
人間、自然、文明、についての愚考録
by サーベルタイガー
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マイ・フェイバリット・ホラー小説備忘録
今までに読んできたSFとホラー小説をこれから読むものも含めて海外・国内作品マイフェイバリット12として個人的備忘録として記録してみる。(これから読むものもあろうかと思うので現時点ではベスト12になってはおりません。このリストは現時点でのマイフェイバリットホラー短編。(追加予定)。後日、個別に解説する話もあるかもしれません。
BESTは他の存在に対して優越している意が強いですがはFAVARITEは自分のお気に入りという意味が強いようです。つまり品質や性能で劣ったものでもその人にとってはフェイバリットということがあるわけです。基本的に拙ブログの紹介物はベストよりはフェイバリットの方に重点をおいています。このセレクトもあくまでも私の感覚にあっているものを選んでいます。
ホラー・怪奇小説好きの方にはすべて推奨しておきます。
【ホラー・怪奇小説編】海外編
短篇
①「猿の手」(W・W・ジェイコブス) 『怪奇小説傑作集1 英米編1』2006 創元推理文庫
②「探検隊帰る」(フィリップ・k・ディック) 『影が行く ホラーSF傑作選』2000 創元SF文庫
③「オレンジは苦悩、ブルーは狂気」(デイビット・マレル)『ナイトフライヤー』1989 新潮文庫
④「夜襲部隊」(ロバート・R・マキャモン)『ナイトソウルズ』1992 新潮文庫
⑤「餌」(トマス・テッシアー)『ナイトフライヤー』新潮文庫
⑥「旅行時計」(W・F・ハーヴィー)『怪奇小説日和 黄金時代傑作選』2013 ちくま文庫
⑦「喉斬り農場」(J・D・ベリズフォード)『怪奇小説日和 黄金時代傑作選』2013 ちくま文庫
⑧「夜の声」(W・H・ホジスン)『夜の声』1985 創元推理文庫
⑨「芋虫」(E・F・ベンスン)『怪奇小説傑作集1英米篇1』2006 創元推理文庫
⑩「こびとの呪い」(E・L・ホワイト)『怪奇小説傑作集2英米篇2』2006 創元推理文庫
⑪「ダンウィッチの怪」(H・P・ラブクラフト)『怪奇小説傑作集3英米編3』2006 創元推理文庫
⑫「高度二万フィートの悪夢」(リチャード・マシスン)『死んだら飛べる』2019 竹書房文庫
【国内編】
①「茂助に関わる談合」(菊地秀行)『幽剣抄』2004 角川文庫
②「くだんのはは」(小松左京)『くだんのはは』1999 ハルキ文庫
③「母子像」(筒井康隆) 『鍵:自選傑作集』1994 角川ホラー文庫その他所収
④「箪笥」(半村良)『能登怪異譚』1993 集英社文庫
⑤「静かなる黄昏の国」(篠田節子)『静かなる黄昏の国』2002 角川文庫
⑥「竜馬ノ夢」(木下昌輝)『人魚ノ肉』2015 文藝春秋
⑦「蟇」(宇江敏勝)『怪異十三』2018(三津田信三編) 原書房
⑧「玩具修理者」(小林泰三)『玩具修理者』1999 角川ホラー文庫
⑨「ぼっけえ、きょうてぇ」(岩井志麻子)『ぼっけえ、きょうてぇ』2002 角川ホラー文庫
➉「遠い座敷」(筒井康隆)『エロチック街道』新潮文庫 1984
【長篇】※長編は国内外作品混合とします。
①『シャイニング』(スティーブン・キング) 1986 文春文庫
②『スワンソング』(ロバート・R・マキャモン) 1994 福武書店 〈ミステリーペーパーブックス・福武文庫〉
③『リング』(鈴木光司) 1993 角川ホラー文庫
④『ガダラの豚』(中島らも) 1996 集英社文庫
⑤『ばくうどの悪夢』(澤村伊智) 2022 KADOKAWA
⑥『黒い家』(貴志祐介) 1998 角川ホラー文庫
⑦『天使の囀り』(貴志祐介)2000 角川ホラー文庫
⑧『をんごく』(北沢陶) 2023 KADOKAWA
#
by sabertiger54
| 2025-04-12 11:23
| マイ・フェイバリット・シングス
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不肖サーベルタイガー、〈大絶滅展〉なるものに行く①
昨年2月に書いた国立科学博物館の特別展〈大絶滅展〉に行ってきました。
上野は国立博物館特別展〈国宝東寺 空海と仏像曼荼羅〉以来の7年ぶり。そもそも上野なんて遠いんで滅多に来ません。上野恩賜公園から東京スカイツリー見えるんだ。
9時からは無理なので行ったのは11時過ぎくらい。混んでましたがまぁ、想定内でした。平日だったのでこれで済んだけど休日だったこうはいかないだろう。寧ろ国立西洋美術館の印象派展の方が外まで並んでましたよ。印象派強ぇな(笑)
シロナガスクジラがお出迎えします。
会場は6つのEPISODEに分かれていて【ビッグファイブ】と呼ばれる5つの大量絶滅事変を展示解説しています。
EPSIODE1 O-S境界
ここではアノマロカリス、エーギロカシス、アクティラムスといった化石群を見れます。やはり最大の目玉はアノマロカリスの実物化石。おそらくは数センチの付属肢なのだろうけどそれでもハルキゲニアなどの身長と同じくらいなのでカンブリア紀のアノマロカリスの大きさがわかる。レプリカだけどもウミサソリ・アクティラムスの化石もなかなかのもの。
EPSODE2 F-F境界
ここではダンクルオステウス、ターリーモンスターといった化石が見れます。ダンクルオステウスは有名な頭部のレプリカと実物化石。
EPSODE3 P-T境界
史上最大の絶滅と云われるペルム紀末期の大絶滅を解説。ディメロトロドンのレプリカなど展示。
EPSODI4 T-J境界
ここではレドンダサウルス・クリオロフォサウルスといった大型爬虫類のレプリカを展示。恐竜ではなくてフィトサウルス類と呼ばれるらしい。次のジュラ紀の恐竜時代の云わば始まりのような時代。
左、レドンダサウルス。右、クリオロフォサウルス。
EPSOIDE5 k‐PG境界
一番有名な隕石による恐竜絶滅を紹介。ティラノサウルスやトリケラトプスの頭部レプリカを展示。相当でかい。
ティラノサウルス(レプリカ)
白亜紀末期に滅んだアンモナイト。向かって右の異常巻きアンモナイトに種の衰退を見る気がする。
EPSODIE6 ビックファイブ後の世界
恐竜絶滅後の新生代の動植物群を紹介。メソヒップス(レプリカ)から現世のウマへの進化や狛江市から発掘された更新世の全長6メートルのステラーダイカイギュウの全身骨格標本が目玉。
意外にもウマは現生種の奇蹄目ウマ化の一属一種しか存在せずもし今の馬が居なくなったらウマ種は絶滅である。ステラーダイカイギュウは人間によって滅ぼされたことに触れられていないのは残念ではある。
5回の大絶滅の原因は基本的には大規模な火山噴火でそれによる寒冷化、海水面の退潮、海の無酸素化などによるものらしい。昔の絶滅論では諸説あったけども現在はこの定期的な地球の大規模火山噴火と恐竜の絶滅に関してはユカタン半島に落下した直径10㌔の大隕石によるものとほぼ定説化してるのだろう。
総花的な展示ではあるけどもビックファイブ自体初めての特別展というだけで見に行く価値はあると思いますよ。おそらくはもうこんな絶滅史4億年を俯瞰する特別展はないだろうから。
惜しむらくはケチって図録を買わなかったこと。¥2800だからな。で買ったのは特別展に行ったとき買ってる定番のポストカードとクリアファイル、下敷きで¥1160。(結局、安物買いの銭失いパターン)。物販コーナー高けぇ。でもこの記事書いてて買っときゃよかったと後悔してます、、出来が凄くいい。これから行く人は買っておくことをおすすめします。
さて、実物化石を見て気づくのはまず、化石が小さい。普段、イラストや写真で見るのに慣れているせいか思った以上に化石というものが小さい、わかりにくいということ。断片が多い。ダンクレオステウスにしても身体の断片化石しかなく、これがどうやって復元図や模型の古代生物になるのか素人目線にはまったくわからないこと。魚や木の葉などその姿がはっきり残ってるものはわかるけどもおそらくはそんな完全標本の方が稀で大半は断片から復元していくのだろうけどもその復元作業はとんでもない根気と集中力がないと無理だな。昔、古生物学者とかに憧れたことがあったけどこりゃ無理だ。ここに化石があるとマーキングされてるのにわからない。福井大学恐竜学部入れません(笑)。こういう学術研究者に国も報いろよ。基本的に日本人は知的・人文的なインフラ、研究には金の無駄遣いという思考が強いからね。
一方で筆者的に惜しいと思うのは照明がやや暗くて分かりづらいのと解説もある程度の予備知識を知っとかないと分かりづらいとは思う。個人的には最後の〈新生代に起きた生物の多様性~ビックファイブ後の世界~〉でせっかく人間の経済活動による人新世についてボードで1953年から地質の堆積層から核実験による放射性物質が見つかり始め、最近ではマイクロプラスチックが発見されるとか解説してるのだからもっと詳しくやって欲しかった。
触れられていないけどもホモ・サピエンスが地球上に拡大すると同時に多くの大型哺乳類が絶滅していくという事象。1万4千年ほど前にホモ・サピエンスが北米大陸に到達するとたちまちオオナマケモノ、マンモス、ラクダ、馬、といった大型哺乳類が姿を消す。北米大陸の大型哺乳類の75%が消えたという。これはホモ・サピエンスによる狩猟によるものとされている。そういったことにはまるで触れられていないからね。
それとアンケート用紙用の鉛筆が数センチのチビ鉛筆でしかも全然削られていなくて往生したよ。長いの置いといてよ。確か科博がクラウドファンディングで支援募ってたけど金がないのかな。国はこういう知的インフラは支援しないからね。
多分、エキサイトブロガーさんはこういうの好きな人が多いと思いますが2月23日までやってますのでぜひどうぞ。
これで当分、科博には行かないと思ったけどもいきなり3月からこれやるのかよσ(゚∀゚ )オレにこれ以上金を使わせるな(笑)。行くしかねぇじゃねえか。
まだ、ちびっと大絶滅展の感想続きます…。
#
by sabertiger54
| 2026-01-22 20:22
| 科学
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早苗スカイハイ
高市早苗総理が衆議院解散会見。
解散かい。しかし解散解散ばかりだな。国会議員の任期を全うして解散したことあったんかい。
国会議員の任期を四年ではなくて二年にしたら。多分、毎年解散になりそう(笑)。
解散は総理の専権事項というテンプレートどうにかならんかね。この解散は総理の専権事項という悪習を常態化させたのは安倍首相だったのでは。しかもそれで選挙で勝ち続けたのだから安倍首相を政治の師と仰ぐ高市早苗首相がそれを真似たいと思うのは寧ろ当然か。
支持率の高いうちに解散して自民党単独過半数を狙うつもりでしょうが裏目に出たら笑えるな。ただ安倍さん以外の人がそのまま真似ても同じことになるかな?
「なぜ、今なんですか?」
「だって野党の準備が整っていないからに決まってるじゃないの。早苗、さな活とか言われて人気あるのよ。早苗を推して。我を崇めよ!。選挙は推し活。早苗を推して推して推して。リターンはたっぷりと社会保険料上げてあげるから感謝してね」(消費税減税より社会保障費減税ですよ)
さて、安倍首相のキャッチフレーズといえば〈地球儀を俯瞰する外交〉〈世界の中心で咲き誇る日本〉とかよく言っていた。高市早苗首相なら何だ〈さらなる高みへ〉か。この言葉好きな気がする。まさに早苗スカイハイだ。でも高み、高みと言わない方がいい気がする。低いところから落ちる分にはどうということもないけど寧ろ高い所から落ちた方が致命傷になるのだ。初心者、出来ない時の失敗はいい。寧ろ怖いのは慣れもし色々と出来るようになり、頂点になってからの落下だ。
推し活という個人崇拝がエンタメだけでなく政治でも現象化している以上。自民党では無く、高市早苗人気という個人崇拝が結果的に自民大勝に向かう可能性もある。ただその後に騙されたとかは無しですよ。
今回の最大注目はよもやよもやの立公新党の〈中道改革連合〉。散々いじられてるけど選択肢自体が増えることは悪くない。意外と嵐になるかもしれん。後は参政党だな。多分、伸びるよ。だけど投開票日が2月8日というのは☃雪国の人にとっては迷惑千万だろうし、受験生や自治体の選挙管理対策本部も掲示板等大変だ。そういう人のことは別にいいんだな。
夕刊紙に〈極寒選挙、自治体悲鳴〉〈雪まつりか選挙かの究極二択の札幌市民〉とか踊りそう(笑)。
ちなみにさっぽろ雪まつり行ったことないな。死ぬまでには行きたいね。
2月8日 テンペスト〈暴風雪〉が吹くだろう。
はるかな高みを見るべからず。
地上にこそ星はあればなり。
#
by sabertiger54
| 2026-01-19 20:13
| 時事 ニュース
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側溝の中の蛙、人間の女性が伝説の巨神と知る
【創作小説】
これはフィクションであり、登場する団体、人物、名称とも架空のものであり、実在するものとはまったく関係ありません。
#ダークファンタジー・サイズフェティッシュ・掌編
【灯】
午前に軽く雨があったものの午後から急に気温が上がり始めた大型連休前のある日曜日の午後。コンビニからの帰りにコンビニの冷やしコーヒーを片手に大学生の四十九院灯(つくしいんあかり)は自宅アパートに向かっていた。
アパートへ向かう歩道の端にコンクリート製の雨水用のU路側溝がある。幅は約30センチ、深さも30センチほどある。天板は無い。普段、別段気にすることなく通り過ぎている道である。
灯がそこを通り過ぎようとしたときに灯は何かの声を聞いた。
ケロ、ゲロ、ケロ、ゲロ…。
「え、何?」灯はその声のする方に寄っていく。近寄っていくと側溝の中から声がする。覗いて見ると側溝の底に体長4センチほどの緑色のアマガエルがいて底から側溝の壁に向かって繰り返しジャンプしているのが見えた。アマガエルは何度もジャンプして壁から出ようとするが滑り落ちるばかりで出られない。
灯はじっとそれを見ていて思った。(そうか、ひょっとしたら雨の上がった後に出てきて側溝に落ちて出られなくなったのかな)
そのまま立ち去ってもよかったがこのままほって置いてたら午後の暑くなる陽射しの中で干からびてしまうか、野良猫か烏にでも食べられてしまうかもしれない。
灯は少し考えたがこのアマガエルを助けることにした。
「さて、どうしようかな?」助けたいのはやまやまだが直接手に乗せるのは抵抗がある。
「そうだ」灯は飲みかけのコンビニコーヒーを飲み干すとそのカップを使うことにした。
屈み込んで側溝を覗き込む。
「ちっちゃなカエルさん。落っこちて出られなくなったのね。今、助けるからね」
灯は側溝に垂れるロングヘアーを片手でかき上げながら空の紙コップをゆっくりとアマガエルに向ける。アマガエルは戸惑っているようだったが決意したように紙コップの縁にしがみつく。そのままゆっくりと紙コップを持ち上げて側溝から出す。そのまま側溝の隣の草むらの中にコップを傾ける。カエルはゆっくりと縁から草むらに飛び降りる。
灯はカエルが無事に草むらに飛び降りてほっとする。そのまま帰ろうとしたがふと思い立って側溝の中を覗き込む。何の変哲もないどこにでもあるコンクリート製U路側溝。灯は何気なく自らの脚をゆっくりと側溝の中に降ろす。ジーンズとスニーカーを履いた脚はすぐに底に着いてしまう。その深さはせいぜいが灯の膝下ほどしかない。
灯から独り言のように思わず言葉がでる。
「あのカエルにはおそらくは自分の何倍も高い反り立つ絶壁だったろう。でも私には膝下までの高さしかない。ただの側溝なんだ」
あのアマカエルには絶望でしかないこの壁を自分はやすやすと乗り越えることができる。
ふと「そうか、私、あのアマガエルから見たらはるかに大きいんだ。はるかに強いんだ」と思う。
自分はしようと思えばあのカエルを助けることも、見捨てることも、又、捕まえて再び側溝に落とすことができる。女性としては平均的な身長に過ぎない自分が大きさというその圧倒的な非対称な力であのちっぽけなアマガエルの命を支配もできる女神なんだ。それをあのアマガエルは拒否も抵抗することも出来ない。そう思った時、下腹部から背中を通って脳天まで電流のような今まで感じたことがない妙な愉悦と優越感を感じて身体がブルっと震えて我にかえった。
その時にさっき助けたアマガエルがじっと側溝の縁からこちらを見上げているのに気づいた。灯はその時にそのアマガエルの表情に何やら知性の光を見たような気がした。アマガエルはじっと灯を見つめている。
灯は自らの大きさという圧倒的な力で小さな命を軽々と助けたんだという高揚した気分のままに家路へと向かっていった。
【ぴょん太】
アマガエル族のぴょん太は「しまった」と愚痴る。よもや死の谷に落ちるとは。午前中の雨に気を良くして草むらから出てきて羽虫を食おうと側溝の近くに来たときに烏の鳴き声に反応して思わず足を滑らして落ちてしまうとは。
この絶壁はアマガエル族には死の谷として知られて誰もが近づかない禁制地帯である。伝承ではこの世を支配するニンゲンという巨神族の造ったもので一度落ちたらその高さの為に誰も這い上がれず干からびてしまう。落ちて助かった者は誰もいない。
(無理もない)とぴょん太は思う。その人工の石の壁はぴょん太の身長の8倍近い高さなのだ。「ニンゲンどもは何でこんな物を造るのか」と思うがどうしょうもない。何度もジャンプするが滑り落ちるだけでどうしようもない。少しづつ午後の日差しが暑くなってくる。例年、何故か春から夏のような暑さが続くのだ。
(このままだと完全に干からびちまうな)と思う。
ジャンプ疲れたぴょん太は側溝の底から青い空を見上げる。底から見上げる四角い青い空がまるでぴょん太には天井のない牢獄のように思えた。思わずケロゲロっと嘆息する。
その時、その青い空が塞がれ巨大な黒いものが現れる。その何かが谷底を覗いている。
それは巨大な顔だった。ぴょん太は何が起こったかわからなかったがすぐに直感した。
「ニンゲンだ、ニンゲンが覗いている」。アマガエル族は決してニンゲンに近づかない。あの巨体で何をされるかわからないし、実際に捕まえられるのはまし、もっと酷いことをされた仲間たちはいくらでもいる。
ニンゲンは何か喋っているようだがもちろんぴょん太には何を言っているのかはわからない。
「このまま、干からびるか。ニンゲンに捕まるか。どっちも最悪だな」と独りごちる。
その時にニンゲンは長い黒髪を片手でかき上げながらもう一方の手で谷底に何かを降ろしてくる。白くて丸い巨大な筒。底にはまだ嫌な臭いのする黒い液体が少し残っている。
「これは一体。何だ」。と思う。
「まさか助けてくれるのか?」確信はなかったがぴょん太はそっと白い筒の縁にしがみつく。その瞬間、白い筒は凄い勢いで谷の底から外へあっという間に外へ出る。ニンゲンは筒を谷底の外の草むらにそっと置く。ぴょん太は筒の縁から草むらに飛び出る。そこから改めてぴょん太はニンゲンを見上げる。
「なんてでけぇんだ」と言う。
青い布に包まれた二本の足はまるで摩天楼。胴も顔もはるか頭上にある。あまりにも大きいので遠近感が狂う。その髪は黒く長く、肩まで伸びその長さだけでアマガエル族の村人全員での綱引きに使えそうだった。胸の膨らみはまるで巨大な二つの連峰だった。あの腕で一薙ぎするだけで村は一瞬で壊滅だろう。その圧倒的巨体にぴょん太は震えるほどの畏怖と不思議な神々しささえ感じた。
ぴょん太はその時にそのニンゲンが女性だと気づいた。最も気づいたからどうだと云うわけではないがニンゲンの女性はニンゲンの男より小柄というがぴょん太にはまったく意味のないことだった。とにかくこのニンゲンの女が自分の命の恩人であることには変わりなく、その礼だけは言っておかねばならないと感謝の言葉を述べる。「ケロケロゲロッタ〜」。
ニンゲンの女は何故か自らの足をゆっくりと谷底に入れてそこから引き上げることをする。驚いたのはぴょん太には、はるかな反り立つ絶壁がニンゲンの女には膝下ほどの高さしかなかったことだ。彼女には何ということもない深さなのだ。やがてニンゲンの女は何か嬉しそうな表情を浮かべてその場から立ち去っていった。
ぴょん太はその姿を見送ってじっとその場に佇んでいたがそのうちに何とも形容しがたい複雑な想いがこみあげてくる。確かにあのニンゲンの女には命を助けられた。それは確かだ。あのままあそこにいたら日を置かずして死んでいたはずだ。彼女は命の恩人で当然感謝の気持ちはある。
だがただ慈悲や憐れみであのニンゲンの女は自分を助けたのか?寧ろ、圧倒的サイズ差という非対称の力の中での戯れだったのではないか?一つ歯車が違えば自分は踏み潰されていたのではないか。たまたま今回は天秤が助けられた方に傾いただけではないか。何故なら助けるも助けないのも彼女のその時の気分次第なのだ。それについて自分は否も応も言えないのだ。
確かにあの女は善意で自分を助けた。だが善意とは往々にしてその者の自覚せざる非対称の力からくる驕りである場合もあるのだ。
ふと、ぴょん太はあの巨大なニンゲンの女を自分と同じ大きさに縮めるか、自分と入れ替えたらどうだろうかと思った。
そうなって初めてお互いは対等と言えるのではあるまいか。小さくしたニンゲンの女を側溝に落とし、自分はそれを上から目線で眺める。そんな妄想した時にぴょん太は自分の中に今まで感じたことのないしびれるような妙な愉悦を感じた。だがそんなことを思ったところで詮無い話ではあった。ぴょん太はニンゲンの女が視界から消えるまで見送り静かに自分の世界へと帰っていった。
大きな者と小さな者、助けた者と助けられた者との想いが歪に交差したある日曜の午後の奇妙な出来事だった。
ブログで小説を書くのはあまりコスパが良くないかもしれんな。やはり小説投稿サイトの方がいいのかもしれない。【カクヨム】【小説家になろう】【アルファポリス】【エブリスタ】とか色々とあるけどもどれがいいかもわからんし、どのみちブログと小説投稿の二足のわらじはかなりきつい。まぁこれに書いておいていずれリライトして投稿するみたいな方がいいかもしれんな。noteも創作小説多い。というわけで不定期で創作小説を載せるかもしれません。
元ネタはこちらの記事。
#
by sabertiger54
| 2026-01-14 22:17
| 創作小説
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図書館から本を盗む者たち
図書館に本を借りに行くと妙なことがある。借りられていないのにその本が書架にないのである。昔はいちいち「借りられていないのに書棚にないんですが?」と職員さんに聴いていたのですが今はもう訊きません。なぜなら理由はもうわかっているからである。
貸し出し手続きを行わず勝手に本を持ち出す。
〈本を盗む人たちがいるのである〉
たいていの図書館は盗難予防用のICタグが付いた防犯システム〈BDS・ブックディテクション・システム〉を導入しているのが大半であるがうちのような予算も人員も限られた弱小図書館にはそれがない。例え、それを導入したにしても導線の出入り口を一つにしなければならないなど大変だと思う。
相互貸出できる他市のかなり大きな図書館に行っても中央図書館のような場所はともかく小さな分館・分室では盗難予防システムがなく、「貸し出し手続きをせず本を持ち出さないで下さい」といった貼り紙がしてあるところも散見する。
まぁ、そういうところを狙ってるんだろうね。
大体、感じた印象では高い人文書やミステリーやホラーの文庫本がやられやすい気がする。高い人文書を買えないから図書館で借りようと思ったのに掻っ払られんじゃたまらん。
しかし、掻っ払ってどうすんかのね。自分のものにするのか。ブックオフとかに売るのか。(古本屋が図書館の除籍本や盗難本を買い取るかは知りませんが)。前にニュースで図書館の盗難本が破られて捨てられていたとかいうのもあったな。
さらにあるのが〈切り抜き〉である。前述の他市の大きな中央図書館では雑誌の開架にはかなり多数の雑誌が開架されているがそのかなりの雑誌がカウンター貸出にされている。理由は雑誌の切り抜き被害である。しかし、どう切り抜きしてるのかね。防犯カメラの死角のフロアの隅っこにでもいってこっそりカッターかハサミで切り抜いてるのかね。ご苦労なことだね。いつ見つかるかとビクビクしながらやることに何の意味があるのか。
図書館の書籍には当然市の予算が使われていてそれは市税、区税である。それを黙って持ち出すのは図書館にとっては威力業務妨害?市民に対しては経済的被害である。困ったね。
何となくこんなところからも日本の衰退を感じる。昔からあったことだと思うけど最近はかなり悪質化してると思う。図書館に限らないけどコンビニに平気で家庭ゴミを捨てていく人たちとか見かける。何というかそういうのを悪いとは思わないメンタリティーの人々が多くなっている気がする。
云わば日本人の公共の知的インフラに対する公共心、倫理の自壊である。
おそらくは経済的衰退以前にまず日本人の精神性・倫理性の自壊があってその結果論としての日本社会の自壊・衰退があるのかもしれない。
しかし哀しいのはいくら本が盗まれても盗難予防システム導入するより本を新しく入れた方が安いという地元図書館の金の無さ┐(´д`)┌ヤレヤレ。職員さんに訊いたらうちはそもそも出入り口に盗難予防システムを構造的に入れられないそうだ。予算も数千万円ならもう話にはならん。
やっぱ金💴だわ(笑)。
図書館の本を盗む者たちよ、いい気になってるとお前の所に図書館警察が来るぞ。
スティーブン・キングのホラー中編『図書館警察』は本の貸し出し期間を守らないものに訪れるという都市伝説をもとにした図書館警察の話。
図書館の本は汚損しないようにね。
σ(゚∀゚ )オレのようになるな。絶対俺のようになるな。
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by sabertiger54
| 2026-01-10 11:26
| 思索
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本棚の住人たち
誰の本棚にも住人が住んでいるという。あなた様の本棚にはどんな人たちが住んでいますか?
本棚に住む者たち
ココペリ 巨神兵 プラティベロドン ミニチュアスナイパー
蟷螂の斧
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by sabertiger54
| 2026-01-07 20:38
| 日々の風景
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