SLEは患者1人1人、さまざまな症状が出ると言われます。
私の場合は、「ループ腸炎」と「ループス膀胱炎」という2つの診断がついています。
主治医からは
・ループス膀胱炎は症例が少ない
・ループス腸炎の症状が出きった後で、ループス膀胱炎の症状がでることがある
と説明を受けています。私が発症したのは40年近く前ですので、今はもっと明らかになっていることもあろうかと思います。新しい事実が分かったら随時ご紹介していきます。
*Xでは大学病院や研究者の先生の投稿をリツイートでお知らせする時もあります
ループス膀胱炎とは、細菌感染での膀胱炎とは違って抗生剤で菌を殺せば治るものではありません。(細菌感染の膀胱炎と併発することはあるようです)膠原病起因の炎症ですので、SLEの治療が必要です。私の場合は、プレドニゾロン60㎎/日の大量増量で治療をしました。
症状は自覚的なものは頻尿です。
ひどい時は寝ている時間も1時間おき。それでも一回に25㏄とか50ccとか、ほんのちょっろっとしか出ません。(本当に切ないです・泣)
医学的には「膀胱の繊維化」と説明を受けています。
膀胱の壁が繊維化=固くなり、おしっこを貯める量が極端に少なくなる。膀胱が固くなると尿管との接続部分の通過障害が起こるので、尿が尿管を逆流しはじめて酷くなると
水腎症(腎臓に尿がたまり膨らんでしまうこと)を起こします。
私の場合は尿管の膨張まででとどまり、幸い水腎症まで起こすことは今のところ経験がありません。
SLEの治療(プレドニゾロン増量)以外に、外科的な措置を行ったこともありました。膀胱から尿管に管を入れ、尿道にカテーテルを通して袋状の「尿バッグ」に尿が溜まるようにしました。
この時の外科手術は泌尿器科でやってもらいました。
膀胱から尿管に管を入れる手術は麻酔をかけるので無痛でしたが、尿道のカテーテルはやはり慣れなかったです。(今は改良されていることを期待します)尿バッグは、寝たきりの方を見たことがある方は分かると思いますが、若くして尿バッグを下げて病院内を歩いている患者は珍しかったのでしょう。陰では「可哀そうに」と言われていたようです(退院する頃に知りました)。でも幸か不幸かなにごとも鈍感な私は、恥ずかしいとか嫌だとかいう感情はあまりなく、頻繁にトイレに行かなくて済む、治療なのだという気持ちで受け止めていました。
実際、尿意をもよおしてトイレに行くのに、ちょっとしかお小水が出ないのは精神的に辛いことです。それから解放されたこと、また尿管から尿道をとおして排泄するので、少なくとも水腎症を起こすリスクは無くなることで安心でした。
尿管のカテーテルを入れたのは一度だけですが、なかなか尿管の肥大化が治らず、数週間を要したと記憶しています。入院も長くなったので、カテーテルを入れたまま在宅に戻ったら一気に尿が引いて、即座にカテーテルを抜きました。
今もそうですが、尿の出は精神的なものも大きいように思います。
ループス膀胱炎の治療は今は違う手法がとられているかもしれません。
SLEでループス膀胱炎を発症された方には、精神的にも苦痛の少ない治療、療養となるように内科の主治医の先生、泌尿器科の先生とも率直にお話をされて納得のいく方法を取っていただきたいと思います。