「朝早く目が覚めるのに、パワーが出ない」──その体のサインを見逃さないために

 

■ 状況の整理

今朝は4:30に目が覚めた。
普段は7:30起床だから、3時間も早い。
ただ、体の疲れは感じない。むしろスッキリ起きられた。
それなのに、いざマラソン練習に出てみると、スピードもパワーも出ない。

こういうとき、体は何を訴えているのだろうか。


■ 起きているのは「肉体の疲労」ではなく「神経の疲労

疲れを感じないのにパフォーマンスが落ちるとき、多くの場合は「中枢神経の疲労(CNS fatigue)」が関係しています。
肉体は回復していても、交感神経が高ぶり、睡眠の質が下がっている状態です。

この「早朝覚醒」は、実はよくあるサインです。

  • 夜中に眠りが浅くなる

  • 自律神経が興奮している

  • コルチゾール(ストレスホルモン)が高め

  • 心拍変動(HRV)が低下している

体は「まだ追い込まないで」と伝えているのに、本人は疲れを感じにくい。
だから無理を重ねやすく、オーバートレーニングや慢性疲労に発展することがあります。


■ 対応策:3日間の「リカバリーウィーク」を設ける

この段階で最も重要なのは「立ち止まる勇気」です。

  1. レーニング負荷を3〜5割に落とす
     ジョグ中心、または完全休養を2日入れる。

  2. 夜のスマホ・PCを1時間早くオフにする
     交感神経の興奮を抑え、副交感神経優位に。

  3. 夕食後の入浴をしっかり取る(40℃×15分)
     体温リズムを整えると、早朝覚醒が改善しやすい。

  4. 睡眠の質を可視化する(Garmin、Ouraなど)
     「主観的な疲労」ではなく「客観的データ」で判断する。

3日ほどで睡眠リズムが戻り、自然とパワーも回復してくることが多いです。


■ 練習がうまくいかないときこそ「伸びしろ」

走力が上がってくると、神経も負荷を受ける。
早朝覚醒は「成長の過程で出る警告灯」と考えてもいい。
このサインを見逃さず、リカバリーを戦略的に組み込める人が、最終的に強くなります。


■ まとめ

  • 朝早く目が覚めるのは「オーバートレーニングの前兆」かもしれない

  • 疲れを感じなくても、パフォーマンス低下があれば神経疲労を疑う

  • 3日間の回復期を設け、睡眠と自律神経を整える

  • 成長のサインとして前向きに受け止める