Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルド(ロッドビルディング)や釣り、レザークラフト、食べ歩きや旅行、クラシック音楽や本、美術館巡りと、日々のあれこれを雑多に綴ります。※2025年4月にgooブログから引っ越してきました。記事への直接のリンクが切れている場合は、お手数ですが「検索」欄にキーワードを入力して検索してください(スマホ版では記事一覧の下に「検索」欄があります)。

音楽

クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル(12/3 サントリーホール)

前半がシューベルト(「4つの即興曲」Op.90, D899)とドビュッシー(アラベスク第1番と「月の光」)、後半が「プレリュード&Co.(その仲間たち)~アーティスト・セレクション」というプログラム。 この後半は、とかく全曲が演奏・録音されることが多いプレ…

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 演奏会(10/23 サントリーホール)

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団。 人生で一度は聴いてみたいと長らく思っていたオケのひとつ。これまで何度となくチャンスはあったのだが都合がつかず、ようやくタイミングが合ってサントリーホールに行く。 2日間のコンサートで、昨日はラベル(Pf協奏曲…

バイエルン国立管弦楽団 演奏会(9/26 サントリーホール)

バイエルン国立管弦楽団演奏会(9/26サントリーホール)。 プログラムは前半がモーツァルト、後半がリヒャルト・シュトラウス。色々と書きたいことはあるのだが、まずはその弦の音。金属的なピーンと張った音ではなく、木の地肌のようなざらついた、それでい…

N響「夏」2025(7/18 NHKホール)

仕事を終えて18時過ぎ。原宿の駅から代々木公園の横を歩くと、色んな蝉の大合唱に混じって時折蜩(ひぐらし)の声がする。蜩は確か初秋の季語だが、確かに日が落ちると風が心地よい(気がするだけか)。 先月久々にN響を聴いて味をしめ、その帰りの電車でチ…

NHK交響楽団 第2039回定期公演(6/7 NHKホール)

昨日の土曜日、NHK交響楽団の定期公演に行く(6/7(土) Aプロ)。 フルオーケストラのコンサートも久しぶりなら、NHKホールに来るのも久しぶり。最近は終演時のカーテンコールでステージの写真を撮っても良いらしく、拍手の手を止めて一瞬パチリ。 プログラム…

スタインウェイ演奏体験

今年はほぼカレンダー通りのGW休み。まわりは連休にして休む人も多く、PCを立ち上げていても開店休業状態、おかげで色々と片付くこと 今日は午後からまた当選したのでスタインウェイ。毎度のことながらあっという間の1時間、そして陥る自己嫌悪・・・もっと練習…

アンドラーシュ・シフ&カペラ・アンドレア・バルカ演奏会(3/21 ミューザ川崎シンフォニーホール)。

アンドラーシュ・シフ(ピアノ)&カペラ・アンドレア・バルカ演奏会(3/21ミューザ川崎シンフォニーホール)。このところコンサート情報にも疎くなったが、たまたまSNSで目にして知った演奏会。曲目はオール・バッハ・プログラムで、ピアノ協奏曲を6曲。実…

シューマン/「子供のためのアルバム」から「ミニョン」

ここ何年か、気になって楽譜を取り寄せてみては触ってみる曲に、シューマンが増えてきた。 と言っても比較的簡単な小品ばかりなのだが、独特の曲調や雰囲気と、これまた独特の弾きにくさの先に、何とも言えないロマンを感じる。例えばこの曲、「子供のための…

Hidrau(イドラウ)BM44H

徒に無駄遣いは良くないと思うが、安物買いのナントカということもある。 うちのピアノ(アップライト)には元々、広幅のベンチタイプの椅子が付いていた。それは高さが変えられないタイプの椅子で、考えてみれば子供の頃から今に至るまでずっとその高さの椅…

チョ・ソンジン/ヘンデル(ケンプ編曲)メヌエット ト短調

チョ・ソンジン。 2015年のショパンコンクールの覇者で、ところどころ動画を見ると、ともかく音がクリア。どこかでまとめて聴いてみたいと思っていた矢先、SNSでグラモフォンの記事が流れて来た。 ヘンデルの組曲第1番から第4曲、メヌエット(ト短調)。ハー…

スタインウェイ

先日、近くのホール(市営)にスタインウェイが置いてあり、月に一度その演奏体験のイベントをやっていることを知った。枠は1人1時間(1,500円)で、応募者多数の場合は抽選とある。 恐る恐る電話をすると、毎回応募者が多く、けれどなるべく多くの人に体験…

クンウー・パイク/ピアノリサイタル(10/27 王子ホール)。

クンウー・パイク、ピアノリサイタル(10/27 王子ホール)。 ショパンのノクターンの美しさに気付かせてくれたピアニスト。この機会を待ちに待っていた。 プログラムのメインはグラナドスの「ゴイェスカス」。輝かしく煌く音は元より、音と音の間の静寂の美…

芥川也寸志/24の前奏曲

子供の頃、NHKの「音楽の広場」という番組で、黒柳徹子さんとの掛け合いを覚えている方がおられるかもしれない。芥川也寸志さん。 1979年の作品というから、それはちょうど私がピアノを習いに行くのをやめた頃。部活と両立が難しいからというのは表向きの理…

マーラー/交響曲第2番 ハ短調「復活」

ここしばらくフルオーケストラのコンサートには行っていないけれど、いつか生で聴きたい曲の一つ、マーラーの交響曲第2番。 「復活」という名前で呼ばれるのはその第5楽章に詩人クロプシュトックによる賛歌が用いられているからで、1時間を優に超える長大な…

クンウー・パイク/ショパン ノクターン全集

コンサートでホールに行かなくなって久しいが、録画されていたTVの番組でクンウー・パイクがショパンのノクターンを弾いているものがあった(昨年7月の王子ホール、ノクターンばかりを約80分、途中休憩なし)。 演奏順は作品の番号順ではなく、パイク自身の…

バッハ/オルガン・ソナタ 第4番 BWV 528 ~ 第2楽章

先日の週末、録画されたTVの番組をチェックしていた時にたまたまこの曲に出くわした。 元はオルガン用の曲で、手持ちのバッハ全集にも確かに入っているのだが、テンポも違えば響きも全く違う。 5分くらいの短い曲だが、これを聴いていると、浮世のあんなこと…

ブルーノ・ワルター/ベートーヴェン交響曲全集

それと狙って買うことはあまりないが、全集のようなセットものを買った時に入っていると思いがけず嬉しいもの。それがリハーサルの録音。 ブルーノ・ワルター(1876-1962年)がその最晩年、当時としては最新のステレオ録音で残したベートーヴェンの交響曲全…

ゲオルク・ベーム/組曲 ヘ短調

立春、春一番ときて、早くも花粉の気配 立春、春一番ときて、早くも花粉の気配 テレワーク中はいつもiPodを流しっぱなしにしているのだが、何かのタイミングでこれまで気付かなかった曲にふと気付く。 ゲオルク・ベーム(1661-1733)はバッハのひと世代前の…

ハイフェッツのヴァイオリン

バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番、と言えば何だか堅苦しいが、その終曲の「シャコンヌ」は誰もが耳にしたことがある曲。 これまでハイフェッツにその全曲録音があるとは知らなかったのだが、1952年録音のモノラル版とは思えない音の凄…

ブクステフーデ/アリア「宮廷風に」と12の変奏曲

バッハやヘンデルよりも前の時代、ブクステフーデという作曲家がいた(1637-1707年)。 生前はオルガニストとして鳴らし、1685年生まれのバッハやヘンデルも彼の晩年の演奏を聴いたと言われる。 このところまとめて色々聴いているのだが、CD何枚分もiPodで連…

メナヘム・プレスラー

メナヘム・プレスラーというピアニストがいる。 数年前の来日公演をNHKの番組で見て(その時、御年93歳)、最初はやや覚束ない指遣いに驚いたのだが、その後しばらく見ているうちに、実はとんでもなく特別な光景を目にしているのだと気付いた。譜面通りにミ…

バッハ・コレギウム・ジャパン/ブランデンブルク協奏曲 (11/24 オペラシティ)

バッハ・コレギウム・ジャパン定期演奏会。 毎年9月か10月頃に翌年度の案内が来るのだが、去年のその時からずっと楽しみにしていたブランデンブルク協奏曲。 6曲全て調性や編成が異なるのだが、各パートがまるで対話するかのように紡がれる旋律の受け渡しは…

ジャン・ロンドー/チェンバロ・リサイタル(10/31 王子ホール)

ジャン・ロンドーのチェンバロ・リサイタル(10/31王子ホール)。 2017年の初来日は聞き逃したが、NHKで放送された「ゴルトベルク変奏曲」を聴いて、次回は必ずとチェックしていた。 プログラムは、副題に "In the Italian Taste" とあるように、イタリアの…

バレンボイム&アルゲリッチ/ピアノ・デュオ (Blu-ray)

このところハマっているブルーレイがある。 ダニエル・バレンボイムとマルタ・アルゲリッチが2014年にベルリンのフィルハーモニーで行ったライブ映像。 2台のピアノによるモーツァルト、連弾でシューベルト、そしてラストはまたピアノ2台でストラヴィンスキ…

バッハ・コレギウム・ジャパン/クリスマス・オラトリオ (11/23 オペラシティ)

バッハ・コレギウム・ジャパン、第130回定期演奏会は「クリスマス・オラトリオ」。 音楽監督の鈴木雅明さんが書き下ろすプログラムの巻頭言はいつも抜群に面白いのだが、今回も、どうして "I go to you." とは言わず "I come to you." と言うのかとか、キリ…

ホルスト/組曲「惑星」

中学では個性的な先生に何人も出会ったが、音楽のK先生もその一人。「銀色の道」でジャズを語り、「知床旅情」のレコードを爆音でかけて教頭に「演歌」と言われた時は「違いの分からんやつ・・・」と吐き捨てる。部活の顧問だったこともあり、高校を含め六年間…

ホロヴィッツ/ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番ニ短調

色々なことを次から次へと忘れる一方で、一度耳に残ったフレーズがどうにも抜けず、気づくと仕事中に鼻歌か、ひょっとしたらいま口ずさんでいたかもと、向かいの同僚にこっそり尋ねる始末。まるで西武の優勝記念セールで松崎しげるの歌が頭から離れないのに…

グリュミオー/バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(全曲)

アルテュール・グリュミオー(Arthur Grumiaux, 1921-1986)という名前を初めて知ったのは、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲。「何て甘ったるい音を出す人なんだろう?」と思いつつなぜか耳に残り、FMから録音したそのテープを繰り返し聴くうちに、この…

ミカラ・ペトリ & キース・ジャレット/バッハ 「6つのソナタ集」

音楽は大好きだが普段はクラシックばかりで、ジャズは全く不案内。 なので人から教えてもらう曲やCDは常に大歓迎。 キース・ジャレットのこの『ソロ・コンサーツ』もその一つで、地元の文泉堂師匠からいただいたもの。このアルバムを聴いて、音楽にクラシッ…

フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラ

映画 『アマデウス』 のラストシーン。 死の床にあるモーツァルトをサリエリが訪れ 『レクイエム』 を楽譜に起こすのを手伝うのだが、結局曲は完成せず、雨のなかモーツァルトの遺体は共同墓地に放り込まれる。 この曲を初めてナマで聴いたのは1998年、フラ…