
「冷たい嘘」(原題:The Lie、2020)は、アメリカ・カナダ合作のサスペンス映画。2015年のドイツ映画「Wir Monster(われらモンスター)」(2015)のリメイク作品。サスペンス・ホラーが好きな人にはうってつけの映画。ウソは必ずバレるという映画。一度ウソをつくと、さらに重ねてウソをつかないと収拾がつかなくなり窮地に追い込まれてしまう。この映画は、15歳の少女が、両親が離婚し、自分が小さかったころのように両親が一時でも仲直りしてくれたらという願望からついた嘘が予想もできない事態を招くことになるという騒動の引き金を引いてしまう。
両親が多感な子供の嘘に振り回されて取り返しのつかない状況に追い込まれていく様子が描かれるが、ラストにまさかの(1%くらいは予想はできたが)展開にあっと驚かされる。大どんでん返しとはこのことか。
<簡単なあらすじ>
ケイラは父親ジェイとバレエ合宿へ向かう途中、友人のブリトニーと会う。だが二人はトイレへ行くと言って車を離れ、ブリトニーが姿を消す。

ケイラ(左)とブリトニー
ジェイがケイラを問いただすと、ブリトニーを橋から突き落として殺してしまったと言うではないか。ジェイと元妻のレベッカは目撃者がいないのをいいことに娘の犯罪を隠そうと画策するが…という物語。
・・・
ある冬の日、田舎町に住むジェイ(ピーター・サースガード)は、一人娘のケイラ(ジョーイ・キング)から親友のブリトニー(デヴァリー・ジェイコブス)をホープウェル橋から突き落として殺したと告白される。
ジェイは別れた妻で弁護士のレベッカ(ミレイユ・イーノス)に連絡を取り、二人は事件の隠蔽を図る。
一方ブリトニーの父親サム(キャス・アンヴァー)は警察に失踪届を出そうとするが、過去にも家出騒動を起こしていたため、48時間は待機しろと言われ、独自に娘の行方を追い始める。
ケイラはサムに真相を打ち明けるよう迫られるが逃げ出し、ジェイたちはサムと言い争いになる。

バーンズ(左)とケンジの2人の刑事
ケンジ(パティ・キム)とバーンズ(ニコラス・リー)の二人の刑事が捜査に乗り出し、ジェイとレベッカを尋問するが二人は口裏を合わせる。一方、サムは刑事の尋問を拒否し、疑いを向けられる。
だが、橋の近くからケイラの使ったぜん息用の吸入器が発見され、本格的な捜査が始まる。ジェイとレベッカはサムを陥れるために彼の家の庭に証拠品のスマホを埋めるが、そこにサムが帰宅する。
レベッカは車でサムを轢き、断末魔で命乞いをするサムを二人は見捨てる。
次の日、放心状態の二人と何も知らないケイラは一緒に食事をする。その後、自動車に付着した血痕を洗い流すジェイとレベッカだったが…。そこに現れたのは…。

・・・
15歳の女友だち同士のスマホのやり取りから、1人のボーイフレンドを巡る争いがあったことが明かされ、観客をミスリード。ケイラもとんでもないことをしたと後悔。
両親は、娘ケイトが橋からブリトニーを突き落としたという「犯罪」を隠ぺいするために画策するが、警察も徹底した調査を進め、真相に迫っていく。
小道具としてのスマホや、スマホ履歴、GPS(位置情報)、呼吸器、自傷、車についた血痕など証拠隠滅もさまざま。最後に家族の結束らしきものができたが、それは、はかない”砂の器”であることを暗示したエンディングだった。
<主な登場人物>
■レベッカ:ミレイユ・イーノス…弁護士。ジェイの元妻。ケイラと暮らす。
■ジェイ:ピーター・サースガード…レベッカの元夫。
■ケイラ:ジョーイ・キング…15歳の少女。レベッカとジェイの娘。
■サム・イフラニ:キャス・アンヴァー…ブリトニーの父。パキスタン出身。
■ブリトニー:デヴァリー・ジェイコブス…ケイラの友人。サムの娘。
■バーンズ刑事:ニコラス・リー…ケンジ刑事の同僚。
■ケンジ刑事:パティ・キム…バーンズとバディを組む刑事。レベッカとは旧知の仲。
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