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2025年逝去の人 /タミヤのプラモデル

晦日、おおつごもりですね。

今年も暑く、早かったですね。

この一年を振り返り、

来年一年の計画を立てましょう。

 

本年、逝去された人(敬称略)

いしだあゆみ上條恒彦山田信夫橋幸夫渋谷陽一長嶋茂雄村山富市仲代達矢ジャンボ尾崎、千玄室、吉行和子内館牧子橋幸夫釜本邦茂皆川おさむ和泉雅子ジェームス三木森永卓郎ロバート・レッドフォードジョルジオ・アルマーニー、オジー・オズボーンフランシスコ教皇ブリジット・バルドージーン・ハックマンヴァル・キルマ

 

タミヤ模型

タミヤには、ハセガワ、アオシマなどとともに、少年期におせわになりました。

世界!ニッポン行きたい人応援団テレビ東京系)
<2018年に同番組にて、タミヤ愛好家であり田宮俊作を崇拝するアルゼンチン男性が、俊作と対面したことが縁で、何回も番組に出演した。俊作の死去から5か月後『JAPANをスーツケースにつめ込んで!&ニッポン行きたい人応援団 合体3時間半!』にて、俊作の追悼も兼ねて、その男性の俊作との絆の歴史を振り返る特集を放送。番組の最後には、11月14日に静岡市内で行われたお別れの会の模様に続き、男性がリモート出演し、俊作とタミヤへの感謝を述べた。(12/15)>

 

 タミヤの会長として知られる田宮俊作氏は、日本のプラモデル文化を世界水準へと高めた立役者であり、同社の発展と模型業界全体へ貢献しました。

 田宮氏は、戦後間もない時期に木製模型から事業を再出発させ、のちにプラスチックモデルへと舵を切りました。精密で組み立てやすい模型というタミヤ独自の方向性が確立されました。

特に重視したのは「実物に忠実であること」と「作る楽しさの両立」です。徹底した取材、正確なスケール、組み立てたときのストレスを減らす設計思想は、タミヤ製品の品質を世界最高水準へと押し上げました。その結果、「タミヤ=高品質」という評価が国際的に定着し、日本のものづくりの信頼性向上にも寄与しました。

 

 タミヤは、プラモデルにとどまらず、RCカーやミニ四駆といった新分野を切り開き、子どもから大人まで幅広い世代にものづくりの魅力を伝えてきました。ミニ四駆は、工作と競技を融合させた文化を生み、創意工夫や挑戦する心を育む教育的価値も持っています。

 さらに田宮氏は、模型を通じた国際交流にも力を注ぎ、海外展示会への積極的な参加や輸出拡大を推進しました。タミヤは世界的ブランドへと成長し、日本のホビー産業全体の地位向上に貢献しました。

 田宮俊作会長とタミヤは、卓越した品質追求と革新性によって模型文化を発展させ、ものづくりの楽しさと価値を世界に広めた存在であると言えます。

 

 

その他のプラモメーカー、懐かしいですね。

ハセガワ 航空機モデルでは、第一人者的なメーカー。正確な形状再現は、上級モデラーからの強い支持。

アオシマ青島文化教材社)自動車やバイク、艦船模型に加え、流行を取り入れたユニークな商品展開。デコトラやカスタムカーの原型となるシリーズ。。

フジミ模型 1970年代に急成長し、艦船模型や航空機模型。手に取りやすい価格帯と意欲的なラインナップ。

バンダイ キャラクターモデル分野で頭角を現し始めており、アニメや特撮と連動したプラモデルという新しい市場を。後のガンプラブームにつながりました。

このほか、ニチモ、イマイ、マルイ、オオタキなど、50年ほど前の日本のプラモデルメーカーは、質、量ともに充実しており、現在の模型文化の基礎を築いたといえるのでした。

映画の見方 反日・抗日映画

◯映画とクリティカル・シンキング

 

 

 これまで、韓国、中国の映画、ドラマでの反日的姿勢は徹底していました。

最近の中国では、まだ過激ですね。

それでも、世代が変わると、また観客が成熟すると、

一方的な悪役とヒーローでは、物足りなくなるものです。

 

 欧米でのナチスの扱いに似ていて、

特にアメリカは常にそのときに敵対する国を映画の悪役に仕立て上げてきたのですが、

そのプロパガンダ戦略に日本人などは洗脳されてきました。

今もまだまだ洗脳下の人も多いし、

昭和生まれでは、誰にも一部、残っていることでしょう。

 

 視点がナショナリスティックになれば、フェアな歴史認識を妨げかねません。

史実の脚色で視点の偏りを問いながら、鑑賞すること。

どうしてその事件が起こったのか、

どうしてその記憶がいまも両国の間で生きているのか、

という問いを投げかけることが、未来にとって意味を持ちます。

 

 史実そのものの検証ではなく、映画というメディアがもつ意義、

そこにフィクションや演出が介在しており、

厳密な歴史研究とは別のレベルで考察することも必要です。


観客の受け止め方は、地域・世代・個人の歴史認識によって

大きく異なるからです。

その多様性を前提にすることが重要です。

 

◯韓国・中国の反日・抗日映画

 

韓国

<日本統治時代(植民地時代)の朝鮮半島を舞台に、独立運動や抵抗を描いています。日本の植民地支配下での独立闘争や慰安婦問題、強制徴用などを題材にしつつ、親日派の韓国人なども描くことで、歴史の多面性を表現しようとする意図が見られます。しかし、反日色が強すぎ、批判されることもあります。 近年は、興行的に苦戦する作品も増え、観客の受け止め方も変化しているようです。

 

『暗殺』(2015):1930年代の京城(ソウル)を舞台に、独立軍による日本総督暗殺計画を描いた大ヒット作。

軍艦島』(2017):日本統治下の軍艦島端島)で強制徴用された朝鮮人の過酷な労働と脱出を描く。

『鬼郷』(2016):日本軍による慰安婦被害者の実話を基にした作品。

『幽霊』(2023):日本の植民地支配下独立運動を妨害しようとする親日派スパイを描く。

『リメンバー』(2022):認知症の高齢者が親日派への復讐を試みる。興行的に不振。

 

若い世代を中心に、単純な反日テーマだけでは響かなくなり、より多様な視点や、作品自体の質が求められるようになっています。 

これらの映画は、韓国の歴史認識アイデンティティと結びついており、日本での評価や受け止められ方も、韓国内での議論と並行して注目されています。 >

 

◯中国

<1930年代から現代に至るまで、中国では日本軍の侵略期を題材にした多くの映画が制作されてきました。

『大路(The Great Road)』(1935年)  当時、「日本」を表現できない制約下で、侵略の影を暗示しつつ民族の危機と団結を描いた初期の国防映画。

 

『風雲児女』(1935年)  中華人民共和国の国歌「義勇軍進行曲」の原点となった作品。中国の抗戦運動への参加を呼びかける愛国的な内容。

 

『地道戦(Tunnel War)』(1965年)第二次世界大戦期の小さな町を舞台に、地下トンネル網を駆使して日本軍に抵抗する民衆の協力と戦いを描く、典型的な抗日戦争映画。

 

2016年 ジャッキー・チェン主演の『鉄道飛虎(Railroad Tigers)』日本占領下の中国で労働者たちが鉄道を舞台に抗日活動を繰り広げる、コミカルなアクション作品。

 

2021年

『懸崖之上(Cliff Walkers)』1930年代の満州を舞台に中国共産党のスパイが日本軍傀儡政権へ潜入し、軍事犯罪の証拠を国外に流出させようとするスパイスリラー。

 

『鉄道英雄(Railway Heroes)』日中戦争期に地下武装勢力が鉄道網で日本軍に抵抗する物語。

 

2023年

『无名(Hidden Blade)』1941年の上海租界で、日本軍や汪兆銘政権、共産党、国民党などが入り乱れ、スパイ同士の裏切りと暗闘を描いた。ノワール風諜報劇として高い評価。

 

『満江紅(Full River Red)』宋代の反乱を描いた歴史劇で、抗日映画そのものではないものの、戦争・歴史ジャンルへの関心を高めた。

 

2025年 抗日戦争勝利80年にあたり、戦争題材の作品が相次いで公開された。

『南京写真館(南京照相馆 / Dead to Rights)』(7月25日)1937年の南京大虐殺を舞台に、写真館に逃げ込んだ市民が日本軍の残虐行為を撮影し、隠蔽に抗いつつ証拠を残そうとする姿を描き、大ヒット。

 

『731(Evil Unbound)』(9月18日」日本軍の731部隊による生体実験や細菌兵器の恐怖を描いたもので、過激描写を巡り、評価は分かれた。


中国では、抗日戦争関連の映画やドラマは300本以上制作されており、テレビドラマでは『亮剣』や『地道戦』などが「三大名作」として挙げられます。 >

抗日・反日と映画(2)

◯『ハルビン』とミュージカル映画『英雄』

 

 先行作で同じ安重根を扱ったミュージカル『英雄』(2022)では、反日感情が強すぎ、歴史を自国の正義だけで語る、まさにヒーローものでした。

これでは、相互の理解を妨げかねず、日本では受け入れにくいでしょう。安重根伊藤博文暗殺に対する物語化が踏み込み過ぎているのです。過剰なナショナリズムへの警戒が必要です。

 

ハルビン』は韓国映画グローバル化の流れで、117か国に販売され、文化外交や歴史記憶の国際化の一端を担っています。文化を通じて異なる歴史認識を共有することで、市民レベルの対話を促します。

 

こうした史実を元にした作品は、
視点が偏りすぎていないか、

史実をどう描いているか

日本の観客としてどう受け取るか

という問いが投げられています。


 日本では、朝鮮半島の支配での加害を注視するため、韓国側の歴史劇も、反日英雄化と受け止められます。
文化作品となると、歴史認識に影響されるということです。

たとえエンタメであっても、背景にある日韓関係・植民地支配・民族の記憶といった要素が、評価に影響してしまうのです。

 

映画として楽しめるかだけでなく、

歴史教育・記憶としての役割を持つか。
作品を通じて、日韓の対話の可能性が開かれているか、対立を深めるのか。

 

 こうした映画の意義は、歴史的記憶を映像化し伝承することにもあります。

教科書では伝えにくい人物の葛藤や倫理的な問いを

映画という体験的なメディアを通して観客に提示します。

歴史認識の差異を可視化する役割も果たしています。

 

 

 

 

 

 

抗日・反日と映画

韓国映画ハルビン』 英雄かテロリストか

 

 「愛の不時着」のヒョンビンさんが安重根を演じ、伊藤博文暗殺までの10日間を描いた歴史劇です。映像美や緊張感ある演出が高く評価され、韓国では、ヒットしました。

 監督のウ・ミンホ氏は、「両国民は悪くない」と語り、対立ではなく、対話の可能性を提示しています。

 史実を基にしながらもフィクション性をもつので、日本では、議論の契機として注目されているといえるでしょうか?

 

 安重根は、韓国で抗日英雄、日本では伊藤博文を殺害した人物として知られており、この差が映画の意義ともなります。

 伊藤を演じたのが、リリー・フランキーさん、でも、日本人役の多くは韓国の俳優が務めています。これまでの韓国映画やドラマ同様に、私たち日本人が観ると日本語に引っかかるのですが、、。

 

 この作品は、教科書では伝えにくい人間の葛藤や倫理を描き出しています。「我々は歴史に残らない」といったせりふは、その背景を考えさせます。

 日本人としては、史実との乖離や英雄化への懸念もありますが、歴史を問い直す意義は、大きいです。

 『ハルビン』は117か国で公開され、歴史記憶の共有の試みとして、過剰なナショナリズムに陥らず、異なる歴史認識を理解し合うものでしょう。過去を再現、記録するだけでなく、日韓の対話を通して、未来を考える契機にしたいものです。

 

 #安重根(アン・ジュングン)  1909年10月26日、ハルビン駅で伊藤博文を射殺し、その場で逮捕、旅順監獄に収監。翌年3月26日、死刑執行。公判中には、許可を得て自伝『獄中記』を執筆。3月15日脱稿、その後、『東洋平和論』を書き始めましたが、未完のままとなりました。

両班(ヤンバン)の家に生まれ、教養と哲学的思考を持つ人物。カトリックの洗礼名はペテロ。

 

 調べてみるに、看守だった24歳の千葉十七は、最初こそ安を憎んでいましたが、対話を重ねるうちに深い敬意を抱くようになります。刑務所長・栗原貞吉も安に心動かされ、東洋平和論が完成するまで執行を延期するよう懇願。かなわぬ思いでしたが、せめてもの想いとして、妻に白い韓服を縫わせたと言われています。死に臨む彼の最後の言葉は、愛する妻に宛てた手紙の中にあります。

こういうエピソードこそ、取り上げて欲しいものですが、、、。

 

 

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高齢化と安楽死問題(6)今後の日本の課題と見通し

◯高齢化と安楽死問題(6)今後の日本の課題と見通し

 

 日本では宗教的・倫理的観点から慎重論も根強く、

命の尊厳や家族・医療者への心理的負担への懸念が指摘されています。

欧州で安楽死が拡大していることへの不安もあります。

 

 今後は、尊厳死安楽死を明確に区別し、

事前指示書制度やACP(アドバンス・ケア・プランニング)を

社会的に定着させることが必要です。

 日本尊厳死協会などによる取り組みが進みつつありますが、

安楽死法制化には、国民の合意と慎重な制度設計が不可欠です。

 

 死の自己決定権と生命の尊厳という二つの価値の調和を

いかに図るかが問われているのです。

今後、日本社会全体で、死に方を選ぶ自由をめぐる本格的な議論が

求められると思われるのですが、

どうも、この国では、国際的圧力どもないと、

事が進まないのですね。

 

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M1 2025

ひさびさに腹から笑うことができました。

まだまだ、現代の才能と一芸は、

お笑いの世界、その分厚い層から出てくるのですね。

最後まで残った3組です。

 

たくろう(優勝)完成度でねじ伏せた。会話の自然さ、間の正確さ、ボケの積み重ね、 派手さはなくても、強度が落ちない。ミスしないとかのレベルではなく、全てが正解に見える安定感。漫才として信頼できると誰もが判断し、技巧よりも構造で、文句なしの優勝。

 

ドンデコルテ(準優勝)勢いだけで終わらないキャラクターの立ち方と展開のスピード感。 一気に引き込む力で会場ウケ。後半まとめの強さで一歩及ばず。爆発力で持たせ、細部の精度で差が出たか、完成度は高い。

 

エバース(3位)勝ち切れなかったが、 ネタ構造の巧さ、ボケの質、全体の設計力は高い。
ファーストラウンド1位のネタは完璧、最終決戦では、その既視感で及ばず。 最後の一押しが足りなかったといえ、他の組が強すぎた。

 

 

GTPは、いいとこを突いていますね。

<📉📈 M-1 2025の傾向を過去大会との比較すると

①「爆発力」より「減点されない漫才」が勝つ

ここ数年で最も顕著。

以前(例:2018〜2022あたり) 一撃の発明・フレーズ・狂気 が勝敗を左右
2025   5分間ずっと70〜80点を出し続ける漫才が最強
👉 ウケの山より、スベらない谷の浅さが重視された大会。

 

② 「尖りすぎ」は明確に不利

昔は 好みが割れても「新しい」が評価された
今回は審査員全員が安心して票を入れられるかが重要
👉 個性は必要だが、「理解に一拍かかる漫才」は決戦で弱い傾向がはっきり。

 

③ 技術は前提、差がつくのは“設計”

全体的にレベルが高すぎる。

昔: 上手い/下手がはっきり分かれた
今: 全員うまい。その中で「ネタの組み方」が差になる
👉 ボケの質より「どう積んで、どう終わるか」が勝敗を決めた年。

 

④ 常連=有利、だが「慣れ」も見られる

決勝常連組は安定感は抜群
ただし 驚きのハードルが上がりすぎている
👉 「うまいけど想定内」は、今のM-1では決勝3組止まりになりやすい。

 

M-1が“競技”に戻ってきている

良くも悪くも。最近のM-1:漫才バトルというより「大会」
2025: 構成・再現性・失点管理が重視される競技化
👉 ロマンは減ったが、「一番強い漫才」が勝ったと言える年。>

 

 

高齢化と安楽死問題(5)日本における現状と社会的課題

◯高齢化と安楽死問題(5)日本における現状と社会的課題

 

 日本では、安楽死に関する法制度は、整っていません。

刑法202条により、積極的安楽死や自殺ほう助は、嘱託殺人罪自殺関与罪として処罰される前例があり、つまり、今後もその可能性があります。

 1972年の東海大学病院事件で示された安楽死の4要件は、

耐えがたい苦痛

回復の見込みなし

本人の明確な意思

医師による適切な手段

これが、事実上の指針となっています。

 

 しかし、多くの人が法制化に賛成しています。

NHK調査(2022年)では、約70%が、条件付き容認と回答しています。

 高齢者層では、延命治療への不安から尊厳死や自己決定権への支持が強まっているということです。

 この超高齢社会において、医療費や介護費の増大とともに、終末期医療の在り方は避けて通れない課題です。

 

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