国際情勢(3) イギリス系・多極派・リクード系による覇権争い
リベラル体制は、いうなれば、イギリスとアメリカの諜報・金融・軍事ネットワークによる覇権体制、いわば支配でした。
冷戦後、これに対抗して登場したのが、
アメリカの多極派は、ドイツを中心とするEUの強化や国際機関の重視を通じて、
アメリカ一極支配からの脱却を目指しました。
それに対して、イギリス系は、「リベラル」というモラルでの正当性を用いて、
他国への制裁や軍事介入を正当化し、覇権維持を図りました。
NATOによるユーゴスラビアやコソボへの介入、テロとの戦いを掲げた中東戦争などです。
しかし、2001年の9.11以降、リクード系がアメリカの諜報界に影響を強め、
アメリカは消耗し、リベラル体制は自壊しつつあります。
トランプ政権の誕生は、イギリス系支配への挑戦であり、
リベラルな制度や象徴を破壊する流れとみると
わかりやすいのです。