石破茂首相が退陣することになりました。首相の「戦後80年の所感」を読みますと、積み上げられた見識と日本への深い愛情を感じます。
批判が相次いでいますが、政治にまったく興味ない人や選挙にも行かない人が、なぜ批判しているか理解できません。首相の善し悪しはどこで判断しているのか、おそらくメディアからの情報で判断しているのでしょう。具体的な政策を勉強もせずに、情報を鵜呑みにすることはどうかと思います。メディアの有識者の饒舌な能弁にうっとりし、その場の雰囲気、空気に流されているのではないでしょうか。首相の所感は、長年の堆積し練磨された知識の塊です。安易に揶揄することは控えてほしい気持ちになります。
自民党総裁選は盛り上がりを見せておりますが、過去から山積された複雑な問題は解決されるわけでもなく、再び退陣の要求が起こり、無用な繰り返しが連年と続いていくことになるのでしょう。物価高、経済政策、年金問題、労働問題、教育問題、米中貿易摩擦、複雑で根が深い問題をどうやって解決していくのでしょうか、国内で揉めている場合ではなく、一丸となって立ち向かうようになってほしいです。
私は政治にうとく、詳しい事情は分かりませんが。石破首相の、日々勉強を続けた知性、闘った跡のような顔の皺、やさしさに満ちた憂いと切なさの表情、眼孔するどい怜悧さを兼ね備えている姿は、とても深みのある人に見えました。生きざまが顔や態度に出ています。新聞も読まない、勉強もしない、無責任な薄っぺらな人に、このような風格が出るとは思えません。

