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- バーディーや3連続パー後に、なぜ崩れる? スコアを安定させる「引き算」と「3ホール思考」
好スタート後に緊張や欲が生まれ、スコアを崩してしまう原因は「メンタルの揺れ」。心とスコアを安定させるために有効な「引き算カウント」と「3ホール×6回」の考え方を、プロ指導者が解説する。
心の“揺れ”が、スコアの“波”につながってしまう
スタートホールから3連続パーで好発進! そのまま無難にプレーすれば、ベストスコアも更新できそうな流れなのに、妙にドキドキして落ち着かなかったり、なぜか萎縮して自分にブレーキをかけてしまった……。そんな経験はないでしょうか。
それとは反対に、「今日はいける!」と調子に乗ってドライバーを振り回しすぎたり、突然の大叩きをきっかけに、ずるずるとスコアを崩してしまった経験がある人もいるかもしれません。

これらはまさに、ゴルフがメンタルスポーツと言われる所以です。では、どのようにすれば良い流れに乗り続けることができるのでしょうか。ブリヂストンゴルフアカデミーのインストラクター・渡辺由香さんは、次のように話します。
「ゴルフというスポーツは、天候や芝の状態、自分自身の体調やスイングの調子などに加え、ちょっとした運にも左右されます。そのため、もともとスコアの“波”が大きくなりやすい競技です。
とくにアベレージゴルファーの場合はその傾向が顕著で、日替わりで調子の良し悪しが出るどころか、午前と午後のハーフで別人のようになってしまうケースも珍しくありません。その原因は、技術的なものよりも、メンタルにあることが多いように思えます。
ゴルフでは、欲・迷い・恐れ・焦り・イライラ・緊張・油断といった心の“揺れ”が、プレーやスコアにダイレクトに反映されます。そのため、プレー中は常に心を穏やかでニュートラルな状態に保つことが大切です。
それは、そこまでのスコアが良くても悪くても同じです。たとえば直前のホールでバーディを取ろうが、トリプルボギーを叩こうが、すでに終わったことは頭から消し、今やるべきこと、今できることに集中する。その積み重ねが、心とスコアの安定につながっていきます」
“引き算”もしくは“3ホール×6回”のラウンド術
メンタルの重要性は多くのゴルファーが理解している一方で、いざ本番のラウンドとなると、そう簡単には実践できないかもしれません。そんな人に向けて、渡辺さんは2つのラウンド術を教えてくれました。
「1つ目は、スコアを足し算ではなく、引き算でカウントしていく方法です。この方法の狙いは、数字が増えていくことによる“心理的なプレッシャー”から解放される点にあります。とくにおすすめなのは、100切りや90切りを目指している方です。
やり方はシンプルで、ラウンド前にその日の目標スコアを決め、そこから打った回数を引いていくだけ。目標スコアが99なら、たとえばスタートホールで6打、次のホールも6打かかったとしても、『あと87打も打てる』と、気楽な気持ちでラウンドできるはずです。
一方で、上がり3ホールあたりからは数字のプレッシャーが襲ってくるかもしれません。ただ、その頃には心身ともに十分ほぐれているはずなので、プレッシャーを楽しむ余裕が生まれている可能性もあります。前向きな気持ちで挑んでほしい場面ですね」
「2つ目は、18ホールを3ホールずつに区切り、3ホールを6回繰り返すイメージでラウンドする方法です。もちろん、すでに終えた3ホールのことは、きれいさっぱり忘れることが大切です。
この方法のメリットは、集中力を維持しやすく、気持ちの切り替えもしやすい点にあります」
渡辺さんは最後に、「少しでも良いスコアで回りたい気持ちはよく分かりますが、ゴルフの魅力はスコアだけではありません。スコアを意識しすぎず、ミスを許容する大らかな気持ちで、ラウンドという非日常やゴルフ仲間との時間を存分に楽しんでほしいですね」と、笑顔で付け加えてくれました。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「7.1」。
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