ガザに学ぶ(5)壊した者が直す─戦争の後始末
最後に浮かび上がる問いは、
「壊した者は直す責任があるのではないか」
という根本的な倫理感です。
家庭内暴力でも学校での破壊行為でも、
壊した本人が責任を持って片付けるのが当然のことです。
子供なので、一人前の大人である親が責任をもつこともあるでしょう。
なのに、
ガザでイスラエルが壊したインフラや街の復興を、
なぜ、日本などが担うとなるのでしょうか。
それは加害したイスラエルが担うべき責任でしょう。
戦争は「天災」ではなく「人災」です。
壊した人間、国が修復の責任を負うべきだという
当たり前の感覚が、
国際社会では、曖昧になりがちです。
こうした視点こそ
今後の世界秩序や平和構築に
必要な大人の責任、そして考え方ではないでしょうか。