
果樹の中でブドウは難しい部類だと言われる。だが、今まで全く収穫出来なかった年はなく、毎年概ね7~10房程度の収穫を得ている。
振り返ってみると、台風の為に早めに収穫となってしまい、やや糖度不足の時もあった。着色不良粒が多かった年もあった。だがとにかく、全く収穫を得られなかった年はない。
ただ、今季ほどハクビシン被害によって全滅させられる危機を感じたコトはなかった。これはいったい、どういうコトなのだろう。他にエサとなるモノが無くなってきたのか?
まあ、近辺の環境を見ると畑は減った。なんか、賃貸アパートが増えた。そして耕作放棄地も増えてきた。そのような中、生き抜いていかねばならないハクビシンとしては必死なのかもしれない。
コチラとしては、その生存にかける必死さ以上の情熱と根性を持って、ブドウを死守しなければならない・・・というコトか。
残念ながら、そうした必死さに打ち勝てるだけのものはワガハイにはない。というコトで、普通に考えると勝利はハクビシン側にあるような気もする。
だが、ここにきて興味深いコトにも気づき始めたワガハイ。通常に市販されているブドウ用の袋は、既にハクビシンにその正体がバレてしまっている。これはかえってハクビシンからするとご馳走の目印になってしまっているような気もする。概ね何処の葡萄園だって同じ袋を使っているのだから。
そして洗濯用ネットで防御したものの、コレもまたこうした方法を使っている人がおられるのかもしれない。何となくネット越しに袋も見えるコトから、ハクビシンもその正体を見破り易い可能性はある。
ところが、デパートの紙袋は模様がついていたり、そもそも外形がブドウ袋とは異なっている。このように形体が異なっていると、ソレがナニガシなのかを直観する脳力がハクビシンにはないのかもしれない。
だとするならば、袋の材質を変えてみたり、或いは袋の表面に妙な模様は絵を描いてみたら、ハクビシンは混乱するかもしれない。いっそ、狼の顔を描いてしまうとか、ライオンのマスクのようなモノがあったなら、それを被せてしまうとか・・・案外、方策はあるかもしれぬ。
もっとも、複数の方策を重ねて対策しているので、外形だけの問題で現在維持が出来ているとは考察出来ないけれど、案外、外形で判断している要因もあるかもしれない。
これは・・・もう少し広いトコロで沢山の房を付けているならば、いろいろ条件を変えてテストしてみるのだが・・・我家ではテストするだけの余裕はない。

とにかく、せめてあと一週間は収穫を待ちたい。出来れば来月初旬まで待ちたい。もう少し糖度を上げて色素も蓄積させると、独特の黒砂糖的な風味が僅かだが感じられるようになる。そこまで登熟させるとワイン醸造には重たいかもしれないが、生食の場合は凝縮感が素晴らしく、美味極まるといった感じになるのだ。