2025年12月20日常寂光寺、祇王寺、滝口寺に行ってきました。
三雲城の帰りに京都に立ち寄って、今年最後の紅葉を見て来たのです。
目的地にした常寂光寺は、こんなトコにあります。
ほとんど嵐山ですが、観光客が多いのは南側ですので、私が向かう西北は比較的空いていると思われます。
京都駅から山陰本線で嵯峨嵐山駅で下車します。

一つ向こうはトロッコ列車で有名な保津峡。
一つ手前は撮影所のある太秦。
で電車を降りて、ボチボチと向かいましょう。

うっわ、見事な紅葉です。

素晴らしい色合いですね。皆さん撮影に夢中の人気スポット。
ただし寺社ではなく、喫茶店なのです(´・ω・`)
①常寂光寺

ぶらぶら歩いて14時40分、常寂光寺へ。

名前が良いですよね、常寂光寺。じょうじゃっこうのお寺。
1596年文禄5年と、京都では比較的遅い時期に開かれたお寺です。
山号は小倉山、常寂光寺の名の由来は、お浄土のことを寂光浄土とも言い、お寺の風景がまるでお浄土の様、ということからです。

仁王門を潜ります。

さすがに紅葉は散っておりますが、床は紅葉がいっぱい。

果てしない階段を登りましょう。

ちょっと振り返って仁王門を眺めました。

ほとんど真東の比叡山の上は雲の中。

妙見堂。北極星の化身、北辰妙見菩薩を祀っています

あ、この印、どこかで見ましたよねえ。
ここでも見ましたね。桐竹矢筈十字の紋章です。

こちらが本堂。
何でも小早川秀秋の助力で、伏見城の客殿を移築したんですって( ゚Д゚)
やるやん、小早川金吾中納言!

本堂と妙見堂の間には散歩道があり、登って行くと竹林、そして苔の庭がありました。

ひたすらに登りましょう。

まだまだ小倉山を登ります、小奇麗なお庭です。

歌仙詞と呼びます。
明治の建立で、小倉百人一首の撰者、藤原定家と歌人の藤原家隆を祀っています。

一服の清涼剤。一輪だけ咲いていたツツジです、可憐ちゃんなのねん。

あの山々の果てに周山城があるはずです(笑)

一番上の展望台から京都市内を俯瞰。
今日はあんまり寒くありませんでした。

開山堂を横にして、

多宝塔を仰ぎます。
1620年元和6年建立なんですって。素晴らしいなあ。

境内を巡ると……石塔や、

可愛らしい石仏が幾つかあるんです。

紅葉の季節は過ぎましたが、雪の時、桜の時、新緑の時、それぞれ美しいのでしょうね。
寂光浄土もこんな感じなのでしょう、知らんけど。

紅葉絨毯を愛でながら降りましょう。

藤原定家が小倉百人一首を編纂したのが、この常寂光寺のあたりの別宅と言われております。
皆さんはどの歌がお好きですか?
私なんかは猿丸大夫のアレが何故か好きなんですよ。
奥山に 紅葉踏み分け 鳴く時の
声を聞く時ぞ 秋は悲しき
猿丸大夫の正体は一体誰なんでしょうねえ(謎)

御朱印をいただきました。

外に出ると、門前の紅葉がお見事な咲きっぷり。
まだ15時過ぎ、近所の名刹に寄って行きましょうか。

た、たぬき!!
信楽焼きならぬ小倉焼きのお店だそうです。
②祇王寺

二尊院の前を通って北上、左折すると檀林寺があります。
檀林皇后こと嵯峨帝夫人橘嘉智子の帰依を受けたお寺ですが、今日は失礼しますです。
ということで祇王寺へ。

こちらは真言宗の尼寺なんですね。
平清盛の寵愛を受けた白拍子ちゃんたちが逃げて、お隠れになったお寺なのです。

苔のお寺としても有名だそうです。

大日如来の御朱印をいただきました。
では早速お庭を拝見いたしましょう。

素晴らしい苔です、しかも紅一点(笑)の紅葉が味があります。


ううむ。渋い……向うに見える庵に行けるかな?

外からパシャリ。
大日如来さんをセンターに、平清盛と祇王、妓女の白拍子シスターズ、その母刀自さんがいます。
もう一人の物語の登場人物、仏御前さんがおりまへんがな(´・ω・`)

庵の中からお庭を見てみましたが……普通。

庵の出口はやっぱり苔の庭です。

右が平清盛供養塔、左が白拍子シスターズ&母のお墓。
平清盛の龍愛が衰えて屋敷を追い出されたのに、供養塔を作ってあげたのですかねえ。
お優しいことです。
③滝口寺

祇王寺の隣、本当にお隣が滝口寺です。
こちらは浄土宗。

急な階段を登ります。
左手に見える石碑は、滝口入道と建礼門院平徳子の侍女、横笛ちゃんとの悲恋について、記したものです。
すいません、このお話は良く知りません( ;∀;)


庵の中に上がれるみたいです。
どうも滝口入道と横笛ちゃんの像が飾られている様なのです。
写真には写ってはいませんが、中で一生懸命スマホをポチポチしている方がいて、何だか中に入り辛かったんです。

後は平氏の供養塔と新田義貞首塚があるそうなんですが。
パンフレットの中にはただ深く繁った竹藪の中にあるのが、平家供養塔ということなんですが……

これかなあ?

こっちかしら?
サッパリ分かりません(笑)

これは分かります、小松内大臣と呼ばれた平家最後の良心(笑)、平重盛を祀った小松堂。
平家供養塔が今いち分からずうろうろしましたが、もうすぐ16時。
日が暮れてしまうので出口に向かうと……

これこれ、これも見たかったんです。
南朝の戦下手(尊氏と比べると)、人徳があまりないけど(尊氏と比べると)、憎き足利尊氏を恨むこと甚だしい、猛将の新田義貞の首塚!
そしてその恋人、勾当内侍(こうとうのないし)の供養塔。

お墓の門に新田一門の家紋、新田一つ引きがかすかに見えております。
義貞さん、南無。

勾当内侍さんも南無、です。
おや、16時になります。
早く戻らないと日が落ちてしまいそうです。
あ、芭蕉さんが立ち寄った草庵、落柿舎を見学するのを忘れてしまいました。
帰りのバスに乗るのに必死過ぎでしたよ^^
JR京都駅に行くと混雑してそうですので、バスを乗り継いで出町柳に向かいましょう。
でわ。