくなったが、チェアーをセットし快適に時間を過ごす体制は確保した。焚き火台に大小の薪を入れ、着火。炎も安定してきたので、湯を沸かすことにする。時間もお昼を過ぎており、早速昼食の準備をする。食べるものはいつものカップ麺。ただ今回はおにぎりではなく「いなり&巻き寿司セット弁当」を購入した。

 お腹も満たされ、この後は焚き火をゆったりと楽しんだ。特別なことはしない。薪をくべつつ揺らぐ炎を眺めるだけ。ただそれだけでも楽しく心が落ち着く。本も持ってきてはいたが手に取ることはなかった。

 実は、つい最近、新しく焚き火台をポチッてしまった。焚き火マニアは、これに利用する焚き火台が増殖してしまうという悪性ウイルスに感染してしまう傾向が強いと断言できる。ここしばらくこの悪性ウイルスも影を潜めていたのであるが‥‥。現在愛用している焚き火台は2つ。大きく炎を楽しみたい時用と今回持参したコンパクト焚き火台、その他には百均のスチールトレイで自作した焚き火台もある。今回購入したのは、軽量(約500g)ながら大きな炎も楽しめる優れもの焚き火台なのである。同じ形状で、大定番のピコグリルという焚き火台があるが、あまりにも価格が高く、さすがにこれは購入できず、ピコグリルもどきのものにした。近々届くことになっている。今回に続いてまたまた焚き火を楽しみたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

『地球の歩き方 歴史時代シリーズ「戦国」』

 我が街の市立図書館には度々出かける。ここにある一人用のデスクは、私にとっての三番目の書斎である。Wi-Fiも入り、静かで人目も気にならず作業に集中することができる。ただコンセントがないのは唯一のマイナスポイント。デスクワークに疲れれば、或いは集中できなくなれば書棚の間を散策をする。ピピっと感じる本との出会いは、街中の書店と図書館では異なる。書店に並ぶ本は、新しいものや売れ筋のものが多いし、ジャンルもよほどの大型店でなければ全方位とは言い難い。図書館は、これとは逆の品揃えといったところだろうか。

 さて、図書館の新刊本が並ぶ棚に、『地球の歩き方 歴史時代シリーズ「戦国」』という本が並んでいた。

 歴史好きを自称する者の多くは、「幕末」と「戦国」の文字には心踊らされてしまうことと思う。この『地球の歩き方』という本、パッとイメージするのは国ごとに分かれた「旅ガイドブック」だとおもうが、この歴史時代シリーズ以外にも、「旅の図鑑シリーズ」などもあり、さまざまな視点から旅の面白さを伝えてくれている。

 この『地球の歩き方 歴史時代シリーズ「戦国」』の表紙をめくったところに、「時を超え、物語を紡ぐ旅へ。本シリーズは歴史心をくすぐる旅の案内書です。ページをめくれば、旅の舞台となる時代の息吹が、史実とエピソードとともに語りかけます。歴史はいつだって波乱万象。過去のドラマを知り、今なお残る時代の証に触れてみませんか。本書のカバーを裏返せばタイムスリップしてもガイドブックだと悟られることもなく、現地を存分に楽しめます。そんな遊び心とともに、歴史への旅路へいざ!」と書かれてある。旅心がそそられてしまう。最初のページには、「雲海展望台」から望む、秋の備中松山城の写真が。雲海と紅葉に染まる木々の間から松山城がのぞく。うっとりしつつ眺め、そして行ってみたいとつい思ってしまう。歴史本かと思いつつ目次を見ると、やはりそこは旅ガイドブックである。歴史旅を充実したものにするための蘊蓄(うんちく)が、先ずは書かれてある。

 先ずは、「戦国時代」の定義から。この本では、この「戦国時代」を、早くて1455年、遅くて1493年からとしている。歴史の授業では、「応仁・文明の乱」からと習ったと記憶しているが、近年の研究では始まりの時期がそれよりも前になっているようである。この頃の日本の人口は約1600万人。首都は山城国(現代の京都)。政体は、実質的な支配者である戦国大名たちの群雄割拠の時代。宗教は、仏教、神道キリスト教修験道など。言語は、武者言葉、古語、方言など。面積が37万㎢となっており、現代の38万㎢との違いは、北海道が含まれていないのだろうと思う。

 更にページを進めると、「飲料水」について書かれてあり、「戦国時代では河原に遺体が捨てられていることもあり得るため、川の水を無闇に飲まないほうがいい」とあり、「敵対勢力に奪われたばかりの土地では毒を仕込まれている可能性があるため、安易な引用は避けたい」とも。「なるほどねぇ」と呟いたくなる。

 この他にも、戦国大名勢力変遷図が載っており、1561年、1582年、1600年、そして「戦国時代の終わり」としている大坂夏の陣の1615年の4つの時点の勢力図が載せてあり、勢力争いの変遷を興味深く見ることができる。

 本書の大半は、都道府県別ごとに、現存する「城」と、既になくなっている「城跡」と称されるものも合わせて網羅されている。こんなにたくさんのお城が日本にはあったのだと素直に驚いてしまった。また、歴史エピソードやその戦国旅周遊プランも載せてあり、結構分厚い本となっているが、飽きることなく読み進めることができた。気になるお城や史跡は、愛用のほぼ日手帳に書き写した。いつかは訪ねてみたいものだと思う。

 実は‥‥、今日はこの本を読むために図書館に来たのではなかったのである。3月に予定しているタイバンコク旅のプランを練るためとお勉強のための来館。これらには全く手をつけることができなかった(汗)

 しかし、まぁ、いい本との巡り合いでちょっとワクワクしながら時間を過ごすことができた。来春の大河ドラマは、「豊臣兄弟」である。「西郷どん」以降、大河ドラマの全編をしっかり見たという記憶がない。今回のドラマは、まさしく「戦国時代」である。興味を大きくそそられてしまう。

 

 

 

年の瀬にあたり、今年1年を振り返った!!

 いつの間にか、日付は12月22日。今年も今日を含めてあと10日。早いものである。ここ最近バタバタしていて、年末の頃であるという意識もどこかに行って、今年一年の振り返りや、新年に向けての諸々のことも後回しになっていた。

 ブログも停滞気味になっている。久しぶりにパソコンを開き、ブログの更新をと思いキーを叩く。そして書いたのが一段落目の文章になる。

 今年を振り返ってみようと思った。以前は「10年日記」なるものを書いていたが、今はこれを書いていない。それに変わるものとして、ここ数年「ほぼ日手帳」が、日記がわりになっている。その日にしたことを時間軸で書き留め、1日の終わりに短くコメントを残すという感じ。日記というよりは忘備録的な色彩が強いかもしれない。

 今年は、昨年からに引き続き今年3月末までとある業務に従事していた。多くの人と出会い、また、大きな学びとリアルな社会の「ある一面」を知ることとなった。やりがいも大きく学生時代の学びにも関係し、世の中の有り様を知るということについては日々得難い経験を、仕事を通してさせていただいていた。しかし、仕事は精神的にはかなりきつかった。あの頃は結構仕事の夢を見ていたという記憶も多い。

 そしてその後の4月後半からは、念願だった信州車中泊旅に出かけた。約一ヶ月をかけ信州をぐるりと巡った。暦的には春になっていたがまだまだ信州は寒く、標高が高くなるにつれ残雪も深くなり、驚かされることも度々あった。「飛騨高山」「松本城」「長野オリンピックスキージャンプ台」「善光寺」「野沢温泉」「草津温泉」「黒部ダム」「日本アルプスの山々」「ビーナスライン」etc。更には、伊豆半島にも足を伸ばした。今もそれらは鮮明に思い出すことができる。

 そしてこの1年を振り返るにあたっては、やはりドジャース大谷選手のことには触れなければならない。毎試合、気一憂しながら応援した。想いが昂じてロサンゼルスまで応援に行きたいと目論んだが、これは円安と物価高が高く聳え立ちあっけなく思いは萎んでしまった。終盤ドジャースのもたつきがあり、ハラハライライラしたものの見事に地区、そしてリーグでも優勝し、ワールドシリーズ進出した。計7戦を戦ったがミラクルが連発し、山本投手の大活躍もあり、昨年に続いてのシリーズ制覇。この時の奇跡のようなプレーが繰り返しYouTubeで発信されているが、何度見ても胸が熱くなる。

 そして昨年までの自分との比較で、今年新しく始めたこととしては、やはりなんといっても「英語学習」の再開になる。このことに費やした時間は、中高時代を含めて過去にないほどと断言できる。当然来年も継続し、一定の手応えを感じたいと強く思っている。

 新しい展開としては、その他には特筆することはないが、趣味のバイクに乗る時間、機会は昨年と比べ増えたなぁと感じている。また、読書もYouTubeへの偏りから脱却し、今年一年いろいろな本を読んだなぁと感じている。念願だった「竜馬がゆく」の再読も全巻読み通すことができた。残念ながら、高知にある「坂本龍馬記念館」へのツーリング計画は実解しなかったが来年こそは必ず実現させたいと思っている。

 先日、親しくさせていただいている元上司の方からメールをいただいた。「元気ですか」のワンフレーズだったが、ご無沙汰してしまっていたこともあり、お礼と共にお互いの近況を交換した。後日、お会いする約束をさせていただいたのだが、この元上司は、既に70歳も半ばにあるのだが、現在月2回の割合で、自宅から50kmほど離れた場所にある楽器教室まで二胡を習いに通っているとのこと。一昨年には、ご夫婦で世界一周クルーズ(ピースボート)にも行かれた。歳を重ねられても好奇心旺盛で、今も新しいことにどんどんチャレンジされている。その生き様は、自分にとって正に人生の教科書のような方である。

 ありがたいなぁと思う。いくつになってもワクワクしていたい。

 今年もあと数日。改めて今年一年を振り返りつつ、来年の目標をしっかりと定めていきたいと思う。

書籍で「宿」を楽しむ。名著2冊と渡辺淳一。

 あちこち出かけることが好きである。初めての場所を訪れるときのワクワク感がなんとも心地いい。日帰りだったらバイクで、泊を伴えば車中泊仕様の車での移動になる。

 途中で温泉に立ち寄ることも多い。多くの場合が、宿泊者以外にも「立ち寄り湯」として開放している温泉宿になる。湯に浸かり心地よさを満喫し、そして温泉場を後にすることになるのだが、このままここに宿泊し、お酒を呑みつつ美味を味わい、ゆったりと静かな夜を楽しむことができたら‥‥。そんなことを考えていたら、ますます宿屋への思いが募っていってしまう。

 さて、先日興味深い本を見つけた。サライ編集部編『名作を生んだ宿』。

 この本では、井上靖山本周五郎川端康成吉川英治夏目漱石ほか全25名の作家たちの定宿が紹介されている。この中に作家ゆかりの品や原稿などの写真、逸話も多数収録されており、読み応えも見応えも十分な内容になっている。現代に名を残す著名な作家が、作品を生み出すために利用した宿である。時代もあるのかもしれないが決して華美ではなく、どちらかというと静寂と質素の中に気品さを感じさせられる。その作家にまつわるエピソードとともに宿と実際に泊まっていた部屋の写真も添えられており、そこからは作家の息遣いが聞こえてきそうである。

 この本の発行は、今から27年ほど前の1998年11月10日。この中のいくつかの宿の所在地をGoogleマップで調べてみたら、すでに閉業しているところもあった。しかし、ここに紹介された宿は今もその多くが営業しているようである。これらの作家たちが泊まり寝た場所で横になり、そこから何が見えるのか見てみたい気持ちにさせられる本であった。

 そしてもう一冊。

 渡辺淳一著『一度は泊まりたい日本の宿』。

 帯には、「憧れの宿には物語がある。作家渡辺淳一が泊まって見つけた心づくしの宿。あなたも一度たずねてみませんか」。そして、前書きで、「ここにおさめたのは、私が2年間をかけ、全国の選りすぐりの旅館、ホテルを訪ね、各経営者、支配人、女将さんたちと対談し語り合ったものである。各旅館、ホテルなどにより事情と動機は異なるが、自由で独自な発想、思いによる発言は面白く、示唆に富んでいる。それは旅館やホテルの構造や建築、造園、もてなしの形、料理に及ぶ。」と書かれてある。

 ここで紹介された旅館やホテルは、前述した『名作を生んだ宿』にあるものとは大きく異なる。とにかく『凄い!!』と形容したくなる旅館やホテルばかりである。見事な自然の中で、そこに溶け込む建物。そこから見える景観もまた素晴らしい。ページをめくるたびにため息が出そうである。とにかく素晴らしい。一生に一度でいいから泊まってみたいと思ってしまう。

 そして渡辺淳一の経営者や女将、支配人との対談が、これらをより一層輝くものにしている。美術館などで、画家が描いた絵画を学芸員の解説と共に鑑賞すると、その作品に込められた画家の思いや意味、更には技法やテクニックなども分かり、鑑賞自体の深まりを得ることができる。この本に収められた関係者との対談は、これと同じように旅館やホテルの時間的な奥行きや想いや願いを知ることができ、より一層、ここに収められた1枚1枚の写真に輝きが出てくる。

 宿泊するホテルなどを探す場合、「agoda」や「トリバゴ」、「ブッキング・コム」を駆使して希望に叶う宿泊先を見つけている。その際、重要になる機能は、場所を把握するための地図機能と選択の効率化を図るための宿泊代上限設定機能になる。つまりは「便利のいい場所」と「高くない代金」の2つが最優先事項である。つまり、自分のような探し方をしていては、今回取り上げたこの本に出てくるような旅館やホテルは、確実に登場してこないのである。なんだか笑いたくなってしまう。

 話は変わるが、これらの本に登場した宿とは別に、『一度は泊まりたい日本の宿』のガイド役でもあった「渡辺淳一」という作家についていろいろ感じさせられた。氏の佇まいの優雅さと、特に女将との会話の艶っぽさは流石の一言だと感じた。どのように生きてくればこのような姿にたどり着くのだろうと、氏の写真を見ながら深く考えさせられた。2014年4月30日没、享年80歳。

 そうそう、氏の初期の頃の代表作「光と影」という作品に強烈な衝撃を受けたことを、これを書きつつ思い出してしまった。書棚のどこにあるのだろう。探し出してもう一度読んでみたいと思った。



 

大分県佐伯市、『海の市場○(まる)』で握り寿司を堪能!!

 今月に入ってから、身辺がにわかに慌ただしくなり、趣味のバイクを終日どっぷり楽しむことが難しくなってしまった。まぁ、これからだんだん寒さもましてくるだろうから丸一日乗ることもないとは思うのだが‥‥。

 さて、12月に入り、「冬もいよいよ本番」と言いたいところだが、先日の週末、日中は日差しも眩しく暖かな休日となった。となると、バイクに乗って出かけたくなる。午前中、用件をこなし、早やる気持ちを抑えつつ準備をする。たかがバイクを走らすだけなのだが、出発までの準備がいろいろある。前もってやっておけばなんのことはないのだが、突然乗りたくなったときなどは結構慌ててしまう。バッグの中に、「車検証」「パンク修理材」「免許証」を入れ、コーヒーセットもとりあえず入れる。そしてインカムへの充電。空気圧のチェックもやる。そして何を着ていくかの選択にも結構時間がかかる。特に寒い時期の暖かい日などが難しい。

 準備も終わり、いよいよ出発。時間は午前の遅い時間。1時間も走ればお昼になる。というわけで、今回のツーリングの目指す先は、「お昼ご飯」の食べ処に決定。行き先は、佐伯市にある『海の市場○(まる)』に決めた。ここは海産物の販売と共にレストランが併設されており、寿司や海鮮丼など、海の幸を食材にした食事がとれる。もちろん新鮮で美味。週末は多くの人で賑わう場所でもある。

 家を出発し、1時間ほどで着く場所。高速の一部無料区間も利用しながら向かう。防寒対策を十分にしており、寒さを感じることなく快適に走る。「やっぱりバイクはサイコーだぁ!!」と心の中で叫びつつ目的地を目指す。

 予想通り『海の市場○(まる)』の駐車場にはたくさんの車。このため少し離れた場所にバイクを停める。レストランの中ではたくさんの人が列を作り並んでいる。ここは1階で購入したものを2階で食べるというシステム。もちろん一番人気は握り寿司。回転寿司とは反対でトレイを持った人間の方が動いていき、お好みのものを選びトレイに乗せ、最後に料金を払う。その後、購入したお寿司を抱えテーブルとカウンターが並ぶ2階に向かう。2階では、汁物が販売されており、これも購入する。今回選んだのは、握り寿司五貫、カニクリームコロッケ、カキフライ、あおさ汁。ちょっと贅沢なお昼になってしまったが、いずれも期待を裏切らない美味しさ。もう最高である。

 しかしこの海鮮レストラン、油断して無防備に握り寿司の並ぶコーナーの前に立ち、「食べたい!!」という本能のままに手に取りトレイの上に載せてしまうと、会計の際冷や汗が出てくることになる。あくまでも油断は禁物なのである。

 胃袋も満たされ、大満足で『海の市場○(まる)』を後にする。余裕があればこの次は、佐伯城跡を訪ねようかと考えていた。この城は標高144mの城山で、今はその姿をとどめてはいないが、城跡からは佐伯市内が一望でき、なかなかの景色だという。しかし、今回はここに行くのはパスすることにし、帰路に着くことにした。

 佐伯、臼杵津久見と続くラインは、これまで積極的に行くことはなかった。しかし、調べれば「味処」も「見処」も満載のようである。海岸線の風景もいい。これからは積極的に訪ねて行きたいと思った。

 そして、その翌日は、年の終わりも近づいてきていることもあり、今年1年の感謝の思いを込めて愛車をピカピカに洗車した。購入して18年が過ぎた。これからも大切に乗っていきたいと思う。来年こそは、愛車と共にフェリー初乗船を果たし、より遠くまで旅してみたい。夢はまだまだ大きく広がっていく‥‥

資産形成の鍵:不動産投資の不可欠な要素

 

 久しぶりの不動産投資に関するアップになる。

 先日、現在所有している投資系マンションの住人から退去予告があったと賃貸管理会社から連絡があった。このような退去に伴う空室の発生は、その期間家賃収入が入ってこないことを意味する。

 通常、投資マンション系の不動産投資を始める場合は、銀行などからの借り入れ(ローン)により物件を所有することが一般的である。この場合、借り入れ分の支払いは居住者からの家賃で対応することになる。したがって空室期間が発生すれば、その分の返済は自己資金からの持ち出しになってしまう。もちろんリスクヘッジとして礼金や清掃代、短期違約金なども設定し、不測の場合への備えを行うと共に、当然返済額は家賃を下回る額に設定することで、月々の余剰金の蓄えやその運用も大切になる。

 ただ、このような「空室に伴う損失」だけを考えてしまうと、投資マンション経営はリスクだけが大きい魅力の乏しいものになってしまう。また、このリスクは、無防備であれば怖さだけが増大し、そのことから生まれるストレスはかなりのものになる。

 しかし、この空室リスクは、知識と知恵、信頼の中で積極的に軽減させていくことができると感じている。だからこそ今も長期に渡って物件を所有しており、それぞれの物件は自分にとっての大切な資産となっている。

 今、日本は急速に人口が減少していっている。この視点で不動産投資を考えたとき、人口が減れば賃貸物件は「供給過多」になり、そうなれば必然的に家賃相場は下がっていく。かつ新しい物件が供給されれば、古いものは必然的に淘汰されていくのは自然の流れでもある。

 しかし、これはあくまでもその地域の「居住人口が減っている」ということが前提になる考え方だと自己の経験から強く感じる。つまり人口が増えれば「供給過多」ではなく、「供給不足」となり、家賃相場は安定し、立地が良ければ物件の新しさもそれほど重要な要件にはならない。

 このことについて、2022年10月16日のブログに、『投資マンション経営、「魅力ある福岡市」』のタイトルで書いた。また、拙書『投資マンションが気になったら読む本(幻冬舎)』には、資産形成における投資マンション経営の実情を詳しく書いた。

 福岡市は、人口減少の進む日本にあって30年後も人口増加の予測が出されている数少ない自治体の一つなのである。更には政令指定都市の中で圧倒的な物価の安さ、またアジア各国との地理的な優位性や交通インフラの利便性など、経済や暮らしの視点で、福岡市の「住みやすさ」の優位性は他の自治体と比較しても非常に高いと言われている。

 これらのことは不動産投資先としての優位性にも当然つながっていく。

 所有している物件は、いずれも福岡市にあり、かつ市内中心地区にある。築年数は20年が過ぎようとしているが、計画的な修繕費用の積み立てとメンテナンスにより、いずれの物件も現在の家賃は新築時よりも高い金額で貸し出すことができている。築年数が古いと家賃は下がるという定説も覆ってしまう。前述した通り、人口推移(増加)と立地が良ければ貸し手優位になるのである。

 そしてもう一つ大切になるのが「信頼」になる。わかりにくい表現をしてしまったが、簡単に言えば「管理会社との信頼関係」になる。管理会社には業務遂行に求められる専門性と確かな技量が不可欠であり、更にはオーナー視線にたった熱量が、信頼を生み出し、安心感につながっていく。

 今回の退去予告に対し、貸管理会社の担当者は、迅速に対応してくださり、次の入居者を瞬く間に見つけてくれた。更には家賃相場の動き見定め、これまでよりも高い家賃での契約を結んでくれたのである。ちなみに今回の新しい家賃はこの物件を所有してから過去最高の家賃設定となった。担当者の熱量の賜物以外の何ものでもない。感謝の気持ちでいっぱいである。

 今回の事例からも「立地」と「管理」、そして「信頼」と「熱量」が噛み合えば、不動産投資は資産形成の有効な手段であることを改めて感じている。