点字ブロックは異なる素材で作られている!その理由と種類を徹底解説
点字ブロックは異なる素材で作られている!その理由と種類を徹底解説
街中で見かける黄色い点字ブロック。実は素材の違いによって、耐久性・滑りにくさ・設置場所が異なるため、場面ごとに最適な素材が選ばれています。本記事では、代表的な素材ごとの特徴や適用例、具体的比較を詳しく解説します。
🏗️ 使用素材一覧と基本特性
| 素材 | 特徴 | メリット | デメリット | 主な設置場所 |
|---|---|---|---|---|
| コンクリート | 重く、耐久性あり | 費用が安く、埋め込み施工が堅牢 | 硬くて割れやすく、施工に時間がかかる | 歩道全般、駅舎外 |
| 磁器タイル | 滑りにくく光沢あり | 耐摩耗性◎、清掃しやすい | 割れた際の交換が手間 | 駅プラットフォーム、公共施設 |
| 合成ゴム・PU | 柔らかく衝撃吸収 | 貼り付け可能、補修が簡単 | MMA高価、摩耗しやすい | 歩道・屋内 |
| 鋳鉄/ステンレス | 金属で耐プラウ性 | 重く耐久◎、色落ち少 | 高コスト、冷たい・硬い | 雪国地区の歩道 |
| 樹脂・プラスチック | 軽く多色対応 | 室内向き、色調選択可 | 耐久性低め、屋外劣化あり | 駅構内、商業施設 |
🔍 コンクリート製ブロックの実用性
最も一般的で、JIS T 9251でも規格化されたコンクリート製ブロックは、厚みがあり埋め込み式で丈夫。歩道全体に設置され、剥がれにくいです。ただし、設置中は道路補修や歩行阻害の恐れもあります。
🏺 磁器タイルの清掃性と耐候性
磁器タイルは光沢があり美観性が高く、摩耗にも強い点がメリットです。駅のホームなど水濡れ対策が必要な場所で活躍しますが、割れた場合の交換には専門作業が必要になります。
🧽 合成ゴム・PU/MMA樹脂の柔軟性
ゴムやPU、特に高耐久性のMMA樹脂製点字シートは、施工が簡単で補修も容易です。その一方で、摩耗や紫外線劣化の弱点もあります。
例:Miyuki化成製のPU点状・線状シート(300×300×7mm)が歩道や駅構内で利用されています。
⚙️ 鋳鉄・ステンレス製の強靭さ
特に雪国や除雪車が通る地域では、金属製点字ブロックが採用されます。鋳鉄やステンレス材は重くかつ耐摩耗性に優れており、長寿命です。
🎨 プラスチック・プラ素材の多様性
室内向きに作られたプラスチック製点字ブロックは軽量で色や形の自由度が高く、商業施設などでの用途が増えています。
📊 素材別比較まとめ
| 素材 | コスト | 耐久性 | 施工性 | 滑りやすさ | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| コンクリート | ◎ | ◎ | △ | △ | 道路・歩道 |
| 磁器タイル | ○ | ◎ | △ | ◎ | 駅構内 |
| 合成ゴム・PU | ○ | △ | ◎ | ◎ | 歩道・屋内 |
| 鋳鉄・ステンレス | △ | ◎ | △ | ◎ | 雪国・歩道 |
| プラスチック | ○ | △ | ◎ | ○ | 施設内用 |
🔧 具体例:地域別の素材選択
⚠️ 素材選びの注意点と課題
- 貼付材の剥がれ、ブロック上のゴミによる滑り
- 景観配慮とのトレードオフ(黄色は視認性高だが目立つ)
- 経年劣化や色あせによる視認性低下
📝 まとめ
日常に溶け込んでいる点字ブロック。しかし、その素材には設置場所の気候・使用環境・美観・コストなど多様な配慮があることがわかります。雪国には金属製、駅には磁器タイルやPU、景観地には磁器や石材…それぞれが「ここにぴったり」を求めて選ばれているんですね。
次に街で点字ブロックを見るとき、ぜひ素材に注目してみてください。そこには、実は人々の安全を支える緻密な選択がたくさん詰まっているんです。