国際情勢(2)非リベラル政権の台頭
リベラル体制の後退は、欧米に限らず、非西欧諸国でも見られます。
中国では、鄧小平が築いた集団指導体制を廃し、
習近平氏が個人独裁体制を確立しました。
ロシアでは、ウクライナ戦争を契機に、欧米に接近していたリベラル派が衰退し、
インドでも、ナレンドラ・モディ首相のヒンドゥー至上主義的な長期政権が続き、
国民会議派などのリベラル政党は、ほぼ影響力を失っています。
このように、かつてリベラル的価値観が共有されていた国々において、
強権的で保守的な政治手法が主流になりつつあります。
言論空間においても、リベラル派の信頼性を損なうような情報操作が進行しており、
リベラルな理念そのものが揺らいでいる状況です。
こうした変化は、単なる政権交代ではなく、
世界的な政治構造の再編を示しています。