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【注目の天文現象】 2026/1/4未明~明け方 しぶんぎ座流星群が活動ピークを迎える

古い雑誌で時間旅行(5)

先般の記事のとおり、個人的に彗星という天体を初めて撮ったのはハレー彗星なのでした。しかしながら、ちょうど学生最後の年度末で就職前後の頃だったこともあって何かと忙しく、撮影に臨めたのは最盛期より5か月ほど前だけとなってしまったのが悔やまれます。
 
多忙な中でも情報収集だけはしておこうと考えていたところで『月刊 天文ガイド』の号外が出版され、躊躇なく購入したのでした。ページ数は70弱で、定価300円也。表紙はこんなのです。
 

 
発行日は昭和61年3月25日と明記されてますが、同年2月末には書店に並んでいたと記憶しています。タイトルに“号外PHOTO”とあり、当時のハイアマチュアの方々による写真も掲載されていましたが、やはり天文台の大型望遠鏡で捉えられた画像には目を奪われました。見開きページでデカデカと掲載された当該画像がコレです。
 

 
1985年12月3日に撮影されたものとのことです。動いていく彗星をしっかりと追尾しながら撮影されたらしく、彗星像はブレたりしていない一方で、露出中における彗星の移動量の分だけ背景の星が線状に写っています。尾はまだ顕著に伸びている時期ではなかったようですが、細いイオンテイルが頭部から左上方向に複数本伸びているのが確認できます。やっぱりプロの機材で撮られた画像は素晴らしいなぁーって思いましたね。
で、その撮影に使われた望遠鏡についての記事も別な見開きページに載っていました。
 

 
ニコンがまだ日本光学工業の社名だった頃の1974年に製作・設置された巨大望遠鏡で、50年経った今も現役で運用されており、近年は広写野CMOSカメラの搭載により地球近傍小惑星の発見等で成果を出しているようです。ちなみに、この望遠鏡がある木曽観測所は現在、東京大学の附属天文台となっています。
(つづく)