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野並八劒社

 今回紹介するのは、天白区野並にある氏神様「野並八劒社(のなみはっけんしゃ)」です。地下鉄野並駅のすぐ東側にある街中の神社ですが、緑が多く、深い歴史を感じさせる神社です。

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 この神社では主祭神 日本武尊(やまとたけるのみこと)のほか「八劒大神」と呼ばれる9柱もの神様が祀られています。「厄除け開運」「縁結び」「安産」「子供の成育祈願」「商売繁盛」「必勝祈願」など様々なご利益があるそうです。

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<八劒大神>

 この神社の絵馬には、主祭神 日本武尊が描かれています。

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<日本武尊の絵馬>

 この神社の始まりは、はっきりしていませんが、熱田神宮の大宮司一族だった千秋季信(せんしゅうすえのぶ)が織田信長から野並を領土として与えられたことに由来しているようです。千秋一族は鎌倉幕府の御家人も勤めた武家の名家で、戦国時代には織田信長に従い、季信の父 季忠(すえただ)は桶狭間の戦いにも従軍しましたが戦死しました。家系断絶を心配した信長が季信に所領を与え以後千秋氏は神事に専念するようになりました。

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<野並八劒社>

 熱田神宮は三種の神器のひとつ「草薙剣」を祀っていますが、この剣は日本武尊の形見として、妻の宮簀媛命(みやすひめのみこと)が鎮守のため祀ったのが熱田神宮の起源とされています。野並が千秋家の所領だったことを考え合わせると、熱田神宮と野並八劒社との深いつながりを感じさせます。

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<MAP>

# by haru_tsuji | 2026-01-05 06:00 | 南区・天白区・瑞穂区 | Comments(0)

 年末年始は帰省や旅行客などで名古屋駅は大変混雑します。そんな名古屋駅の待ち合わせスポットってして良く利用されるのが、金時計と銀時計です。高島屋前の桜通口にあるのが金時計、新幹線改札前の太閤通口にあるのが銀時計です。

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<名古屋駅 JRセントラルタワーズ>

 歴史が古いのは銀時計です。1987年国鉄が分割民営化され 6つの旅客鉄道会社(JR)と貨物鉄道会社が誕生しました。銀時計が作られたのは翌年の1988年で、JR東海誕生1周年を記念して設置されました。

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<銀時計>

 金時計が作られたのはJRセントラルタワーズが建設された時期で、タワーズ完成3周年記念の2002年に設置されました。

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<金時計>

 JR名古屋タカシマヤや名古屋マリオットアソシアホテルなどが開業したのは2000年で、今年が25周年となるため、タワーズテラス(金時計横のエスカレーターを上った2階)では、椙山大、名古屋芸術大とコラボした25周年記念ロゴが展示されていました。

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<タワーズ25周年記念ロゴ展示>

 なお金時計と銀時計は時計会社にも配慮されていて、金時計はCITIZEN製、銀時計はSEIKO製です。



# by haru_tsuji | 2025-12-30 06:00 | 中区・中村区・北区・東区・西区 | Comments(0)

御深井丸展示館

御深井丸(おふけまる)展示館は名古屋城内にある博物館です。名古屋市から名古屋城の維持管理を委託されている一般財団法人名古屋城振興協会が運営する施設で、名古屋城の観覧チケットがあれば無料で見学することができます。

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<御深井丸展示館>

 名古屋城振興協会では名古屋城に関わる資料をはじめ、郷土資料を50年に渡り収集しています。その中には愛知県各地に伝わる木彫りや土人形などの郷土玩具も含まれていて、その内容を地域(名古屋、尾張、三河、県外)に分類し展示しています。定期的に展示内容も入れ替えていて、季節に合った郷土文化を体感できるようになっています。

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<愛知の郷土玩具>

 名古屋城関連では、本丸御殿の復元工事が行われた時の写真や資料なども展示されています。これらの技術は、名古屋城築城以来現代まで伝承され、郷土玩具などの製作や名古屋の伝統工芸などにも生かされています。

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<本丸御殿復元に生かされた様々な技>

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<本丸御殿復元に使われた木曽檜>

 場所は天守閣の裏手で、木々が多いエリアにあります。重要文化財に指定されている北西隅櫓や乃木倉庫なども近くにあります。建物は平屋の古民家風の作りで、名古屋城の散策の休憩所としても利用できます。

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<御深井丸エリア>

# by haru_tsuji | 2025-12-25 06:00 | 中区・中村区・北区・東区・西区 | Comments(0)

 伝統的建物群保存地区に指定されている有松。日本遺産にも認定され多くの観光客が訪れますが、有松の古民家はほとんど私有地で、公開されている建物はあまりありません。そんな中唯一無料公開されている施設が岡家住宅です。岡家は江戸時代の商家の特徴をよく残していて、2階には虫籠窓(むしこまど)と呼ばれる格子窓や、塗籠造(ぬりごめづくり)と呼ばれる漆喰で塗り固めた 白壁などが特徴的です。

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<岡家>

 岡家は東西に伸びる有松の町並みの西側にあり、江戸時代末期に建てられたと言われています。当時は絞り問屋 丸屋庄助の店で、小田切春江の錦絵にも描かれています。昭和10年この店は岡家が買い取り、絞り問屋 岡兼商店として営まれましたが結局廃業となり、令和3年名古屋市が購入しました。購入時室内はかなり荒れた状態だったようですが、名古屋市は改修し、その後一般公開されました。

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<東海道五十三次:鳴海(絞店が描かれていて有松を描いていると言われています。)>

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<小田切春江が描いた丸谷丈助の店>

 岡家では土日にボランティアの方たちが常駐していて住宅内を説明してくれます。また座敷内には絞りの反物が並べられていて、実際に触ってみることも出来ます。丸屋丈助時代の「丈」と書かれた暖簾も展示されていました。

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<絞りのサンプル>

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<丸屋丈助の暖簾>

 下記写真は絞りの「湯のし」と言う工程で使う道具です。絞りでは模様をつけるため、布の一部を糸でくくったりしますが、染色後反物にシワができてしまうため 最終工程として反物に蒸気を当て生地の幅を整える作業が必要です。昔は下記道具に反物を乗せ、蒸気をあて、湯のし作業を行っていたそうです。

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<湯のしの道具>

 座敷には「聨(れん)」と言う漢詩の一部が書かれた板が掲げられていました。この漢詩は孟浩然という唐(古代中国) 時代の詩人が作った漢詩で、格調の高さが感じられます。

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<柱に掲げられた聨(れん)>

 釜場も公開されています。有松は江戸時代大火の経験があるため、防火のため壁・柱 ・梁など全てを土壁で塗り固めています。

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<釜場>

 この住宅には庭や蔵もありますが、まだ荒れた状態になっているため、一般公開されていません。名古屋市はこれから整備し、将来公開する予定になっているそうです。

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<岡家の標札>

# by haru_tsuji | 2025-12-20 06:00 | 緑区 | Comments(0)

南山大学人類学博物館

 今回は南山大学のキャンパス内にある「人類学博物館」を紹介します。この施設は民俗学や考古学などに関する展示が豊富で、誰でも無料で見学することができます。

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 展示は大きく4つのカテゴリーに分かれています。1つ目は「信仰と研究」です。南山大学はカトリック系の大学ですが、大学の母体となる神言修道会のマリンガー神父が収集したヨーロッパの旧石器時代の石器等が展示されています。

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<マリンガー神父のコレクション(旧石器時代の石器)>

 2つ目は「南山大学の人類学・考古学研究」です。南山大学の調査研究によって収集された南山大学東ニューギニア学術調査団の民族誌資料や、名古屋市の高蔵遺跡・瑞穂遺跡から発掘された弥生式土器などが展示されています。

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<東ニューギニア学術調査団の資料>

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 3つ目は「南山に託す」です。寄贈による資料群で、人類学者西江雅之氏や上智大学の調査団による民族資料、名古屋市指定文化財である大須二子山古墳出土資料などが展示されています。

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<西江雅之氏コレクション>

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<大須二子山古墳出土品>

 4つ目は「昭和のカタログ」です。主に昭和30年から40年代の暮らしの品々が展示されています。テレビや氷冷蔵庫など 昭和時代の道具がカタログのように並んでいます。

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<昭和のコレクション>

 博物館は大学の正門を入り、左側にあるR棟の地下一階です。開館日は火曜から土曜日で、10:00〜16:30が開館時間です。博物館では講座やワークショップなどが開催されることもあります。

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<MAP>

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<南山大学正門>

# by haru_tsuji | 2025-12-15 06:00 | 千種区・名東区・守山区 | Comments(0)