易暮し by 暖淡堂

易から学ぶ、古典を学ぶ、穏やかな暮らし

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上堂(3)「赤肉團上有一無位真人」(この肉の塊である身体には無位の真人がいて) 「臨済録」より

こんにちは、暖淡堂です。 今回は「上堂」の3回目。 臨済禅のキーワードの一つ、「無位の真人」が出てきます。 「赤肉團上」とは、いままさに生きているこの肉体のこと。 「赤肉團」 強い印象をもたらす言葉ですね。 これは血の通った肉体のこと。 心臓のこ…

上堂(2)「大悲千手眼、那箇是正眼」(大悲千手の観音菩薩の手のひらの眼は、いったいどれが真っ直ぐに向き合う眼なのか) 「臨済録」より

こんにちは、暖淡堂です。 今回は「上堂」の2回目です。 河北を治めていた藩鎮の一つ、成徳府(成徳軍節度使)主の王常侍に依頼されて行われた説教の続きです。 この日、臨済は王常侍から説法を依頼され、修行僧たちが集まる堂で上座に上ります。 臨済が話し…

終わりを安泰とするか、身包み剥がれるか 23 山地剝

周易(易経)の卦辞の原文を順に記事にしています。

気がついたら大きく変わっている 沢火革【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 年が明けて、もう3日。 早いです。 今年も早い早い。 郷里に帰省されていた方は、そろそろ自宅に戻る頃でしょうか。 道中どうぞお気をつけて。 年末年始、気温の変化が大きいですね。 今朝は雪が積もっているし。 皆様、風邪などひ…

上堂(1)「府主王常侍、與諸官請師升座」(成徳府主の王常侍が諸官とともに師に説法を依頼した) 「臨済録」より

こんにちは、暖淡堂です。 「臨済録」の内容を紹介しています。 前回の記事は序文でした。 序文は、「臨済録」に書かれている内容の全体像を把握するために、非常に好適な文章になっています。 序文を読むことで「臨済」という人物や「臨済録」という書物が…

鎮州臨濟慧照禪師語錄序 「臨済録」から

こんにちは、暖淡堂です。 「臨済録」の現代語訳の作業を一通り終えました。 今回は序文。すでに一部を記事にしていますが、今回は序文全文をあらためて紹介します。 漢文を学ぶときに、原文を書き下し文(訓読文)にするということが通常行われるのですが、…

臨済の四照用 古典としての「臨済録」に学ぶ

こんにちは、暖淡堂です。 古典「臨済録」について、少しずつ紹介します。 「臨済録」を仏教の経典としてよりも、古典として読んで、とても面白いと思いました。 このブログでは、「臨済録」の一読者として、僕なりに、わかったことや考えたことを書いていき…

戦国武将が読んだ「十八史略」って、いつ頃書かれたもの?

十八史略とは 徳川家康をはじめとする戦国武将たちも愛読した「十八史略」。 これは中国で書かれた歴史の書物です。 内容は太古の伝説的な出来事から始まって、歴代の国のことを書いて、最後はモンゴルが南宋の支配圏を飲み込むまで。 特に宋(北宋)から南…

伊尹(いいん)について 殷(商)の成立:十八史略から

伊尹という人物について 古代の覇者には優秀な補佐役がいました。 斉の桓公には管仲、周の文王、武王には太公望呂尚、殷の湯王には伊尹。 この最後に出てくる伊尹(いいん)ですが、日本ではあまり知られていません。 どのような人物だったのでしょうか。 伊…

中国太古は木徳の王から始まる 十八史略原文データ化PJ

こんにちは、暖淡堂です。 十八史略原文の電子データ化を進めています。 ずいぶんと長い書物なので、時間がかかっています。 忘れかけている部分も多いので、十八史略の始まりを、振り返ってみたいと思います。 ***** 「太古」は「天皇てんこう氏」から…

上に積み上げたものは崩れる 足場の広さに応じた高さがある 山地剝【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 じわりじわりと年末。 今年ももう残すところ数日。 今年は、どのくらいできたのかな。 どのくらい進めたのかな。 そんなことを考えながら日々を暮らしています。。 で、卦を立ててみました。 山地剝でした。 ekilife.hatenadiary.c…

大人虎變、君子豹變、小人革面 変わるべき時 沢火革【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 今年はもう残り10日ほど。 じわりじわりと終わりに近づいています。 大きな予定はないのですが、それでもなんだか落ち着かないですね。 とりあえずは、お風呂掃除でもしようと思います。 で、卦を立ててみました。 沢火革が得られ…

年齢を受け入れることで、得られるものがたくさんある 離爲火【易暮し】

新井白蛾はこの卦は、学者や僧侶などにとってはいい卦であると言っています。 明晰さが示されるからでしょう。 ただ、孤立します。 他の人々から離れてしまいます。 一般の人にとっては辛い状況かもしれません。

「臨済録」という書物のこと【古典文学:臨済録】

古典文学 こんにちは、暖淡堂です。 相変わらず色々な本を読んでいるのですが、その中でも最近時間を見つけては少しずつ読み進めているのが「臨済録」です。 このところ、一番手にする回数の多い書物かもしれません。 「臨済録」は中国の唐の時代の後半に生…

臨済はどのように修行を始めたか 臨済録序文の冒頭より

こんにちは、暖淡堂です。 今回はどのように臨済が修行を始めたのか、それが書かれている部分。 序文の一番初めの部分を紹介します。 「散木の小屋」で紹介した馬防の肩書きの文章のすぐ後に続くところです。 黃檗山頭、曾遭痛棒。大愚肋下、方解築拳。 かつ…

臨済録 原文全文 活き活きとした禅の言葉の奔流

中国の唐の時代の禅宗の僧、臨済の言行を記録した「臨済録」。 その原文全文を整理して、以下のサイトに置きました。 臨済が修行し、また後進の学僧たちを指導した時代は唐の時代の末期。 唐は玄宗皇帝の時代に起こった安史の乱の後、国内を力のある軍閥が分…

日々学び、また学ぶ 山水蒙 【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 今朝はさらに寒くなりました。 布団から出るのが辛かったです。 もう12月。 上旬も半ばを過ぎて。 年越しの準備をしないといけないですね。 日々の過ぎるのが早い。 で、卦を立ててみました。 山水蒙が得られました。 ekilife.hate…

井田亀学 「易学通解」 嘉永四(1851)年再刻 上下

井田亀学、易学通解、嘉永四年 こんにちは、暖淡堂です。 江戸時代の易学の解説書「易学通解(井田亀学)」を、2025年の神田古本まつりの期間中に入手しました。 数年前、易学小筌(新井白蛾)を購入した古書店、松雲堂書店のお店の中に積まれていたのを、た…

食事でつながる 火風鼎 【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 今年ももう残りひと月ほどになってしまいました。 早いものです。 忙しいなあって思いながらも、これまで大きな病気をすることもなく過ごせました。 このまま今年を乗り切って、来年に繋げたいもの。 日々、穏やかに、無事に。 そ…

水面を渡る風 風水渙【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 気がついたら11月ももう下旬。 今年は残り1月と1週間ほど。 さて、今年はどれくらい成長できたでしょう。 どこまで行けたでしょうか。 どれだけのことができたかな。 やろうと思って、まだやっていないこともいくつかあります。 …

「肌触りの良さ」との付き合い方 沢山咸【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 それなりに秋らしくなってきました。 夜が長くなりましたね。 1日が終わるのが早い気がします。 こんな感じで、今年も終わっていくのでしょうか。 残り2ヶ月。 日々を大切に過ごしたいものです。 で、卦を立ててみました。 沢山咸…

どこに戻るか 地雷復【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 急に気温が低くなりました。 夜涼しいと、よく眠れてよいですね。 夏の疲れを癒したいところ。 今年の夏は記録的に暑かったので、もしかしたら記録的な夏バテが始まるのかもしれません。 インフルエンザやその他の伝染病が流行って…

そろそろ動く、ゆっくりと、着実に 雷地豫【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 今朝はちょっと気温が低めですが、この後また暑くなるようです。 今年はなんだかいつまでも暑いですね。 気温がこれだけ高い日が続くと、きっと気づかないうちに変わってしまっているものもあるかもしれません。 今年の体力の低下…

休むことはとても大事 雷山小過【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 台風が通過して、今朝は涼しくなりました。 心地よくて、二度寝していました。 これからは、秋らしくなっていくのでしょうかね。 一雨ごとに秋が深まっていく。 そんな穏やかな季節の変わり目を感じたいものです。 で、卦を立てて…

状況を受け入れるのは 次に進むための準備 天雷无妄【易暮し】

「无妄(むぼう)」は迷いがないこと。 正しい心で物事に取り組めば、願いが叶うこと。 ただし、正しい心と言っても、世の中の「正論」を集めてきて心に詰め込むのはよくないですね。 心の中であれこれと衝突が起こってしまいます。 菅子四篇にある「心術」…

過ぎ去るもの いつも近くにあるもの 巽爲風【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 もうしばらくは暑い日が続きそうですね。 熱中症にはお気をつけて。 そういえば昔は日射病ともいいましたね。 最近は日陰にいても倒れてしまうことがあって。 なんだか、四季の様子がすっかり変わってしまった感じがします。 天候…

健康であること、理性的であること 火天大有【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 九州の方では大雨のようで。 被害がこれ以上大きくならないことをお祈りします。 関東もこの後しばらくは天候が不安定なようで。 これまでの凶暴な暑さの次に大雨ということになるのでしょうか。 まるで何かが試されているような気…

我慢もほどほどに… 水沢節 【易暮し】

上卦の坎は危難、困難な状況。 下卦の兌は喜び。 困難な状況を前にして、心には喜びがあります。 楽しみながら困難な状況を乗り越えていく形。 過剰に苦労している気になる必要はありません。 難しい問題も、少し整理して解きほぐすと、それぞれではそれほど…

足元は意外に弱いかも 火風鼎 【易暮し】

こんにちは、暖淡堂です。 暑い日が続いています。 どうぞ皆様、体調にはお気をつけてお過ごしください。 暑いので、普段よりも生活の中で気をつけないといけないことが増えていますね。 無理せず、自分の健康、健やかな暮らし第一で乗り切っていきましょう…

「助ける」ことは、一人きりでは成立しない 水山蹇

こんにちは、暖淡堂です。 関東も梅雨明けしましたね。 これから本格的な夏。 暑い日が続きそうです。 暑さに負けず、元気に過ごしていきましょう。 夏にしかできない楽しみもあります。 夏にしか作れない思い出も。 で、卦を立ててみました。 得られたのが…